ルーシッド・モーターズ(LCID)四半期決算|世界7位のEV企業

バイデン政権が誕生し、21年はクリーンエネルギーのブームになりそうです。環境銘柄の先駆者はテスラで、20年3月から株価は1年で10倍にも急騰していますリビアンは事業を開始していないが、21年時点で世界7位の自動車メーカーです。

  • 「EVのテスラは、1年で株価が10倍に高騰した…」
  • 「21年10月でPER456倍だが、成長率はまだ高い…」
  • 「新興EVにも期待が掛かり、22年3Qにも生産を開始する…」

ルーシッド(LCID)は、21年8月にSPAC上場した新興EVの米国企業です。44億ドルの資金調達に成功し、時価総額で世界7位の自動車メーカーになりました。アリゾナ州工場で3Qには生産を開始し、13億ドルの注文書があるといいます。

個人的には、ルーシッドは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、EV企業は中国で競合が増えており、収益性が低いビジネスになると思うからです業界最大手のテスラは21年の営業利益率が7.7%と高いです。しかし、業界2番手の中国ニオは営業利益率が−14%で、売上成長率も鈍化しています。

低価格帯の中国と競争するには、高級志向で勝負するしかないですね。

ただし、中長期的にはEVの期待値は高く、将来的には事業も株価も上昇するかもしれないですね脱炭素化やエネルギー問題により、世界の天然ガスや原油価格は高騰しています。原油高騰が続けば、EVなどの環境銘柄に資金が集まります。

ただ、現時点で同社に投資する利点は薄いです。

LCIDの投資判断したい人向け
  1. ルーシッドの4半期決算(21年10-12月)は?
  2. ルーシッドの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 世界的にEVは注目されるが、投資すべきでない理由は?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ルーシッド・モーターズ(LCID)の四半期決算は?

ルーシッド・モーターズ(LCID)の四半期決算を紹介します。

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:17.4万ドル(前年比—
  2. 営業利益:−2.49億ドル(−119%)
  3. 純利益:−2.62億ドル(−123%)
  4. 1株当たり利益:—ドル(—%)

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:23.2万ドル(前年比−30
  2. 営業利益:−4.97億ドル(−206%)
  3. 純利益:−5.24億ドル(−225%)
  4. 1株当たり利益:—ドル(—%)

21年4Q決算(21年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:2639万ドル(前年比+626)✖️
  2. 営業利益:−4.85億ドル(前年度−1.99億ドル)
  3. 純利益:−10.45億ドル(前年度−2.97億ドル)
  4. 1株当たり利益:−0.64ドル(前年度−11.11ドル)✖️

4Qの売上高は前年比+626%で2639万ドル、営業利益は−4.85億ドルでした。21年2Qや3Qと比較して、4Qは大幅に加速しています。ただし、営業損失額は売上高の18倍にも及びます。

ルーシッドモーターズは、3Q時点ではまだEV販売の事業を開始していません。21年にSPAC上場で44億ドルの資金調達に成功しています。

4Qの顧客予約数は2.5件、生産台数は400台と順調なスタートですね。22年予想の生産台数は1.2-1.4万台です。同社CEOは将来に対して強気の見通しですね。

カリフォルニア州ニューアーク、2022年2月28日/ PRNewswire / -Lucid Group、Inc。(NASDAQ:LCID)は、市場で最も長距離で最も急速に充電される電気自動車で新しい基準を設定し、本日、第4四半期の決算を発表しました。そして2021年12月31日に終了する通年。
同社の第4四半期の収益は2,640万ドルで、これには10月に開始された革新的なLucid Air DreamEditionの最初の配信による2,130万ドルが含まれます。ルシードは第4四半期に125台の自動車を顧客に納入し、これまでの総生産台数は400台を超え、顧客への納入は300台を超えました。 Lucidはまた、24億ドルを超える潜在的な売上を反映して、本日現在25,000を超える顧客予約を獲得しています。同社は、アリゾナ州カサグランデの製造施設の285万平方フィートの拡張が順調に進んでいることを確認し、サウジアラビア王国に新しい製造施設を建設する計画を発表しました。 Lucidは、サプライチェーンの制約と品質への継続的な焦点を引用し、2022年にLucidAirを12,000から14,000台の範囲で生産するための最新の見通しを示しました。
ルシードのCEO兼CTOであるピーターローリンソンは、次のように述べています。 「私たちはお客様の手に車を提供し続けているので、このビジネスを拡大できる質の高い基盤を構築していることをこれまで以上に確信しています。2022年のモータートレンドカーオブザイヤーを受賞できたことに興奮しています。 ®、そして顧客はこの車がどれだけ好きかを教えてくれます。LucidAirの500マイル以上の航続距離は、安定した70mphでも、実世界の条件下で独立して検証されており、航続距離の不安を航続距離の信頼に置き換えています。ダイナミックな運転体験、室内空間と快適さ、航続距離、高速充電、パフォーマンスのユニークな融合は、比類のないものです。さらに、当社のソフトウェアの無線アップデートにより、所有体験を常に向上させることができます。」
「将来を見据えて、2022年の生産見通しを12,000〜14,000台に更新します。これは、私たちが直面した並外れたサプライチェーンとロジスティクスの課題、および最高品質の製品を提供することに絶え間なく注力していることを反映しています。私たちの技術的リーダーシップと私たちの車に対する強い需要を考えると、これからの途方もない機会を捉える私たちの能力において」とローリンソンは付け加えた。
LucidのCFOであるSherryHouseは、次のようにコメントしています。北米に20のスタジオとサービス拠点。2022年にヨーロッパと中東での足跡を拡大し、その後のアジア太平洋への拡大の基盤を築きます。CasaGrande施設をそのサイズのほぼ4倍に拡大するための軌道に乗っています。北米で最初のグリーンフィールド専用EV工場として、そして本日、サウジアラビア王国に新しい製造施設を建設する計画を発表しました。サウジアラビア王国に最初の国際製造工場を設置することで、 15年間でLucidにとって最大34億ドルの価値があります。

参考: Lucid 4 Quarter 2021 Financial Results

22年1Q決算(22年3月…)

22年1Q決算は、6月1日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ルーシッド・モーターズ(LCID)の損益計算書は?

ルーシッドモーターズは20年9月に、9.6ドルでSPAC上場しています。21年2月に最高値58ドルを付け、22年3月に24ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

データなし

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

データなし

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

データなし

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

ルーシッド・モーターズ(LCID)の注目点は?

ルーシッド・モーターズ(LCID)の注目ポイントを紹介します。

注目1:上場時点で時価総額6位の自動車メーカー?

参考:Is Rivian Ready to Take on Tesla?

自動車業界の時価総額ランキングですね。

時価総額の世界1位はテスラで10720億ドル、トヨタの4倍の規模です。21年に上場したリビアンは、売上が発生していない状態で世界6位です。同じく新興EV企業であるルーシッドは、時価総額906億ドルで7位にランクインする規模です。

それだけ、株式市場ではEV自動車の期待が大きいことを示しています。原油価格が上昇すれば、EV企業に資金が集まります。

参考:リビアン(RIVN)四半期決算|世界6位の時価総額のEV企業

注目2:欧州EV市場が前年比+137%で中国を抜く?

参考:Global Plug-in Vehicle Sales Reached over 3,2 Million in 2020

EV車の地域別の売上高の推移です。

19年時点のEV比率は2.5%、中国がEV市場の牽引役でした。しかし、20年は欧州が中国市場を越えて急成長しています。欧州はEU国境炭素税を導入し、26年までにガソリン車を禁止するとしています(参考:EU国境炭素税)。

欧州がEV車にこだわる理由は、ガソリン車の競争で米国と日本に負けたからですね。15年にフォルクスワーゲン社の排出ガス問題があり、欧州はEV車に方向転換しています。

20年の欧州の販売台数は、前年比+137%で中国を超えました同社は欧州と中東をメイン市場だとしています。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ルーシッド(LCID)の四半期決算は?

リビアンの注目ポイントは...
  1. 21年8月にSPAC上場した、米国の新興EV企業である
  2. 44億ドルの資金調達に成功、世界7位の自動車会社
  3. アリゾナ州工場で面積を拡大、22年3Qに生産開始予定
  4. 約13億ドルの注文書を反映し、注文数は1.7万に増加
  5. EVの期待値は高く、原油やガス価格の高騰は追い風である
  6. 低価格帯の中国メーカーが増え、競争が激しい分野になる

個人的には、ルーシッドは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、EV企業は中国で競合が増えており、収益性が低いビジネスになると思うからです業界最大手のテスラは21年の営業利益率が7.7%と高いです。しかし、業界2番手の中国ニオは営業利益率が−14%で、売上成長率も鈍化しています。

低価格帯の中国と競争するには、高級志向で勝負するしかないですね。

ただし、中長期的にはEVの期待値は高く、将来的には事業も株価も上昇するかもしれないですね脱炭素化やエネルギー問題により、世界の天然ガスや原油価格は高騰しています。原油高騰が続けば、EVなどの環境銘柄に資金が集まります。

ただ、現時点で同社に投資する利点は薄いです。

新興EV企業であるリビアンは、21年11月に上場し119億ドルの資金調達に成功しています。脱炭素化や原油高騰は新興EVに追い風で、資金調達しやすい状況が続いていますね。

参考:リビアン(RIVN)四半期決算|世界6位の時価総額のEV企業

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