DHTホールディングスの四半期決算|22年3Qは+86%に加速

コロナ以降にコンテナ運賃が高騰し、ダナオス(DAC)などのコンテナ銘柄が短期間で10倍にも高騰しています。コンテナに続きバルク運賃も上昇基調にありますね。では、この流れは原油タンカー銘柄にも波及するのでしょうか?

  • 「コロナによる原油低迷で、株価は50%も暴落している…」
  • PERは3.8倍と最低水準だが、株価は上昇しないのか…」
  • 「世界中の脱炭素化で、もう原油需要は回復しないのだろうか…」

DHTホールディングスは、原油タンカーを保有し世界中に輸送する英国の海運会社です。原油タンカーは最も大型サイズのVLCCを28隻保有しています。原油タンカー運賃は過去最低水準に落ち込んでいるが、22年から上向く可能性が高いです。

個人的には、DHTホールディングスは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準のタンカー運賃は、いずれ上昇すると思うからですタンカー運賃は原油価格には依存しません。原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)で決まります。世界の原油消費量の予測を見ると、22年後半には過去最高を更新します。

実際に、足元のタンカー運賃は22年に上昇を始めていますね。世界的な原油の需要は増え始めるも、船舶の注文数は歴史的低水準にあります。中国景気減速やロシア危機など懸念材料はあるも、22年にタンカーの強気相場が訪れそうです。

DHTの投資判断したい人向け
  1. DHTの4半期決算(22年7-9月)は?
  2. DHTの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. コンテナやバルク船と同様に、原油タンカーも高騰するのか?

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

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22年9月から、月5名を上限に個別コンサルしています。12月分のコンサルも11月28日から募集を開始しています。また、12月は決算期でないため、一時的に10名に拡大しますそれから、22年1月は料金を2倍にするので、収入や資産に余裕がない人は、12月がお試し価格で受ける最後のチャンスです

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DHTホールディングスの四半期決算は?

DHTホールディングスの四半期決算を紹介します。

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:0.764億ドル(前年比−12%
  2. 営業利益:−0.186億ドル(前年度0.146億ドル)
  3. 純利益:−0.172億ドル(前年度0.116億ドル
  4. 1株当たり利益:−0.10ドル(前年度0.07ドル

22年2Q決算(22年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:0.999ドル(前年比+51%
  2. 営業利益:—億ドル(—%)
  3. 純利益:0.097億ドル(+1110%
  4. 1株当たり利益:−0.04ドル(+52%

22年3Q決算(22年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:1.099ドル(前年比+86%)◯
  2. 営業利益:0.122億ドル(前年度−0.161億ドル)
  3. 純利益:0.074億ドル(前年度−0.210億ドル
  4. 1株当たり利益:0.04ドル(前年度−0.13ドル)◯

3Qの売上高は前年比+86%で1.099億ドル、営業利益は0.122億ドルでした。22年1Qや2Qに続き、3Qの売上と利益も加速しています。営業利益率は11%と上向いていますね。

  • VLCC固定価格:3.53万ドル(前年比+27%)
  • VLCCスポット:2.20万ドル(+197%)

11月時点での4Qの固定価格は3.48万ドル、スポットは6.1万ドルだとしています。22年3Qの配当金は0.04ドル(利回り2%)です。

同社CEOは、23年のタンカー市況についても強気に発言しています。

• 2022 年の第 3 四半期に、当社は 1 日あたり 25,400 ドルの定期用船相当収益を達成しました。これは、定期用船の VLCC で 1 日あたり 35,300 ドル、スポット市場で運用されている当社の VLCC で 1 日あたり 22,000 ドルです。 2022 年の第 3 四半期のスポット市場で稼働している同社の VLCC の結果は、排出から排出までのベースで測定され、1 日あたり 27,100 ドルでした。

• 2022 年第 3 四半期の調整済み EBITDA は 3,560 万ドルでした。この四半期の純利益は 750 万ドルで、これは基本 1 株あたり 0.04 ドルに相当します。

• 9 月に、当社は DHT Puma またはその代替船の 5 年間の定期用船契約を 1 日あたり 38,000 ドルで締結しました。用船者は、さらに 2 年間延長するオプションがあり、それぞれ 1 日あたり 41,000 ドルおよび 45,000 ドルです。船舶は、2023年の第1四半期に排気ガス洗浄システムを設置した後、契約を結ぶ予定です。

• 2022 年 8 月、当社は 2008 年に製造された VLCC である DHT Edelweiss を 3,700 万ドルで売却する契約を締結しました。船舶には排気ガス洗浄システムが装備されておらず、2023 年の第 1 四半期に第 3 回特別検査とバラスト水処理システムの設置が予定されていました。船舶は 2022 年の第 3 四半期に新しい所有者に引き渡され、売却により、680 万ドルの利益が発生しました。当社は、売却に関連して 1,220 万ドルの未払い債務を返済しました。

• 2022 年 9 月、当社は四半期ごとの現金配当の形で純利益の 100% を株主に還元する新しい配当方針を発表しました。新しいポリシーは、2022 年の第 3 四半期から実施されます。

• 2022 年 9 月、当社は Nordea 信用枠に基づいて 5,000 万ドルを前払いしました。 自発的な前払いは、リボルビング クレジット ファシリティ トランシェの下で行われたものであり、再借入が可能です。

• 2022 年の第 3 四半期に、当社は公開市場で 1,499,608 株の自社株を総額 880 万ドルで購入しました。1 株あたりの平均価格は 5.87 ドルです。 受領時にすべての株式が消却されました。

• 2022 年の第 3 四半期について、当社は、2022 年 11 月 22 日現在の登録株主に対して、発行済み普通株式 1 株あたり 0.04 ドルの現金配当を 2022 年 11 月 29 日に支払うことを宣言しました。これは、51 回連続の四半期現金配当となります。 株式は 2022 年 11 月 21 日から配当落ちで取引されます。

船員に関する新型コロナウイルス感染症の制限と、乗組員を変更する機能は、中国での制限を除いて緩和されています。一部のお客様は、乗務員の変更の管理を複雑にする独自の制限を実装しています。安全で定期的な乗組員の交代を容易にするために、合理的に可能なすべてのことを引き続き行っています。このレポートの日付現在、当社の乗組員の大半と同様に、すべての船員は乗船時に完全に予防接種を受けています。

市場の回復は、昨年および今年の上半期と比較して、市場の貨物が増加して始まっています。さらに、貿易の混乱により輸送距離が伸び、世界のタンカー艦隊の生産性が低下し、料金が上昇しています。中国ではCovid-19のロックダウンが依然として優勢ですが、政策の変更により、より強力な回復がサポートされる可能性があります。エネルギー安全保障の状況に挑戦する地政学的な出来事は、マクロ経済の問題と相まって、石油市場、石油価格曲線、ボラティリティに影響を与えています。 OPEC+ は生産割り当ての削減を導入しましたが、実際の生産レベルは部分的にしか影響を受けない可能性があります主要機関は、来年の世界の石油需要の増加を予測しています。増加する供給は主に海上輸送であり、輸送距離の増加と相まって、これは石油輸送の需要にとって引き続きプラスになるはずです。

新しい船の注文が非常に限られている時期に、世界の艦隊は老朽化しています。輸送需要が回復し、大型タンカーにとってやりがいのある環境が生まれる時期に、艦隊が縮小することを想像することができます。すべてのことを考慮して、私たちは、財務レバレッジを減らし、キャッシュの損益分岐点を低くして、メリットを与えることなくマイナス面を保護する戦略のメリットを確信しています。当社は周期的な市場に対して適切に構成されており、当社の戦略が株主に報いるものであると確信しています。

2022 年 9 月 30 日の時点で、DHT は 23 基の VLCC を所有しており、合計 dwt は 7,152,498 でした。艦隊の詳細については、ウェブサイトを参照してください:

参考:DHT Holdings, Inc. Fourth Quarter 2020 Results

22年4Q決算(22年12月…)

22年4Q決算は、23年2月8日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

DHTホールディングスの10年の損益計算書は?

DHTホールディングスは2005年に143ドルで上場しました。07年7月に最高値217ドルを付けるも、その後は大きく低迷しています。22年11月は9.5ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に増えている事が分かります。19年の売上高は10年比の6倍で5.35億ドル、営業利益率も26%と高いです。20年TTMの一時的な特需を抜かしても、十分に成長してきた企業だと言えます。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。好調な業績とは対照的に、1株あたりで見ると苦境だった事が分かりますね。BPSは横ばいが続き、EPSもほぼ利益が出ていない水準です。

この10年間は、原油タンカーにとって苦境だったと言えます。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、長く低迷していたことが分かります。DHTは積極的にタンカーを増やすことで、売上高を増やしてきましたね。19年には設備投資は縮小し、営業CFはプラスに転換しています。

海運全般に言える事だが、環境規制の圧力があり新規に造船するのが難しくなっています。一方で、過去の古い船舶は廃棄が進んでいます。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

DHTホールディングスの注目すべきポイントは?

DHTに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ユーロナビは石油タンカーを所有し、原油や石油製品を世界中に輸送する会社です。そのため、原油タンカーの運賃価格に比例して、売上高や利益が増えます。

注目1:全地球GPSは25年に1287億ドルに拡大?

参考:不定期船・タンカー運賃指標の推移(BDI/WS)

日本郵船による、不定期船(水色)とタンカー運賃(青色)の推移です。

タンカー運賃は、20年3月に一時的に200まで急騰しています。その理由は、20年3月に陸上の貯蔵タンクが一杯になり、洋上タンカーのスポット価格が高騰したからです。しかしながら、5月以降はタンクの問題が解消され、運賃は過去10年で最も低水準です

世界的に原油の消費量が急減したことで、船舶の数が過剰だからです。

タンカー運賃は原油価格には依存せず、原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)に依存します。20年5月から原油価格は急回復しているが、原油タンカーの需給は緩いです

コロナによる影響で、20年の原油消費量は過去水準ですね。では、原油タンカーの運賃の指標は何を見れば良いのでしょうか?

注目2:タンカー運賃の指標はサイズ毎に確認できる?

参考:Tanker Worldscale Rate

原油タンカー運賃の指標を見るには、SIMPSONというサイトが掲示しています。船舶サイズごとに、過去6ヶ月間のタンカー運賃を調べられます。最も小さい37000サイズの運賃を見ると、21年あたりから価格が上昇しています。

では、20年3月のコロナショックでは、どれだけ石油需要が急落したのでしょうか?

注目3:21年Q3にコロナ以前の水準まで回復する?

参考:World Crude Oil Supply and Demand Forecast, 2020-2021

21年以降の原油の供給と需要予測です。

世界の原油消費量(緑色)を見ると、19年Q4の101百万バレルから、20年2Qに84百万バレルまで急落しました。しかしながら、21年Q3には98百万バレルまで回復し、22年Q3には過去最高水準を更新します

消費量が回復するということは、原油タンカーの需要が上昇しますね。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。鉄鉱石の価格が2倍に上昇したことで、新たな設備投資には膨大な資金が必要になります。

そのため、コンテナやバルク運賃で起きた上昇は、いずれは原油にも波及します。

環境問題で原油の需要が落ち込んだように見えます。しかしながら、世界規模で見ると、原油の需要や消費量は伸び続けていますそのため、原油タンカーの数が増えなければ、タンカー運賃は上昇するしかありません。

参考:世界のエネルギー消費と資源

DHTは市況が厳しい中でも、財務体質を健全化してきました。

注目4:財務の健全化と株主還元に積極的である?

参考:DHT – A Boon To Tanker Investors

DHTの予定償却(返済額)と平均負債の推移です。

20年2Qと3Qのスポット価格高騰で得た収益で、DHTは財務を健全化しています。20年4Qに大きな額の債務を返済し、1船舶当たりの借入金を減らしています守備的に経営する中でも、DHTは配当金の払い出しも積極的に行なっています。

20年11月には、1株当たり0.20ドルを分配しています。市況全体が厳しい中でも、財務の健全化と株主還元に尽くしていると言えます。

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まとめ:DHTホールディングスの四半期決算は?

DHTの注目ポイントは...
  1. 2005年に上場した、英国の原油タンカーの海運企業
  2. 原油タンカーを所有し、世界中に輸送する海運大手である
  3. 規模が大きいタンカーが多く、最大規模のVLCCを28隻保有
  4. 19年の売上高は過去最高、営業利益率は26%と高い
  5. 一時的な陸上のタンク不足で、20年の売上高は過去最高に上昇
  6. 原油タンカー運賃は、08年の金融危機と同水準まで低下した
  7. コロナの経済停止で、石油需要は20年2Qに20%も急落
  8. 環境規制で船舶が作られず、需給はタイトになる可能性が高い
  9. 20年の臨時収入を得て、4Qは債務返済と株主還元を行なった

個人的には、DHTホールディングスは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準のタンカー運賃は、いずれ上昇すると思うからですタンカー運賃は原油価格には依存しません。原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)で決まります。世界の原油消費量の予測を見ると、22年後半には過去最高を更新します。

実際に、足元のタンカー運賃は22年に上昇を始めていますね。世界的な原油の需要は増え始めるも、船舶の注文数は歴史的低水準にあります。中国景気減速やロシア危機など懸念材料はあるも、22年にタンカーの強気相場が訪れそうです。

原油タンカーで大手は、ベルギーのユーロナブですね。

参考:ユーロナブ(EURN)の四半期決算|20年4Qの売上高は−61%

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