ユーデミー(UDMY)四半期決算|21年3Qは+9%に減速

オンライン教育を提供するコーセラは、コロナ禍で恩恵を受けた銘柄です。外出規制や学校閉鎖により、オンライン教育の需要は増していましたね。しかし、経済再開に伴い21年2Qは+24%、3Qは+9%と減速しています。

  • 「コロナでオンライン教育が加速、前年比+24%で拡大…」
  • 「21年10月に27ドルで上場、12月は22ドルで推移…」
  • 「米国では教育格差が注目され、オンライン教育は需要が高い…」

ユーデミー(UDMY)は、オンライン講座を提供する米国企業です。プログラミングや語学など、あらゆる教育コンテンツをオンラインで配信しています。法人向けにもサービスを展開し、数10ヵ国以上の言語で提供しています。

個人的には、ユーデミーは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、教育関連は競合も多く、収益性が低いビジネスだからです売上高は2年で2倍近く拡大するも、21年の営業利益率は−10%、営業CFも赤字が続いています。また、競合であるコーセラ(COUR)も21年に上場を果たしています。

また、短期的にも同社の需要は落ち込みそうです。

なぜならば、経済再開により学校に通学する人が増えるからです。コロナ禍は長期的には私たちの活動様式を変えるには至っていません。オンライン教育を提供するチェグ(CHGG)の業績と株価も同様に下落しています。

ただし、教育需要が減少する一方で、ビジネス向けの需要は増えています。21年3Qはビジネス向けが前年比+84%で好調でした。米国の転職市場は空前のブームを迎えており、転職スキルを習得したい人が増えているからです。

ユーデミーの投資判断したい人向け
  1. ユーデミーの4半期決算(21年7-9月)は?
  2. ユーデミーの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 経済再開後はビジネス向けが、前年比+84%で拡大

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ユーデミー(UDMY)の四半期決算は?

ユーデミー(UDMY)の四半期決算を紹介します。

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:1.25億ドル(前年比+24
  2. 営業利益:−1370万ドル(+44%
  3. 純利益:−1469万ドル+43%
  4. 1株当たり利益:−0.40ドル(+51%

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:1.295億ドル(前年比+9
  2. 営業利益:−0.095億ドル(前年度0.025億ドル
  3. 純利益:−0.092億ドル(前年度0.018億ドル
  4. 1株当たり利益:−0.25ドル(前年度0.02ドル)

3Qの売上高は前年比+9%で1.295億ドル、営業利益は−0.095億ドルでした。21年2Qと比較して、3Qは売上も利益も減速しています。営業利益率は−7.3%と再び赤字に陥っています。

経済再開に伴い、オンライン教育は業績が落ち込んでいます。競合であるコーセラ(COUR)やオンライン家庭教師を提供するチェグ(CHGG)も業績と株価が落ちていますね。

ただ、ビジネス向けの事業は好調だと述べています。Udmy Bussinessの年間経常収益は2.07億ドル、前年比+84%だったといいます。米国では転職活動が活発化しており、転職スキルを習得したい人が増えています。

4Q売上予想は1.32億ドル(+15%)と少し持ち直します。

21年4Q決算(22年1月…)

21年4Q決算は、22年3月9日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ユーデミー(UDMY)の損益計算書は?

ユーデミーは21年10月に27ドルで上場しています。上場後に株価は低迷し、12月は21ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、コロナ禍の20年に売上は大きく伸びていますね。赤字幅も縮小傾向にあり、21年は−10%まで改善しています。経済再開後の22年の動向を注視したいですね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は−93%と低いが、上場資金が計上されるはずですね。EPSは引き続き赤字です。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、20年にプラスに転じています。しかし、経済再開後の21年は再び赤字に転落しています。教育関連は競合も多く、利益を得るのが難しそうですね。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

ユーデミー(UDMY)の注目ポイントは?

ユーデミー(UDMY)の注目ポイントを紹介します。

注目1:オンライン講座で高いシェアを持つ?

参考:Online Course Providers Market Can Become Bigger

オンライン講座の市場シェアです。

細かい数値は公開されてないが、ユーデミーはオンライン講座で高いシェアを持ちます。他の競合企業にはコーセラ(COUR)やCRMのハブスポット(HUB)もランクインしていますね。

注目2:オンライン講座では3番手のシェア?

参考:MOOCs Market Is Booming Worldwide

世界的なMOCSの市場シェアです。

MOOC(Massive open online course)とは、ネットを利用した大規模なオンライン講座を意味します。非上場企業のユダシティ、21年に上場したユーデミー(UDMY)、英国のFutureLearnがあります。

基本的には、教育関連は競合が多い分野ですね。ユーデミーとの競合で挙げられるのはコーセラですね。

注目3:コーセラより2倍もブランド力が高い?

参考:Udemy vs Coursera

ウーデミーとコーセラのブランド認識の比較結果です。

コーセラの方がブランド認識は高いが、17年3月以降は逆転しています。また、コロナを通じてウーデミーの人気が上げていることが分かりますね。同社に投資する際には、競合コーセラの動向も注視する必要があります。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ユーデミー(UDMY)の決算は?

ユーデミーの注目ポイントは...
  1. 21年10月に上場した、オンライン講座を提供する米国企業
  2. プログラミングや語学など、数10ヶ国以上でネット配信する
  3. どこからでも受講でき、教育格差をなくすことを目的にしてる
  4. 競合は多く営業利益率−10%、営業CFも赤字である
  5. 競合コーセラも21年に上場、教育企業の競争は激しい

個人的には、ユーデミーは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、教育関連は競合も多く、収益性が低いビジネスだからです売上高は2年で2倍近く拡大するも、21年の営業利益率は−10%、営業CFも赤字が続いています。また、競合であるコーセラ(COUR)も21年に上場を果たしています。

また、短期的にも同社の需要は落ち込みそうです。

なぜならば、経済再開により学校に通学する人が増えるからです。コロナ禍は長期的には私たちの活動様式を変えるには至っていません。オンライン教育を提供するチェグ(CHGG)の業績と株価も同様に下落しています。

ただし、教育需要が減少する一方で、ビジネス向けの需要は増えています。21年3Qはビジネス向けが前年比+84%で好調でした。米国の転職市場は空前のブームを迎えており、転職スキルを習得したい人が増えているからです。

参考:コーセラ(COUR)四半期決算|21年3Qは+32%に減速

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