ツァコス・エナジー(TNP)四半期決算|2Qは前年比-28%

コロナ以降にコンテナ運賃が高騰し、ダナオス(DAC)などのコンテナ銘柄が短期間で10倍にも高騰しています。コンテナに続きバルク運賃も上昇基調にありますね。では、この流れは原油タンカー銘柄にも波及するのでしょうか

  • 「コロナによる原油低迷で、株価は3月の半分に暴落してる…」
  • PERは7.2倍と最低水準だが、株価は上昇しないのか…」
  • 「世界中の脱炭素化で、もう原油需要は回復しないのだろうか…」

ツァコス・エナジーは、原油タンカーを保有し世界中に輸送するギリシャの海運会社です。原油タンカーは50隻、中規模のAftermaxサイズを1番多く所有しています。コロナで原油需要が急減したことで、株価は過去最低水準に低迷しています。

個人的には、ツァコス・エナジーは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準のタンカー運賃は、いずれ上昇すると思うからです世界の原油消費量の予測を見ると、21年後半には以前の水準に戻す可能性が高いです。19年もタンカー価格は上昇基調にあり、コロナがなければ業績は上向いていました。

運賃が高騰する理由は、環境規制で古い造船が大量に廃棄されるからです。対して、環境対策した新造船の数は限られています

ツァコス・エナジーは、高配当銘柄としても高く評価できます。普通株式の平均配当利回りは5.25%で、過去に42回の配当を出しています。20年は歴史的な低水準で配当減だが、需要が回復する22年以降は再び高配当が期待できますね。

ツァコス・エナジーの投資判断したい人向け
  1. ツァコス・エナジーの4半期決算(21年4-6月)は?
  2. ツァコス・エナジーの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. コンテナやバルク船と同様に、原油タンカーも高騰するのか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ツァコス・エナジー(TNP)の四半期決算は?

ツァコス・エナジー(TNP)の四半期決算を紹介します。

20年4Q決算(20年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:1.32億ドル(前年比−24%
  2. 営業利益:0.00億ドル(−99%)
  3. 純利益:−0.301億ドル(−329%
  4. 1株当たり利益:−2.14ドル(−1288%)

21年1Q決算(21年3月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:1.39億ドル(前年比−22%
  2. 営業利益:0.022億ドル(−95%)
  3. 純利益:−0.048億ドル(−122%
  4. 1株当たり利益:−0.80ドル(—%)

21年2Q決算(21年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:1.36億ドル(前年比−28%
  2. 営業利益:−0.07億ドル(−110%)
  3. 純利益:−0.196億ドル(−162%
  4. 1株当たり利益:−1.49ドル(—%)

2Qの売上高は前年比−28%で1.36億ドル、営業利益は−110%で−0.97億ドルでした。20年4Qと21年1Qに引き続き、2Qの売上と利益も悪いです。営業利益率は−14%と悪いです。

ツァコス・エナジーは、古い船舶を処分して環境配慮の新船舶を購入しています

タンカー運賃は過去最低を記録しているが、次のサイクルに向けて積極的に設備投資しています。また、同社のCEOは原油タンカーの市況に対して、長期的には強気の姿勢を示しています。

パンデミックが徐々に弱まる中、タンカー市場とコンテナおよびドライバルクセクターの市場との予想される整合性が具体化し始めています。待望の空の旅の再開と全体的な経済活動は、タンクローリーのリフトオフの基礎を築いています。これを考慮して、主要なエンドユーザー、特に長期的なビジネスからの活動が増加しています。このような食欲は、すべてのタンカーセグメントで証明されており、冬の数か月に入ると、より堅調な料金になるはずです。中古トン数の問い合わせも増え、資産価格も一転したようです。

セクターを推進するのに役立つはずの基本的な有利なファンダメンタルズは、しっかりと維持されています。特に、注文書の低さ、世界的な艦隊の高齢化、石油供給の増加に伴うスクラップ価格の高さ、遠隔地での新しい製油所の建設。 Covidの規制が世界中で解除されるにつれ、過去数か月の消費者需要の停滞により、特に戦略的石油備蓄のために、中国とインドの輸入に支えられて、石油需要が1日あたり1億バレルを超える可能性があるという期待が高まっています。。製品貿易運送が復活し始めている兆候もあります。

私たちが頻繁に指摘しているように、私たちの長期戦略は常に若くて現代的な船隊のプロファイルを維持する機会を探すことです。そのため、私たちは古い船を処分し、一流の用船者への長期用船を伴う新世代のタンカーに交換し続けます。「2021年の最初の数ヶ月で、私たちは最近の記憶の中で最悪のタンカー市場を経験しました。しかし、会社の試行錯誤されたバランスの取れた雇用政策は、圧力をいくらか吸収するのに役立ちました。当社の強力な現金残高と資本へのアクセスを利用して、経営陣は、当社の歴史上初めての投資である、トップティアのクライアント向けに最低4〜6台の新技術デュアル燃料LNG駆動タンカーを注文するというカウンターシクリカル投資戦略を継続しました。これらの新造船は、会社の収益と利益を生み出す能力を高め、会社の環境フットプリントを強化することが期待されています。」

参考:THIRD QUARTER ENDED SEPTEMBER 30

21年3Q決算(21年9月…)

21年3Q決算は、1月6日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ツァコス・エナジー(TNP)の10年の損益計算書は?

ツァコス・エナジーは2002年に37ドルで上場しました。07年12月に最高値194ドルを付けるも、その後は一貫して下落しています。21年11月は9.27ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、他のタンカー銘柄と同様に15年と19年は比較的に好調ですね。20年の決算が好調なのは、3月に陸上タンク満杯でスポット価格が上昇したからです。しかし、21年の営業利益率は1.6%まで低下してます。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。原油タンカーは過去10年間、厳しい状況だったことが分かりますね。20年にスポット価格が上昇しEPSは黒字化するも、21年は再びマイナスです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、常に不安定である事が分かります。海運関連は市況動向が激しく、常に大きく変動していますね。20年は環境対策の船舶を購入することで、投資CFが拡大しています。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ツァコス・エナジー(TNP)の注目ポイントは?

ツァコス・エナジーに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ユーロナビは石油タンカーを所有し、原油や石油製品を世界中に輸送する会社です。そのため、原油タンカーの運賃価格に比例して、売上高や利益が増えます。

注目1:原油タンカー運賃は過去10年で最低水準?

参考:不定期船・タンカー運賃指標の推移(BDI/WS)

日本郵船による、不定期船(水色)とタンカー運賃(青色)の推移です。

タンカー運賃は、20年3月に一時的に200まで急騰しています。その理由は、20年3月に陸上の貯蔵タンクが一杯になり、洋上タンカーのスポット価格が高騰したからです。しかしながら、5月以降はタンクの問題が解消され、運賃は過去10年で最も低水準です

世界的に原油の消費量が急減したことで、船舶の数が過剰だからです。

タンカー運賃は原油価格には依存せず、原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)に依存します。20年5月から原油価格は急回復しているが、原油タンカーの需給は緩いです

コロナによる影響で、20年の原油消費量は過去水準ですね。では、原油タンカーの運賃の指標は何を見れば良いのでしょうか?

注目2:タンカー運賃の指標はサイズ毎に確認できる?

参考:Tanker Worldscale Rate

原油タンカー運賃の指標を見るには、SIMPSONというサイトが掲示しています。船舶サイズごとに、過去6ヶ月間のタンカー運賃を調べられます。最も小さい37000サイズの運賃を見ると、21年あたりから価格が上昇しています。

では、20年3月のコロナショックでは、どれだけ石油需要が急落したのでしょうか?

注目3:21年Q3にコロナ以前の水準まで回復する?

参考:World Crude Oil Supply and Demand Forecast, 2020-2021

21年以降の原油の供給と需要予測です。

世界の原油消費量(緑色)を見ると、19年Q4の101百万バレルから、20年2Qに84百万バレルまで急落しました。しかしながら、21年Q3には98百万バレルまで回復し、22年Q3には過去最高水準を更新します

消費量が回復するということは、原油タンカーの需要が上昇しますね。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。鉄鉱石の価格が2倍に上昇したことで、新たな設備投資には膨大な資金が必要になります。

そのため、コンテナやバルク運賃で起きた上昇は、いずれは原油にも波及します。

環境問題で原油の需要が落ち込んだように見えます。しかしながら、世界規模で見ると、原油の需要や消費量は伸び続けていますそのため、原油タンカーの数が増えなければ、タンカー運賃は上昇するしかありません。

参考:世界のエネルギー消費と資源

では、ツァコス・エナジーはどれくらい船舶を所有しているのでしょうか?

注目4:合計68隻で原油タンカー50隻を保有?

参考:An Unfairly Overlooked Dividend Paying Gem

ツァコス・エナジーが所有する船舶の一覧です。

原油タンカーが50隻、石油製品を輸送する船舶が13隻、液化天然ガス(LNG)船舶が2隻、D2Pシャトルタンカー3隻、合計68隻を所有しています。原油タンカーは中規模のAftermaxが1番多いですね。

2018年には、96.2%が稼働していました。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ツァコス・エナジー(TNP)の四半期決算は?

ツァコスの注目ポイントは...
  1. 2002年に上場した、原油タンカーのギリシャ企業
  2. 原油タンカーを所有し、世界中に輸送する海運大手である
  3. 原油タンカーは50隻で、中規模のAftermaxを多く保有
  4. 陸上のタンク不足で、20年の売上高は過去最高水準に上昇
  5. 原油タンカー運賃は、08年の金融危機と同水準まで低下した
  6. コロナの経済停止で、石油需要は20年2Qに20%も急落
  7. 環境規制で船舶が作られず、需給はタイトになる可能性が高い
  8. 平均配当利回りは5.25%、過去42回の配当を実施済み

個人的には、ツァコス・エナジーは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準のタンカー運賃は、いずれ上昇すると思うからです世界の原油消費量の予測を見ると、21年後半には以前の水準に戻す可能性が高いです。19年もタンカー価格は上昇基調にあり、コロナがなければ業績は確実に上向いていました。

運賃が高騰する理由は、環境規制で古い造船が大量に廃棄されるからです。対して、環境対策した新造船の数は限られています

ツァコス・エナジーは、高配当銘柄としても高く評価できます。普通株式の平均配当利回りは5.25%で、過去に42回の配当を出しています。20年は歴史的な低水準で配当減だが、需要が回復する22年以降は再び高配当が期待できますね。

ツァコス・エナジーよりも財務が健全なのはユーロナブ(EURN)です。大型の原油タンカーを所有しているため、需給が良い時には最も稼ぎやすいです。配当は小さいが、好況時にはキャピタルゲインを狙える銘柄ですね

参考:ユーロナブ(EURN)の四半期決算|20年4Qの売上高は−61%

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