タイソン(TSN)四半期決算|22Q2は+16%に加速

タイソンは北米最大の牛肉や加工食品を生産する企業です。21年後半は、世界的な食品価格高騰の恩恵を受けて好調です。22年1Qの売上は前年比+23%、2Qは+16%と高い水準です。

  • 「84年に9ドルで上場、株価は10倍に高騰してる…」
  • 「食品業界では世界7位、米国で4位のメーカーである…」
  • 「世界最大の食肉企業はJBS、牛肉では世界1位である…」

タイソン(TSN)は、米国最大の食肉加工の生産企業ですね。食品業界としては世界7位、米国で4位の売上規模です。世界最大はブラジルのJBSだが、牛肉市場では世界1位です。食肉製品の14%は南米や欧州、中国や日本にも輸出されます。

個人的には、タイソンは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上は順調に伸びているが、営業利益率は9%と低いからです。米国タイソンとブラジルJBSで寡占化しているが、収益性が高いビジネスではありません。競争優勢性は高いが、長期的には環境規制、健康志向によるオーガニック食品の台頭で伸び悩みそうです。

ただ、短期的には21年と22年の業績は好調です。

食品価格の高騰で、牛肉価格は過去最高水準に達しています。そのため、出荷量は10%前後減少するも、15%の価格高騰で高い収益を得ています。原料高や人件費などで、22年も食品価格の高騰は続きそうです。

22年5月時点の予想PER11倍は割安水準にあります。

TSNの投資判断したい人向け
  1. タイソンの4半期決算(22年1-3月)は?
  2. タイソンの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 21年に売上は急騰するも、収益性は低下している?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

タイソン(TSN)の四半期決算は?

タイソン(TSN)の四半期決算を紹介します。

21年4Q決算(21年10月30日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:128.11億ドル前年比+22
  2.  Beef:50.12億ドル(+17%
  3.  Pork:16.46億ドル(+20%
  4.  Chicken:38.73億ドル(+12%
  5.  Prepared Foods:22.53億ドル(−2%)
  6.  International:5.46億ドル(+11%
  7. 営業利益:19.09億ドル+98%
  8. 純利益:13.55億ドル(+106%
  9. 1株当たり利益:3.70ドル(+107%

22年1Q決算(22年1月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:129.33億ドル前年比+23)◯
  2.  Beef:50.02億ドル(+25%
  3.  Pork:16.26億ドル(+12%
  4.  Chicken:38.90億ドル(+37%
  5.  Prepared Foods:23.33億ドル(+10%
  6.  International:5.50億ドル(+17%
  7. 営業利益:14.55億ドル+106%
  8. 純利益:11.26億ドル(+138%
  9. 1株当たり利益:3.07ドル(+139%)○

22年2Q決算(22年3月31日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:131.17億ドル前年比+16)◯
  2.  Beef:50.34億ドル(+24%
  3.  Pork:15.65億ドル(+5.9%
  4.  Chicken:40.86億ドル(+15%
  5.  Prepared Foods:23.93億ドル(+10%
  6.  International:5.50億ドル(+16%
  7. 営業利益:11.56億ドル+60%
  8. 純利益:8.33億ドル(+74%
  9. 1株当たり利益:2.28ドル(+75%)○

Qの売上高は前年比+16%で131.17億ドル、営業利益は+60%で11.56億ドルでした。21年4Qと22年1Qに続き、2Qの売上と利益も好調ですね。営業利益率は8.8%と高い水準です。

コロナ禍による供給制約で、食料品高騰の恩恵を受けています。

4Qの出荷量は減少したが、牛肉の平均価格は前年比+23%、豚肉は+10%、鳥は+14%と高いです。牛肉の先物価格は21BRL/Kgで過去20年で最も高い数値を記録しています。

22年度については、肉の消費量は21年より少し高いレベルだとしています。同社はコスト削減に取り組んでおり、24年までに10億ドル、22年は3-4億ドルの生産性の節約を目指すとしています。

22年の売上予想は530億ドルに引き上げています。

第 3 四半期売上高、調整済み EPS はともに予想を上回った。21 年度通期ベース売上高ガ イダンスレンジも予想を上回った。通期の売上高見通しを上方修正し、予想も上回った。 米国のレストランからの需要が回復したほか、牛肉価格上昇が予想を上回って推移した。 同社のキング CEO は「工場の稼働制約に対処し、増大する需要に対応した事業拡大計画 を立てることにより、財務力を構築し、債務を削減し、将来の成長に投資し続けた」と 述べた。「需要はシフトし続け、販売チャネル間での混乱を経験する可能性はあるものの、 時間の経過と伴に世界的に需要は増加し続けると予想。また、2021 会計年度にパンデミ ックの影響に関連した直接増分費用を約 3.25 億ドル見積もっている。ただ、これらの増 分費用の一部は今後、永続的になる可能性がある」とも指摘した。

参考:マネックス証券 – 2021/8/11

22年3Q決算(22年6月…)

21年3Q決算は、8月10日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

タイソン(TSN)の損益計算書は?

タイソンは84年に9ドルで上場しています。株価は12年以降に大きく上昇しています。20年3月は47ドルに下落し、22年5月は92ドルで推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、16年から売上は順調に拡大しています。世界的な健康志向の高まりで、植物由来の代替肉の需要が増しています。それでも、人口増に伴い売上は右肩上がりで増えています。

21年は食料価格が高騰し、営業利益率は9.3%まで上昇しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は48%と高いですね。自社株買いはしてないが、BPSもEPSも順調に拡大しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大していますね。加工鶏肉や牛肉の生産で、設備投資は少なくないが十分な営業CFを稼いでいます。食肉関連は、十分に競争力が高い企業だと言えますね。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

タイソン(TSN)の注目ポイントは?

タイソン(TSN)の注目ポイントを紹介します。

注目1:米国4位の食料メーカーで375億ドル?

参考:世界の食品・飲料業界ランキングトップ100

世界の食品や飲料業界の売上高ランキングです。

業界最大手はスイスのネスレで、722億ドルの売上があります。2位は米国ペプシ(PEP)で666億ドル、3位はブラジルのJBSで525億ドル、4位はベルギーのAnheuser-Buschで470億ドル、5位は米国コカコーラ(KO)です。

タイソンは世界7位で、米国4位の食品メーカーで375億ドル規模です。食肉ではJBSが世界最大だが、牛肉に絞ればタイソンは世界1位のシェアです。製品の14%はカナダ、メキシコ、ブラジル、欧州、中国、日本へ輸出しています。

では、牛肉などの食肉では、どれくらいのシェアを確保してるでしょうか?

注目2:牛肉は世界1位で22%のシェアを持つ?

参考:Wolf’s Coronavirus Discounts – Tyson Foods

タイソンの食肉別の市場シェアです。

タイソンは牛肉で、世界1位で22%のシェアを獲得しています。また、鶏肉でも1位で21%、豚肉は3位で16%です。総売上高ではブラジルのJBSに負けるも、世界の食肉の高いシェアを持ちます。

では、米国内ではどれだけ優位性があるのでしょうか?

注目3:牛肉加工生産能力で国内29%のシェア?

参考:Impacts of the Packing Plant Fire in Kansas

米国内の牛肉加工能力の市場シェアです。

タイソンは牛肉加工能力で、国内市場の29%を獲得しています。次いで、ブラジルのJBSは23%、カーギルが22%、ナショナルが12%と続きます。19年に6%のシェアを持つHolcomb施設で火災がありました。

では、世界の食肉の需要はどのように推移しているでしょうか?

注目4:牛肉や豚肉の消費量は減少傾向にある?

参考:世界中の誰もが好きな「ビーフ、ポーク、チキン」

米国内の牛肉、豚肉、鶏肉の消費量の推移です。

過去50年で肉の消費量は、世界で5倍に増えたと言われています。しかし、近年は食肉の文化に大きな変化が生じています。米国内では、牛肉や豚肉よりも、鶏肉を好む人が増えているからです。

その背景には、赤肉の発がん性リスク、環境問題、ベジタリアンなど代替肉の需要増がありますね。価格面でも牛肉は、豚肉や鶏肉よりも高く、22年は過去最高の高値を更新していますね。

長期的には、牛肉の消費量は今後も減少することが予想されます。

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:タイソン(TSN)の銘柄分析

TSNの注目ポイントは...
  1. 84年に上場した、米国1位の食肉企業である
  2. 世界7位の食品メーカー、米国では4位の売上規模
  3. 世界最大の食肉はJBSだが、牛肉市場では世界1位
  4. 競合企業は多くないが、営業利益率は9%と低い
  5. 環境規制、オーガニック食品、健康志向などは逆風
  6. 24年までに、10億ドルの節約を経営目標にしてる

個人的には、タイソンは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上は順調に伸びているが、営業利益率は9%と低いからです。米国タイソンとブラジルJBSで寡占化しているが、収益性が高いビジネスではありません。競争優勢性は高いが、長期的には環境規制、健康志向によるオーガニック食品の台頭で伸び悩みそうです。

ただ、短期的には21年と22年の業績は好調です。

食品価格の高騰で、牛肉価格は過去最高水準に達しています。そのため、出荷量は10%前後減少するも、15%の価格高騰で高い収益を得ています。原料高や人件費などで、22年も食品価格の高騰は続きそうです。

22年2月時点の予想PER13倍は割安水準にあります。

欧州や米国の消費者は、植物由来の代替肉を求める人が増えています。ビヨンドミートは19年に上場した企業で、20年は3桁の売上成長率で伸びていましたね。

参考:ビヨンドミート(BYND)四半期決算|21年3Qは+13%に減速

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