トーム(TRMD)四半期決算|22年1Qは+68%に加速

世界経済は順調に回復する中でも、原油や石油製品タンカーの需要は弱いままですね。21年2Qの売上は前年比−33%、3Qは−4%と引き続き弱いです。しかしながら、21年4Qは+62%、22年1Qは+68%と急速に上向いています

  • 「コロナによる原油低迷で、株価は30%も暴落している…」
  • 「タンカー市況が好転し、20年11月から1.5倍に上昇…」
  • 「世界中の脱炭素化で、もう原油需要は回復しないのだろうか…」

トームは原油と原油製品を海上輸送するイギリスの海運企業です。中型船のLR2/LR1を19隻、小型船のMRを54隻、全部で73隻を保有しています。また、オーダー中の新規造船は10隻と積極的に設備投資をしています

個人的には、トームは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準の製品タンカーの運賃は、いずれ上昇すると思うからです世界の原油消費量の予測を見ると、21年後半には以前の水準に戻し、22年後半には過去最高水準を更新します。

原油市況が回復すれば、同社の業績も力強く回復します。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。トームによると、原油製品タンカーの注文数は過去最低水準の7%です

22年1Qは原油製品タンカーの市況がタイトになっています。22年5月時点の予想PER4.3倍は割安にありますね。

トームの投資判断したい人向け
  1. トームの4半期決算(21年7-9月)は?
  2. トームの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. コンテナやバルク船と同様に、原油タンカーも高騰するのか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

トーム(TRMD)の四半期決算は?

トーム(TRMD)の四半期決算を紹介します。

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:1.555億ドル(前年比−4%)
  2. 営業利益:−0.037億ドル(前年度0.124億ドル)
  3. 純利益:−0.147億ドル(前年度0.006億ドル)
  4. 1株当たり利益:−0.19ドル(前年度0.01ドル)

21年4Q決算(21年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:1.89億ドル前年比+62%)◯
  2. 営業利益:0.081億ドル(+136%
  3. 純利益:−0.081億ドル(+79%
  4. 1株当たり利益:−0.10ドル(+81%)◯

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:2.094億ドル前年比+68%)◯
  2. 営業利益:0.226億ドル(前年度−0.116億ドル)
  3. 純利益:0.104億ドル(前年度−0.213億ドル)
  4. 1株当たり利益:0.12ドル(前年度−0.28ドル)◯

22年2Q決算(22年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:3.385億ドル前年比+124%)◯
  2. 営業利益:1.187億ドル(+857%
  3. 純利益:1.066億ドル(+44倍
  4. 1株当たり利益:1.31ドル(+43倍)◯

プロダクト タンカー市場は、ロシアのウクライナ侵略、それに伴う貿易の再調整、およびさまざまな地理的位置での利用可能なトン数の変化の結果として、ロシアの製品輸出に対する制裁および自己制裁の影響を受け続けました。 製油所の状況における最近の変化は市場をさらに支え、2022 年 6 月のクラークソンズの平均 MR ベンチマークは 2006 年以来最高の月次レベルに達しました。

原油価格の高騰と景気減速の可能性に関連する懸念の高まりにもかかわらず、2022 年第 2 四半期のほとんどの地域で、輸送による石油需要は比較的堅調に推移しました。それにもかかわらず、米国では需要の軟化が見られ、過去最高のガソリン価格により、ガソリンの消費量が過去最高を下回りました。これは、2022 年第 1 四半期に 2021 年の水準を約 9% 上回った後です。同様に、中国での COVID-19 関連のロックダウンにより、同国の石油需要は 1 年前の水準を 200 万 b/d 下回る結果になりました。特にディーゼルの供給逼迫に対する懸念が製品価格をさらに押し上げ、同時に原油価格が同様の上昇を見せなかったため、製油所の利益率は過去最高を記録しました。

2022 年第 2 四半期には、東部から西部への石油の流れの増加に牽引されて、クリーンな石油製品を含む流域間の長距離貿易量が増加しました。特に、中東からヨーロッパへの中間留分の流れは、2022 年第 2 四半期の終わりに向けてその傾向を支えました。これは、ロシアに対する自己制裁と引き締めの石油制裁により、ヨーロッパがますます代替供給を探すようになったためです。正式な EU 石油禁輸は 2023 年 2 月まで発効しませんが、新規契約が許可されないため、すでに影響があります。それにもかかわらず、2022 年 6 月までに、ロシアからのヨーロッパの石油製品の輸入は (2022 年 2 月の高水準から) 30% 未満減少しており2023 年 2 月までに貿易量の 3 分の 2 が他の供給源に置き換えられることを意味しています。

2022 年第 2 四半期全体で、西部の市場は東部の市場を上回ったが、東部の料金は 2022 年第 2 四半期の終わりに向けて大幅に上昇した.ウクライナ侵攻後も、南米からの旺盛な需要に支えられ、米国からの製品輸出は引き続き好調でした。米国湾岸諸国からの製品輸出は、2022 年第 1 四半期の平均 210 万 b/d から 2022 年第 2 四半期には 220 万 b/d に増加しました。これは、2018 年以来、第 2 四半期で最も強力な輸出水準です。2022 年 5 月の貿易フローの急増にもかかわらず、ヨーロッパからのガソリンの流れは2022 年第 2 四半期の米国東海岸への輸出は、昨年の同時期の水準を大幅に下回りました。一般的に、米国への輸入が減少し、2022 年第 2 四半期に米国湾岸で貨物料金が急激に上昇する可能性があり、トン数に対する強い需要が船舶の利用可能性を上回ったため、TCE の収益は時折 3 桁のレベルに達しました。これに加えて、メキシコ西海岸での荷揚げの遅れにより、「運用中の」浮体式貯蔵庫に停泊する船舶の数が増加し、この地域で利用できる船舶の数が制限されました。

東部では、貨物市場は、アフリカからの継続的な堅調な需要にさらに支えられた、ヨーロッパにおける中東留出バレルに対する強い需要によって支えられました。米国西海岸へのジェット気流も同様に増加しました。西側からの製品の流れが少なかったため、特に 2022 年第 2 四半期末にかけて、東側の MR 数は比較的低く保たれました。2022 年 4 月にニュージーランドで唯一の製油所が閉鎖されたことで、ニュージーランドとオーストラリアを合わせると、2022 年第 1 四半期から 15% 急増し、特に韓国と台湾が (インドを犠牲にして) 市場シェアを伸ばしています。一方、中国のクリーン製品の輸出は、輸出割当量が低いため、特に 2022 年第 2 四半期の後半に低いままでした。

プロダクト タンカー市場は上昇率を経験しましたが、原油タンカー市場、特に大型船クラスは依然として低調でした。最大の原油タンカーである VLCC セグメントの市場は、2022 年第 2 四半期を通じて低調に推移し、生産目標に対する OPEC の業績不振の影響を受けました。さらに、最近の COVID-19 関連の封鎖の中で、中国の原油輸入が 2022 年第 1 四半期に見られたレベルを大幅に下回ったため、中国が役割を果たしました。原油タンカー市場の低迷は、新造原油タンカーによるプロダクトタンカー市場の「カニバリゼーション」をもたらすことが多いが、2022 年第 2 四半期の好調なプロダクトタンカー収益と弱い VLCC 収益との間の不一致の拡大の影響は、新造船の数に及ぼす影響がより抑えられた製品のコストの増加と基本的な価格の後退により、VLCCを使用する魅力が低下したため、VLCCはクリーンな貨物を持ち上げました。一方、強力なクリーン タンカーの収益により、多くの LR2 がクリーンアップされ、2022 年第 1 四半期末から 2022 年第 2 四半期初めに見られたトレンドが部分的に反転し、Aframax の好調な収益により、いくつかの LR2 がダーティ マーケットに移行しました。

2022 年第 3 四半期の初めに、米国、ヨーロッパ、アジアからの貿易量の増加に支えられて、プロダクト タンカー市場は引き続き強化されました。 VLCC レートも、中東の OPEC 産油国からのバレル数の増加と、VLCC でヨーロッパとアジアに出荷された米国原油の量が増加したことを背景に、低水準から上昇しました。

世界のプロダクト タンカー船隊 (25,000 dwt 以上) は、2022 年第 2 四半期に 0.4% 増加しました。これは、廃船が比較的高いレベルに保たれている一方で、新造船の納入が鈍化したためです (出典: TORM)。

2022 年第 2 四半期に、TORM のプロダクト タンカー艦隊は
平均 TCE 収益 USD/日 29,622 (前年比 103% 増)

 LR1 フリートは USD/日 33,269 (前年比 123% 増)
 LR2 フリートは USD/日 30,741 (前年比 115% 増)
 MR フリートは USD/日 29,174 (前年比 100% 増)
 ハンディサイズのフリートは 1 日あたり 12,196 米ドル (前年比 19% ダウン)

参考:Report of Foreign Issuer 2022 Q2

22年3Q決算(22年9月…)

22年2Q決算は、11月27日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

トーム(TRMD)の10年の損益計算書は?

トームは2018年に7.6ドルで上場しています。上場後も株価は横ばいで推移し、22年5月は13.2ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、過去10年比で売上高は伸びていません。売上高が減少しているのは、船舶を処分する事で規模を縮小したからです不採算を処分したことで、営業利益ベースでは回復傾向にありますね。

21年の営業利益率は、−1.4%まで落ち込んでいます。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。過去10年間は海運業界全体にとって悪い時期でしたね。BPSは下落を続けている上に、EPSも不安定に推移しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、赤字が多いですね。13年以前は古い船舶を売却していたが、15年以降は積極的に設備投資をしていますね。しかしながら、需給が悪く営業CFは増えず、設備投資の回収には至っていません

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

トーム(TRMD)の注目すべきポイントは?

トームに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。トームは原油タンカーと原油製品を運搬するプロダクトタンカーを保有する会社です。

注目1:中型船を19隻、小型船を54隻保有してる?

参考:FULL-YEAR AND Q4 2020 RESULTS

トームが保有する船舶数は全部で73隻です。

中型船のLR2/LR1を19隻、小型船のMRを54隻を保有しています。また、オーダー中の新規造船は10隻もありますね。トームはガソリン、ジェット燃料、ナフサ、ディーゼル油などの原油製品を主に運搬しています。

以前はバルク船も所有していたが、15年に最後の2隻を売却しています。

プロダクトタンカーの注文数は、過去最低水準にあると言います。

注目2:新規造船の注文書数の割合は過去最低水準の7%?

参考:FULL-YEAR AND Q4 2020 RESULTS

プロダクトタンカーの船舶数に対する注文書の割合です。

プロダクトタンカーの注文数の割合は、過去最低水準の7%です。これは、金融危機以降の09年や10年よりも低い数値ですね。プロダクトタンカーとは、ガソリン、ジェット燃料などの精製後の原油を運搬するタンカーです。

コンテナ船、バルク船、原油タンカーと同様に、需給関係が締まる事を示しています。

では、原油タンカーの市況はどのように推移しているでしょうか?

注目3:原油タンカー運賃は過去10年で最低水準?

参考:不定期船・タンカー運賃指標の推移(BDI/WS)

日本郵船による、不定期船(水色)とタンカー運賃(青色)の推移です。

タンカー運賃は、20年3月に一時的に200まで急騰しています。その理由は、20年3月に陸上の貯蔵タンクが一杯になり、洋上タンカーのスポット価格が高騰したからです。しかしながら、5月以降はタンクの問題が解消され、運賃は過去10年で最も低水準です

世界的に原油の消費量が急減したことで、船舶の数が過剰だからです。

タンカー運賃は原油価格には依存せず、原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)に依存します。20年5月から原油価格は急回復しているが、原油タンカーの需給は緩いです

コロナによる影響で、20年の原油消費量は過去水準ですね。では、原油タンカーの運賃の指標は何を見れば良いのでしょうか?

注目4:タンカー運賃の指標はサイズ毎に確認できる?

参考:Tanker Worldscale Rate

原油タンカー運賃の指標を見るには、SIMPSONというサイトが掲示しています。船舶サイズごとに、過去6ヶ月間のタンカー運賃を調べられます。最も小さい37000サイズの運賃を見ると、21年あたりから価格が上昇しています。

では、20年3月のコロナショックでは、どれだけ石油需要が急落したのでしょうか?

注目5:21年Q3にコロナ以前の水準まで回復する?

参考:World Crude Oil Supply and Demand Forecast, 2020-2021

21年以降の原油の供給と需要予測です。

世界の原油消費量(緑色)を見ると、19年Q4の101百万バレルから、20年2Qに84百万バレルまで急落しました。しかしながら、21年Q3には98百万バレルまで回復し、22年Q3には過去最高水準を更新します

消費量が回復するということは、原油タンカーの需要が上昇しますね。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。鉄鉱石の価格が2倍に上昇したことで、新たな設備投資には膨大な資金が必要になります。

そのため、コンテナやバルク運賃で起きた上昇は、いずれは原油にも波及します。

環境問題で原油の需要が落ち込んだように見えます。しかしながら、世界規模で見ると、原油の需要や消費量は伸び続けていますそのため、原油タンカーの数が増えなければ、タンカー運賃は上昇するしかありません。

参考:世界のエネルギー消費と資源

▼▼米国株1.5年で、6月末には10倍の4,727万円に増える▼▼

20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:トーム(TRMD)の四半期決算は?

トームの注目ポイントは...
  1. 2018年に上場した、原油製品タンカーの英国企業
  2. 全部で73隻のタンカーを保有、注文中は10隻もある
  3. 中型船LR2/LR1を19隻、小型船MRを54隻を保有する
  4. 船舶を大量に処分し、14年以降は売上高は横ばいが続く
  5. 競合と比較して利益率は低く、19年の営業利益率は13%
  6. 原油製品タンカーの注文数は、過去最低水準の7%しかない
  7. コンテナやバルク船に続いて、21年はタンカー運賃も上昇

個人的には、トームは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準の製品タンカーの運賃は、いずれ上昇すると思うからです世界の原油消費量の予測を見ると、21年後半には以前の水準に戻し、22年後半には過去最高水準を更新します。

原油市況が回復すれば、同社の業績も力強く回復します。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。トームによると、原油製品タンカーの注文数は過去最低水準の7%です

ただ、短期的にはアジアのロックダウン、中国の停電などで需要は低いですね。タンカー市況が回復するのは、電力問題が落ち着いた22年以降になるかもしれません。

原油タンカー銘柄で1番のお勧めは、ユーロナブ(EURN)です。なぜならば、財務が最も健全で売上高が拡大しているからです。原油タンカー企業に投資する際には、財務が健全で成長が見込める企業に投資するべきですね。

参考:ユーロナブ(EURN)の四半期決算|20年4Qの売上高は−61%

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