アリババ (BABA)四半期決算|22年2Qは成長率+29%に減速?

アリババ (NYSE:BABA、HKG:9988)は、世界最大のEC企業です。世界時価総額でも6位で、中国2位のテンセントやバイドゥ、JDと競争しています。しかし、中国リスクもあり、21年11月のPERは17倍と割安水準にあります。

  • 「20年のアントの上場延期で、株価は50%も暴落した…」
  • 「アマゾン並み優良企業でも、PERは17倍と割安だ…」
  • 中国リスクはあるけれど、割安なうちに投資すべきか…」

アリババ(BABA)は、世界最大の中国EC企業です。EC事業は世界1位で29%のシェアを持ち、クラウド事業も世界3位で9%と巨大です。中国国内のECシェアの58.2%、クラウドシェアの43%を保有する独占企業です。

個人的には、アリババは長期で投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、中国最大規模の売上高だが、高い成長率を21年も維持してるからです。20年3月期は成長率+22%まで低下するも、21年3月には+63%まで加速しています。売上比率86%を占めるEC事業は、利益率が30%と高く安定してます。

ただし、短期的にはアリババに対して悲観的に見ています。

中国当局の規制により、売上高は減速し利益率も減少しています。22年2Q(21年9月期)の売上は前年比+34%、営業利益率は7.5%まで低下しています。ハイテク規制によるコストや競合企業の増加により、業績はまだまだ低迷する可能性は高いです。

しかし、積極的に海外投資も行っており、長期的には楽観的に見ています。

アリババの投資判断したい人向け
  1. アリババの4半期決算(21年7-9月)は?
  2. アリババの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 中国リスクがあるが、PER17倍は割安なのか?

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ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

アリババ(BABA)の四半期決算は?

アリババ(BABA)の四半期決算を紹介します。

21年4Q決算(21年3月31日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:1873億元(前年比+63%
  2.  Core commerce:1613億元(+71%
  3.  Cloud computing:167億元(+36%
  4.  Digital media and entertainment:80億元(+11%
  5.  Innovation initiatives and other:12億元(+18%
  6. 営業利益:−76億元(−178%
  7. 純利益:−53億元(−266
  8. 1株当たり利益:−1.99元(−271%)

22年1Q決算(21年6月30日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:2057億元(前年比+34%
  2.  Core commerce:1802億元(+35%
  3.  Cloud computing:160億元(+29%
  4.  Digital media and entertainment:80億元(+15%
  5.  Innovation initiatives and other:13億元(+37%
  6. 営業利益:308億元(−11%
  7. 純利益:428億元(−8
  8. 1株当たり利益:2.05元(−6%)

22年2Q決算(21年9月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:2006億元(前年比+29%
  2.  Core commerce:1711億元(+31%
  3.  Cloud computing:200億元(+33%
  4.  Digital media and entertainment:80億元(+0.2%
  5.  Innovation initiatives and other:14億元(+37%
  6. 営業利益:150億元(+10%
  7. 純利益:33億元(−87
  8. 1株当たり利益:0.25元(−81%)

2Qの売上高は前年比+29%で2006億元、営業利益は308億元でした。中国当局から制裁もあり21年4Qと比較すると、22年1Qと2Qは売上が減速していますね。営業利益率は7.5%と過去最も低い数値です。

アリババの成長を牽引する事業は、Eコマ、クラウド、物流の3つです。

Eコマ事業は前年比+31%(1Qは+35%)、クラウドは+33%(+29%)、物流+20%(+50%)です。物流「菜鳥」は、大型物流拠点「eHUB」を建設し配送の短縮を目指しています。中国全土に24時間、全世界に72時間で配送する計画です。

クラウドはEBITAベースでの黒字化に成功しています。ただし、テンセントも大規模な投資をしており、高い利益を得るのは難しいかもしれません。22年通期の売上成長率は前年比+20-30%に引き下げています。

Commerce:

2021年9月30日に終了した12か月間、中国の小売市場と新規小売事業には約8億6,300万のAACがあり、下位都市からの新規消費者の割合が増加しています。これは、多様な消費者に対応するための製品提供の拡大における成功を反映しています。要求する。2021年9月30日に終了した四半期では、主に市況の鈍化と中国の電子商取引市場でのプレーヤーの増加により1桁の物理的商品GMVが前年比で成長しました。カテゴリ別では、物理的な商品のGMVの成長は、アパレルとアクセサリーのカテゴリでは遅くなりましたが、家電製品と家具のカテゴリでは引き続き回復力がありました。
淘特(淘特)は、より高品質でコストパフォーマンスの高い製品を消費者に提供し、コミュニティから調達した飲食物を充実させることで、引き続き強力なユーザー成長を示しています。

International Commerce:

2021年9月、主にLazada、AliExpress、Trendyol、Darazを含む国際商取引小売事業は急速に成長し、2021年9月30日までの12か月間に約2億8500万AACを達成し、四半期純増は2,000万になりました。国際商取引小売と国際商取引卸売の両方が9月四半期に力強い成長を示し、前年比で34%増の15,092百万人民元(23億4,200万米ドル)となった。

東南アジアのeコマースプラットフォームであるLazadaは、ローカライズされた市場の洞察をブランドとマーチャントに提供し続け、それぞれの市場でのローカルマーチャントのオンボーディングを加速します。過去7四半期連続でユーザーの訪問頻度が向上したことからも明らかなように、ローカルおよびグローバルな製品供給の品揃えの増加により、消費者のマインドシェアとユーザーの粘り強さが増しています。 2021年9月30日に終了した四半期では、Lazadaは前年比で82%を超える注文の伸びを記録しました。

クラス最高の社内ロジスティクスを備えたトルコ最大のeコマースプラットフォームであるTrendyolは、ローカルサービスとウォレットビジネスを急速に成長させています。 Trendyolはトルコで市場をリードしており、2021年9月30日に終了した四半期の恒常通貨ベースで前年比80%を超える堅調なGMV成長を記録しました。

Cainiao Network:

アリババエコシステムと中国および国際的なロジスティクス業界全体の効率を改善
Cainiao Networkは、国際貨物サービス、目的地の倉庫保管とフルフィルメント、ラストマイル配送サービスの有効化など、エンドツーエンドのロジスティクス機能を強化することにより、グローバルインフラストラクチャを拡大し続けています。 2021年9月30日の時点で、Cainiaoは国境を越えたビジネス専用の300万平方メートル以上の倉庫を運営していました。 Cainiaoは、AliExpressが事業を展開しているヨーロッパの4か国でセルフピックアップロッカーを発売することにより、海外の消費者のショッピング体験を向上させるイニシアチブを開始しました。
Cainiao Postは、配送効率を向上させるために、中国の開発が遅れている地域にカバレッジを拡大し続けています。 2021年9月30日の時点で、Cainiao Postは、中国の開発が遅れている地域の1,000以上の郡と町をカバーしており、これらの市場で取り扱われる1日あたりの荷物の数は前年比で280%以上増加しています

参考:Alibaba Group Announces September Quarter 2021 Results

22年3Q決算(21年12月…)

22年3Q決算は、11月3日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

アリババ(BABA)の10年間の損益計算書は?

アリババは14年に93ドルで上場しました。20年3月に307ドルまで上昇するも、アントの香港上場停止で下落しています。21年11月は143ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は右肩上がりです。21年の売上は6442億元で、過去10年で100倍にも拡大しています。ただし、中国国内で競争が激化してる事もあり、営業利益率は16.4%まで低下しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)もEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも右肩上がりで上昇し続けていますね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)も、順調に拡大しています。アリババは先行者を生かして、利益率が高いビジネスです。EC事業はプラットフォームを提供するだけで、自社で倉庫や流通網を持ちません。

その代わり、物流の管理会社を設立して既存企業にテクノロジーを提供しています。EC大手のDJと比較して、利益率が高い点が特徴です。

では、私たち投資家はどのように投資判断すれば良いでしょうか?

アリババ(BABA)の注目ポイントは?

アリババ(BABA)の注目ポイントを紹介します。アリババは世界1位のEC、世界3位のクラウド事業者です。EC事業は最大規模でシェアの29%、クラウド事業はマイクロソフトに次ぐ9.1%のシェアを持ちます。

注目1:22年2Qの売上成長率は+29%に減速?

アリババの四半期毎の売上高の推移です。

中国の景気後退もあり、19年から成長率は減速しています20年4Q(20年3月期)の成長率は−22%まで低下しています。ただし、コロナによる外出規制や中国経済の回復で、成長率は再び上昇しています。

21年Q4(21年3月期)は、前年比+63%まで急上昇しましたね。しかし、中国当局の規制や景気減速により、22年2Qは+29%まで減速しています。

では、アリババの売上構成比を見てみましょう。

注目2:Eコマース事業が売上比率の86%を占める?

21年度のアリババの事業別の売上構成比です。

アリババは主力のEコマース事業が、売上高の86%を占めます。また、唯一黒字化に成功してる部門で、営業利益率は31%と高いです。クラウド事業の比率は8%で利益率は0%です。次いで、メディア事業が4%、その他が1%と続きます。

アリババの主力事業の売上比率と前年比です。

  • 中国小売:売上比率66%(+42%
  • 海外小売:売上比率7%(+42%
  • 物流事業:売上比率5%(+68%
  • クラウド:売上比率8%(+50%

これらの主力事業は、まだまだ成長段階で伸び代も高いです。では、アリババのEコマースは中国でどれだけのシェアを持つでしょうか?

注目3:EC流通総額は中国1位でシェア58.2%?

参考:Who Is Who In China Retail

18年時点の中国のEコマース企業の売上上位です。

中国で最大のEコマ企業は、アリババでシェア58.2%を持ちます。2位はJDドットコムで16.3%、3位はピンドュオドュオが5.2%と続きます。アリババが圧倒的なシェアを持つも、JDとピンドュオドュオが追随していますね。

ピンドュオドュオは、前年比+238%で急速に追い上げています。地方向けに安価で生活必需品を提供する同社は、アリババやJDにとっては驚異ですね。

参考:ピンドュオドュオの四半期決算|赤字だが売上前年比は+238%

では、世界的には中国のEC企業はどれだけ強いでしょうか?

注目4:EC流通総額は世界1位でシェア29%?

参考:44% Of Global eCommerce Is Owned By 4 Chinese Companies

19年時点の世界のEC企業の流通総額の市場シェアです。

世界最大のEC企業はアリババで29%のシェアです。アリババはBtoC(消費者販売)のTmallが14%、CtoC(個人間取引)のTaobaoが15%です。世界2位はアマゾンで13%、3位はJDドットコムで9%、4位はピンドュオドュオで4%です。

上位5社が世界の58%を独占し、中国3社が43%と世界最大規模です

ただし、アリババは小売業種ではない点に注意が必要です。中国の小売業界のランキングでは、JDがダントツで1位です。流通総額ではアリババが他を圧倒しているが、売上高ではJDドットコムの方が大きいです。

参考:JDドットコムの四半期決算|世界3位のEC企業はPER14倍?

では、中国国内のクラウドシェアはどうでしょうか?

注目5:中国1位のクラウドシェアで43%を独占?

参考:Alibaba Cloud owns 43% China’s cloud market in 2018

18年の中国国内のクラウドシェアです。

クラウド事業は、アリババの売上比率の8%だけです。しかし、アリババは中国国内で43%のシェアを独占しています2位はテンセントで11.2%、3位はアップルと共同のチャイナテレコムで7.4%、4位はアマゾンで6.9%です。

中国のクラウド市場は、北米の10分の1程度でまだまだ成長段階です。では、世界や太平洋地域でのクラウドのシェアはどうでしょうか?

注目6:太平洋地域1位のクラウドシェア28%?

参考:Alibaba Named by Gartner as Third Biggest Global Provider

IaaSの世界とアジア太平洋地域の市場シェアです。

19年時点のIaaSの世界シェアは、アマゾンが45%と他を圧倒しています。マイクロソフト、アリババ、グーグルの3社が追いかける構造です。ただ、最も伸び率が高いのはアリババで、9.1%まで伸びています。

アジア太平洋地域で世界1位は、アリババで28.2%と圧倒しています2位はアマゾンで17.5%、3位はマイクロソフトは11%と続きます。アリババの成長率が最も高く、アジア地域で拡大することで世界シェアも伸びしています。

アリババは、大手2社に驚異的な存在だと言えますね。

参考:アマゾン(AMZN)の四半期決算|Eコマの利益は前年比5.1倍に拡大

アリババは、先行投資してる分野が多岐に渡ります。アマゾンやGoogleが先行するスマートスピーカーも自社で開発しています。

注目7:中国スマートスピーカーのシェアは29%に拡大?

参考:全世界スマートスピーカー出荷台数、2019年第4四半期で5,570万台へ

全世界のスマートスピーカー出荷台数です。

19年4Q時点では、アマゾンとGoogleが他を圧倒しています。しかし、中国ハイテクのバイドゥ、アリババ、シャオミがシェアを伸ばしています。19年4Qの出荷台数は、前期比+44%で5570万台でした。

過去1年で、中国の世界シェアは17%から29%に拡大しています。

参考:バイドゥ(BIDU)の四半期決算|広告収入以外は前年比+70%

では、将来的に中国のEC市場はどれくらい拡大するでしょうか?

注目8:中国のEC市場は世界1位で米国の3.3倍?

参考:圧倒的に強い!世界を牽引する中国EC市場

世界のEC市場の国別ランキングです。

世界最大のEC大国は、中国で1兆9348億ドル規模です2位は米国で5869億ドル、3位はイギリスで1419億ドル、4位は日本、5位は韓国と続きます。中国と米国が他を圧倒しているが、中国の市場規模は米国の3倍、イギリスの14倍も大きいです。

中国市場はダントツで大きいが、それでも世界最速で拡大します。

経済成長が7%で進むも、1人あたりのGDPは米国の6分の1だけです。地方の農村部を中心にオンラインEC市場はさらに拡大します。23年の成長率は63.9%で、4.1兆ドル規模になると予想されています。

では、中国のEC化率はどれくらい進んでいるのでしょうか?

注目9:19年の中国EC化率は36%で世界最速?

参考:主要国のEC化率の推移(小売りのネット取引割合の推移)

17年時点の主要国のEC化率の水位です。

10年移行、中国のEC化率は世界最速で進んでいます。17年には20%を超え世界1位、19年には36%まで上昇しています(参考:拡大する中国EC市場)。人口過密地帯が多いアジアは、広土な米国よりもECは有利ですね。

アマゾンが成長を牽引してる米国でも、わずか12%に止まります。

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では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:アリババ (BABA)の四半期決算は?

アリババ株の特徴は...
  1. 1999年に創業した、ECサイトを運営する中国企業
  2. 中国の時価総額で1位、19年に世界6位まで上昇する
  3. 14年にニューヨーク市場に上場、20年に香港市場に再上場する
  4. 事業者向けに「タオバオ」、toC向けに「Tモール」を運営する
  5. EC事業は売上高の86%、クラウドは8%を占める
  6. EC事業の利益率が33%で、他の事業に投資している
  7. クラウド事業は成長率58%、世界3番手までシェアを拡大

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ただし、短期的にはアリババに対して悲観的に見ています。

中国当局の規制により、売上高は減速し利益率も減少しています。22年2Q(21年9月期)の売上は前年比+34%、営業利益率は7.5%まで低下していますハイテク規制によるコストや競合企業の増加により、業績はまだまだ低迷する可能性は高いです。

しかし、積極的に海外投資も行っており、長期的には楽観的に見ています。

アリババの中国国内の競合はJDです。

参考:JDドットコムの四半期決算|世界3位のEC企業はPER14倍?

海外のEC事業でアリババのライバルは、東南アジアのシーです。Eコマの成長率は+189%と高く、アジアのあらゆる地域でアリババと競合します。

参考:シー(SE)四半期決算|Eコマ+189%で中国アリババと競合?

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