フィンテックのストーンは、ブラジルで最も成長が期待される金融企業です。中国アリペイに近いビジネスで、売上高は4年で7倍、営業利益率は37%と高いです。21年4Qの売上は前年比+207%、22年1Qは+138%と高いです。
- 「経済再開で、20年3月から株価は5倍に高騰…」
- 「コロナで業績が悪化するも、1年で元の水準に回復した…」
- 「高い成長率だが、21年3Qは赤字決算に陥っている…」
ストーンは、ブラジルのフィンテック企業です。中国アリペイや米国スクエアに近いビジネスで、電子取引に関連する端末やテクノロジー全般を提供しています。ストーンはブラジルの金融市場で4番手で、9%のシェアを持つ新興企業です。
個人的には、ストーンは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、利益率が高く有望企業だが、PERが割高だからです。ただ、21年11月時点の予想PERは41倍と高いが、22年5月は29倍まで低下しています。また、21年の営業利益率は22%と低下傾向にある点もマイナスです。
21年4Qは、再び売上成長率が3桁に拡大していますね。
22年1Qの売上は前年比は+138%と高く、2Q予想も+294%と高いですね。同社CEOは将来の見通しに対して強気で、顧客の質が向上していると述べています。今欲しい銘柄ではないが、今後の動向を注視したいですね。
- ストーンの4半期決算(22年1-3月)は?
- ストーンの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 営業利益率が37%と高いが、PER94倍は割高か?
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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています。
また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。
では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?
ストーン(STNE)の四半期決算は?

ストーン(STNE)の過去四半期の決算を紹介します。
21年3Q決算(21年9月30日)
- 売上高:14.69億レアル(前年比+57%)
- transaction activities:4.36億レアル(+23%)
- Subscription services:3.71億レアル(+301%)
- Financial Income:6.07億レアル(+32%)
- Other:0.54億レアル(+96%)
- 営業利益:−14.27億レアル(前年度3.71億レアル)
- 純利益:−12.60億レアル(前年度2.49億レアル)
- 1株当たり利益:—レアル(—%)
21年4Q決算(21年12月31日)
- 売上高:33.35億レアル(前年比+207%)
- 営業利益:10.17億レアル(+37%)
- 純利益:−7.95億レアル(−353%)
- 1株当たり利益:−2.55レアル(−345%)
22年1Q決算(22年3月31日)
- 売上高:20.70億レアル(前年比+138%)◯
- Financial Service:17.21億レアル(+107%)
- Software:3.26億レアル(+955%)
- Non-Allocated:0.22億レアル(+168%)
- 営業利益(EBITDA):8.17億レアル(+116%)
- 純利益:1.63億レアル(−34%)
- 1株当たり利益:0.33ドル(—%)◯
1Qの売上高は前年比+138%で20.70億レアル、営業利益(EBITDA)は+116%で8.17億レアルでした。21年3Qと比較すると、4Qと1Qの売上と利益は好調ですね。営業利益率は+39%と大幅に上昇しています。
4Qに引き続き高い成長率を維持していますね。2Qの売上予想は、21.75億レアル(+294%)と高いですね。
2022年の第1四半期までの結果に勇気づけられます。年末の結果で強調したように、2022年には、コア成長エンジンを実行し、ビジネスを簡素化し、収益性の回復の証拠を示し始めます。
第1四半期の結果は、この旅の最初のステップです。当社の成長エンジンは、当社がクライアントに乗り込み、サービスを提供する方法の中心的な柱であり、引き続き強力であり、第1四半期の調整後EBTマージンが2021年の第4四半期の0.9%から7.9%に上昇したことからも明らかなように、マージンの回復が見られ始めました。第4四半期に実施した価格イニシアチブは引き続き勢いを増しており、予想どおり、顧客ベースの質は向上しています。リーダーシップの面では、私たちはチームに豊富な知識と経験を提供する新しい才能をもたらしました。また、私たちが管理能力とガバナンスの両方で進化し続けていることを強調したいと思います。
ご覧のとおり、2022年の第1四半期に、金融サービスおよびソフトウェア事業に関するセグメントレポートを実装しました。この報告の変更は、私たちがビジネスを管理する方法と一致しており、パフォーマンスの推進要因に、より明確で透明性を提供すると信じています。今年の残りの期間に目を向けると、第1四半期の成果に基づいて、一貫性のパターンを示します。私たちは最近の結果に力を注いでおり、ブラジルの起業家にサービスを提供するという私たちの中心的な目的に引き続き注力しています。」
22年2Q決算(22年6月…)
22年2Q決算は、22年9月3日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか
ストーン(STNE)の損益計算書は?

ストーンは18年10月に31ドルで上場しました。上場後も順調に株価は上昇し、21年2月に最高値92ドルを付けています。22年6月は12ドル前後で推移していますね。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に増えている上に利益率も高いです。19年の営業利益率は52%まで上昇しています。ただし、利益率が低い企業を買収する予定で、事業規模は拡大するが利益率は下がりますね。
ストーンは包括的な金融システムを順調に構築しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも順調に上昇しています。3.4億レアルの資金調達に成功し、21年の自己資本比率は48%と高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、赤字が続いていますね。しかしながら、20年には営業CFが黒字化し、21年も赤字幅は縮小しています。投資CF自体は大きくなく、近い将来に黒字化する可能性は高いです。
では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?
ストーン(STNE)の注目ポイントは?

ストーン(STNE)の注目すべきポイントを紹介します。ストーンは、ブラジルのフィンテック企業です。中国アリペイや米国スクエアに近いビジネスで、電子取引に関連する端末やテクノロジー全般を提供しています。
注目1:トランザクション事業が売上高の7割を占める?
ストーンの年間の事業別売上高の推移です。
トランザクション事業は、加盟店向けに店舗やオンラインの電子取引を行うためのソリューションを提供しています。中国アリペイや米国スクエアに近いビジネスで、電子取引のためにWifiや3Gデータ対応機器の決済端末も提供しています。
トランザクション事業は、売上高の7割を占めています。
また、クラウドベースのプラットフォームを提供するテクノロジー企業でもあります。サブスク事業の売上高は3割を占めていますね。非効率的なブラジルの金融や流通市場で、Stoneビジネスモデルと呼ばれる独自の市場開拓戦略を確立しています。
では、ストーンはどれくらいの市場シェアを持つのでしょうか?
注目2:ストーンは業界4番手で9%のシェアを持つ?
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参考:PagSeguro Will Still Grow In 2020 By 20% Despite The Virus
ストーンの競合企業のシェア推移です。
金融関連でブラジルの業界大手は、クレジットカード業者のシエロで38%です。2位はディオールで29%、3位はナスダックにIPO予定のGetnetで14%、4位はストーンで9%、5位はパグセグロで7.6%です。
大手金融2社が、新興企業3社にシェアを奪われている構図ですね。モバイル決済のパグセグロ・デジタル(PAGS)も米国市場に上場しています。
参考:パグセグロ(PAGS)の四半期決算|ブラジルの金融フィンテック
▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています。
また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。
では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?
まとめ:ストーン(STNE)の四半期決算は?

- 18年10月に上場した、ブラジルのフィンテック企業である
- 中国アリペイに近く、電子取引に関連する端末やIT全般を提供
- ブラジル金融市場で4位だが、大手2社からシェアを奪い成長
- 売上高は4年で7倍に拡大し、営業利益率は37%と高い
- 資金調達成功やリンクスの買収など、順調に規模を拡大してる
個人的には、ストーンは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、利益率が高く有望企業だが、PERが割高だからです。21年11月時点のPERは41倍と高いです。21年の営業利益率は35%と高いが、4Q決算で見ると利益は大きく減速しています。
21年3Qの売上は前年比+57%で拡大しています。
ただし、FVPLで指定された株式の公正価値調整で−13.41億ドルを計上したことで、営業利益率は−97%と赤字に陥っています。この分を計上していなくても営業利益は赤字決算ですね。事業は好調だと述べているが、数値的には大きな問題がありそうですね。
ストーンの包括的な金融サービスの提供は、中国のアリペイや米国のスクエアに近いビジネスです。スクエアは金融取引以外にも、資産管理のサービスも提供しています。21年1QはBTC価格上昇もあり、前年比+266%で拡大しています。
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