ユーロナブ(EURN)四半期決算|22年3Qは+65%に加速

原油タンカーのユーロナブは、経済再開で恩恵を受ける銘柄ですね。ただ、経済再開後も原油供給量は回復しておらず低迷は続きます。ただ、22年2Qの売上は前年比+49%、3Qは+65%に加速しています。

  • 「コロナによる原油低迷で、株価は過去最低水準にある…」
  • PERは3.8倍と最低水準だが、もう株価は上昇しないのか…」
  • 「世界中の環境規制で、もう原油需要は回復しないのだろうか…」

ユーロナブは、原油タンカーを所有し世界中に輸送するベルギーの海運大手です。20年3月に陸上の貯蔵タンクが一杯になった影響で、売上高は前年比で156%も増加しましたね。しかし、21年後半は過去最低水準まで落ち込んでいます。

個人的には、ユーロナブは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準のタンカー運賃は、いずれ上昇すると思うからですタンカー運賃は原油価格には依存しません。原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)で決まります。世界の原油消費量の予測を見ると、22年後半には過去最高を更新します。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量は弱いです。

なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。すでに運賃が上昇したコンテナ船の建造が優先されるため、需給関係はよりタイトになる可能性が高いです。

22年2月のロシアのウクライナ侵略により、更なる上昇圧力がありますね。22年11月の予想PER22倍は割高ではありません。

EURNの投資判断したい人向け
  1. ユーロナブの4半期決算(22年7-9月)は?
  2. ユーロナブの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. コンテナやバルク船と同様に、タンカーも高騰するのか?

▼▼12月分コンサルも募集開始、締切は11/30日まで▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

このブログを通じて、投資を教えて欲しいと多くの要望を頂きました

22年9月から、月5名を上限に個別コンサルしています。12月分のコンサルも11月28日から募集を開始しています。また、12月は決算期でないため、一時的に10名に拡大しますそれから、22年1月は料金を2倍にするので、収入や資産に余裕がない人は、12月がお試し価格で受ける最後のチャンスです

締め切りは11月30日の24時までです。

コンサルの詳細は以下の記事に記載しています。

参考:【5名限定で3000円】「個別コンサル」とライン追加のお願い

今すぐ申し込みたい人は、LINEを追加し「コンサル依頼」してください。
友だち追加

ユーロナブ(EURN)の四半期決算は?

ユーロナブ(EURN)の四半期決算を紹介します。

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:1.303億ドル(前年比+16%
  2. 営業利益:−0.190億ドル(前年度−0.612億ドル)
  3. 純利益:−0.433億ドル(前年度−0.710億ドル
  4. 1株当たり利益:−0.21ドル(前年度−0.35ドル)○

22年2Q決算(22年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:1.486億ドル(前年比+49%
  2. 営業利益:0.749億ドル(+294%
  3. 純利益:−0.049億ドル(前年度−0.896億ドル
  4. 1株当たり利益:—ドル(—%

22年3Q決算(22年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:5.307億ドル(前年比+65%
  2.  Revenu:4.866億ドル(+60%
  3.  Gains on disposal of vessels:0.335億ドル(+219%
  4.  Other operating income:0.105億ドル(+47%
  5. 営業利益:0.347億ドル(前年度−2.243億ドル)
  6. 純利益:−0.318億ドル(前年度−2.665億ドル
  7. 1株当たり利益:−0.16ドル(前年度−1.32ドル

3Qの売上高は前年比+65%で5.307億ドル、営業利益は0.347億ドルでした22年1Qや2Qと比較すると、3Qの売上は加速していますね。営業利益率は6.5%と低いが上向いています。

21年後半はタンカー市況は不調だが、22年には上向き始めています。同社CEOは、22年のタンカー市況について強気に発言しています。

  • VLCC
  •  Spot rate:22,250ドル(+147%
  •  Time charter:47,000ドル(−7%)
  • SUEZMAX
  •  Spot rate:34,000ドル(+231%
  •  Time charter:30,500ドル(+3%

• 2022 年第 3 四半期に大型原油タンカーの運賃回復が加速
• VLCC レートは 8 月から大幅かつ持続的に上昇しました。
• 艦隊の活性化計画は第 4 四半期も継続され、古い船 2 隻と新しい船 2 隻が販売されます。
• Frontline と最終的な統合契約を締結
• 第 4 四半期から現在までのスポット レートは、VLCC の 45% が 1 日あたり 47,500 米ドルに固定され、48% が 1 日あたり 45,000 米ドルに固定されています。

Euronav の CEO である Hugo De Stoop は次のように述べています。 第一に、ロシアの原油輸送の混乱による一次的および二次的影響により、トンマイルは増加し続けています。 第二に、原油の需要は、現在のエネルギーミックスにおける原油価格の相対的な低さに支えられています。 最後に、原油供給の伸びは、大西洋盆地からの非 OPEC バレルによって強化されます。 OPEC の減産による潜在的な逆風は、現在の勢いを乱すような要因にはならないと考えています。 提案されたFrontlineとの組み合わせは順調に進んでおり、スケーラブルで影響力のある原油タンカープラットフォームを提供できることを楽しみにしています。」

TANKER MARKET & OUTLOOK

大規模な原油タンカー市場は、強力なファンダメンタルズと十分にサポートされたタンカー市場固有の触媒に基づいて、複数年のアップサイクルを開始するのに適した位置にあります。
• 25 年プラス安値でのオーダーブック
• 船価の高騰と今後の規制による契約の制約
• LNG 運搬船/コンテナ契約により、2025/26 年まで造船能力が制約される
• 大型タンカー セグメントの世界平均船齢は、過去 20 年間で最も高くなっています。

このセクターのポジショニングは、2022 年 12 月 5 日から EU の上限価格と禁輸措置 (原油) が適用されたときに、さらに最終段階に入るロシアの原油/製品ディスロケーションなどの触媒によって強化されています。これにより、約 100 万 bpd の海運原油がロシアから EU に移動し、極東/南アジアのバイヤーにルート変更される可能性があります。 EUは、VLCCセグメントからの中東および大西洋の調達を通じて、これらの失われたバレルを引き続き交換します。これらの変位は、より長いトンマイルに変換されると予想されます。
他のデータポイントは、タンカー市場の前向きな物語を引き続きサポートしています。 10 月 20 日に終了する週の米国の原油輸出は、一部の SPR 貨物を反映して 510 万 bpd の新記録を達成しましたが、米国の強力な生産の伸びも反映しています。
現在の地政学的環境では今後の規制は見過ごされてきましたが、2023 年 1 月 1 日から始まる海事規制の EEXI (Energy Efficiency eExisting ship Index) ファミリーの一部として CII (炭素強度指標) の適用が開始されます。 CII は海上輸送の速度制限として機能し、タンカー容量をさらに圧迫します。

いくつかの追加要因は、現在の構成にまだ十分に織り込まれていません。他のソースの代わりに原油を直接燃料/エネルギー源として使用する燃料切り替えは、この冬の間、約 70 万 bpd の石油需要を促進しています (出典: JP モルガン)。これは、原油価格が相対的に安いことを考えると、サイズと期間の両方で成長し続ける可能性があり、2014 年のレベルでの世界の石油在庫 (戦略的石油備蓄を除く) のある時点での在庫再構築によってサポートされる可能性があります (出典: EIA)。

新築および中古のタンカーの資産価格は上昇し続けています (Clarksons によると、5 年および 10 年の VLCC と Suezmax の値は過去 6 か月で 20% 上昇しています) 所有者にオプションを提供しています。市場が前向きな状況にあることを考えると、2022 年第 3 四半期に VLCC 1 隻とスエズマックス 1 隻のみがフリート (リサイクル) から撤退したことは驚くべきことではありません。

世界の原油タンカー市場のポジショニングは依然として非常に良好であり、これまでのところ中国からの前向きなドライバーのサポートはありません。 2022 年初来の中国からの原油消費は、2019 年のランレートを下回ったままです (出典: ブルームバーグ)。最近の製品の輸出入割当量の解放 (通常より 3 か月早い) は、中国の原油需要が以前の水準に戻っている可能性があることを示唆しています。これは、上記の支援要因に追加されるものです。

これまでのところ、2022 年の第 4 四半期に、タンカーズ インターナショナル プールで運用された Euronav VLCC 艦隊は 1 日あたり約 47,500 米ドルを稼ぎ、利用可能な日数の 45% が固定されました。 Euronav のスエズマックス フリート取引は、スポット市場で 1 日あたり平均 45,000 米ドルを稼いでおり、利用可能な日の 48% が固定されています。

参考:Euronav announces 3Q 2022 results

22年Q決算(22年12月…)

22年4Q決算は、22年2月7日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ユーロナブ(EURN)の10年の損益計算書は?

ユーロナブは2015年に11ドルで上場しています。15年7月に最高値16ドルを付けるも、その後は低調な株価が続いていますね。22年11月は19ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、原油市況に大きく影響を受けています。20年に好調だった理由は、一時的に陸上の貯蔵施設が一杯になったからです。21年は原油需要減で落ち込むも、22年は大きく回復する可能性が高いです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。原油タンカーは過去10年間、厳しい状況が続いていました。原油市況が回復する21年後半以降に注目したいですね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、常に不安定に推移していますね。海運関連は市況動向が激しく、世界経済の影響を大きく受けます。14年以降は設備投資が圧縮し、新規造船に積極的ではありません。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ユーロナブ(EURN)の注目すべきポイントは?

ユーロナブに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ユーロナビは石油タンカーを所有し、原油や石油製品を世界中に輸送する会社です。そのため、原油タンカーの運賃価格に比例して、売上高や利益が増えます。

注目1:原油タンカー運賃は過去10年で最低水準?

参考:不定期船・タンカー運賃指標の推移(BDI/WS)

日本郵船による、不定期船(水色)とタンカー運賃(青色)の推移です。

タンカー運賃は、20年3月に一時的に200まで急騰しています。その理由は、20年3月に陸上の貯蔵タンクが一杯になり、洋上タンカーのスポット価格が高騰したからです。しかしながら、5月以降はタンクの問題が解消され、運賃は過去10年で最も低水準です

世界的に原油の消費量が急減したことで、船舶の数が過剰だからです。

タンカー運賃は原油価格には依存せず、原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)に依存します。20年5月から原油価格は急回復しているが、原油タンカーの需給は緩いです

コロナによる影響で、20年の原油消費量は過去水準ですね。では、原油タンカーの運賃の指標は何を見れば良いのでしょうか?

注目2:タンカー運賃の指標はサイズ毎に確認できる?

参考:Tanker Worldscale Rate

原油タンカー運賃の指標を見るには、SIMPSONというサイトが掲示しています。船舶サイズごとに、過去6ヶ月間のタンカー運賃を調べられます。最も小さい37000サイズの運賃を見ると、21年あたりから価格が上昇しています。

では、20年3月のコロナショックでは、どれだけ石油需要が急落したのでしょうか?

注目3:19年4Q比で石油需要は20%も急落した?

参考:コロナ禍でタンカーマーケットが急騰した理由とは

コロナショック時の原油の需要と供給の推移です。

20年2Qの原油需要は、19年4Qと比較して20%近く急落しています。これだけ原油の需要が急落すると、海上で運搬する原油量も減少しますね。原油タンカーの価格が上昇するには、需要が回復し消費量が増える必要があります。

では、コロナによる急落で、日本のタンカー運賃はどれくらい下がったのでしょうか?

注目4:タンカー運賃は10月に前年比−82%に急落?

参考:タンカー運賃(ペルシャ湾→日本、VLCC)の推移

中東から日本のタンカー運賃の推移です。

日本のVLCC(260,000)の運賃は、20年4月に前年比+282%まで上昇しました。4月をピークに下落し始め、10月には前年比−82%まで急落しています。21年1月は徐々に回復するも前年比−64%、WSは33.4と金融危機の08年の同水準です。

コロナによる原油の影響がいかに大きいかが分かります。

しかしながら、個人的には原油タンカー企業に対して強気に見ています。なぜならば、世界の原油消費量は増え続け、22年前半には消費量はコロナ以前に回復するからです

注目5:21年Q3にコロナ以前の水準まで回復する?

参考:World Crude Oil Supply and Demand Forecast, 2020-2021

21年以降の原油の供給と需要予測です。

世界の原油消費量(緑色)を見ると、19年Q4の101百万バレルから、20年2Qに84百万バレルまで急落しました。しかしながら、21年Q3には98百万バレルまで回復し、22年Q3には過去最高水準を更新します

消費量が回復するということは、原油タンカーの需要が上昇しますね。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量はあまり伸びません。なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。鉄鉱石の価格が2倍に上昇したことで、新たな設備投資には膨大な資金が必要になります。

そのため、コンテナやバルク運賃で起きた上昇は、いずれは原油にも波及します。

環境問題で原油の需要が落ち込んだように見えます。しかしながら、世界規模で見ると、原油の需要や消費量は伸び続けていますそのため、原油タンカーの数が増えなければ、タンカー運賃は上昇するしかありません。

参考:世界のエネルギー消費と資源

では、ユーロナブのタンカー運賃はどのように推移しているでしょうか?

注目6:20年4QのVLCC価格は前年比+25%?

参考:EURONAV ANNOUNCES FOURTH QUARTER 2020 RESULTS

20年4Qのユーロナビのタンカー運賃です。

スポット価格が前年比で急落してる理由は、陸上の貯蔵タンクが一杯で恩恵を受けたからですね。契約船の運賃を見ると、大型船VLCCの価格は前年比で25%も上昇していますね。タンカー運賃の上昇機運が少しずつ高まっているかもしれません。

▼▼12月分コンサルも募集開始、締切は11/30日まで▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

このブログを通じて、投資を教えて欲しいと多くの要望を頂きました

22年9月から、月5名を上限に個別コンサルしています。12月分のコンサルも11月28日から募集を開始しています。また、12月は決算期でないため、一時的に10名に拡大しますそれから、22年1月は料金を2倍にするので、収入や資産に余裕がない人は、12月がお試し価格で受ける最後のチャンスです

締め切りは11月30日の24時までです。

コンサルの詳細は以下の記事に記載しています。

参考:【5名限定で3000円】「個別コンサル」とライン追加のお願い

今すぐ申し込みたい人は、LINEを追加し「コンサル依頼」してください。
友だち追加

まとめ:ユーロナブ(EURN)の四半期決算は?

ユーロナブの注目ポイントは...
  1. 2015年に上場した、原油タンカーのベルギー企業
  2. 原油タンカーを所有し、世界中に輸送する海運大手である
  3. 陸上のタンク不足で、20年の売上高は過去最高水準に上昇
  4. 原油タンカー運賃は、08年の金融危機と同水準まで低下した
  5. コロナの経済停止で、石油需要は20年2Qに20%も急落
  6. 21年Q3には、原油消費量はコロナ以前の水準まで回復する
  7. 環境規制で船舶が作られず、需給はタイトになる可能性が高い

個人的には、ユーロナブは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、過去最低水準のタンカー運賃は、いずれ上昇すると思うからですタンカー運賃は原油価格には依存しません。原油の海上運搬量(需要)と船舶数(供給)で決まります。世界の原油消費量の予測を見ると、22年後半には過去最高を更新します。

需要が上昇する中でも、タンカーの供給量は弱いです。

なぜならば、コンテナ船やバルク船と同様に、環境規制で新しい船舶が作られていないからです。すでに運賃が上昇したコンテナ船の建造が優先されるため、需給関係はよりタイトになる可能性が高いです。

ただ、21年後半は変異株の影響もあり、足元の運賃は上昇していません。22年2月時点のVLCC価格は12500ドル/1日(−40%)、SUEZMAXは11300ドル(−9%)と弱いままです。

OPEC+によると、供給量がコロナ前の水準に戻るのは22年7月としています。原油タンカーと同様に、石油製品のタンカーも需給がタイトになりそうです。

参考:トーム(TRMD)四半期決算|21年2Qは前年比-33%に減速

1 個のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です