民泊ビジネスは、近年最も急成長している市場のひとつです。20年12月にIPOしたエアビーの宿泊日数は、過去4年で4.5倍にも急増しています。また、欧米諸国が経済再開し始め、21年2Qの売上高は前年比+299%で加速しています。21年3Qは+67%、4Qも+78%と引き続き好調です。
- 「20年12月にIPOし、株価は180ドルの高値で推移してる…」
- 「世界中でコロナが終息すれば、業績は再び2桁成長するはずだ…」
- 「ホテルから急速にシェアを奪い、米国では19%もシェアを持つ…」
エアビーは、民泊を仲介するサイトを運営する米国企業です。物理的な宿泊施設を持たず、手数料収入で稼いでいます。既存のホテルからシェアを奪う形で急成長し、米国内ではホテル産業で19%のシェアを獲得しています。
個人的には、エアビーは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、経済再開で追い風で売上を伸ばしてる上に、利益率が上向いているからです。19年度の営業利益率は−10%、20年はコロナで−101%まで低下しています。しかし、21年3Qの営業利益率は38%まで急回復しています。
同社によると、22年も旅行需要は強いといいます。
これまで旅行できなかった反動で、欧米諸国の人々は国境を超えて長期滞在を楽しんでいますね。経済再開が進む22年は、さらに同社のサービスを利用する人が増えそうですね。また、コロナ以前との大きな違いとして、1ヶ月以上の長期滞在する人が劇的に増えてると言います。
手数料収入を得ている同社は、設備投資が少なく利益率が高いビジネスです。22年5月時点で予想PERは90倍だが割高ではありません。金利上昇局面にある中でも、購入できる数少ない優良銘柄のひとつです。
- エアビーの4半期決算(22年1-3月)は?
- エアビーの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 20年12月にIPO、株価180ドルは割安なのか?
▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています。
また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。
では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?
記事の内容を簡単に知りたい
エアビーアンドビー(ABNB)の四半期決算は?

エアビーアンドビー(ABNB)の四半期決算を紹介します。
21年3Q決算(21年9月30日)
- 売上高:22.37億ドル(前年比+67%)
- Gross Booking Value:119億ドル(+48%)
- Nights and Experience Booked:0.79億ドル(+29%)
- 営業利益:8.51億ドル(+103%)
- 純利益:8.34億ドル(+280%)
- 1株当たり利益:1.22ドル(—%)
21年4Q決算(21年12月31日)
- 売上高:15.32億ドル(前年比+78%)◯
- Gross Booking Value:113億ドル(+91%)
- Nights and Experience Booked:0.73億ドル(+59%)
- 営業利益:0.75億ドル(前年度−31.00億ドル)
- 純利益:0.54億ドル(前年度−38.87億ドル)
- 1株当たり利益:0.08ドル(前年度−11.24ドル)◯
22年1Q決算(22年3月31日)
- 売上高:15.09億ドル(前年比+70%)◯
- Gross Booking Value:172億ドル(+66%)
- Nights and Experience Booked:1.02億ドル(+59%)
- 営業利益:−0.051億ドル(前年度−4.46億ドル)
- 純利益:−0.187億ドル(前年度−1.172億ドル)
- 1株当たり利益:−0.03ドル(前年度−1.95ドル)◯
4Qの売上高は前年比+70%で15.09億ドル、営業利益は−0.051億ドルでした。3Qや4Qと比較して、22年1Qも順調に売上は推移しています。ただし、営業利益率は−0.3%と低いです。
米国や欧州の経済再開に伴い、業績は急回復していますね。21年後半の良好需要は旺盛で、19年売上と比較しても高いです。同社CEOによると、パンデミックを通じて人々の生活様式が劇的に変わったと言います。
経済再開が進む22年は、まだまだ同社の業績を押し上げそうです。
パンデミックが始まってから2年後、新しい旅行の世界が出現しました。 現在、何百万人もの人々が、住んでいる場所や仕事をしている場所についてより柔軟になっています。 その結果、それらは何千もの町や都市に広がり、一度に数週間、数か月、さらにはシーズン全体にとどまります。 適応性と絶え間ない革新により、この変化する旅行の世界に迅速に対応することができました。 パンデミックが発生してから2年が経ち、Airbnbはかつてないほど強力になりました。
2022年第1四半期には、これまでで最大の四半期数である1億泊の予約数を超えました。 2022年第1四半期のGBVは172億ドル、収益は15億ドルで、パンデミック前の2019年第1四半期のレベルよりも70%以上高かった。 そして、私たちの焦点と規律を通じて、2億2900万ドルの調整EBITDA、営業活動によって提供された12億ドルの純現金、および12億ドルのフリーキャッシュフローを四半期に提供しました。
•ゲストはこれまで以上に予約しています。 2022年第1四半期には、パンデミックの懸念、ウクライナでの戦争、マクロ経済の逆風にもかかわらず、予約された総宿泊日数は2019年第1四半期と比較して32%増加しました。人々は旅行をさらに前もって予約することにますます自信を持っており、リードタイムは第1四半期の終わりまでに2019年のレベルを超えています。将来的には、強い持続的なペントアップ需要が見られます。 2022年4月末現在、夏の旅行シーズンの予約日数は2019年のこの時期よりも30%増加しており、今年はさらに見れば2019年以降の成長率が高くなっています。
•ゲストは都市に戻り、国境を越えています。パンデミックの初めに、ゲストは家の近くの都市以外の目的地に旅行することを好みました。この傾向は引き続き見られ、2022年第1四半期の非都市総宿泊日数は2019年第1四半期と比較して80%増加しました。国内総宿泊日数も2019年第1四半期と比較して65%増加しました。同時に、ゲストは都市に戻り、注文を超えています。もう一度。高密度の都市の目的地に予約された総宿泊日数は、2021年第1四半期と比較して80%増加し、パンデミック前の2019年第1四半期のレベルを超えました。 。
•Airbnbに住んでいても、ゲストはより長く滞在しています。 2022年第1四半期の短期滞在は大幅に回復しましたが、28日以上の長期滞在は、2019年と比較して、旅行期間で引き続き最も急成長しているカテゴリです。長期滞在は過去最高で、2倍以上になっています。 2019年第1四半期からのサイズ。
•私たちの革新は、ゲストに何千もの新しい場所を発見するように促しています。私たちの製品は、ゲストが旅行を検索して予約する方法を変えていると信じています。昨年I’m Flexibleを導入して以来、この機能は20億回以上使用されており、ゲストの需要をより広く分散させるのに役立ったと考えています。 I’m Flexibleを使用するゲストは、あまり人気のない場所で予約する可能性が高くなります。
•ホストコミュニティは拡大を続けています。 2021年第1四半期と比較して、需要が最も強い目的地は供給の伸びが最も大きく、都市以外のアクティブなリストは北米で21%、世界で15%伸びています。また、需要が都市に戻るにつれて、総都市供給。新しいホストのオンボーディングフローやAskaSuperhostプログラムなどのイノベーションは、この成長をさらにサポートし、新しいホストの成功を支援しています。 2022年第1四半期にアクティブ化されて予約された新しいリストは、1年前に比べて早く予約されており、新しいリストの大部分の最初の予約を取得する平均時間は約1週間です。
OUTLOOK:
予約された夜と経験とGBV2022年の第2四半期の1か月後、北米、EMEA、ラテンアメリカからの継続的な強い需要に興奮しています。具体的には、ヨーロッパとラテンアメリカでは、2019年4月の日食レベルでイースター休暇に滞在した夜の数がわかりました。旅行のピークシーズンに向けて。2022年第3四半期には、EMEAおよび北米で夏の旅行月間に対するかなりの需要が見られます。
また、第4四半期の需要は過去よりも高くなっています。これは、旅行に対する消費者の信頼が夏の数か月を超えて強いままであることを示しています。昨年から始まった旅行のリバウンドの始まりを迎えるにあたり、北米で見られる複合的な成長に特に勇気づけられています。今年の米国の内需はこれまでのところ国内の期待を上回っており、2019年の水準を超える米国の国際的な予約に勇気づけられています。
前四半期の見通しと一致して、2021年の季節性は通常とは異なっていたため、2021年ではなく2022年から2019年の四半期の夜の予約成長をインデックス化することをお勧めします。 2021年、ゲストは夏の旅行の予約を第1四半期から第2四半期に延期したため、第1四半期の成長は鈍くなり、第2四半期は大幅に加速しました。 2022年には、予約のリードタイムが正常化され、2022年第1四半期には、旅行シーズンのピークに向けてすでにかなりの数の予約が行われています。その結果、2022年第2四半期のNights and Experiences Bookedの成長率(2019年第2四半期と比較)は、2022年第1四半期の成長率(2019年第1四半期と比較)に近いと予想されます。
予約された夜間の加速の機会には、EMEAのさらなる改善、アジア太平洋地域での有意義な回復、キャンセルの正常化、および国境を越えた旅行からの漸進的な成長が含まれます。
2022年第2四半期およびその年の残りの期間に予約された夜のリスクには、追加のCOVIDの発生、ウクライナでの紛争による旅行への影響、および消費者の価格感応度が含まれます。
ADRは、2022年第2四半期に前年比で横ばいになると予想しています。 2022年第2四半期の安定したADRは、第2四半期の予約済みの夜と経験が第2四半期のGBVの成長の良い指標になることを示唆しています。
22年2Q決算(22年6月…)
22年2Q決算は、8月4日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
エアビーアンドビー(ABNB)の損益計算書は?

エアビーは20年12月に139ドルで上場しました。21年2月に最高値212ドルをつけ、22年5月は153ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大するもコロナで減速していますね。また、利益率も低く19年は−10.4%、20年は−101%まで急落しています。ただし、21年2Q決算では、営業利益率は−3.8%まで回復しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。売上高の増加に伴い、BPSは増加傾向にあります。ただし、コロナの影響もありEPSは大幅な赤字です。21年の自己資本比率は25%と高く、十分に乗り切れる水準です。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、コロナ後に赤字が拡大しています。エアビーは持たない経営なので、設備投資を必要としない優良ビジネスです。一時的にキャッシュが落ち込んでいるが、投資CFを必要としない点は好材料です。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
エアビーアンドビー(ABNB)の注目ポイントは?

エアビーアンドビーに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。エアビーは民泊を仲介するサイトを運営する会社です。宿泊施設やホテルなどの物理的資産を持たず、手数料収入を得ている会社ですね。
注目1:19年の宿泊日数は4年で4.5倍に急増?
エアビーの年間宿泊日数の推移です。
2019年のゲスト(宿泊客)到着数は2.47億回、宿泊日数の合計は3.26億回にも及びます。過去4年間で宿泊日数は4.5倍にも増えています。エアビーの利用客が、世界中で急速に増えている事が分かりますね。
しかしながら、これだけ見ても規模感は掴みにくいです。既存のホテルと比較すると、どのような立ち位置にいるのでしょうか?
注目2:業界大手マリオットの売上高の5分の1の規模?
- 米国マリオット:11.7%
- 米国ヒルトン:5.3%
- 米国ラディソンホテル:4%
- 英国インターコンチネンタル: 2.6%
- 仏国アコーホテル:2.2%
- 中国上海錦江国際酒店集団:1.6%
- 米国ウィンダムホテル:1.1%
- 中国北京首旅酒店:0.6%
- 米国チョイスホテルズ:0.6%
- 日本東横イン:0.5%
世界最大のシェアを持つのは、米国のマリオットホテルです。
19年のエアビーの売上高は48億ドルでした。そのため、15%の手数料収入を得ているエアビーは、マリオットホテルの5分の1、東横ホテルの5倍の売上規模です。エアビーは資産を持たないにも関わらず、これだけの大きな収益を上げています。
では、米国内でどれだけのシェアを持つのでしょうか?
注目3:米国内でエアビーのシェアは19%に到達?
![]()
参考:Ahead of IPO, Airbnb’s consumer sales surpass most hotel brands
米国内における、既存ホテルと民泊エアビーとHomeAwayの売上高比較です。
エアビーとHomeAwayは、米国内で急速にシェアを伸ばしている事が分かります。13年にはマリオットホテルの10分の1程度の規模ですが、18年には50%を超えています。ヒルトンやIHGの売上高も上回っています。
米国内のホテル産業で、既存ホテルのシェアは70%、エアビーは19%、HomeAwayが11%を占めています。既存ホテルが急速にシェアを奪われています。
注目4:20年4Qのコロナの影響は−22%だけ?
エアビーの19年と20年の四半期売上高の比較です。
20年2Qの売上高は、コロナの影響で前年比−72%も落ち込んでいます。しかしながら、3Qには−18%、4Qには−22%まで持ち直しています。21年後半はワクチンが広く世界中に普及するため、再び成長軌道に乗る可能性が高いですね。
注目5:欧州とアジアは売上が2倍に増える?
▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています。
また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。
では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?
まとめ:エアビー(ABNB)の四半期決算は?
- 20年12月にIPOした、民泊サイトを運営する米国企業
- 物理的な宿泊施設を持たず、宿泊料の15%の手数料を稼ぐ
- 既存ホテルからシェアを奪い、米国内では19%のシェアを持つ
- 競合はHomeAwayだが、共に成長しエアビーの方が成長率が高い
- すでに世界展開しているため、競合が新たに参入するのが難しい
- 20年2Qはコロナで前年比−72%だが、4Qは−22%まで縮小
- 持たない経営をしてるため、3Qの営業利益率は32%で好調
個人的には、エアビーは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、経済再開で追い風で売上を伸ばしてる上に、利益率が上向いているからです。19年度の営業利益率は−10%、20年はコロナで−101%まで低下しています。しかし、21年3Qの営業利益率は38%まで急回復しています。
同社によると、22年も旅行需要は強いといいます。
これまで旅行できなかった反動で、欧米諸国の人々は国境を超えて長期滞在を楽しんでいますね。経済再開が進む22年は、さらに同社のサービスを利用する人が増えそうですね。また、コロナ以前との大きな違いとして、1ヶ月以上の長期滞在する人が劇的に増えてると言います。
手数料収入を得ている同社は、設備投資が少なく利益率が高いビジネスです。22年2月時点で予想PERは129倍だが割高ではありません。金利上昇局面にある中でも、購入できる数少ない優良銘柄のひとつです。
エアビーはコロナからの回復で恩恵を受ける銘柄です。他に逆張りで銘柄を選ぶならば、クルーズ船のカーニバル(CCL)もあります。コロナで売上高100分の1未満まで落ち込んだが、21年後半から再び上向きそうです。
[…] 参考:エアビー(ABNB)四半期決算|21年3Qは前年比+67%に減速 […]
[…] 参考:エアビー(ABNB)四半期決算|21年3Qは前年比+67%に減速 […]
[…] 参考:エアビー(ABNB)四半期決算|21年3Qは前年比+67%に減速 […]