ユーロドライ(EDRY)四半期決算|22年1Qは+113%に減速

コンテナ運賃に引き続き、バルク船運賃も20年10月から高騰しています。バルク市況は21年後半も好調で業績を押し上げています。22年3Qの売上は前年比+186%、4Qは+248%、22年1Qは+113%と好調が続きます

  • 「コロナ後に市況が好転し、株価は3ヶ月で3倍に上昇…]
  • 「中国が大量に鉄鉱石を輸入し、バルク指数が上昇…」
  • 新規注文率は過去最低で、バルク市況は回復する見通し…」

ユーロドライ(EDRY)は、ドライバルク船を運行するギリシャの海運会社です。18年にユーロシーズ(ESEA)からスピンオフした会社で、コンテナ船とドライバルク船に別れています。切り離されたユーロドライは、中規模サイズのバルク船を9隻保有しています。

個人的には、ユーロドライは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、22年もバルク市況の好調は続くと思うからですバルク市況は引き続きタイトで、21年4Qは過去最高収益を記録しています。4Qの売上成長率は+248%、営業利益率は67%と最高水準ですね。同社は21年に2隻を追加し、22年2月にも2隻を追加する予定です。

バルク市況の好調は、22年も継続すると見ています。

なぜならば、注文数は引き続き過去最低水準で、需給は需要次第で決まるからです。中国経済は21年9月に減速するも、中国以外の鉄鋼は好調ですね。また、エネルギー問題により、石炭の世界的な需要も増しています。

22年5月時点のPERは2.8倍と引き続き割安です。

ユーロドライの投資判断したい人向け
  1. ユーロドライの4半期決算(22年1-3月)は?
  2. ユーロドライの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. ドライバルクの市況の好調は、21年も続くのか?

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20年3月に米国株を初めて、1.5年で運用額を10倍に増やしました。

ただし、資産が大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。集中投資した銘柄が大きく反発し、短期間で数倍に高騰したに過ぎません。私には投資の才能がないのは明らかで、会社員時代は日本株で200万円も損失を出しています

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では、どのような過程を経て、米国株の運用額を10倍に増やしたでしょうか?

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ユーロドライ(EDRY)の四半期決算は?

ユーロドライ(EDRY)の四半期決算を紹介します。

21年3Q決算(21年9月30日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:1945万ドル前年比+186%
  2. 営業利益:1269万ドル(+843%
  3. 純利益:1206万ドル(+2143%
  4. 1株当たり利益:4.41ドル(—%)

21年4Q決算(21年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:2232万ドル前年比+248%
  2. 営業利益:1503万ドル(+100倍
  3. 純利益:1600万ドル(前年度−29万ドル)
  4. 1株当たり利益:5.32ドル(前年度−31ドル)

22年1Q決算(22年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:1827万ドル前年比+113%)✖️
  2. 営業利益:1024万ドル(+233%
  3. 純利益:1049万ドル(+23倍
  4. 1株当たり利益:3.64ドル(+19倍)◯

1Qの売上高は+113%で1827万ドル、営業利益率は+233%で1024万ドルでした。21年3Qと4Qに引き続き、22年1Qの売上と利益も好調です。営業利益率は56%と過去最高水準ですね。

バルク指数の上昇により、売上と利益は大幅に上向いていますね。ユードライは2隻の船舶を追加し、さらに22年には2隻も追加します。1Q時点では9.54隻を所有し、1日平均タイムチャーターは24,636ドル(前年比+65%)と好調です。

また、同社CEOはバルク相場について引き続き強気に見ています。オーダーブックは歴史的低水準にあり、平均的なレベルの貿易量でさえ需給はタイトだと言います。供給が増えない以上は、22年のドライ市況は需要次第だといえます。

2022年4月、当社は2005年に建造された76,440dwtのドライバルク船であるM/ VSantaCruzを1,575万ドルで買収しました。 この船は、ピッタス家が少数株主持分を保有する第三者によって過半数が所有されており、当社の大多数の船の管理者でもあるEurobulkLtd.によって管理されています。 当社はまた、2022年7月まで1日あたり14,800ドルで船舶の既存のチャーターを引き受けました。買収は自己資金で賄われていました。

EuroDryの会長兼CEOであるAristidesPittas:

「厳しい世界的な経済および地政学的環境にもかかわらず、2022年の第1四半期中、当社の船舶は非常に収益性の高い率で雇用されました。これは、2021年の後半を除く過去12年間のどの期間と比較しても最高です。船舶は、投資機会を活用し、2022年に船隊を2ユニット拡大することを可能にしました。これは、過去8〜10年間に建造された、魅力的な商業特性と高品質の古いエコ船舶を組み合わせた2プロング成長戦略に基づいています。したがって、投資額1ドルあたりの収益に多大な貢献をする資本コストの低い船舶です。」

世界的な不確実性が全体的な経済成長とドライバルク輸送の需要に影響を与える可能性があるにもかかわらず、ドライバルク市場の見通しについては引き続き非常に楽観的です。私たちの楽観的な見方は、船の供給が限られていることに基づいています。これは、短期的には、パンデミックとウクライナ危機による輸送システムの非効率性が継続し、歴史的に低い注文書が最低に近い結果です。過去25年間のレベルは、フリートのパーセンテージとして表されます。上記に加えて、今後の環境規制の適用の影響により、今後数年間で船舶の供給がさらに制限される可能性があります

「このような環境の中で、株主への報酬を最大化するために、フリートを増やし、収益性を管理する機会を追求しています。」

EuroDryの最高財務責任者であるTasosAslidis:

「2022年の第1四半期の純売上高は、2021年の第1四半期と比較して113%増加しました。これは、2021年の第1四半期および2021年の同時期と比較して、2022年の第1四半期に所有および運航された船舶の数が増加しました。2022年の第1四半期中の、管理費、一般管理費を含むがドライドッキング費用を除く1日の船舶運航費の合計は、昨年の同じ四半期とほぼ同じレベルにとどまりました。2022年の第1四半期の調整後EBITDAは、昨年の第1四半期に達成された400万ドルと比較して、1270万ドルでした。 2022年3月31日の時点で、当社の未払い債務(未償却のローン手数料を除く)は75.6百万ドルでしたが、制限付きおよび制限なしの現金は約14.2百万ドルでした。」

2022年第1四半期の結果:

2022年の第1四半期に、当社は2021年の第1四半期の総純収入860万ドルを113%上回った1,830万ドルの総純収入を報告しました。これは、当社の船舶が2022年の第1四半期、および2022年の第1四半期に所有および運航された船舶の数は、昨年の同時期と比較して増加しました。当社は、2021年の同時期の純利益および普通株主に帰属する純利益がそれぞれ0.9百万ドルおよび0.4百万ドルであったのに対し、普通株主に帰属する純利益および純利益は10.5百万ドルであると報告した。 2022年の第1四半期には、バンカーの利益により、2021年の同時期に30万ドルの航海費が増加したのに対し、バンカーの増加により、その期間の航海費は100万ドルになりました。

2022年第1四半期の減価償却費は250万ドルでしたが、2022年第1四半期に所有および運航された船舶の数が増えた結果、2021年の同時期は170万ドルでした。クォーター。主に所有および運航される船舶の数の増加とインフレの増加により、2021年の同時期の310万ドルから2022年に増加しました。 2021年の同時期の50万ドルに対し、この期間の管理手数料は70万ドルでした。これも、2022年の第1四半期に所有および運航された船舶の数が増加したことと、毎日の船舶のインフレ調整によりです。管理手数料は2022年1月1日から有効で、685ユーロから720ユーロに増加します。同様に、一般管理費は、2022年の第1四半期の一般管理費がそれぞれ60万ドルで、前年同期と比較して70万ドルでした。この増加は主に、昨年の同時期と比較して2022年の第1四半期に当社の株式に基づく報酬のコストが増加したことによるものです。

2022年第1四半期の利息およびその他の資金調達コストは、前年同期と比較して60万ドルで横ばいでした。 2022年3月31日に終了した3か月間、当社は、デリバティブの損失が1.6ドルであるのに対し、未実現利益が1.0百万ドル、4回の金利スワップの実現損失が0.1百万ドルであるデリバティブの利益を0.9百万ドル認識しました。 2021年の同時期の100万ドルは、70万ドルの実現損失、110万ドルの先物貨物契約の未実現損失、および3回の金利スワップによる20万ドルの利益で構成されています。

平均して、9.54隻の船舶が2022年の第1四半期に所有および運航され、2021年の同時期の7.0隻の船舶が1日あたり平均14,924ドルを稼いだのに対し、1日あたり24,636ドルの平均タイムチャーター相当率を獲得しました。 2022年の第1四半期の調整後EBITDAは、2021年の第1四半期に達成された400万ドルと比較して、1270万ドルでした。

2022年第1四半期の普通株主に帰属する基本的および希薄化後1株当たり利益は、基本的および希薄化後1株当たり利益0.19ドルと比較して、基本的および希薄化後加重平均発行済株式数2,847,091株に基づいてそれぞれ3.69ドルおよび3.64ドルでした。 2021年の四半期は、基本株式2,291,471株および希薄化後加重平均発行済株式数2,320,577株に基づいて計算されています。

未実現(利益)/デリバティブ損失の四半期の普通株主に帰属する利益への影響を除く、普通株主に帰属する調整後利益。2022年3月31日に終了した四半期の株主は、基本および希薄化後の1株あたりそれぞれ3.34ドルおよび3.30ドルでしたが、2021年3月31日に終了した四半期の基本および希薄化後の調整後の収益はそれぞれ0.55ドルでした。公表されている1株当たり利益の見積りにおける上記の項目。

参考:EuroDry. Reports Results for the 2022 1Q

22年2Q決算(22年6月…)

22年2Q決算は、8月19日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ユーロドライ(EDRY)の10年の損益計算書は?

ユードライは2018年に8.3ドルで上場しました。18年10月に最高値12ドルを付けるも、その後に株価は下落しています。22年8月は3ドルに下落するも、22年5月は33ドルで推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、19年までは順調に売上高伸びています。しかしながら、コロナ危機で売上高は減少し、営業利益率は−3.8%に落ち込んでいますドライバルク市況が反転するならば、21年は再び業績が上向く可能性が高いです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは下落傾向にあり、EPSも赤字幅が拡大しています。海運業界は過去10年間も不況で、利益をあげられている企業は少ないです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、赤字の年が多いです。16年に設立したユーロドライが、売上高を増やすには設備投資して船舶を購入するしかありません。ドライバルク市況の悪化で、19年と20年は設備投資を抑えていますね。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ユーロドライ(EDRY)の注目ポイントは?

ユーロドライに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ユーロドライは鉄鉱石などを海上輸送するバルク会社です。そのため、バルチック海運指数が上昇すれば、業績も上向きますね。

注目1:バルク船の供給は過去最低水準の1.6%だけ?

参考:GOLDEN OCENAN RESULTS Q4-2020

競合ゴールデンオーシャン(GOGL)による、バルク船の需給関係と利用率推移です。

20年のバルク船の需要は、過去最低水準で−0.4%でした。しかしながら、世界経済の回復で21年には7.2%、22年には5.1に急回復すると予想しています。対して、21年や22年の供給は過去最低水準の1.6%に抑えられています

供給が低い理由は、環境規制で古い造船のスクラップ化が進むからですコロナ禍で鉄鉱石の価格は最高水準に上昇し、古い造船の廃棄を進めます。古い造船の廃棄は、コンテナや原油タンカーでも起きています。

では、バルク船の市況はどのように推移しているのでしょうか?

注目2:バルク船運賃は20年に過去最低まで下落?

参考:定期船運賃市況(日本郵船)

日本郵船が作成した、サイズ毎のドライバルク船の運賃推移です。

コロナが普及し始めた20年に、バルク運賃は過去最低まで下落します。しかし、中国経済が力強く回復し始めた5月には上昇に転じます。最大規模のケープサイズ(18万トン)が上昇し、パナマックス(8.2万トン)とハンディマックス(5.8万トン)も追随しています。

景気回復が本格化するならば、さらにバルク運賃は上昇しますね。

バルク運賃の動向は、バルチック海運指数を見れば分かります。ドライバルク市況は、バルチック海運指数が先行指標になりますね

注目3:バルチック海運指数は20年4月から5.1倍?

参考:Baltic Exchange Dry Index

バルク市況を見る際には、バルチック海運指数が先行指標になります。

20年4月に400ドルだった指数は、21年4月には5.2倍の2100ドルまで上昇しています。指数が上昇している理由は、コロナからいち早く回復した中国が鉄鉱石や石炭、大豆などの穀物を大量に輸入しているからです。

世界経済が本格的に回復する21年は、さらに上昇要因となります。

19年比で見ても、鉄鉱石、小麦、大豆などあらゆる商品価格が高騰しています。コロナ後は、中国以外の先進国も経済回復するため、さらに高騰する可能性が高いですね。

参考:Twitter

コンテナ船とバルク船の運賃は、相関関係はなく連動しません。しかしながら、20年10月から高騰しているコンテナ船に釣られるように、バルク船も高騰しています。どちらにも共通しているのは、船舶の供給が足りてない事です。

まとめ:ユーロドライ(EDRY)の四半期決算は?

ユーロドライの注目ポイントは...
  1. 2018年に上場した、ドライバルク船のギリシャ企業
  2. 規模が小さく、中規模サイズのバルク船を7隻保有する
  3. 競合SBLKと比較すると、売上高は30分の1程度
  4. 19年まで売上高は拡大するも、コロナで減速してる
  5. 20年の営業利益率は11%から−3.8%に急落した
  6. 環境規制で船舶が作られず、需給はタイトになる可能性が高い

個人的には、ユーロドライは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、22年もバルク市況の好調は続くと思うからですバルク市況は引き続きタイトで、21年4Qは過去最高収益を記録しています。4Qの売上成長率は+248%、営業利益率は67%と最高水準ですね。同社は21年に2隻を追加し、22年2月にも1隻を追加しています。

バルク市況の好調は、22年も継続すると見ています。

なぜならば、注文数は引き続き過去最低水準で、需給は需要次第で決まるからです。中国経済は21年9月に減速するも、中国以外の鉄鋼は好調ですね。また、エネルギー問題により、石炭の世界的な需要も増しています。

22年2月時点のPERは4.2倍と引き続き割安です。

バルク銘柄で最大手はスターバルクです。スターバルクも業績が好調で営業利益率は66%、配当利回りも14%と特出して高いです。

参考:スターバルク四半期決算|バルチック海運指数はコロナ後に4倍に上昇?

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