IBMの四半期決算|クラウド&AI部門は成長率+6%に再加速?

クラウドの台頭により、IBMは長い間低迷していましたね。しかし、22年には不採算部門を切り離し、マルチクラウド&AIでプレゼンスを発揮しています。13年から株価は下がり続けてるが、分社化すれば利益率が高い会社に生まれ変わるでしょうか?

  • 「バフェット売却した13年以降、株価は下がり続けてる…」
  • 22年に分社化するが、業績と株価は低迷を続けてる…」
  • 「クラウド&AI事業は好調で、粗利益率は78%と高い…」

IBMは、大規模なシステム構築や受託開発で世界を代表する米国IT企業です。しかし、クラウドの台頭により近年は業績が低迷しています。22年には不採算部門である保守運用部門を切り離し、クラウド&AI部門に資源を集中する戦略です。

個人的には、IBMは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、長い間業績が低迷し、成長する未来像が描けないからです売上高は毎年右肩下がりで、営業利益率は9.4%まで低下していますね。分社化に成功しても、アマゾンやマイクロソフト、グーグルと競争できるか未知数です。

ただし、短期的には分社化によって高い評価を得そうです。

売上比率34%を占めるクラウド&AI部門は、21年も高い成長率を維持してます。プライベートクラウドでは世界1位のシェアを持ち、粗利益率も78%と特出して高いですマルチクラウドでワトソンの需要も伸びており、21年以降も力強く成長しそうです。

また、21年7月時点の予想PER12倍も割安に見えますね。

IBMの投資判断したい人向け
  1. IBM直近の4半期決算(2021年4〜6月)は?
  2. IBMの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. クラウド&AI部門は、いつまで好調が続く?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

IBMの四半期決算は?

IBMの四半期決算を紹介します。

20年4Q決算(2020年12月31日)

第4Qの決算内容は...
  1. 売 上 高 :203.6億ドル(前年比−7%)
  2.  Cloud Cognitive Software:68.3億ドル(−5%)
  3.  Global Business Services:41.7億ドル(−3%)
  4.  Global Technology Services:65.6億ドル(−6%)
  5.  Systems:25.0億ドル(−18%)
  6. 営業利益:12.8億ドル(−68%)
  7. 純 利 益 :13.5億ドル(−64%)
  8. 1株利益:1.52ドル(−64%)

21年1Q決算(2021年3月30日)

第2Qの決算内容は...
  1. 売 上 高 :177.2億ドル(前年比+1%
  2.  Cloud & Cognitive Software:54.37億ドル(+3%
  3.  Global Business Services:42.34億ドル(+2%
  4.  Global Technology Services:63.70億ドル(−2%)
  5.  Systems:14.27億ドル(+4%
  6. 営業利益:14.21億ドル+55%
  7. 純 利 益 :9.55億ドル(−18%)
  8. 1株利益:1.06ドル(−19%)

21年2Q決算(2021年6月30日)

第2Qの決算内容は...
  1. 売 上 高 :187.4億ドル(前年比+3%
  2.  Cloud & Cognitive Software:60.98億ドル(+6%
  3.  Global Business Services:44.41億ドル(+11%
  4.  Global Technology Services:63.42億ドル(+0%)
  5.  Systems:17.17億ドル(−8%)
  6. 営業利益:13.25億ドル(−3%)
  7. 純 利 益 :13.25億ドル(−3%)
  8. 1株利益:1.48ドル(−4%)

2Qの売上高は前年比+3%で187.4億ドル、営業利益は13.25億ドルでした。20年4Qは減速するも、21年1Qと2Qは再び成長軌道に乗りましたね。ただし、営業利益率は6.9%と低いです。

IBMは22年に不採算部門を切り離し、改革を進めてる最中です。

具体的には、大型コンピュータの保守や運用などの不採算部門を切り離します。これらと対局に位置する、クラウド&人工知能に資源を集中したいからですね。マルチクラウドの需要は伸びており、複数のクラウドデータを集約的に解析するワトソンの需要も伸びています。

不採算部門を切り離せば、10数年ぶりに業績が上向きます。

21年3Q決算(2021年9月…)

21年3Q決算は、10月19日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

 IBMの10年間の損益計算書は?

IBMは1984年に31ドルで上場しました。12年に最高値213ドルを付けるも、その後は長く低迷しています。21年8月は137ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上も営業利益も低下していますね。クラウド&AI部門は好調だが、その他の事業が足を引っ張っています。大規模なシステム構築の導入は、クラウドと相反するビジネスだからです。

クラウド部門の粗利益率は78%と特出して高いです。不採算部門を切り離すまでは、不調が続きそうです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは右肩上がりだが、EPSは低下していますね。自社株買いと配当に積極的で、株式数は10年で26%も減少しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CFー投資CF)は、常に黒字です。営業CFは20年のコロナ禍で上向いていますね。設備投資を必要としないクラウド事業が伸びており、投資CFは低く抑えられています。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

IBMに投資する上で注目ポイントは?

IBMに投資する上で、注目すべきポイントを紹介します。IBMは、米国の大手IT企業です。大規模なシステム構築や受託開発で世界的な企業ですね。22年には不採算部門を切り離し、クラウド&AI部門に資源を集中する戦略です。

注目1:クラウド&AI事業が売上比率の34%を占める?

21年4Qの事業別の売上高推移です。

売上比率が最も高いのは、主力のクラウド&AI事業で34%を占めます。次いで、顧客のITインフラの構築や運用のテクノロジー事業が32%、受託開発のビジネス事業が20%、大型システムを導入するシステム事業が1%を占めます。

IBMは、22年に低迷してる事業を切り離す予定です

低迷してる事業とは、具体的には大型コンピュータの保守や運用です。クラウド&AI部門に資源を集中して、それ以外の不採算部門を切り離します。クラウド&AI部門は唯一の成長分野で、今後も高い成長率が期待できます

では、クラウド&AI事業はどのように伸びてるでしょうか?

注目2:21年Q2のクラウド成長率は6.1%に加速?

IBMのクラウド&AI事業の売上高推移です。

アマゾンやマイクロソフトと比較して、IBMクラウドは成功してない印象を受けます。しかしながら、AIを活用したマルチクラウド領域で、IBMは高いシェアを持ちます。売上高推移を見ると、一桁成長だが着実に事業を拡大していますね

1社だけではなく、複数のクラウドを活用する顧客が増えています。

1社だけに依存すると、システムがダウンした時に深刻な障害になるからです。パブリック、プライベート、オンプレなど、クラウド環境は複雑化していますね。IBMのワトソンは、複数のクラウド上のデータを集約的に解析する事が可能です

人工知能のワトソンは、IBM以外のクラウドでも利用できるように拡張してます。

その結果、プライベートクラウドで高いシェアを獲得しています。

注目3:IBMはプライベートクラウドで世界1位?

参考:クラウド市場シェア(2021年クラウドエコシステム概観)

クラウド全体を細分化した市場シェアです。

クラウド市場は大きく分けて、IaaS(インフラ)、PaaS(プラットフォーム)、SaaS(サービスやアプリ)に分かれます。最も大きな市場はSaaSで1105億ドル、次いでIaaSが491億ドル、PaaSが230億ドルと続きます。

各領域ごとに、上位企業が異なる点に注意が必要ですね。

アマゾン、マイクロソフトが強い領域は、IaaS & PaaSですね。一方で、プライベートクラウド領域では、IBMは世界1位のシェアを獲得しています。

21年Q1時点で、IBMは世界5位のクラウド事業者でもあります。

注目4:IBMは世界5位のクラウド事業者である?

参考:クラウド市場でAlibabaがIBMを抜き去る

IaaSとPaaS、プライベートクラウドの市場シェア推移です。

PaaSを含めた市場でも、アマゾンが33%と世界1位です。ただし、IaaS市場単体と比較すると、市場を独占できてない事がわかります。2位はマイクロソフトで、過去3年で市場シェアを2倍に増やしていますね。

IBMは世界で5位のクラウド事業者です。大手4社にシェアを奪われているが、AIを活用したマルチクラウドでは高いプレゼンスを持ちます

IBM Cloudは世界シェアの5%を保有しています。

参考:Amazon Leads $150-Billion Cloud Market

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

また、世界の株式市場が暴落した時に、運良く時間とお金がありました。31歳で無収入で会社員を辞めた私は、2年6ヶ月後にアフィリで月130万円稼ぐ事に成功しています。実は、アフィリで稼げたのも運の要素が大きいです。

では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:IBMの四半期決算は?

IBMの注目ポイントは...
  1. バフェット氏は、IBM投資に失敗して2018年に売却
  2. 3つの主要部門が、売上高の9割を占めている
  3. ビジネス部門とテクノロジー部門は、成長が鈍化している
  4. 成長産業であるクラウドも、成長が鈍化傾向にある
  5. IBMクラウドの市場シェアは、1.8%しかない
  6. 人工知能ワトソンは、期待値の割に成功してない

IBMは、大規模なシステム構築や受託開発で世界を代表する米国IT企業です。しかし、クラウドの台頭により近年は業績が低迷しています。22年には不採算部門である保守運用部門を切り離し、クラウド&AI部門に資源を集中する戦略です。

個人的には、IBMは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、長い間業績が低迷し、成長する未来像が描けないからです売上高は毎年右肩下がりで、営業利益率は9.4%まで低下していますね。分社化に成功しても、アマゾンやマイクロソフト、グーグルと競争できるか未知数です。

ただし、短期的には分社化によって高い評価を得そうです。

売上比率34%を占めるクラウド&AI部門は、21年も高い成長率を維持してます。プライベートクラウドでは世界1位のシェアを持ち、粗利益率も78%と特出して高いですマルチクラウドでワトソンの需要も伸びており、21年以降も力強く成長しそうです。

また、21年7月時点の予想PER12倍も割安に見えますね。

クラウド&人工知能に集中することで、Googleが最大の競合となります。マルチクラウドとワトソンで市場を先行してるIBMだが、研究開発費用で差が開いています。長期的には、グーグルやマイクロソフトなどの競争に勝てないと思います。

参考:グーグル(GOOG)四半期決算|広告回帰で成長率は+34%に加速

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