リーガルズーム(LZ)四半期決算|21年3Qは+12%に減速

法務関係のテック企業であるリーガルズームは、安定して事業を拡大しています。ただし、21年は売上が縮小してる上に赤字に転落していますね。21年3Qの売上成長率は前年比+12%と弱いですね。

  • 「21年6月に37ドルで上場、12月は18ドルと安い…」
  • 「法務の需要は高く、米国の新興企業の5%が利用してる…」
  • 売上成長率は12%と小さく、赤字に転落している…」

リーガルズーム(LZ)は、登記事務などを支援する米国のプラットフォーム企業です。法務関連の届け出や税務や会計処理などのサービスを代行し提供、必要であれば弁護士の紹介なども行います。米国の新興企業の5%が同社のサービスを利用してると言います。

個人的には、リーガルズームは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上成長率は減速してる上に、赤字に転落したからです。21年3Qの売上成長率は+12%と弱い上に、21年の営業利益率は−7.7%に低下しています。また、営業CFが21年に減少に転じてる点も懸念材料です。

フリーランスの増加など、中長期的には法務関連は需要が高いサービスです。

しかし、未上場の競合企業も多く、同社が長期で成長できる保証はありません。まずは、22年に収益を回復できるかに注視したいですね。

リーガルズームの投資判断したい人向け
  1. リーガルズームの4半期決算(21年7-9月)は?
  2. リーガルズームの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 法務サービスは需要が高いが、投資すべきではない理由は?

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ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

リーガルズーム(LZ)の四半期決算は?

リーガルズーム(LZ)の四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年3月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:1.35億ドル(前年比+27
  2. 営業利益:−0.043億ドル(−208%
  3. 純利益:−0.098億ドル(−101%)
  4. 1株当たり利益:−0.08ドル(−100%)

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:1.50億ドル(前年比+35
  2. 営業利益:−0.271億ドル(−320%
  3. 純利益:−0.383億ドル(−845%)
  4. 1株当たり利益:—ドル(—%)

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:1.48億ドル(前年比+12
  2. 営業利益:−0.270億ドル(−237%
  3. 純利益:−0.396億ドル(−521%)
  4. 1株当たり利益:−0.20ドル(−500%)

3Qの売上高は前年比+12%で1.48億ドル、営業利益は−0.27億ドルでした。21年2Qと比較すると、3Qの売上は減速していますね。営業利益率は−18%と過去4年で最も悪い数値ですね。

理由は不明だが、21年から利益率が大きく減少し続けています。4Qの売上予想は144億ドルと引き続き低迷しそうです。

21年4Q決算(21年12月…)

21年4Q決算は、22年2月9日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

リーガルズーム(LZ)の損益計算書は?

リーガルズームは21年6月に37ドルで上場しました。株価は伸び悩み、21年12月は18ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は19年に大きく伸びています。しかし、21年は赤字に転落し、営業利益率は−7.7%と低下しています。競合企業にシェアを奪われている可能性がありますね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。資金調達に成功し21年の自己資本比率は43%と高いです。ただし、EPSの赤字幅は拡大しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、21年に下落に転じています。基本的には、投資CFが少ない優良ビジネスですね。ただし、21年に営業CFが低下してる点は注意が必要です。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

リーガルズーム(LZ)の注目ポイントは?

リーガルズーム(LZ)の注目ポイントを紹介します。

注目1:法律実務管理ソフトで0.4%のシェア?

参考:Companies using LegalZoom

法律実務管理ソフトウェアの市場シェアです。

enlyft社の調査によると、法律実務管理カテゴリーではリーガルズームの市場シェアは約0.4%に過ぎません。リーガルズームを使用してる顧客は255社、従業員が10-50人、収益が100-1000万ドルの中小企業が最も多いです。

注目2:オンライン法務サービスで高いシェア?

参考:Online Legal Services Platform Market

オンライン法務サービスの市場シェアです。

リーガルズームはオンライン法務サービス領域で高いシェアを持ちますね。他にも競合企業はあるが、22年時点で上場しているのはリーガルズームだけです。

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:リーガルズーム(LZ)の決算は?

リーガルズームの注目ポイントは...
  1. 21年6月に上場した、法務サービスを提供する米国企業
  2. プラットフォームを運営し、事務作業の代行や自動化を行う
  3. 米国の新興企業の5%が、立ち上げ時に同社のサービスを利用
  4. 中小企業やフリーランスに需要が高く、将来性が期待できる市場
  5. 21年に営業利益は赤字に転落、営業CFも縮小している

個人的には、リーガルズームは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上成長率は減速してる上に、赤字に転落したからです。21年3Qの売上成長率は+12%と弱い上に、21年の営業利益率は−7.7%に低下しています。また、営業CFが21年に減少に転じてる点も懸念材料です。

フリーランスの増加など、中長期的には法務関連は需要が高いサービスです。

しかし、未上場の競合企業も多く、同社が長期で成長できる保証はありません。まずは、22年に収益を回復できるかに注視したいですね。

法律や法務などの事務作業をオンラインサービスで提供する企業が増えています。CSディスコは、弁護士向けに検索エンジンを提供し、事務作業の簡易化や自動化を行います。売上は2桁成長で好調ですね。

参考:CSディスコ(LAW)四半期決算|21年3Qは+67%に減速

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