ダナオス(DAC)四半期決算|21年3Qは前年比は64%に加速

世界中のコンテナ運賃が高騰し、ダナオスは20年8月から20倍に高騰しています。20年8月頃から上昇したコンテナ運賃は、21年5月も上昇し最高値を更新し続けています。コロナを契機に高騰した運賃は、経済再開により元の価格に戻るのでしょうか?

  • 「コンテナ運賃が高騰し、ダナオス株が20倍に高騰した…」
  • 「上海から北米向けが高騰し、欧州やアジアにも波及している…」
  • 「株価は半年で20倍だが、PERはまだ2倍と割安だ…」

ダナオスは、海運会社に船舶を貸し出すギリシャのオーナー会社です。パンデミックによる世界的なコンテナ不足で、運賃は4倍以上に高騰しています。コンテナ不足の恩恵を受けて、20年8月から株価は20倍にも高騰しています。

個人的には、ダナオスは保有したい銘柄ではありません。

なぜならば、すでに株価は20倍も高騰し、これ以上の上昇余地が大きくないと思うからですコンテナ運賃は前年比で6倍ほど上昇していますね。また、コロナ禍の医薬品や精密機械の需要も終わり、ピークアウトする可能性もあります。

また、アマゾンなどのEC事業が減速してる点も注意が必要です。

ただ、ファンダメンタル的には、21年11月時点PERが2倍と割安ですまた、新規造船の供給は少なく、同社CEOは22年も市況は良いといいます。個人的には保有したい銘柄ではないが、悪い選択肢でもないように思います。

ダナオスの投資判断したい人向け
  1. ダナオスの4半期決算(21年7-9月)は?
  2. ダナオスの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 世界的なコンテナ運賃高騰は、いつまで続くのか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ダナオス(DAC)の四半期決算は?

ダナオス(DAC)の四半期決算を紹介します。

21年1Q決算(21年3月30日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:1.32億ドル前年比+24%
  2. 営業利益:0.576億ドル(+32%
  3. 純利益:2.97億ドル+920%
  4. 1株当たり利益:14.47ドル(+1136%

21年2Q決算(21年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:1.46億ドル前年比+25%
  2. 営業利益:0.480億ドル(+31%
  3. 純利益:3.72億ドル9.6倍
  4. 1株当たり利益:18.10ドル(+11.6倍

21年3Q決算(21年9月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:1.95億ドル前年比+65%
  2. 営業利益:1.122億ドル(+115%
  3. 純利益:2.17億ドル+416%
  4. 1株当たり利益:10.55ドル(+509%

3Qの売上高は前年比+25%で1.46億ドル、営業利益は+31%で0.480億ドルでした。1Qに引き続き、2Qも好調な決算が続いていますね。営業利益率は32%で少し低下しています。

利益が大きい理由は、1Qと同様にZIMの200万株の売却益と利息収入によるものです。これら臨時収入を差し引いた、調整純利益は0.688億ドル(前年比+62%)、調整EPSは3.34ドル(+95%)です。

また、1Qと同様に配当金も0.5ドルとしています。

同社のCEOは、引き続き海運市況について強気に見ています。正常化する見通しは見えず、コンテナ船の不足は少なくとも22年の終わりまで続くとしています。

「私たちは誰もが衰えることなく続くグローバルサプライチェーンへの十分に文書化された混乱を認識していると確信しています。この状況は世界の成長に悪影響を及ぼしましたが、私たちの市場に非常に良い影響を及ぼしました。世界のサプライチェーンの混乱を緩和するためのすべての参加者によると、状況が改善している兆候はありません。主な要因は、需要の増加、そのような需要を満たすために利用可能な船舶の不足、および港などの生産性の低さです。

さらに、2022年の新造船の納入は実際には2021年よりも少ないと予想されるため、少なくとも短期的には船舶供給面からの休息は見込まれません。 2023年には、速度の低下が予想されるため、船舶の効果的な供給を引き締める可能性のある新しい環境規制による相殺効果が見込まれますが、配達の増加が予測されています。全体として、需要が健全なままである限り、劇的な違いは期待できません。

第3四半期に、ジェミニの買収を完了し、既存の現金リソースを備えた6隻の最新の5,500TEU船を買収しました。これらの動きを背景に、記録的なEBITDAと純利益を達成しました。また、チャーターの対象範囲を拡大し、現在20億ドルを超えるチャーターバックログがあります。 ZIMの株式所有権は、通常の慣行に従って調整されていますが、2021年の収益に約5億ドル貢献します。現金および有価証券に関する当社の流動性は依然として5億に近く、当社および株主により良い結果をもたらすために、来年のオプションおよび戦略を注意深く監視しています。
その間、ライナー会社は、顧客の強力な信用の質が向上し続けているため、ダナオスにとって非常にポジティブな記録的な結果を発表しています。ダナオスの継続的な好業績は、平均チャーター期間が3.3年の既存のチャーターと、現在の料金を数年間固定する新しいチャーターによって保証されています。近い将来、強い市況が続くと予想しており、来年も強力な再チャーター環境をサポートし、今後3年間は素晴らしい業績を確保するはずです。」

参考:Danaos Corporation Reports Second Quarter

21年4Q決算(21年12月…)

21年4Qは、22年2月9日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ダナオスの10年間の損益計算書は?

ダナオス は06年に284ドルで上場しました。07年7月に最高値539ドルまで上昇するも、その後は大きく下落しています。21年11月は75ドル前後で推移していますね。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は徐々に減少傾向にありますね。しかしながら、営業利益率は高く、常に40%以上を維持しています。コンテナ船を貸し出すことで利益を得ているため、利益率が高いビジネスですね。

21年は持株会社ZIMの上場もあり利益が大きく上昇しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)は、16年までは順調に推移しています。しかしながら、16年以降は大きく減少傾向にあります。また、EPS(1株あたり純利益)も波はあるが、直近の21年は上昇しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

2013年以降、営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)は順調に推移していますね。コンテナ船を貸し出すビジネスは、営業CFを必要としない優良ビジネスですね20年と21年は世界的なコンテナ不足で、新しいコンテナ船を購入して投資を増やしています。

では、私たち投資家はどのように判断したら良いのでしょうか?

ダナオス(DAC)の注目ポイントは?

ダナオスに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ダナオスの主要顧客は中国海運、CMA-CGM(仏)、ヒュンダイ(韓国)、NileDutch(アフリカ)、マースク(デンマーク)、MSC(スイス)、陽明(日本)です。

注目1:オーナー会社ダナオスの船舶の貸出先は?

参考:Investor Presentation May 2021

ダナオスが所有する船舶の貸出先です。

最も船を貸し出しで最も多いのが、仏のCMA-CGMです。次いで、MSC(スイス)、韓国の現代商船(HMM)、イスラエルのZIMと続きます。ダナオスはHMMとZIMの株主でもあります。

ダナオスはコンテナ運賃の上昇に伴い、売上成長率を大きく伸ばしています。

注目2:21年3Qの売上前年比は+64%に加速?

ダナオスの四半期毎の売上高と成長率の推移です。

売上高成長率を見ると、コロナ禍の21年1Qを底値に業績が急回復しています。21年1Qに前年比−5.9%から+4%に反転し、21年2Qは+25%、3Qは64$に加速しています。

オーナー傭船料は21年11月も、高値を維持していますね。

今後の動向を知るには、コンテナ運賃を注視する必要があります。

注目3:世界の海上輸送量と船腹量は増え続けている?

参考:海運業の発達と現状

世界的なトレンドとして、海上輸送量と船腹量は増え続けています。2010年以前は中国などの新興国で急拡大し、13年以降は緩やかに上昇しています。

船舶には大きく分けて、次の3つの種類があります。

  1. バルク船:47,039万トン(33.6%)
  2. オイルタンカー:28,689万トン(20.5%)
  3. コンテナ船:24,690万トン(17.7%)

ダナオスが船会社に貸し出しているのはコンテナ船だけです。

2020年11月以降、中国発のコンテナ船が急騰しています。

注目4:コンテナ船運賃が高騰している理由とは?

参考:定期船運賃市況(日本郵船)

コンテナ船が高騰した理由は...
  1. コロナで労働力不足で、北米港に大量のコンテナが滞留している
  2. トラックや鉄道などの陸運者不足で、コンテナが海上に戻ってこない
  3. 乗客を乗せる国際線が激減し、付加価値が高い製品が空で送れない
  4. 巣ごもり特需で、中国から北米向けの家電や日用品が増えている
  5. 北米や欧州のクリスマス商船で、11〜12月に需要が逼迫している
  6. 北米や欧州向けの長距離輸送が優先され、アジアで足りていない

2020年11月以降、中国発のコンテナ運賃が急騰しています。

コンテナ運賃が急騰している原因は、コロナによる世界的な経済封鎖によるものです。しかしながら、高騰している要因はひとつではないため、どのくらいの期間で上昇し続けるかは読めません。

しかし、21年1月末時点では、上海初のコンテナ船は少しだけ下落し始めています。この傾向が続けば、世界上のコンテナ船も下落に転じるかもしれません。

では、コンテナ船の動向を見るには、どの指標に注視すれば良いのでしょうか?

注目5:コンテナ運賃指数は過去最高の8848ドル?

参考:Freightos Baltic Index(FBX)

Freightos社が公表している指数FBX(コンテナ運賃指数)です。

FBXは、全世界の主要14航路の40フィートコンテナ1本の運賃を、12社からヒアリングして平均値を算出しています。19年に1200ドルだったFBXが、21年1月には4000ドル、7月末には6724ドルまで上昇しています。

7月30日の急騰は、中国-北米航路で計算方法が変わったからです。固定費に含めていた分も追加したため、前週比+32%の8848ドルに上昇しています。

他には、上海発のコンテナ指数もあります。

注目6:上海発コンテナ指数は過去最高の3432ドル?

参考:Shanghai Containerized Freight Index

SCFIは、上海発のコンテナ運賃の指数です。

コンテナ船が1番最初に高騰したのは、中国の上海向けの運賃です。20年4月以降に北米や欧州が経済停止した一方で、中国だけが生産を大幅に増やしていたからです。SCFIの指数を見ると、20年後半に一服するも、基本的には上昇し続けています。

21年7月30日は、4196まで上昇していますね。

中国政府は、早い段階でコンテナ運賃の安定に動いています。世界中に製品を輸出している中国は、コンテナ運賃の暴騰が国内経済に悪影響を与えるからです。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ダナオス(DAC)の四半期決算は?

ダナオス株の注目ポイントは...
  1. 1972年に設立した、コンテナ船を貸し出すギリシャの会社
  2. 50以上のコンテナ船を保有し、中国海運などに固定金利で貸し出す
  3. 営業利益率が40%と、利益率が高い安定したビジネスである
  4. 設備投資を必要とせず、投資CFがほとんど発生しない
  5. 株価は20年7月から10倍に高騰するも、PERは4.5倍と低い
  6. コンテナ運賃高騰が続き、20年3Qは前年比6.3%まで回復

個人的には、ダナオスは保有したい銘柄ではありません。

なぜならば、すでに株価は20倍も高騰し、これ以上の上昇余地が大きくないと思うからですコンテナ運賃は前年比で6倍ほど上昇していますね。また、コロナ禍の医薬品や精密機械の需要も終わり、ピークアウトする可能性もあります。

また、アマゾンなどのEC事業が減速してる点も注意が必要です。

ただ、ファンダメンタル的には、21年11月時点PERが2倍と割安ですまた、新規造船の供給は少なく、同社CEOは22年も市況は良いといいます。個人的には保有したい銘柄ではないが、悪い選択肢でもないように思います。

ダナオスはオペレーター会社であるZIMの最大株主です。ZIMは21年1月に上場したが、5月時点ですでに4倍に高騰していますまた、1Qにダナオスと同様に、配当金を出すことを発表しています。

参考:ジム・シッピング(ZIM)の四半期決算|21年にIPOの海運会社

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