オンライン融資のソーファイは、21年の経済再開で最も恩恵を受ける銘柄のひとつですね。経済再開後も個人融資が活発で業績好調は続きます。22年2Qの売上は前年比+52%、3Qも+51%に減速していますね。
- 「コロナ禍でデジタル化が進み、フィンテック企業は好調…」
- 「学生ローンのビジネスで、顧客は高所得者が多い…」
- 「赤字企業だが、3Qの利益率は−10%に改善した…」
ソーファイ(SOFI)は、学生向けP2P融資からスタートした金融サービス全般を提供する米国企業です。会員数は290万人で前年比+96%と順調に拡大しています。学生ローンが主力だっため、主な顧客層は高学歴かつ高所得層であると言います。
個人的には、ソーファイは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、事業内容が曖昧でよく分からない上に、数値も良くないからです。21年の純利益率は−51%と低く、営業CFも赤字が続きます。短期的に利益率が改善してるのは、プラットフォーム経由の売上が増えているからですね。
ただし、短期的には21年4Qの売上は上向いています。
会員数は350万人(前年比+87%)と予想を上回ります。また、住宅ローンが前年比−2%、個人向けが+168%、学生向けが+51%と伸びていますね。同社のCEOは将来の見通しについても強気です。
- ソーファイの4半期決算(22年7-9月)は?
- ソーファイの過去10年間の売上高や営業利益は?
- フィンテック企業は好調だが、投資するべきか?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ソーファイ(SOFI)の四半期決算は?
ソーファイ(SOFI)の四半期決算を紹介します。
22年1Q決算(22年3月31日)
- 売上高:3.30億ドル(前年比+69%)◯
- Interest income:1.18億ドル(+43%)
- Noninterest income:2.35億ドル(+58%)
- Loan origination:1.57億ドル(+42%)
- Securitizatins:−0.11億ドル(—%)
- Serviceing:0.12億ドル(—%)
- Technology Platform:0.59億ドル(+31%)
- Other:0.16億ドル(+147%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−1.10億ドル(前年度−1.77億ドル)
- 1株当たり利益:−0.14ドル(前年度−1.61ドル)◯
22年2Q決算(22年6月30日)
- 売上高:3.52億ドル(前年比+52%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−0.95億ドル(+42%)
- 1株当たり利益:—ドル(—%)
22年3Q決算(22年9月30日)
- 売上高:4.23億ドル(前年比+51%)◯
- Interest income:1.98億ドル(+112%)
- Noninterest income:2.66億ドル(+33%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−0.74億ドル(前年度−0.30億ドル)
- 1株当たり利益:−0.09ドル(前年度−0.05ドル)◯
3Qの売上高は前年比+51%で4.23億ドル、純利益は−0.74億ドルでした。22年1Qや2Qと比較して、3Qの売上も好調ですね。純利益率は−17.4%と順調に改善していますね。
元々は学生向けのP2P融資だが、金融ビジネスを手広く広げています。会員数は290万人で前年比+96%と順調に拡大しています。学生ローンが主力だっため、主なターゲット顧客は高学歴かつ高所得層であると言います。
22年通期の売上予想は、1.520億ドル(+54%)としています。
22年4Q決算(22年12月…)
22年4Q決算は、23年2月2日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ソーファイ(SOFI)の10年間の損益計算書は?
ソーファイは21年1月に12ドルで上場しました。株価は大きく上昇することはなく、22年11月は5.7ドルで推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、買収により売上高は順調に拡大しています。ただし、純損失額も拡大傾向にあり、利益率は−52%と低いですね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は52%と高いが、EPSは減少していますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は縮小しています。投資CFは営業CFより少なく、常にCFは赤字ですね。同社のビジネスは収益性が低いといえます。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?
ソーファイ(SOFI)の注目ポイントは?
ソーファイ(SOFI)の注目すべきポイントを紹介します。
注目1:P2P融資で高い市場シェアを持つ?
P2P融資の市場シェアです。
ソーファイは学生向けのP2P融資で、11年に創業された会社です。P2Pの市場シェアは大きく、フィンテック企業のレンディングクラブ(LC)も競合ですね。
16年にはソーファイネットワークサービスをリリースし、20年にGalileoを買収するなど、融資以外の金融業に拡張しています。
参考:レンディング・クラブ(LC)四半期決算|3Qは+247%に加速
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ソーファイ(SOFI)の四半期決算は?
- 11年に設立した、学生向けのP2P融資の米国企業
- 事業を拡大し住宅ローンや保険、金融サービスも提供
- 21年時点の会員数は290万人、前年比+96%に拡大
- 学生向けローンのため、顧客層は高学歴で所得が高い層が多い
- プラットフォームの売上が増え、営業利益は改善している
個人的には、ソーファイは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、事業内容が曖昧でよく分からない上に、数値も良くないからです。21年の純利益率は−51%と低く、営業CFも赤字が続きます。短期的に利益率が改善してるのは、プラットフォーム経由の売上が増えているからですね。
ただし、短期的には21年4Qの売上は上向いています。
会員数は350万人(前年比+87%)と予想を上回ります。また、住宅ローンが前年比−2%、個人向けが+168%、学生向けが+51%と伸びていますね。同社のCEOは将来の見通しについても強気です。
事業規模や内容は、レンディングクラブと似ています。
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