ワークデイ(WDAY)四半期決算|22年3Qは+20%に減速

人事や財務サービスを提供するワークデイは、コロナで恩恵を受けた銘柄のひとつです。在宅ワークでオンラインの需要が急増し、売上高と利益は加速しています。22年2Qの売上は前年比+21%、3Qは+20%と減速していますね。

  • 「右肩上がりで成長し続け、赤字でも株価は4倍になる…」
  • 「コロナ禍でも追い風で、20年3月から株価は2倍に増える…」
  • 「SaaS系の超優良企業だが、予想PER63倍は割高なのか…」

ワークデイは、人事と財務関連のクラウドアプリを提供する米国企業です。フォーチュン500の40%以上が、コア人事システムに同社のサービスを採用しています。人事ソフトの市場シェアは1割前後と小さいが、業界大手からシェアを奪い急成長しています。

個人的には、ワークデイは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、売上は安定して右肩上がりで、営業CFも順調に拡大してるからです業界最大手であるオラクルやSAPからシェアを奪う形で急成長しています。また、21年3Qの売上は前年比+20%で、営業利益率3.3%で黒字にも成功しています。

PERは割高水準にあるが、今後も現在の成長率20%を維持しそうです。

人事ソフトの市場シェアは1割前後と小さく、まだまだ成長余地が高いと言えます。また、人工知能関連にもフィールドを広げるなど積極的に投資を進めてます。22年11月の予想PERは31倍と順調に低下していますね。

大きく株価が下落する局面があれば投資したいですね。

WDAYの投資判断したい人向け
  1. ワークデイの4半期決算(22年8-10月)は?
  2. ワークデイの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 赤字企業だが2桁成長で拡大、予想PER82倍は割高か?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ワークデイ(WDAY)の四半期決算は?

ワークデイ(WDAY)の四半期決算を紹介します。

22年1Q決算(22年4月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:14.34億ドル(前年比+22%)◯
  2.  Subscription Services:12.72億ドル(+23%
  3.  Professional Services:1.62億ドル(+14%
  4. 営業利益:−0.72億ドル(前年度−0.38億ドル)
  5. 純利益:−1.02億ドル(前年度−0.46億ドル)
  6. 1株当たり利益:−0.41ドル(前年度−0.19ドル)◯

22年2Q決算(22年7月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:15.36億ドル(前年比+21%
  2. 営業利益:—億ドル(—%)
  3. 純利益:−0.64億ドル(−160%)
  4. 1株当たり利益:0.83ドル(−32%)

22年3Q決算(22年10月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:15.99億ドル(前年比+20%)◯
  2.  Subscription Services:14.32億ドル(+22%
  3.  Professional Services:1.66億ドル(+7%
  4. 営業利益:−0.26億ドル(前年度0.23億ドル)
  5. 純利益:−0.74億ドル(前年度0.43億ドル)
  6. 1株当たり利益:−0.29ドル(前年度0.17ドル)◯

3Qの売上高は前年比+20%で15.99億ドル、営業利益は−0.26億ドルでした。22年1Qと2Qに引き続き、3Qの売上も伸びています。営業利益率は−1.6%と赤字幅が改善しています。

人事と財務関連のクラウドアプリは、コロナ禍でも好調でした。しかし、経済再開後の2Q以降も引き続き好業績が続いていますね。3Qには黒字化にも成功し、営業利益率も改善していきそうです。

22年4Qの売上予想は、16.31億ドル(+18%)と弱いです。23年通期の売上予想は、61.01億ドルとしています。

Workday の共同創設者であり、共同 CEO 兼会長である Aneel Bhusri は、次のように述べています。 「現在のマクロ環境が不確実性を増していることは間違いありませんが、従業員の素晴らしい仕事と継続的なイノベーションにより、長期的な機会と道を切り開く能力に自信を持っています。」

Workday の共同 CEO である Chano Fernandez は次のように述べています。 「今後も、業界への投資と、オープンで接続されたパートナー エコシステムによるイノベーションの推進に注力していきます。これは、お客様の成功に不可欠です。」

Workday の最高財務責任者であるバーバラ ラーソン (Barbara Larson) は、次のように述べています。 「私たちの最新の見通しは、現在の環境のバランスを取りながら、ビジネスの継続的な勢いとビジネスモデルの力を反映しています。2023年度のサブスクリプション収益ガイダンスの下限を55億5500万ドルから55億5700万ドルの範囲に引き上げています。または22%の成長. また、健全な成長と収益性を実現するという私たちのコミットメントを反映して、2023会計年度の非GAAP営業利益率のガイダンスを19.2%に引き上げます。」

参考:Workday Announces Fiscal 2023 3Q

22年4Q決算(23年1月…)

22年2Q決算は、23年2月30日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ワークデイ(WDAY)の10年の損益計算書は?

ワークデイは12年に55ドルで上場しました。株価は順調に上昇し続けていますね。20年3月に116ドルに急落するも、21年2月に最高値281ドルを付けています。22年12月は155ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に上昇しています。過去10年間で売上高は32倍も増加しています。また、営業損失額も徐々に縮小傾向にあり、21年の営業利益率は−5.8%です近い将来に黒字化するのは間違いないですね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。赤字企業だがBPSは順調に拡大しています。ただし、BPSの赤字幅の縮小は緩やかで、黒字化にはまだ時間が掛かりそうですね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に増加しています。人事や財務のクラウドアプリは、設備投資が少ない優良ビジネスですね。赤字決算は継続しているが、早い段階で営業CFは黒字化に成功しています。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ワークデイ(WDAY)の注目ポイントは?

ワークデイ(WDAY)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ワークデイは、人事と財務関連のクラウドアプリを提供するSaaS系です。フォーチュン500の40%以上が、コア人事システムに同社のサービスを採用しています。

注目1:サブスク型が売上高の85%を占めている?

参考:Workday reports better-than-expected Q3 2020 results

ワークデイの四半期毎の事業別売上高推移です。

ワークデイは順調に売上高を増やしてきた事が分かります。サブスク型で提供しているサービスは、売上高全体の85%を占めています。プロフェッショナルはコロナ禍で減速しています。その理由は、外出規制で営業やサポートが難しいからです。

全体的には、オンラインだけで完結できる同社のサービスは需要が高いです。

順調に顧客数を増やし、世界で8000社以上がワークデイのサービスを利用しています。フォーチュン50の60%、フォーチュン500の40%以上が、人事基盤に「ワークデイ」を採用しています。

では、ワークデイは人事管理システムでどれだけの市場シェアを持つでしょうか?

注目2:業界最大手はワークデイで1割のシェアを持つ?

参考:Top 10 HCM Software Vendors

人的資本管理ソフト(Human Capital Management)の上位10社です。

ワークデイは人的資本管理ソフトで最大のシェアを持ちます。2番手にはドイツのSAP、マイクロソフトなどの大手ハイテク企業、人事管理の米国ADPが続きます。HCM市場は寡占化されておらず、その他に占める割合が大きいですね。

業界最大手のワークデイの成長率は34%と最も高いです。過去にワークデイは、大手SAPやオラクルのシェアを奪う形で成長してきました。

注目3:オラクルとSAPからシェアを奪い急成長した?

参考:人事管理・財務管理クラウドでオラクル・SAPからシェアを奪う

少しデータが古いが、13年から16年の業界シェアです。

業界大手のSAPやオラクルから、シェアを奪う形で成長してきました。16年のワークデイのシェアは7%まで拡大しています。現在ではフォーチュン500の40%以上の企業がコア人事システムにワークデイを採用している。

ワークデイはAIの活用も積極的に導入し始めています。具体的には、顧客企業の優秀な従業員が1年以内に辞める確率を高い精度で予測できます。AIに強いマイクロソフトのLinkedInが競合になりそうです。

まだまだ成長期にある企業で、今後も売上高は増えそうです。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ワークデイ(WDAY)の四半期決算は?

ワークデイの注目ポイントは...
  1. 12年に上場した、人事と財務サービスを提供する米国企業
  2. フォーチュン500の40%以上が、人事システムに採用してる
  3. 人事ソフトの市場シェアは1割と小さいが、業界最大手である
  4. 業界大手のオラクルやSAPからシェアを奪い、急成長した
  5. 赤字企業だが、売上高は過去10年で32倍に増加している
  6. 16年からフリーCFは黒字、投資が少ない優良ビジネスだ

個人的には、ワークデイは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、売上は安定して右肩上がりで、営業CFも順調に拡大してるからです業界最大手であるオラクルやSAPからシェアを奪う形で急成長しています。また、21年3Qの売上は前年比+20%で、営業利益率3.3%で黒字にも成功しています。

PERは割高水準にあるが、今後も現在の成長率20%を維持しそうです。

人事ソフトの市場シェアは1割前後と小さく、まだまだ成長余地が高いと言えます。また、人工知能関連にもフィールドを広げるなど積極的に投資を進めてます。22年3月時点の予想PERは63倍と高いが、割高だとは思っていません。

大きく株価が下落する局面があれば投資したいですね。

ワークデイとビジネスモデルが似てる企業でサービスナウがあります。サービスナウは業務効率化のITサービスを提供し、SaaS型モデルで19年に黒字に成功しています。業界最大手でITサービスマネジメントで4割の市場シェアを持ちます。

参考:サービスナウ(NOW)四半期決算|業務効率化ITサービスでシェア4割

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です