キャタピラー(CAT)四半期決算|北米の建設部門が+56%に加速?

世界最大の建設機械メーカーであるキャタピラーは、コロナ後の景気回復で恩恵を受ける銘柄です。アジア地域を中心に急回復し、中国向けの建設事業は前年比+72%で加速しています。21年2Qはアジアが減速するも、北米と南米が力強く回復しています。

  • コロナで急落するも、株価は1年2倍に高騰してる…」
  • 「アジアを中心に急回復、営業利益率は16%に上昇した…」
  • 「中国向け建設機械が好調で、前年比+72%で加速してる…」

キャタピラーは、世界最大の建設機械重機の米国メーカーです。世界市場シェア32%を保有し、世界190か国で事業展開していますね。16年に中国景気後退と20年のコロナで減速するも、21年1Qは中国やアジア地域を中心に、急速に業績を戻しています

個人的には、キャタピラーは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、好景気で期待できる景気敏感株だが、21年2Q時点ではすでに割高だからですただし、短期的にはまだまだ業績も株価も上昇すると思います。21年1Qは中国を含むアジア地域が大きく上昇し、2Qは北米や南米地域の売上が上昇しています。

2Qは世界経済の成長の牽引役が、中国から北米にシフトしてます。

1Qはアジア地域の建設部門が前年比+72%で、業績の上昇を牽引しました。しかし、2Qはアジア地域は+8%に減速し、売上比率が高い北米が+56%、南米が+103%です。また、資源部門も北米が+58%、南米が+80%と加速してます。

コロナを克服した北米と南米は、建設や資源の投資を加速しています。対照的に、中国は国内景気が鈍化傾向にあり、中国以外のアジア地域はデルタ株の影響で経済がストップしています。2Qは地域別で明暗がはっきりと分かれています。

世界経済が好調ならば、21年後半も好調を維持しそうです。

キャタピラーの投資判断したい人向け
  1. キャタピラーの4半期決算(21年4-6月)は?
  2. キャタピラーの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 1Qは中国の建設が+72%だが、2Qは+8%に減速

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

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では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

キャタピラー(CAT)の四半期決算は?

キャタピラー(CAT)の過去四半期の決算を紹介します。

20年4Q決算(20年12月31日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:112.35億ドル(−14%
  2. 営業利益:12.00億ドル(−11%)
  3. 純利益:7.80億ドル(−28%
  4. 1株当たり利益:1.41ドル(−28%)

21年1Q決算(21年3月31日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:118.87億ドル(+11%
  2.  Construction Industries:54.59億ドル(+27%
  3.   北米:21.26億ドル(+2%
  4.   南米:3.92億ドル(+48%
  5.   欧州中東:10.81億ドル(+22%
  6.   太平洋:18.42億ドル(+72%
  7.  Resource Industries:22.16億ドル(+6%
  8.   北米:6.57億ドル(−6%)
  9.   南米:4.05億ドル(+27%
  10.   欧州中東:4.74億ドル(+20%
  11.   太平洋:5.61億ドル(−1%)
  12.  Energy & Transportation:45.07億ドル(+4%
  13. 営業利益:20.00億ドル+37%
  14. 純利益:15.30億ドル+40%
  15. 1株当たり利益:2.77ドル(+39%

マネックス証券の決算レポートです。

第 1 四半期売上高は予想を上回り、調整済み EPS は予想を大幅に上回った。2021 年 1- 3 月期決算は純利益が前年同期比 40%増の 15 億ドル(約 1660 億円)だった。中国や南米 で建設機械の需要が回復し、北米市場の販売も前年同期を上回った。最終増益は 19 年 10 -12 月期以来、5 四半期ぶり。売上高も同 12%増の 118 億ドルと 7 四半期ぶりにプラス に転じた。

主力の建設機械はアジア太平洋地区の売上高が前年同期比 72%増、南米が同 48%増など大幅に上向き、全体で 27%増加した。鉱山機械の売上高は 6%増、エネルギー・ 輸送関連機器も 4%増となり、主要 3 部門がいずれも増収に転じた。

ジム・アンプレビー最高経営責任者(CEO)は同日の決算会見で「想定を上回るペースで 市況が回復している」と述べ、特に中国の建機需要の伸びを強調した。一方で、足元のコロナ感染の拡大や半導体不足、原材料費の上昇などマイナス要因も多いと説明。需要 や生産への影響が読めないとして 4-6 月期の業績予想の開示を見送った。半導体不足 が続いた場合、21 年後半に生産不足に陥る可能性があるという。

参考:こころトレード研究所

21年2Q決算(21年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:128.89億ドル(+28%
  2.  Construction Industries:40.48億ドル(+40%
  3.   北米:24.98億ドル(+56%
  4.   南米:4.30億ドル(+103%
  5.   欧州中東:12.91億ドル(+38%
  6.   太平洋:13.84億ドル(+8%
  7.  Resource Industries:18.26億ドル(+41%
  8.   北米:7.99億ドル(+58%
  9.   南米:4.87億ドル(+80%
  10.   欧州中東:5.25億ドル(+39%
  11.   太平洋:6.60億ドル(+19%
  12.  Energy & Transportation:41.49億ドル(+20%
  13.   Oil and Gas:11.37億ドル(+11%
  14.   Power Generation:10.52億ドル(+18%
  15.   Industrial:8.99億ドル(+33%
  16.   Transportation:10.32億ドル(+10%
  17. 営業利益:17.89億ドル+128%
  18. 純利益:14.13億ドル+208%
  19. 1株当たり利益:2.56ドル(+204%

2Qの売上高は前年比+28%で128.89億ドル、営業利益は+128%で17.89億ドルです。20年3Qと4Qは売上が落ち込むも、21年1Qに反転し2Qは力強く上昇しています。営業利益率は13.8%と比較的に高い水準です。

1Qは建設部門の太平洋地域が、同社の成長を牽引しました。

しかし、2Qは建設部門の北米と南米、資源部門の北米と南米が大きく上昇しています。対照的に、これまで成長を牽引していた中国の国内景気と、ワクチンがないアジア地域は減速しています。北米の経済再開が進み、世界経済の牽引役が北米にシフトしてます。

また、エネルギーと交通部門も成長が加速しています。

ただし、ガイダンスを示さないものの3Qは利益率が圧迫するとしています。利益率が低下する理由は、原材料価格高騰ではなく役員報酬だとしています。

アンドルー・ボンフィールドCFOは電話インタビューで「第3四半期は少し逆風が吹き、利益率が前期比で低下するとみている」と発言。「今年の最も大きな要因は原材料価格の上昇ではなく、短期的なインセンティブ報酬で、利益率にとってより強い逆風になっている」と述べた。キャタピラーは昨年の年央と今年初めに実施した値上げで原材料価格の上昇を補えると予想した。同社は機械製造で大量の鉄鋼を消費するが、米国内の鉄鋼価格は年初から90%近く上昇している

参考:7-9月の利益率低下を予想

21年3Q決算(21年9月…)

21年3Q決算は、10月29日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか

キャタピラー(CAT)の損益計算書は?

キャタピラーは1961年に1.6ドルで上場しました。株価は好景気や後退を繰り返しながら、緩やかに上昇していますね。20年3月は95ドルまで急落するも、21年6月は208ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は16年と20年に大きく下落しています。16年は中国経済の減速で、20年はコロナによる景気後退ですね。16年の営業利益率は2.8%まで低下するも、19年は15.4%まで回復しています。

近年はアジア太平洋地域での売上高が増えています。しかし、アジア地域に進出すれば、中国との価格競争で利益率は下がるかもしれません。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは横ばいが続き、EPSは景気動向に左右されます。自社株買いと配当に積極的で、配当金は10年で2.2倍、配当利回りは2%前後です。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、黒字だがあまり増えていません。機械重機購入などの設備投資が、それなりに必要な業種ですね。営業CFも景気動向の影響を受けます。

では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?

キャタピラー(CAT)の注目ポイントは?

キャタピラー(CAT)の注目すべきポイントを紹介します。キャタピラーは、世界最大の建設機械重機メーカーです。世界市場シェアの32%を保有し、世界190か国で事業展開しています。IoT接続の重機も製造し、アジア太平洋地域の売上高が増えています。

注目1:世界1位のキャタピラーのシェアは31%?

参考:6.8 Million Connected Heavy Construction Machines

建設機械の世界市場のシェアです。

世界最大の建設機械はキャタピラーでシェアは31%です。次いで、日本のコマツが17%、日立建機、英国のJCB、スウェーデンのボルボ、米国のディア・アンド・カンパニー(DE)が6%と続きます。

参考:ディーア(DE)四半期決算|歴史的な食品高騰で営業利益は+187%

キャタピラーは25年の創業以来、世界1位を守り続けています。世界190か国で事業展開し、近年は軍需産業や航空宇宙業界にも参入しています。

また、建設機械のIoT市場も急拡大しています。25年までに年率25%で成長し、ネットに接続される機械は680万台が販売される予定です。キャタピラーはAT&Tと提携して、世界中の顧客に4GLTE接続を提供しました。

では、キャタピラーの事業別の売上高はどうでしょうか?

注目2:建設機械事業の売上比率は40%である?

参考:Caterpillar’s external revenue  FY 2020

キャタピラーの事業別売上高の推移です。

売上比率が最も大きいのは建設機械事業で40%です。次いで、エネルギー・運輸事業が34%、鉱山機械事業が17%、金融商品が7%と続きます。20年のコロナによる経済危機で最も影響を受けたのは、主力の建設事業ですね。

では、地域別の売上高はどうでしょうか?

注目3:売上比率が最も高い地域は北米で43%?

参考:Caterpillar – global sales and revenue by region 2020

キャタピラーの地域別の売上高の推移です。

売上比率が最も高いのは北米で43%を占めます。次いで、アジア太平洋地域が24%、欧州中東地域が23%、南米が8%と続きます。北米市場が急落したことで、アジア太平洋の比率が高くなっている事が分かります。

21年1Qは業績が好転したが、回復を牽引したのは中国市場です。中国を含むアジア地域で、建設部門の売上前年比は+72%まで急増しています。21年2Q以降は北米市場がどれだけ回復するか注目したいですね。

では、世界の建設機械の需要はどのように変化しているでしょうか?

注目4:中国市場は世界最大で過去3年で3倍に急拡大?

参考:Overview of the global construction equipment market

世界の建設機械重機の市場規模です。

販売台数は年間70万台で、2015年に底を打ちました。その後の地域別の販売台数を見ると中国が3倍に急拡大し、北米市場を追い越していますね。18年の小売価格は1100億ドルで113万台と過去最高レベルです。

中国市場が世界の建設機器市場を牽引していることが分かります。

キャタピラーの業績が21年に回復したのも、中国市場の好調によるものです。ただし、中国においても建機産業が育ちつつあり、競争の激化が予想されます。中国企業は価格競争に強いため、キャタピラーの利益率が低下する可能性もありますね。

中国ほどではないが、米国内の建設市場も緩やかに拡大し続けます。

注目5:年率4.3%で拡大し27年に1730億ドル?

参考:Construction Equipment Market Size, Share  

米国内の建設機械の市場規模推移です。

米国内の建設機械市場は、20年時点で1287億ドルです。年率4.3%で拡大し、27年には1730億ドルに拡大すると試算されています。中国と比較すると成長率は低いが、長期的にはまだまだ成長しますね。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:キャタピラー(CAT)の四半期決算は?

キャタピラー株の特徴は...
  1. 61年に上場した、世界最大の建設機械メーカーである
  2. 1925年に創業して以来1位、世界シェアは32%
  3. 中国経済の減速で16年、コロナで20年に売上は下落
  4. 16年の営業利益率は2%、19年に15%に回復する
  5. 北米の売上比率が43%で最大だが、アジアが伸びてる
  6. 21年1Qは、中国向け建設機械が前年比72%で加速

個人的には、キャタピラーは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、好景気で期待できる景気敏感株だが、21年2Q時点ではすでに割高だからですただし、短期的にはまだまだ業績も株価も上昇すると思います。21年1Qは中国を含むアジア地域が大きく上昇し、2Qは北米や南米地域の売上が上昇しています。

2Qは世界経済の成長の牽引役が、中国から北米にシフトしてます。

1Qはアジア地域の建設部門が前年比+72%で、業績の上昇を牽引しました。しかし、2Qはアジア地域は+8%に減速し、売上比率が高い北米が+56%、南米が+103%です。また、資源部門も北米が+58%、南米が+80%と加速してます。

コロナを克服した北米と南米は、建設や資源の投資を加速しています。対照的に、中国は国内景気が鈍化傾向にあり、中国以外のアジア地域はデルタ株の影響で経済がストップしています。2Qは地域別で明暗がはっきりと分かれています。

世界経済が好調ならば、21年後半も好調を維持しそうです。

建築機械で世界3位のディーアは、農業機械で世界1位のシェアを持ちます。20年のコロナ後に食料価格が高騰し、21年6月の食料価格指数は10半ぶりの記録的な高値を付けています。これを受けて、ディーアの営業利益は前年比+187%で加速しています。

参考:ディーア(DE)四半期決算|歴史的な食品高騰で営業利益は+187%

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