中古ゲーム機を販売するゲームストップは、21年1月に株価が18倍にも高騰しました。高騰した理由は、ロビンフッターの標的になりSNS経由で大量に買われたからです。1度暴落した株価だが、2月後半から再び株価が上昇し始めています。
- 「ロビンフッター銘柄で、21年1月に株価は18倍に高騰した…」
- 「業績は右肩下がりなのに、なぜ株価は高騰したのだろうか…」
- 「21年2月後半から、急落した株価が再び上昇し始めている…」
ゲームストップは、物理的な中古ゲームを販売する米国小売業です。新品・中古のビデオゲーム機器やソフト、ゲームに関連する商品を販売しています。ロビンフッターの標的にされたことで、株価は1ヶ月間で18倍にも高騰しましたね。
個人的には、ゲームストップは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、デジタルゲームにシェアを奪われ、売上は右肩下がりで下落しているからです。21年は売上は上向くも、長期ではシェアを奪われ続けています。21年の営業利益率は−5%で、赤字に転落してる点も懸念材料です。
ただ、短期的には株価はどちらに動くか分からないですね。
同社はロビンフッター銘柄として、21年1月に18倍にも高騰しています。12月には株価は落ち着くも、それでも173ドルと高い水準にあります。空売りを仕掛ける個人投資家も多く、投機的な相場になっていますね。
リスクが高い投機銘柄に投資する利点はありません。
- ゲームストップの4半期決算(21年7-10月)は?
- ゲームストップの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 19倍に高騰した後に暴落、再び株価は回復している?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ゲームストップ(GME)の四半期決算は?
ゲームストップ(GME)の四半期決算を紹介します。
21年1Q決算(21年4月30日)
- 売上高:12.77億ドル(前年比+25%)
- 営業利益:−0.409億ドル(+60%)
- 純利益:−0.668億ドル(+59%)
- 1株当たり利益:−1.01ドル(+60%)
21年2Q決算(21年7月30日)
- 売上高:11.83億ドル(前年比+25%)
- 営業利益:−0.584億ドル(+38%)
- 純利益:−0.616億ドル(+44%)
- 1株当たり利益:−0.85ドル(+50%)
21年3Q決算(21年10月30日)
- 売上高:12.96億ドル(前年比+29%)
- Hardware and accessories:6.69億ドル(+61%)
- Software:4.34億ドル(−3%)
- Collectibles:1.92億ドル(+31%)
- 営業利益:−1.02億ドル(前年度−0.63億ドル)
- 純利益:−1.05億ドル(前年度−0.18億ドル)
- 1株当たり利益:−1.39ドル(前年度−0.29ドル)
3Qの売上高は前年比+29%で12.96億ドル、営業利益は−1.02億ドルでした。21年1Qと2Qに続き、3Qも売上は好調でしたね。営業利益率は−7.8%と過去10年で最も悪い数値ですね。
物理的なゲームを販売する同社は、長く低迷し続けています。なぜならば、ゲーム市場はクラウドやモバイルなどのデジタルに移行しているからです。それでも、21年以降はゲームの販売が伸びていますね。
クリスマス商戦に向けて、在庫は11.4億ドルまで積み増しています。
21年4Q決算(22年1月…)
21年4Q決算は、22年3月9日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ゲームストップ(GME)の損益計算書は?
ゲームストップは02年に10ドルで上場しました。株価は08年に最高値61ドルを付けるも、その後は低迷していますね。しかしながら、21年1月に株価は急騰し、325ドルまで上昇します。21年12月は168ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は減少し続けています。21年の営業利益率も−5%まで低下しています。売上高が伸びてない理由は、デジタルゲームにシェアを奪われているからです。コロナ禍ではゲームの販売が好調だが、ゲームストップは恩恵を受けていません。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。売上高の減少に伴い、BPSも減っています。また、EPSも19年から赤字が継いていますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、減少傾向にあります。小売業であるゲームストップは、意外と投資CFが少ないですね。しかしながら、営業CFの減少は販売高の減少を示していますね。21年は規模が大幅に縮小していると言えます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
ゲームストップ(GME)の注目ポイントは?
ゲームストップ(GME)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ゲームストップは、新品・中古のビデオゲーム機器やソフト、ゲームに関連する商品を販売する小売業です。物理的なゲーム機器の需要が増えれば売上も増えますね。
注目1:21年1月に株価は18倍に高騰した?
ゲームストップは21年1月に、わずか1ヶ月間で株価が18倍に高騰しました。
高騰した理由は、ロビンフッターによる株価操作だと言われています。ロビンフッターとは、米国のフィンテック企業のロビンフッドが提供する、株式投資アプリ「ロビンフッド」を利用して取引する個人投資家の事です。
同社のアプリは、初心者にわかりやすいデザインで手数料が無料です。手数料が無料に設定されている理由は、投資家の売買記録を投資会社に売っているからです。
20年は外出規制で、米国内で投資する若者が増えましたね。ロビンフッダーは、レディット(Reddit)やディスコード(Discord)などの掲示板サイトやSNSを通じて、次のトレードのアイデアを話し合い、示し合わせて一斉に買い上がります。
その結果、ゲームストップのような小型株の株価が急騰しています。ゲームストップの業績を見ると分かる通り、18倍になった株価を正当化する理由はありません。
注目2:デジタルゲームの割合が87%を占める?
世界のデジタルと物理的なゲームの市場シェアです。
従来のゲームは、プレイステーションやXBoxなどの物理的なゲームが主流でした。しかしながら、18年にはデジタルゲームの割合が全体の87%を占めています。ダウンロード可能なデジタルコンテンツを販売する方が収益性が高いからです。
これは、ゲームストップなどの物理的な店舗が時代遅れである事を示しています。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ゲームストップ(GME)の四半期決算は?
- 2002年上場した、中古ゲームを販売する米国小売企業
- 売上高と利益は右肩下がりで、営業利益率は−5%まで低下
- デジタルゲームにシェアを奪われ、コロナ禍でも業績は不調
- ロビンフッター銘柄で、21年1月に株価が18倍に高騰した
- 2月に株価は暴落するも、再び株価はゆっくりと上昇している
個人的には、ゲームストップは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、デジタルゲームにシェアを奪われ、売上は右肩下がりで下落しているからです。21年は売上は上向くも、長期ではシェアを奪われ続けています。21年の営業利益率は−5%で、赤字に転落してる点も懸念材料です。
ただ、短期的には株価はどちらに動くか分からないですね。
同社はロビンフッター銘柄として、21年1月に18倍にも高騰しています。12月には株価は落ち着くも、それでも173ドルと高い水準にあります。空売りを仕掛ける個人投資家も多く、投機的な相場になっていますね。
リスクが高い投機銘柄に投資する利点はありません。
物理的なゲーム機器よりも、クラウドやモバイルなど端末を選ばないデジタルゲームが人気を集めています。この分野で特に強いのが中国で、ネットイースは世界7位のゲームの売上高を持つ中国企業です。
コメントを残す