テラドック(TDOC)四半期決算|前年比+109%でも株価は暴落

遠隔医療のテラドックは、コロナで最も恩恵を受けた銘柄のひとつです。20年あたりから株価は上昇し始め、21年2月で3.4倍にも高騰しています。しかし、21年2Qも売上も前年比+109%で拡大するも、株価は最高値から50%も暴落しています。

  • 「コロナは追い風で、株価は20年から3.4倍にも高騰…」
  • 「遠隔医療は規制緩和が進み、28年に市場規模は4倍になる…」
  • 前年比+150%成長なのに、株価が暴落している理由は…」

テラドックは、遠隔医療のプラットフォームを提供する米国企業です。医師は24時間体制で、月額会員はネットやビデオで自由にアクセスできます。遠隔医療の規制緩和の後押しがあり、21年は3桁で売上高が拡大し会員数は5千万人を超えています

しかしながら、個人的にはテラドックは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、過去に黒字化したことがない上に、営業損失額は21年に拡大してるからです。19年は営業利益率が−13%まで改善するも、20年は−38%まで悪化しています。遠隔医療は差別化要素が難しく、儲かりにくいビジネスだと言えます。

規制緩和により、遠隔医療関連のスタートアップは増え続けています。

また、アマゾンが本格的に参入するなど、競争は激化しています。「Amazon Care」は従業員のための総合的な福利厚生パッケージを企業単位で提携するため、ビジネスモデルや顧客層はテラドックと重なります。

アマゾンの有料会員数が1億人、薬の配送など競争優位性が高いですね。21年2Qは前年比109%の高い成長率だが、引き続き株価は下落が続きます。成長率が高いのは魅力だが、赤字決算が続くなど個人的には投資したい銘柄ではありません。

テラドックの投資判断したい人向け
  1. テラドックの4半期決算(2021年1-3月)は?
  2. テラドックの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 3桁で売上高が成長するも、投資すべきでない理由は?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

テラドック(TDOC)の四半期決算は?

テラドック(TDOC)の四半期決算を紹介します。

20年4Q決算(20年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:3.83億ドル(前年比+144%
  2. 営業利益:−4.01億ドル(−2958%)
  3. 純利益:−3.94億ドル(−1968%)
  4. 1株当たり利益:−3.07ドル(−1080%)

21年1Q決算(21年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:4.54億ドル(前年比+150%
  2.  Access Fees Revenue:3.88億ドル(+183%
  3.  Visit Fee Revenue:0.54億ドル(+24%
  4.  Other:0.11億ドル(—%)
  5. 営業利益:−0.783億ドル(−351%)
  6. 純利益:−2.00億ドル(−574%)
  7. 1株当たり利益:—ドル(—%)

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:5.03億ドル(前年比+109%
  2.  Access Fees Revenue:4.34億ドル(+138%
  3.  Visit Fee Revenue:0.59億ドル(+1%
  4.  Other:0.09億ドル(—%)
  5. 営業利益:−0.789億ドル(前年度−0.071億ドル)
  6. 純利益:−1.338億ドル(前年度−0.256億ドル)
  7. 1株当たり利益:−0.86ドル(前年度−0.34ドル)

2Qの売上高は前年比+109%で5.03億ドル、営業利益は−0.789億ドルでした。20年に高い売上成長率は続くも、勢いは減速していますね。営業利益率は−15%と引き続き赤字です。

経済再開が進み、有料会員数は前年比+1%で減速しています。

ただし、有料会員数は5150万人、フォーチュン500の40%以上の企業が利用するなど、競争優位性は高いです。海外展開にも積極的で米国以外では175カ国に進出、海外売上高比率は2割弱です。

成長率の鈍化は懸念されるも、強力なプラットフォームに変わりはないですね。ただし、21年3Qのガイダンスは引き続き弱いです。売上予想は5.10-5.20億ドル(前年比+77-80%)と、さらに減速します

 

21年3Q決算(21年9月…)

21年2Q決算は、7月28日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

テラドック(TDOC)の10年の損益計算書は?

テラドックは15年に28ドルで上場しました。株価は緩やかに上昇していたが、コロナによる都市封鎖で株価は急騰しています。21年2月に最高値293ドルを付けるも、8月は151ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高はかなり順調に伸びています。20年の売上高は10.9億ドル、7年で50倍にも増えました。しかしながら、課題は利益率の低さで、20年の営業利益率は−38%にも拡大しています。

営業損失額は拡大し続けており、一向に黒字化する見通しはないです。営業利益が増えない理由は、競争激化にあると思っています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。売上高の上昇に伴い、BPSは順調に増加しています。20年にBPSが大きく増えたのは、新たな資金調達とリボンゴヘルス買収によるものだと思います。自己資本比率は90%と高いです。

BPSと対照的に、EPSは20年に大きく下落しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、19年以外は全て赤字ですね。20年はコロナ禍で売上高が伸びたが、営業CFは依然として赤字です。遠隔医療ビジネスは競合も多く、利益を得にくいビジネスだと言えますね。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

テラドック(TDOC)の注目すべきポイントは?

テラドック(TDOC)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。テラドックは、月額制で会員は医師に24時間アクセスでき、遠隔医療のプラットフォームを提供しています。20年時点で会員数は5150万人で、法人で契約する顧客も多いです。

注目1:遠隔医療市場は28年には4倍の2989億ドル?

参考:Telemedicine Market Size, Share & Trends Analysis Report

米国の遠隔医療の市場規模の推移です。

米国の遠隔医療市場は21年に727億ドルでした。年率22.4%で拡大し、28年には4倍の2989億ドルに拡大すると予想されています。コロナを契機に、先進国や中国で規制緩和が進んでいますね。

オンライン医療で強いのが米国よりも中国で、AIを活用した遠隔医療が進んでいます。では、テラドックの業績はどれくらい好調なのでしょうか?

注目2:ユーザー単価は慢性患者数は右肩上がりで増加?

参考:TELADOC 1Q-21 Quarterly Results

21年1Qの決算資料による、テラドックの業績推移です。

支払いした会員数(右上図)の数は増えていません。しかし、売上高(左上図)やPMPM(右下図)はしっかりと伸びていますねPMPMとはper member per monthの略で、ひと月あたりのユーザー単価です。

リボンゴヘルスを買収したことで、慢性的なケアの登録者数も増えています。慢性的なケアとは、糖尿病や高血圧などの継続的な治療です。

では、テラドックの市場シェアはどれくらいあるのでしょうか?

注目3:16年時点の診療件数は75%の市場シェア?

参考:米国でNo.1シェアのオンライン診療サービス

テラドックが公表する、16年時点のテレヘルスの市場シェアです。

テラドックが占めるの市場シェア(遠隔医療サービス)は、診療件数ベースで70%だと言います。16年時点の会員数は2200万人、21年現在は5150万人にも及びます。

しかしながら、現在は競合が増え、儲かりにくいビジネスだと思います。

世界中で規制緩和が進み、競合企業は着実に増え続けていますね(参考:医療崩壊を防げ 遠隔診療スタートアップ12社)。テラドックのビジネスモデルは、医師と患者を増やしプラットフォームを提供するだけで差別化できる要素は少ないです

先行する中国でも、アリババやテンセントが参入し黒字化企業は皆無です。

将来的にテラドックの脅威となる企業は、アマゾンの「Amazon Care」です。従業員のための総合的な福利厚生パッケージを企業単位で提携するため、ビジネスモデルは重なります。また、オンライン医療だけではなく、物流網を生かして薬の配送も行います。

参考:アマゾンがオンデマンドの医療サービス

アマゾンの有料会員数は1億人で、アマゾンの方が優位性が高いですね。

テラドックも市場拡大に合わせて会員数を確保すると思うが、アマゾンほどは売上が伸びないかもしれません。21年に営業損失額が膨らんでいるのも、競合による競争優位性が低下しているからかもしれないですね。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:テラドック(TDOC)の四半期決算は?

テラドックの注目ポイントは...
  1. 15年に上場した、遠隔医療を提供する米国企業である
  2. 月額制で24時間体制の医療プラットフォームを提供する
  3. 売上高は右肩上がりで拡大、21年1Qは前年比+150%
  4. 営業利益率は−13%に改善するも、21年は−38%に悪化
  5. 遠隔医療は規制緩和が進み、新興やハイテクの競合が増える
  6. Amazon Careが本格的にサービス開始し、競争は激化する

個人的には、テラドックは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、過去に黒字化したことがない上に、営業損失額は21年に拡大してるからです。19年は営業利益率が−13%まで改善するも、20年は−38%まで悪化しています。遠隔医療は差別化要素が難しく、儲かりにくいビジネスだと言えます。

規制緩和により、遠隔医療関連のスタートアップは増え続けています。

また、アマゾンが本格的に参入するなど、競争は激化しています。「Amazon Care」は従業員のための総合的な福利厚生パッケージを企業単位で提携するため、ビジネスモデルや顧客層はテラドックと重なります。

アマゾンの有料会員数が1億人、薬の配送など競争優位性が高いですね。21年5月時点で株価は最高値の半値まで下落しているが、さらに下落が続くならば投資を検討したいですね。ただし、アマゾンが競合企業にあるため、積極的に投資できる銘柄ではないです

価格比較で最安値の処方箋を提供するグッドアールエックスも競合企業です。なぜならば、コロナによる都市封鎖で、遠隔医療事業を開始したからです。コロナ以前の営業利益率は36%と高く、顧客満足度が高い医療×テック企業です。

参考:グッドアールエックス(GDRX)の四半期決算|薬局の価格比較アプリ

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