クラトス(KTOS)の四半期決算|防衛省に軍事ドローンを供給

21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。軍事防衛企業であるクラトス・ディフェンス(KTOS)は、防衛省向けに軍事ドローンを供給しています

  • 「軍事ドローンは、商用より競合が少なくチャンスだ…」
  • 「軍事クラトスは、20年2月から株価が2.5倍に上昇した…」
  • 「EHが虚偽で62%暴落したが、ドローンは終わりなのか…」

クラトスは、偵察やセキュリティシステムを開発する米国の軍事防衛企業です。また、軍事用ドローンも防衛省に供給しています。低速ドローンは、人間が搭乗する最新鋭戦闘機の警護および攻撃支援用に使われます。

しかしながら、個人的にはクラトスは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、21年2月時点のPERは805倍と割高だからですアナリスト予想のEPSを織り込んだPERでも140倍、過去5年平均は71倍と高いです。軍事ドローンは安定したビジネスだが、すでに株価に織り込まれていますね。

ただし、割安になる局面があれば投資したい銘柄です。

なぜならば、商用ドローンと違い、軍事用は競合企業が少ないからです商用ドローンは将来的にも巨大市場だが、レッドオーシャンで大半の企業が赤字です。21年2月には中国ドローンEHの虚偽疑惑で、株価も低迷し始めています。

クラトスは割安になれば購入したいです。21年は経済対策で予算が使われるため、軍事予算が削減される可能性もあります。

クラトスの投資判断したい人向け
  1. クラトスの4半期決算(2020年9-12月)は?
  2. クラトスの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 競合が多いレッドオーシャンで、投資できる銘柄がない?

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

クラトス・ディフェンス(KTOS)の四半期決算は?

クラトス(KTOS)の四半期決算を紹介します。

20年1Q決算(2020年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:1.69億ドル前年比+5%
  2. 営業利益:520万ドル(−45%)
  3. 純利益:−20万ドル(−106%
  4. 1株当たり利益:0(−100%)

20年2Q決算(2020年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:1.7億ドル(前年比−9%
  2. 営業利益:400万ドル(−59%)
  3. 純利益:−70万ドル(−117%
  4. 1株当たり利益:−0.01ドル(−125%)

20年3Q決算(2020年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:2.02億ドル前年比+9%
  2.  Sevice revenues:0.67億ドル(−5%)
  3.  Product sales:1.34億ドル(+18%
  4. 営業利益:1310万ドル(+13%
  5. 純利益:240万ドル(−4%
  6. 1株当たり利益:0.02ドル(0%)

3Qの売上高は前年比9%増で2.02億ドル、営業利益は13%増で1310万ドルでした。1Qと2Qと比較して、業績は急速に回復していると言えますね。営業利益率は6.4%と過去と比較して少し高い水準です。

クラトスは、防衛関連企業で偵察やセキュリティシステムを開発します。

また、ドローン機も防衛省に長く提供しています。高速ドローンはミサイルの標的で使われていました。低速ドローンは、人間が搭乗する最新鋭戦闘機の警護および攻撃支援用に使われる予定です

米国、イスラエル、中国でドローンの軍事利用は急速に進んでいます。

20年通期の売上高は7.4-7.8億ドルを予想しています。前年度と比較すると、+7%前後の成長率ですね。

20年4Q決算(2020年12月…)

21年2Q決算は、21年2月25日に公開予定です。

では、クラトスの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

クラトス・ディフェンス(KTOS)の損益計算書は?

クラトスは1999年に540ドルで上場しました。20年には最高値1220ドルまで上昇するも、その後は下落しています。20年2月はコロナで13ドルになるも、21年2月は29ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高と利益は安定していません。ワイヤレスインフラ企業だったクラトスは、他の軍需企業と比較して波がありますね。18年以降に限定すると、徐々に安定し営業利益率は5%前後で推移しています

ドローン供給が安定すれば、業績も安定する可能性が高いですね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。売上高と同様に、BPSとEPSも波があります。まずは安定して利益が出ることに期待したいですね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)も、黒字と赤字で波が多いです。ただし、18年に絞ると、少し安定してるように見えますね。ドローンの供給が安定すれば、CFも安定する可能性が高いです。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

クラトス・ディフェンス(KTOS)の注目ポイントは?

クラトスに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。クラトスは商用ドローンも開発するが、主要は軍需産業ですね。そのため、他の軍需企業と同様に、米国政府の軍事費を見る必要があります。

注目1:米国の軍事費は世界1位で7318億ドルもある?

参考:主要国の軍事費推移をグラフ化してみる

2019年時点の米国を含む上位5カ国の軍事費推移です。

軍事費は米国が7318億ドルと、特出している事が分かりますね。この時期は財政が緊迫していた事と、伝統的に戦争反対の民主党が政権だった事が挙げられます。オバマ大統領以降は、再び上昇傾向にありますね。

米国の次に特出して多いのは中国です。一進一退で中央アジアや中東、アフリカを目指す中国は、経済成長に伴い急激に拡大しています。中国に対応するためにも、今後も米国の軍需費は増え続ける事が予想できます

ただし、GDP比で見た場合に、米国の軍事費が特出して高い訳ではありません。

注目2:軍事費は世界1位だが対GDP比は3.41%だけ?

参考:軍事費の対GDP動向をグラフ化してみる

米国の軍事費のGDP比は、3.41%と意外と多くはありません。

軍事費に対するGDPが最も大きいのは、サウジアラビアで7.98%です。次にロシアが3.88%、3番手に米国、4番手に韓国の2.67%と続きます。軍事費が急拡大している中国は1.89%、自衛隊を持つ日本は0.93%だけです。

アメリカと中国のGDP比は、まだまだ伸び代があると言えますね。また、欧州や日本と違い両国とも経済成長が続いているため、軍事費費用が拡大する余地も高いです。

では、商用ドローンはどれくらいの規模で拡大しているのでしょうか?

注目3:商用ドローンは年率56.5%で拡大する?

参考:Commercial Drone Market Size

商用ドローンのマーケットサイズの予想です。

20年の商用ドローンの市場規模は135億ドルでした。年率56.5%で市場が拡大し、25年には1290億ドルになると試算されています。利用は個人撮影、検査やメンテナンス、マッピング調査や土木測量など多岐に渡ります。

20年時点ではエネルギーなど電力会社で使われています。エネルギー業界は人の作業が困難な場所での点検・保守が多いからです。しかし、運輸・倉庫業も大きな市場になると予想されます。

参考:2020年のドローン世界市場は1.6兆円、2025年まで年平均8.3%で成長

クラトスは商用ではなく、軍事用ドローンを開発する企業です。

注目4:軍事用ドローンは25年に268億ドル?

参考:Military Drones Market by Type

世界の軍事用ドローンの市場規模です。

MarketsandMarketsの調査によると、軍事用ドローンは25年に268億ドルになります18年の121億ドルと比較して、2倍の規模ですね。地域別に見ると北米、アジア地域、欧州、中東の順で大きいです。

商用ドローンと比較して、軍事用はライバル企業が少ないです。そのため、ドローンに投資するならば、軍需企業の方が賢い選択肢かもしれません。

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:クラトス・ディフェンスの四半期決算は?

クラトスの注目ポイントは...
  1. 1999年に上場した、米国の軍事防衛企業である
  2. 時価総額は、ロッキードマーチンの400分の1程度
  3. 偵察やセキュリティシステムを防衛省に供給している
  4. 戦闘機の警護や攻撃支援に使う軍事ドローンを供給する
  5. 軍事企業だが業績は安定せず、営業利益率は5%と低い
  6. 赤字企業が多いドローン業界で、黒字化に成功している
  7. 軍事用ドローンは、商業用と比較してライバルが少ない
  8. 中国ドローンEHが、虚偽疑惑で21年2月に62%も暴落

個人的には、クラトスは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、21年2月時点のPERは805倍と割高だからですアナリスト予想のEPSを織り込んだPERでも140倍、過去5年平均は71倍と高いです。軍事ドローンは安定したビジネスだが、すでに株価に織り込まれていますね。

ただし、割安になる局面があれば投資したい銘柄です。

なぜならば、商用ドローンと違い、軍事用は競合企業が少ないからです商用ドローンは将来的にも巨大市場だが、レッドオーシャンで大半の企業が赤字です。21年2月には中国ドローンEHの虚偽疑惑で、株価も低迷し始めています。

クラトスは割安になれば購入したいです。21年は経済対策で予算が使われるため、軍事予算が削減される可能性もあります。

クラトスの競合企業は、同じく軍事企業のエアロバイロンメント(AVAV)ですエアロバイロンメントは商用ドローンを開発するも、軍事製品を多く扱います。売上高や営業利益は、クラトスよりも安定しています。

参考:エアロバイロンメントの四半期決算|ドローンとEV環境銘柄

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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