テスラ(TSLA)の四半期決算|22年1Qは+81%に加速

バイデン政権が誕生し、21年はクリーンエネルギーのブームになりそうです。環境銘柄の先駆者はテスラで、20年3月から株価は1年で10倍にも急騰しています。22年4月時点での予想PER96倍は割高なのでしょうか?

  • 「環境銘柄の先駆者で、1年で株価が10倍に高騰した…」
  • 「21年10月でPER456倍だが、成長率はまだ高い…」
  • 「EUでガソリン車が廃止など、EV車には追い風が吹く…」

テスラは、電気自動車を製造する米国メーカーです。地域別売上高は米国が5割、中国が2割、その他が3割を占めます。21年の中国のEV市場は好調で、販売台数は前年比3.7倍で短期的には米国に匹敵する規模まで伸びています。

個人的には、テスラは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上は順調に拡大するも、PERが割高で期待値が高いからです。22年4月時点でPERは199倍まで低下するも、依然として高いです。ただ、利益率は好調で予想PERは96倍と順調に低下しています。

短期的には、まだまだ業績好調は続きそうですね。22年1Qは前年比+81%に再加速し、営業利益率も19%と自動車業界では特出して高い数値です。

ただ、長期的に見ると懸念材料もあります。急拡大している中国市場では、ニオやシャオペンなどの新興企業が勢いよく伸びています。また、欧州や米国では、大手自動車メーカーもEVの開発に着手しています。

EVは差別化が難しく、最終的にはブランド力に依存します個人的には、すでに期待値が高い銘柄には投資したくはありません。株価上昇余地はまだまだ高いが、予想PERが96倍は気持ちよく購入できる価格ではないです。

業績に期待はしているが、引き続き買いではありません。

テスラの投資判断したい人向け
  1. テスラの4半期決算(22年1-3月)は?
  2. テスラの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 22年4月時点のPER199倍は、割高なのか?

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

テスラ(TSLA)の四半期決算は?

テスラ(TSLA)の四半期の決算を紹介します。

21年3Q決算(21年9月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:137.57億ドル(前年比+57%
  2.  Automotive:120.57億ドル(+58%
  3.  Energy generation:8.06億ドル(+39%
  4.  Services and other:8.94億ドル(+53%
  5. 営業利益:20.04億ドル(+148%
  6. 純利益:16.18億ドル(+389%
  7. 一株利益:1.44ドル(+433%

21年4Q決算(21年12月31日)

4Q決算の内容は...
  1. 売上高:177.19億ドル(前年比+65%
  2.  Automotive:159.67億ドル(+71%
  3.  Energy generation:6.88億ドル(−9%)
  4.  Services and other:10.64億ドル(+56%
  5. 営業利益:26.13億ドル(+354%
  6. 純利益:28.79億ドル(+219%
  7. 一株利益:2.54ドル(+218%

22年1Q決算(22年3月31日)

1Q決算の内容は...
  1. 売上高:187.56億ドル(前年比+81%)◯
  2.  Automotive:168.61億ドル(+87%
  3.  Energy generation:6.16億ドル(+24%
  4.  Services and other:12.79億ドル(+43%
  5. 営業利益:36.03億ドル(+507%
  6. 純利益:37.36億ドル(+255%
  7. 一株利益:3.22ドル(+246%)○

1Qの売上高は前年比+81%で187.56億ドル、営業利益は+507%で36.03億ドルでした。21年3Qや4Qと比較して、22年1Qは再び売上が加速しています。営業利益率は19.2%と引き続き過去最高水準です。

生産台数は30.54万台(前年比+69%)、販売台数は31.0万台(+68%)と引き続き好調です。テキサス州のオースティン工場にて、モデルYに続きサイバートラックも生産するとしています。

部品などのサプライ問題、原料や人件費増の影響を受けてないような好決算ですね。

2022年の第1四半期は、収益、車両の配達、営業利益、19%を超える営業利益など、いくつかの指標によるテスラのもう1つの記録的な四半期でした。当社の未払いの償還債務は、第1四半期末に1億ドルを下回りました。

持続可能な未来への公共の関心は高まり続けており、私たちは合理的に可能な限り速く成長することに引き続き注力しています。生産能力の拡大は、意思決定の中核です。過去2か月で、ギガファクトリーテキサスとギガファクトリーベルリン-ブランデンブルクからモデルYの配送を開始しました(第1四半期の粗利益への影響はごくわずかです)。同時に、自社セル生産、原材料調達、サプライヤーの多様化にも力を注いでいます。

サプライチェーンをめぐる課題は根強く残っており、私たちのチームは1年以上にわたってそれらを乗り越えてきました。チップの不足に加えて、最近のCOVID-19の発生は、サプライチェーンと工場の運営に重くのしかかっています。さらに、一部の原材料の価格はここ数ヶ月で数倍に上昇しています。可能な場合は製造コストの削減に引き続き注力しているにもかかわらず、コスト構造に対するインフレの影響は、製品価格の調整に貢献しています。工場のオープニングイベントにご参加いただき、ご自宅でライブをご覧いただきました皆様に心より感謝申し上げます。大量生産と持続可能な未来に情熱を注ぐ人々を見ることができて、とてもうれしく思います。

参考:Q1 2022 Update

22年2Q決算(22年6月…)

22年2Q決算は、7月21日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

テスラ(TSLA)の10年間の損益計算書は?

テスラは2010年に3.9ドルで上場しています。株価は19年後半から大きく上昇し、21年1月に最高値850ドルを付けていますね。22年4月は1028ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年の決算書を見ると、売上は順調に拡大しています。21年の売上高は359億ドルで、過去10年で176倍です。しかし、利益は伸びておらず、21年の営業利益率は6.1%と低いですね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。20年にBPSは大きく上昇し、EPSは20年に黒字化していますね。BPSが大きく上昇した要因は、BTC価格が急騰したからですね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF (営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。投資CFが拡大しているが、営業CFも18年から大きく上昇しています。投資CFが拡大してるのは、ベルリン、テキサスにギガファクトリーを建設してるからです。

では、私たち投資家はどのような点に注目すれば良いのでしょうか?

テスラ(TSLA)の注目すべきポイントは?

テスラに投資するか決める上では、何に注目して判断すれば良いのでしょうか。

注目1:北米が売上比率の5割、中国が2割を占める?

参考:Tesla’s revenue from FY 2018 to FY 2020

テスラの地域別の売上高の推移です。

20年の売上比率が最も大きい地域は、北米で5割を占めます次いで、中国が2割、その他の地域が3割と続きますね。ただ、テスラは地域別の販売台数を公表していません。調査会社によると、21年1Qの中国の販売台数は3.7倍で、米国とほぼ並んだと言います

急拡大してる中国市場では、テスラ以外にもEVメーカーが乱立しています。

注目2:中国国内でテスラは売上比率51%を占める?

参考:The electric vehicle market in China

20年1Q時点の中国のEVメーカーの市場シェアです。

中国で最も売れているEVメーカーは、テスラで51%を占めています。しかし、中国企業の勢いも強く、ニオ(NIO)が16%、LEADING IDEALが11%、XioaPengが6%と追随していますね。

21年3月のニオの売上高は、前年比+481%で拡大しています

参考:ニオの四半期決算|20年3Qは前年比+146%でも割高な理由は?

では、世界的にEVはどれくらい売れているのでしょうか?

注目3:欧州EV市場が前年比+137%で中国を抜く?

参考:Global Plug-in Vehicle Sales Reached over 3,2 Million in 2020

EV車の地域別の売上高の推移です。

19年時点のEV比率は2.5%、中国がEV市場の牽引役でした。しかし、20年は欧州が中国市場を越えて急成長しています。欧州はEU国境炭素税を導入し、26年までにガソリン車を禁止するとしています(参考:EU国境炭素税)。

欧州がEV車にこだわる理由は、ガソリン車の競争で米国と日本に負けたからですね。15年にフォルクスワーゲン社の排出ガス問題があり、欧州はEV車に方向転換しています。

20年の欧州の販売台数は、前年比+137%で中国を超えました

では、国別ではどれだけEVは普及しているのでしょうか?

注目4:ノルウェーの販売台数のEV比率は49%?

参考:電気自動車の国別・メーカー別比較(2018年)

18年時点の国別の販売台数におけるEV比率です。

EVが最も普及してるのは、ノルウェーで販売台数の49%をEVが占めます。次いで、アイスランドが19%、スェーデンが8%と北欧勢が続きます。世界最大のEV市場である中国の比率は4.4%、米国は2.1%しかないですね。

ただし、中国の販売台数は105万台、米国が36万台、ノルウェーが7.3万台です。EVが普及してる国に共通してるのは、政府からの手厚い補助金があることです。中国は21年もEVの補助金を延長しています。

補助金なしで成長できるほど、EVは競争力が高い訳ではないですね。ただし、世界的には欧州や中国を中心に、今後もEV車は増えていく事が予想できますね。

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:テスラ(TSLA)の四半期決算は?

テスラの注目ポイントは...
  1. 売上高が2桁成長を続けるも、黒字化したのは2019年
  2. テスラは、世界販売台数でトップ10位に入らない
  3. 販売台数の規模は、VWやトヨタの17分の1しかない
  4. EV市場に絞ると、テスラの販売台数は世界1位になる
  5. EV市場では、2020年時点でテスラの競合社はいない
  6. EV市場が大きい国は、補助金や税優遇制度で守られている
  7. 営業利益率が5%未満で、アップルと比較して優位性は低い

個人的には、テスラは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上は順調に拡大するも、PERが割高で期待値が高いからです。22年4月時点でPERは199倍まで低下するも、依然として高いです。ただ、利益率は好調で予想PERは96倍と順調に低下しています。

短期的には、まだまだ業績好調は続きそうですね。22年1Qは前年比+81%に再加速し、営業利益率も19%と自動車業界では特出して高い数値です。

ただ、長期的に見ると懸念材料もあります。急拡大している中国市場では、ニオやシャオペンなどの新興企業が勢いよく伸びています。また、欧州や米国では、大手自動車メーカーもEVの開発に着手しています。

EVは差別化が難しく、最終的にはブランド力に依存します個人的には、すでに期待値が高い銘柄には投資したくはありません。株価上昇余地はまだまだ高いが、予想PERが96倍は気持ちよく購入できる価格ではないです。

業績に期待はしているが、引き続き買いではありません。

テスラは急拡大する中国市場で販売高を増やしています。そのため、テスラの最大のライバルは、前年比+481%で急拡大するニオです大手自動車メーカーが、本格的にEV市場に参入するのはまだ先になりそうです。

参考:ニオの四半期決算|2Qは前年比2.46倍でもリスクが高い理由

1 個のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。