ダナオス(DAC)四半期決算|21年2Qは売上前年比は25%に加速

世界中のコンテナ運賃が高騰し、ダナオスは20年8月から20倍に高騰しています。20年8月頃から上昇したコンテナ運賃は、21年5月も上昇し最高値を更新し続けています。コロナを契機に高騰した運賃は、経済再開により元の価格に戻るのでしょうか?

  • 「コンテナ運賃が高騰し、ダナオス株が20倍に高騰した…」
  • 「上海から北米向けが高騰し、欧州やアジアにも波及している…」
  • 「株価は半年で20倍だが、PERはまだ3倍と割安だ…」

ダナオスは、海運会社に船舶を貸し出すギリシャのオーナー会社です。パンデミックによる世界的なコンテナ不足で、運賃は4倍以上に高騰しています。コンテナ不足の恩恵を受けて、20年8月から株価は20倍にも高騰しています。

20年10月頃から所有してる銘柄だが、まだ保有を続ける予定です。なぜならば、コンテナ運賃は21年末も高い水準が続くと、強気の予想を変えてないからです。コンテナ運賃や傭船料は21年8月も上昇し続けています。

ただし、いくつか不安材料も見え始めています。

これまで、海運市況の先導役であった中国が、インフラ投資抑制により鈍化し始めています。これを受けて、中国の大型海運会社コスコシッピング(1919.HK)が、7月の高値から35%も下落しています。

また、アマゾン(AMZN)やショッピファイ(SHOP)などEC事業の売上も減速しています。コンテナの需給が逼迫してる最大の要因は、パンデミックによるEC事業の急拡大が背景にあります。

もしも、世界的にEC事業が縮小傾向にあるならば、コンテナに黄色信号ですね。いつまで持ち続けるは、他の海運企業の決算を見て判断したいですね。

ダナオスの投資判断したい人向け
  1. ダナオスの4半期決算(2021年1-3月)は?
  2. ダナオスの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 世界的なコンテナ運賃高騰は、いつまで続くのか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ダナオス(DAC)の四半期決算は?

ダナオスの四半期決算を紹介します。

20年4Q決算(20年12月31日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:1.20億ドル前年比+8%
  2. 営業利益:0.525億ドル(+6%
  3. 純利益:0.431億ドル+27%
  4. 1株当たり利益:2.07ドル(+15%

21年1Q決算(21年3月30日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:1.32億ドル前年比+24%
  2. 営業利益:0.576億ドル(+32%
  3. 純利益:2.97億ドル+920%
  4. 1株当たり利益:14.47ドル(+1136%

ダナオスCEOは、年末まで続く可能性があると強気に発言しています。

「今年の初めに経験した劇的な回復と市場の強さは、強くはないにしても衰えることなく続いています。パンデミックの継続とそれに続くターミナル運営の減速は需要を悪化させ、ライナー部門は限界にあります。スエズ運河の封鎖はサプライチェーンの混乱の一因となり、年末まで、おそらくピークシーズン以降、状況は正常化しない可能性があります

レートの急激な上昇と市場が引き続き堅調であるという確信によるこの陶酔感は、新築の注文の劇的な増加につながりました。その結果、オーダーブックは現在、既存のフリートの17%にあり、2020年末の9%の最下点と比較して高くなっていますが、2008年に到達した50%よりもはるかに低くなっています

幸いなことに、造船所の能力の欠如と、従来の燃料推進力を備えた船舶を注文することへの多くの市場参加者の躊躇は、両方とも新規注文の阻害要因であり、過剰な注文を抑えています。いずれにせよ、最近注文された船舶は少なくとも2023年まで配達されず、今後2年間は艦隊供給の伸びという点で無駄がないはずです。パンデミック後の予想される強力な需要の伸びは、既存の注文書を快適に吸収すると信じています。

参考:Danaos Corporation Reports First Quarter Results 

21年2Q決算(21年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:1.46億ドル前年比+25%
  2. 営業利益:0.480億ドル(+31%
  3. 純利益:3.72億ドル9.6倍
  4. 1株当たり利益:18.10ドル(+11.6倍

2Qの売上高は前年比+25%で1.46億ドル、営業利益は+31%で0.480億ドルでした。1Qに引き続き、2Qも好調な決算が続いていますね。営業利益率は32%で少し低下しています。

利益が大きい理由は、1Qと同様にZIMの200万株の売却益と利息収入によるものです。これら臨時収入を差し引いた、調整純利益は0.688億ドル(前年比+62%)、調整EPSは3.34ドル(+95%)です。

また、1Qと同様に配当金も0.5ドルとしています。

同社のCEOは、引き続き海運市況について強気に見ています。正常化する見通しは見えず、コンテナ船の不足は少なくとも22年の終わりまで続くとしています。

コンテナ船市場は前向きな勢いを維持しており、これはコンテナと船舶のチャーターの両方のレートの上昇に反映されています。ダナオスは3年から5年の間、船舶のチャーターを確保し続けています。これらのチャーターのいくつかが2022年半ばまでは始まりません。少なくとも来年の終わりまで市場は不足しているようであり、私たちはこのダイナミクスを強力に活用しています

パンデミックは輸送チェーンの非効率性を引き起こし続けており、状況が短期的に正常化するという明白な兆候はありません。渡航禁止令または制限は、乗組員の変更を正常化するための私たちの努力を妨げ続けています。参加と本国送還はかなり困難ですが、私たちの船のスケジュールは影響を受けていません。

参考:Danaos Corporation Reports Second Quarter

楽天のコンセンサスによると、21年通期のガイダンスは次の通りです。ただし、21年4月末にコンテナ運賃がさらに上昇し、引き上げる可能性は十分に高そうです。

  • 売上高:5.57億ドル(前年比+20%
  • EPS:11.18ドル(前年比+55%

21年3Q決算(21年9月…)

21年3Qは、11月3日に公開予定。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ダナオスの10年間の損益計算書は?

ダナオス は06年に284ドルで上場しました。07年7月に最高値539ドルまで上昇するも、その後は大きく下落しています。21年8月現在は67ドル前後で推移していますね。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は徐々に減少傾向にありますね。しかしながら、営業利益率は高く、常に40%以上を維持しています。コンテナ船を貸し出すことで利益を得ているため、利益率が高いビジネスですね。

21年は持株会社ZIMの上場もあり利益が大きく上昇しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)は、16年までは順調に推移しています。しかしながら、16年以降は大きく減少傾向にあります。また、EPS(1株あたり純利益)も波はあるが、直近の21年は上昇しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

2013年以降、営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)は順調に推移していますね。コンテナ船を貸し出すビジネスは、営業CFを必要としない優良ビジネスですね20年と21年は世界的なコンテナ不足で、新しいコンテナ船を購入して投資を増やしています。

では、私たち投資家はどのように判断したら良いのでしょうか?

ダナオス(DAC)の注目すべきポイントは?

ダナオスに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ダナオスの主要顧客は中国海運、CMA-CGM(仏)、ヒュンダイ(韓国)、NileDutch(アフリカ)、マースク(デンマーク)、MSC(スイス)、陽明(日本)です。

注目1:オーナー会社ダナオスの船舶の貸出先は?

参考:Investor Presentation May 2021

ダナオスが所有する船舶の貸出先です。

最も船を貸し出しで最も多いのが、仏のCMA-CGMです。次いで、MSC(スイス)、韓国の現代商船(HMM)、イスラエルのZIMと続きます。ダナオスはHMMとZIMの株主でもあります。

ダナオスはコンテナ運賃の上昇に伴い、売上成長率を大きく伸ばしています。

注目2:21年2Qの売上前年比は25.3%まで加速?

ダナオスの四半期毎の売上高と成長率の推移です。

売上高成長率を見ると、コロナ禍の21年1Qを底値に業績が急回復しています。21年1Qに前年比−5.9%から+4%に反転し、21年2Qには+25%まで加速しています。オーナー傭船料は21年8月も、ペースが落ちる事なく上昇し続けています。

今後の動向を知るには、コンテナ運賃を注視する必要があります。

注目3:世界の海上輸送量と船腹量は増え続けている?

参考:海運業の発達と現状

世界的なトレンドとして、海上輸送量と船腹量は増え続けています。2010年以前は中国などの新興国で急拡大し、13年以降は緩やかに上昇しています。

船舶には大きく分けて、次の3つの種類があります。

  1. バルク船:47,039万トン(33.6%)
  2. オイルタンカー:28,689万トン(20.5%)
  3. コンテナ船:24,690万トン(17.7%)

ダナオスが船会社に貸し出しているのはコンテナ船だけです。

2020年11月以降、中国発のコンテナ船が急騰しています。

注目4:コンテナ船運賃が高騰している理由とは?

参考:定期船運賃市況(日本郵船)

コンテナ船が高騰した理由は...
  1. コロナで労働力不足で、北米港に大量のコンテナが滞留している
  2. トラックや鉄道などの陸運者不足で、コンテナが海上に戻ってこない
  3. 乗客を乗せる国際線が激減し、付加価値が高い製品が空で送れない
  4. 巣ごもり特需で、中国から北米向けの家電や日用品が増えている
  5. 北米や欧州のクリスマス商船で、11〜12月に需要が逼迫している
  6. 北米や欧州向けの長距離輸送が優先され、アジアで足りていない

2020年11月以降、中国発のコンテナ運賃が急騰しています。

コンテナ運賃が急騰している原因は、コロナによる世界的な経済封鎖によるものです。しかしながら、高騰している要因はひとつではないため、どのくらいの期間で上昇し続けるかは読めません。

しかし、21年1月末時点では、上海初のコンテナ船は少しだけ下落し始めています。この傾向が続けば、世界上のコンテナ船も下落に転じるかもしれません。

では、コンテナ船の動向を見るには、どの指標に注視すれば良いのでしょうか?

注目5:コンテナ運賃指数は過去最高の8848ドル?

参考:Freightos Baltic Index(FBX)

Freightos社が公表している指数FBX(コンテナ運賃指数)です。

FBXは、全世界の主要14航路の40フィートコンテナ1本の運賃を、12社からヒアリングして平均値を算出しています。19年に1200ドルだったFBXが、21年1月には4000ドル、7月末には6724ドルまで上昇しています。

7月30日の急騰は、中国-北米航路で計算方法が変わったからです。固定費に含めていた分も追加したため、前週比+32%の8848ドルに上昇しています。

他には、上海発のコンテナ指数もあります。

注目6:上海発コンテナ指数は過去最高の3432ドル?

参考:Shanghai Containerized Freight Index

SCFIは、上海発のコンテナ運賃の指数です。

コンテナ船が1番最初に高騰したのは、中国の上海向けの運賃です。20年4月以降に北米や欧州が経済停止した一方で、中国だけが生産を大幅に増やしていたからです。SCFIの指数を見ると、20年後半に一服するも、基本的には上昇し続けています。

21年7月30日は、4196まで上昇していますね。

中国政府は、早い段階でコンテナ運賃の安定に動いています。世界中に製品を輸出している中国は、コンテナ運賃の暴騰が国内経済に悪影響を与えるからです。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ダナオス(DAC)の四半期決算は?

ダナオス株の注目ポイントは...
  1. 1972年に設立した、コンテナ船を貸し出すギリシャの会社
  2. 50以上のコンテナ船を保有し、中国海運などに固定金利で貸し出す
  3. 営業利益率が40%と、利益率が高い安定したビジネスである
  4. 設備投資を必要とせず、投資CFがほとんど発生しない
  5. 株価は20年7月から10倍に高騰するも、PERは4.5倍と低い
  6. コンテナ運賃高騰が続き、20年3Qは前年比6.3%まで回復

20年10月頃から所有してる銘柄だが、まだ保有を続ける予定です。なぜならば、コンテナ運賃は21年末も高い水準が続くと、強気の予想を変えてないからです。コンテナ運賃や傭船料は21年8月も上昇し続けています。

ただし、いくつか不安材料も見え始めています。

これまで、海運市況の先導役であった中国が、インフラ投資抑制により鈍化し始めています。これを受けて、中国の大型海運会社コスコシッピング(1919.HK)が、7月の高値から35%も下落しています。

また、アマゾン(AMZN)やショッピファイ(SHOP)などEC事業の売上も減速しています。コンテナの需給が逼迫してる最大の要因は、パンデミックによるEC事業の急拡大が背景にあります。

もしも、世界的にEC事業が縮小傾向にあるならば、コンテナに黄色信号ですね。いつまで持ち続けるは、他の海運企業の決算を見て判断したいですね。

ダナオスはオペレーター会社であるZIMの最大株主です。ZIMは21年1月に上場したが、5月時点ですでに4倍に高騰していますまた、1Qにダナオスと同様に、配当金を出すことを発表しています。

参考:ジム・シッピング(ZIM)の四半期決算|21年にIPOの海運会社

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