ユーロナブ(EURN)四半期決算|22年1Qは+16%に加速

原油タンカーのユーロナブは、経済再開で恩恵を受ける銘柄ですね。ただ、経済再開後も原油供給量は回復しておらず低迷は続きます。ただ、21年4Qの売上は前年比−13%、22年1Qは+16%と反転しています。

  • 「コロナによる原油低迷で、株価は過去最低水準にある…」
  • PERは3.8倍と最低水準だが、もう株価は上昇しないのか…」
  • 「世界中の環境規制で、もう原油需要は回復しないのだろうか…」

ユーロナブは、原油タンカーを所有し世界中に輸送するベルギーの海運大手です。20年3月に陸上の貯蔵タンクが一杯になった影響で、売上高は前年比で156%も増加しましたね。しかし、21年後半は過去最低水準まで落ち込んでいます。

個人的には、ユーロナブは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準のタンカー運賃は、いずれ上昇すると思うからですタンカー運賃は原油価格には依存しません。原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)で決まります。世界の原油消費量の予測を見ると、22年後半には過去最高を更新します。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量は弱いです。

なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。すでに運賃が上昇したコンテナ船の建造が優先されるため、需給関係はよりタイトになる可能性が高いです。

ただ、21年後半は変異株の影響もあり、足元の運賃は上昇していません。しかし、22年5月のVLCCとSUEZMAXの運賃は上昇に転じていますね。また、OPEC+によると、供給量がコロナ前の水準に戻るのは22年7月以降としています。

本格的な強気相場は、22年夏頃になりそうですね。

EURNの投資判断したい人向け
  1. ユーロナブの4半期決算(22年1-3月)は?
  2. ユーロナブの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. コンテナやバルク船と同様に、タンカーも高騰するのか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ユーロナブ(EURN)の四半期決算は?

ユーロナブ(EURN)の四半期決算を紹介します。

21年3Q決算(21年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:1.02億ドル(前年比−57%
  2. 営業利益:−0.888億ドル(−253%)
  3. 純利益:−1.06億ドル(−329%
  4. 1株当たり利益:−0.52ドル(—%

21年4Q決算(21年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:1.174億ドル(前年比−13%)✖️
  2. 営業利益:−0.717億ドル(前年度−0.577億ドル)
  3. 純利益:−0.725億ドル(前年度−0.582億ドル
  4. 1株当たり利益:−0.36ドル(前年度−0.29ドル)○

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:1.303億ドル(前年比+16%
  2. 営業利益:−0.190億ドル(前年度−0.612億ドル)
  3. 純利益:−0.433億ドル(前年度−0.710億ドル
  4. 1株当たり利益:−0.21ドル(前年度−0.35ドル)○

1Qの売上高は前年比+16%で1.303億ドル、営業利益は−0190億ドルでした。21年3Qや4Qと比較すると、22年1Qの売上は少し改善していますね。営業利益率は−14%と大幅に改善しています。

21年後半はタンカー市況は不調だが、22年には上向き始めています。同社CEOは、22年のタンカー市況について強気に発言しています。

  • VLCC
  •  Spot rate:13,750ドル(−2%)
  •  Time charter:48,300ドル(+22%)
  • SUEZMAX
  •  Spot rate:15,500ドル(+34%)
  •  Time charter:30,500ドル(+3%)

EuronavのCEOであるHugoDeStoopは、次のように述べています。価格の上昇、OPEC +の生産量の増加、戦略的備蓄の解放により石油供給が増加したため、運賃の上昇は引き続き勢いを増しています。中期的な業界のファンダメンタルズは建設的なままであり、注文書の比率は24年ぶりの低水準であり、9か月間はVLCCの新規注文はありません。これらは、米国の原油輸出が4年ぶりの高値を記録したことや、中東などの主要市場の余剰トン数が減少している証拠などの要因によって増大しています。ユーロナブは、フリートの若返りプログラム、脱炭素化経路の詳細な概要、そしてもちろん、フロントラインとの提案された組み合わせによる四半期末以降のさらなるセクター統合を通じて、サイクルの次の段階に向けて積極的に取り組んできました。私たちは2022年の残りの期間中にすべての面で進歩を遂げることを期待しています。」

更新-新築の納品スケジュール:

1月、2つの新造スエズマックス、シーダーとサイプレスが私たちの艦隊に加わりました。 シダーは1月7日に、サイプレスは1月20日に配達されました。 どちらも韓国の大韓造船所(DHSC)で建設されました。 現在、さらに6隻の船舶が建造中であり、そのうち3隻は2023年の第1四半期と第2四半期に配達が予定されており、3隻のスエズマックスは2023年の第3四半期に配達が予定されており、2隻は2024年の第1四半期に配達が予定されています。 2022年第1四半期末の6隻の未払いの資本的支出は3億6,320万米ドルでした。

OUTLOOK:

タンカーの運賃スペクトルと市場活動は、ロシアのウクライナ侵攻後の混乱からかなりのプラスの影響を受けています。この悲劇的な触媒は、市場のアフラマックスおよびスエズマックスセグメントに最も影響を与えましたが、VLCC市場にも間接的に影響を及ぼしました。これらの船舶はロシアのターミナルに物理的にドッキングできないため、ロシアはVLCCの領土として取り上げられたことはありません。 3月以前、ロシアは主にヨーロッパに450万バレル/日の原油を輸出していましたこれらのバレルは、おそらく極東で新しい市場を必要とし、ヨーロッパは、ロシアの原油に取って代わるために、大西洋(米国、ブラジル、カリブ海、西アフリカ)バレルと中東からのバレルの両方を増やし続ける可能性があります

簡単に言えば、ロシアの海上原油の平均航海距離は2,000海里です。世界の平均航海距離は5,000海里であり、大西洋からの原油の通過には、目的地に到達するために平均9,000海里が必要です。ロシアのバレルはさらに移動する必要があり、EUへの輸入はより長い距離をカバーします。米国の原油輸出は、1月からの4週間の移動平均に基づいて、すでに100万バレル/日増加しており、アブダビとヨーロッパ間の2年間の最初のVLCC貨物は4月に出航しました。

逆風は、IEAの原油需要2022年の予測への格下げを伴い、依然として成長が見込まれていますが、現在は190万バレル/日で、3月から25万バレル/日の削減となっています。記録的な鉄鋼価格(VLCCスクラップの価値は2,830万米ドル、スエズマックスのスクラップの価値は2022年4月末で1,530万米ドル)にもかかわらず、リサイクルは依然としてとらえどころがなく、1つのVLCCと6つのスエズマックス(2022年4月に6つすべて)が艦隊から撤退しました

ただし、アフラマックスのリサイクルは4%のサイクル最高値で実行されており、過去3サイクルのタイミングでは、歴史的にアフラマックスのリサイクルはVLCCおよびスエズマックスの解体率を上回っています。リサイクルの欠如は、イランの違法な原油取引に従事している60-70VLCCと35-45スエズマックスが、通常はサイクルのこの段階までにリサイクルされていたが、代わりに違法取引を継続するように動機付けられました。イラン原油が世界の石油市場に戻ることは、依然として大規模な原油タンカー市場にとって重要な潜在的触媒です

しかし、タンカーセクターのより広範かつ中期的な見通しは建設的なままです。コアファンダメンタルズ–オーダーブック/フリート比率(25年ぶりの最低値7%VLCC、スエズマックス6%)、老朽化し​​たフリート(27%VLCC、15年以上熟成、スエズマックス31%で同じ比率)、および今後の排出規制(例:2023年のEEXI)–回復のための支援基盤を提供します。より高く持続的な運賃を取り戻すための触媒は、IEAなどの主要なコメンテーターがこの2022年後半に予測している石油供給、消費、在庫補充の供給からもたらされるでしょう

これまでのところ、2022年の第2四半期に、タンカーズインターナショナルプールで運用されていたユーロナブVLCC艦隊は、1日あたり約14,000米ドルを稼ぎ、利用可能な日の43%が修正されました。スポット市場でのユーロナブのスエズマックスフリート取引は、利用可能な日の44%が固定されており、平均して1日あたり約19,700米ドルを稼いでいます。

参考:Euronav announces 1Q 2022 results

22年2Q決算(22年6月…)

22年2Q決算は、8月17日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ユーロナブ(EURN)の10年の損益計算書は?

ユーロナブは2015年に11ドルで上場しています。15年7月に最高値16ドルを付けるも、その後は低調な株価が続いていますね。22年5月は11.5ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、原油市況に大きく影響を受けています。20年に好調だった理由は、一時的に陸上の貯蔵施設が一杯になったからです。21年は原油需要減で落ち込むも、22年は大きく回復する可能性が高いです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。原油タンカーは過去10年間、厳しい状況が続いていました。原油市況が回復する21年後半以降に注目したいですね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、常に不安定に推移していますね。海運関連は市況動向が激しく、世界経済の影響を大きく受けます。14年以降は設備投資が圧縮し、新規造船に積極的ではありません。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ユーロナブ(EURN)の注目すべきポイントは?

ユーロナブに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ユーロナビは石油タンカーを所有し、原油や石油製品を世界中に輸送する会社です。そのため、原油タンカーの運賃価格に比例して、売上高や利益が増えます。

注目1:原油タンカー運賃は過去10年で最低水準?

参考:不定期船・タンカー運賃指標の推移(BDI/WS)

日本郵船による、不定期船(水色)とタンカー運賃(青色)の推移です。

タンカー運賃は、20年3月に一時的に200まで急騰しています。その理由は、20年3月に陸上の貯蔵タンクが一杯になり、洋上タンカーのスポット価格が高騰したからです。しかしながら、5月以降はタンクの問題が解消され、運賃は過去10年で最も低水準です

世界的に原油の消費量が急減したことで、船舶の数が過剰だからです。

タンカー運賃は原油価格には依存せず、原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)に依存します。20年5月から原油価格は急回復しているが、原油タンカーの需給は緩いです

コロナによる影響で、20年の原油消費量は過去水準ですね。では、原油タンカーの運賃の指標は何を見れば良いのでしょうか?

注目2:タンカー運賃の指標はサイズ毎に確認できる?

参考:Tanker Worldscale Rate

原油タンカー運賃の指標を見るには、SIMPSONというサイトが掲示しています。船舶サイズごとに、過去6ヶ月間のタンカー運賃を調べられます。最も小さい37000サイズの運賃を見ると、21年あたりから価格が上昇しています。

では、20年3月のコロナショックでは、どれだけ石油需要が急落したのでしょうか?

注目3:19年4Q比で石油需要は20%も急落した?

参考:コロナ禍でタンカーマーケットが急騰した理由とは

コロナショック時の原油の需要と供給の推移です。

20年2Qの原油需要は、19年4Qと比較して20%近く急落しています。これだけ原油の需要が急落すると、海上で運搬する原油量も減少しますね。原油タンカーの価格が上昇するには、需要が回復し消費量が増える必要があります。

では、コロナによる急落で、日本のタンカー運賃はどれくらい下がったのでしょうか?

注目4:タンカー運賃は10月に前年比−82%に急落?

参考:タンカー運賃(ペルシャ湾→日本、VLCC)の推移

中東から日本のタンカー運賃の推移です。

日本のVLCC(260,000)の運賃は、20年4月に前年比+282%まで上昇しました。4月をピークに下落し始め、10月には前年比−82%まで急落しています。21年1月は徐々に回復するも前年比−64%、WSは33.4と金融危機の08年の同水準です。

コロナによる原油の影響がいかに大きいかが分かります。

しかしながら、個人的には原油タンカー企業に対して強気に見ています。なぜならば、世界の原油消費量は増え続け、22年前半には消費量はコロナ以前に回復するからです

注目5:21年Q3にコロナ以前の水準まで回復する?

参考:World Crude Oil Supply and Demand Forecast, 2020-2021

21年以降の原油の供給と需要予測です。

世界の原油消費量(緑色)を見ると、19年Q4の101百万バレルから、20年2Qに84百万バレルまで急落しました。しかしながら、21年Q3には98百万バレルまで回復し、22年Q3には過去最高水準を更新します

消費量が回復するということは、原油タンカーの需要が上昇しますね。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。鉄鉱石の価格が2倍に上昇したことで、新たな設備投資には膨大な資金が必要になります。

そのため、コンテナやバルク運賃で起きた上昇は、いずれは原油にも波及します。

環境問題で原油の需要が落ち込んだように見えます。しかしながら、世界規模で見ると、原油の需要や消費量は伸び続けていますそのため、原油タンカーの数が増えなければ、タンカー運賃は上昇するしかありません。

参考:世界のエネルギー消費と資源

では、ユーロナブのタンカー運賃はどのように推移しているでしょうか?

注目6:20年4QのVLCC価格は前年比+25%?

参考:EURONAV ANNOUNCES FOURTH QUARTER 2020 RESULTS

20年4Qのユーロナビのタンカー運賃です。

スポット価格が前年比で急落してる理由は、陸上の貯蔵タンクが一杯で恩恵を受けたからですね。契約船の運賃を見ると、大型船VLCCの価格は前年比で25%も上昇していますね。タンカー運賃の上昇機運が少しずつ高まっているかもしれません。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ユーロナブ(EURN)の四半期決算は?

ユーロナブの注目ポイントは...
  1. 2015年に上場した、原油タンカーのベルギー企業
  2. 原油タンカーを所有し、世界中に輸送する海運大手である
  3. 陸上のタンク不足で、20年の売上高は過去最高水準に上昇
  4. 原油タンカー運賃は、08年の金融危機と同水準まで低下した
  5. コロナの経済停止で、石油需要は20年2Qに20%も急落
  6. 21年Q3には、原油消費量はコロナ以前の水準まで回復する
  7. 環境規制で船舶が作られず、需給はタイトになる可能性が高い

個人的には、ユーロナブは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準のタンカー運賃は、いずれ上昇すると思うからですタンカー運賃は原油価格には依存しません。原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)で決まります。世界の原油消費量の予測を見ると、22年後半には過去最高を更新します。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量は弱いです。

なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。すでに運賃が上昇したコンテナ船の建造が優先されるため、需給関係はよりタイトになる可能性が高いです。

ただ、21年後半は変異株の影響もあり、足元の運賃は上昇していません。22年2月時点のVLCC価格は12500ドル/1日(−40%)、SUEZMAXは11300ドル(−9%)と弱いままです。

OPEC+によると、供給量がコロナ前の水準に戻るのは22年7月としています。原油タンカーと同様に、石油製品のタンカーも需給がタイトになりそうです。

参考:トーム(TRMD)四半期決算|21年2Qは前年比-33%に減速

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