トーム(TRMD)四半期決算|21年3Qは前年比-4%に改善

世界経済は順調に回復する中でも、原油や石油製品タンカーの需要は弱いままですね。21年2Qは前年比−33%、3Qは−4%と引き続き弱いです。では、製品タンカーの需要が回復するのはいつでしょうか?

  • 「コロナによる原油低迷で、株価は30%も暴落している…」
  • 「タンカー市況が好転し、20年11月から1.5倍に上昇…」
  • 「世界中の脱炭素化で、もう原油需要は回復しないのだろうか…」

トームは原油と原油製品を海上輸送するイギリスの海運企業です。中型船のLR2/LR1を19隻、小型船のMRを54隻、全部で73隻を保有しています。また、オーダー中の新規造船は10隻と積極的に設備投資をしています

個人的には、トームは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準の製品タンカーの運賃は、いずれ上昇すると思うからです世界の原油消費量の予測を見ると、21年後半には以前の水準に戻し、22年後半には過去最高水準を更新します。

原油市況が回復すれば、同社の業績も力強く回復します。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。トームによると、原油製品タンカーの注文数は過去最低水準の7%です

ただ、短期的にはアジアのロックダウン、中国の停電などで需要は低いですね。タンカー市況が回復するのは、電力問題が落ち着いた22年以降になるかもしれません。

トームの投資判断したい人向け
  1. トームの4半期決算(21年7-9月)は?
  2. トームの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. コンテナやバルク船と同様に、原油タンカーも高騰するのか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

トーム(TRMD)の四半期決算は?

トーム(TRMD)の四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年3月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:1.240億ドル(前年比−48%)
  2. 営業利益:−0.117億ドル(−116%)
  3. 純利益:−0.213億ドル(−137%)
  4. 1株当たり利益:—ドル(—%)

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:1.510億ドル(前年比−33%)
  2. 営業利益:0.133億ドル(−84%)
  3. 純利益:0.021億ドル(−97%)
  4. 1株当たり利益:0.03ドル(−96%)

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:1.555億ドル(前年比−4%)
  2. 営業利益:−0.037億ドル(前年度0.124億ドル)
  3. 純利益:−0.147億ドル(前年度0.006億ドル)
  4. 1株当たり利益:−0.19ドル(前年度0.01ドル)

3Qの売上高は前年比−4%で1.555億ドル、営業利益は−0.037億ドルでした。21年1Qと2Qと比較すると、売上は少し改善していますね。ただし、営業利益率は−2.3%と低いです。

21年後半は経済再開が進み、石油製品の需要が増しています。ただし、消費量はまだ回復しておらず、22年半ばまで待つ必要があります。また、アジアでのロックダウンや米国ハリケーン、中国の停電もあり、石油製品市況は低調だったと言います。

  • LR2 fleet 15,315 (-36%)
  •  LR1 fleet  11,211 (-46%)
  •  MR fleet 12,785 (-15%)
  •  Handysize 6,304 (-17%)

製品タンカー市場は、アジアでのロックダウン、米国でのハリケーンシーズン、および継続的に弱い原油タンカー市場の影響を受けて、2021年の第3四半期も全般的に低迷しました。

当四半期全体で、西部と東部の市場はバランスが取れていました。西部は四半期の初めに東部を上回り、移動制限の緩和の余地を与えた西部のワクチン接種率の進歩を反映しています。東部でのロックダウンが続いているにもかかわらず、米国湾岸からの輸出と同時に、東部から西部への船舶の移動が増加していることを反映して、東部の製品タンカーの運賃は四半期の半ばから西部の運賃を上回りました。温帯低気圧による製油所の停止による悪影響を受け、東から西への製品フローの需要が増加し、大西洋海盆の供給状況が厳しくなりました。

ハリケーンアイダは、ピーク時にほぼ3m b / dの米国湾岸製油所の能力をオフラインに送りました。広範囲にわたる洪水、停電、原油供給の中断により、製油所の再開が遅れました。この中断された製品は、USACに供給する植民地およびプランテーションのパイプラインシステムに流れ込み、大西洋市場ですでに低い製品在庫状況を悪化させ、スエズ東部からより多くのバレルを引き込みます。同様に、製油所の停止により、米国湾岸製品の輸出が減少し、2021年8月の平均220万b / dから、2021年9月の最初の3週間で平均150〜170万b / dに減少しました

東部では、一般的に低い予防接種率とその結果としての封鎖の中でのデルタ変異体の発生により、東南アジアのクリーン製品の輸入が前四半期比(および前年比)で20%減少し、複数年の低水準になりました。中国の輸出は、排出量を抑えるために精製産業を統合しようとする国の試みの影響を受けて、今年の第1四半期と第2四半期に見られたレベルの平均の半分にすぎませんでした。 2021年の第4四半期の初めに停電が増加すると、一部の製油所での製油所の生産量が抑制され、潜在的な輸出の増加をさらに抑えることができました。

西側からのクリーンな製品の引き込みにより、中東とインドからの西向きの輸出が2019年に最後に見られたレベルに押し上げられ、東部の運賃が支えられました
原油タンカー市場は2021年の第3四半期も引き続き低調であり、新造原油タンカーによる市場の共食いは高水準にとどまっています。 OPECバレルが徐々に戻ってきたにもかかわらず、2021年の第3四半期のOPEC原油輸出は2019年の第3四半期に見られたレベルを1.8mb / d下回ったままでした。 2021年、2021年第3四半期の輸出は平均2.4mb / dで、2019年の第2四半期以来の最低の四半期レベルです。

2021年の第4四半期の初めに、製品タンカー市場は一般的な石油市場の供給の逼迫によって引き続き挑戦され、継続的な在庫引き込みにつながりました。それにもかかわらず、ハリケーンIdaの停止と計画されたメンテナンスからの米国湾岸製油所の復帰は、米国製品の輸出の力強い回復につながり、西側の製品タンカーの収益を支えています。特に西部での予防接種率の上昇は、COVID-19の症例がいくつかの国で増加しているときでさえ、道路輸送燃料の需要を支え続けています。国際的なガス価格の高騰は、今後数ヶ月の電力部門でのガスから石油への代替を通じて、石油需要にいくらかの力を加える可能性があります世界の製品タンカー船隊(25,000 dwt以上)は、アクティブな船舶解体レベルが船隊の成長を抑制したため、2021年の第3四半期に0.7%増加しました(出典:TORM)。

参考:Report of Foreign Issuer 2021 Q3

21年4Q決算(21年12月…)

21年4Q決算は、22年2月10日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

トーム(TRMD)の10年の損益計算書は?

トームは2018年に7.6ドルで上場しています。上場後も株価は横ばいで推移し、21年11月現在は8.4ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、過去10年比で売上高は伸びていません。売上高が減少しているのは、船舶を処分する事で規模を縮小したからです不採算を処分したことで、営業利益ベースでは回復傾向にありますね。

21年の営業利益率は、−1.4%まで落ち込んでいます。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。過去10年間は海運業界全体にとって悪い時期でしたね。BPSは下落を続けている上に、EPSも不安定に推移しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、赤字が多いですね。13年以前は古い船舶を売却していたが、15年以降は積極的に設備投資をしていますね。しかしながら、需給が悪く営業CFは増えず、設備投資の回収には至っていません

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

トーム(TRMD)の注目すべきポイントは?

トームに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。トームは原油タンカーと原油製品を運搬するプロダクトタンカーを保有する会社です。

注目1:中型船を19隻、小型船を54隻保有してる?

参考:FULL-YEAR AND Q4 2020 RESULTS

トームが保有する船舶数は全部で73隻です。

中型船のLR2/LR1を19隻、小型船のMRを54隻を保有しています。また、オーダー中の新規造船は10隻もありますね。トームはガソリン、ジェット燃料、ナフサ、ディーゼル油などの原油製品を主に運搬しています。

以前はバルク船も所有していたが、15年に最後の2隻を売却しています。

プロダクトタンカーの注文数は、過去最低水準にあると言います。

注目2:新規造船の注文書数の割合は過去最低水準の7%?

参考:FULL-YEAR AND Q4 2020 RESULTS

プロダクトタンカーの船舶数に対する注文書の割合です。

プロダクトタンカーの注文数の割合は、過去最低水準の7%です。これは、金融危機以降の09年や10年よりも低い数値ですね。プロダクトタンカーとは、ガソリン、ジェット燃料などの精製後の原油を運搬するタンカーです。

コンテナ船、バルク船、原油タンカーと同様に、需給関係が締まる事を示しています。

では、原油タンカーの市況はどのように推移しているでしょうか?

注目3:原油タンカー運賃は過去10年で最低水準?

参考:不定期船・タンカー運賃指標の推移(BDI/WS)

日本郵船による、不定期船(水色)とタンカー運賃(青色)の推移です。

タンカー運賃は、20年3月に一時的に200まで急騰しています。その理由は、20年3月に陸上の貯蔵タンクが一杯になり、洋上タンカーのスポット価格が高騰したからです。しかしながら、5月以降はタンクの問題が解消され、運賃は過去10年で最も低水準です

世界的に原油の消費量が急減したことで、船舶の数が過剰だからです。

タンカー運賃は原油価格には依存せず、原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)に依存します。20年5月から原油価格は急回復しているが、原油タンカーの需給は緩いです

コロナによる影響で、20年の原油消費量は過去水準ですね。では、原油タンカーの運賃の指標は何を見れば良いのでしょうか?

注目4:タンカー運賃の指標はサイズ毎に確認できる?

参考:Tanker Worldscale Rate

原油タンカー運賃の指標を見るには、SIMPSONというサイトが掲示しています。船舶サイズごとに、過去6ヶ月間のタンカー運賃を調べられます。最も小さい37000サイズの運賃を見ると、21年あたりから価格が上昇しています。

では、20年3月のコロナショックでは、どれだけ石油需要が急落したのでしょうか?

注目5:21年Q3にコロナ以前の水準まで回復する?

参考:World Crude Oil Supply and Demand Forecast, 2020-2021

21年以降の原油の供給と需要予測です。

世界の原油消費量(緑色)を見ると、19年Q4の101百万バレルから、20年2Qに84百万バレルまで急落しました。しかしながら、21年Q3には98百万バレルまで回復し、22年Q3には過去最高水準を更新します

消費量が回復するということは、原油タンカーの需要が上昇しますね。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。鉄鉱石の価格が2倍に上昇したことで、新たな設備投資には膨大な資金が必要になります。

そのため、コンテナやバルク運賃で起きた上昇は、いずれは原油にも波及します。

環境問題で原油の需要が落ち込んだように見えます。しかしながら、世界規模で見ると、原油の需要や消費量は伸び続けていますそのため、原油タンカーの数が増えなければ、タンカー運賃は上昇するしかありません。

参考:世界のエネルギー消費と資源

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:トーム(TRMD)の四半期決算は?

トームの注目ポイントは...
  1. 2018年に上場した、原油製品タンカーの英国企業
  2. 全部で73隻のタンカーを保有、注文中は10隻もある
  3. 中型船LR2/LR1を19隻、小型船MRを54隻を保有する
  4. 船舶を大量に処分し、14年以降は売上高は横ばいが続く
  5. 競合と比較して利益率は低く、19年の営業利益率は13%
  6. 原油製品タンカーの注文数は、過去最低水準の7%しかない
  7. コンテナやバルク船に続いて、21年はタンカー運賃も上昇

個人的には、トームは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準の製品タンカーの運賃は、いずれ上昇すると思うからです世界の原油消費量の予測を見ると、21年後半には以前の水準に戻し、22年後半には過去最高水準を更新します。

原油市況が回復すれば、同社の業績も力強く回復します。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。トームによると、原油製品タンカーの注文数は過去最低水準の7%です

ただ、短期的にはアジアのロックダウン、中国の停電などで需要は低いですね。タンカー市況が回復するのは、電力問題が落ち着いた22年以降になるかもしれません。

原油タンカー銘柄で1番のお勧めは、ユーロナブ(EURN)です。なぜならば、財務が最も健全で売上高が拡大しているからです。原油タンカー企業に投資する際には、財務が健全で成長が見込める企業に投資するべきですね。

参考:ユーロナブ(EURN)の四半期決算|20年4Qの売上高は−61%

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