アビオメッド(ABMD)四半期決算|21年4Qは+11%に減速

人工心臓のトップ企業であるアビオメッドは、高齢化社会や中間層増大で最も恩恵を受ける銘柄ですね。コロナで需要が落ちるも、21年は回復傾向にありますね。21年3Qは前年比+13%、4Qは+11%に減速しています。

  • 「医療機器メーカーは、高齢化や中間層増大で恩恵を受ける…」
  • 「人工心臓で世界トップ、競合は医療機器のアボットである…」
  • 「人工心臓は年率13%、28年には49億ドルの市場になる…」

アビオメッド(ABMD)は、世界トップの人工心臓メーカー企業です。競合は医療機器世界3位のアボット(ABT)があります。FDAに主力製品のImpellaECPが画期的なデバイス指定を受けるなど、競争力がある製品を製造しています。

個人的には、アビオメッドは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、人工心臓市場の拡大とともに、順調に売上高を増やしているからですまた、21年の営業利益率は26%と高く、競争力がある製品を開発していますね。海外市場にも展開しており、欧州や日本で売上を増やしています。

また、長期的にも人工心臓市場は拡大が期待されています。

人口心臓の市場規模は、年率13.9%で拡大し28年には49億ドルになると予測されています。急拡大している理由は、急速に高齢化する人口とそれに続く心血管疾患に苦しむ人々の増加によるものです。

22年5月時点の予想PER50倍と少し割高水準にあります。株価が大きく下がる局面があれば投資したいですね。

ABMDの投資判断したい人向け
  1. アビオメッドの4半期決算(22年1-3月)は?
  2. アビオメッドの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. コロナで手術需要は減少22年は力強く回復する?

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ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

アビオメッド(ABMD)の四半期決算は?

アビオメッド(ABMD)の四半期決算を紹介します。

22年4Q決算(22年3月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:2.698ドル(前年比+11)◯
  2.  米国:2.18億ドル(+11%
  3.  欧州:0.34億ドル(+10%
  4.  日本:0.14億ドル(+22%
  5.  その他:0.02億ドル(+22%
  6. 営業利益:0.650億ドル(+3.5%
  7. 純利益:0.603億ドル(+6.1%
  8. 1株当たり利益:1.31ドル(+5.6%)◯

23年1Q決算(22年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:2.77ドル(前年比+9.7
  2. 営業利益:—億ドル(—%
  3. 純利益:0.54億ドル(+305%
  4. 1株当たり利益:1.25ドル(+13%

23年2Q決算(22年9月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:2.65ドル(前年比+6.8)◯
  2.  米国:2.18億ドル(+9%
  3.  欧州:0.30億ドル(−7%)
  4.  日本:0.12億ドル(+2%
  5.  その他:0.04億ドル(+48%
  6. 営業利益:0.57億ドル(−5%
  7. 純利益:1.06億ドル(+89%
  8. 1株当たり利益:2.32ドル(+87%)◯

Qの売上高は前年比+6.8%で2.65億ドル、営業利益は−5%で0.57億ドルでした。22年4Qや23年1Qと比較して、2Qの売上も減速気味です。営業利益率は21%と過去5年では低い数値です。

他の医療機器メーカーと同様に、3Qと4Qは手術の需要が減少し売上は落ちています。ただ、変異株が落ち着く22年は回復する可能性が高いです。

22年11月2日にジョンソンジョンソン(JNJ)が買収すると発表しています。

参考:ジョンソン(JNJ)四半期決算|22年3Qは+1.9%に減速

23年3Q決算(22年12月…)

23年3Q決算は、2月2日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

アビオメッド(ABMD)の損益書は?

アビオメッドは87年に6ドルで上場しています。株価は右肩上がりで18年に最高値449ドルを付けています。20年3月は130ドルまで下落し、22年11月は379ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上は順調に拡大しています。20年(21年度)はコロナにより、手術の需要が減少しています。ただし、21年は急回復し営業利益率は26.8%と高いです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は90%と高く、BPSは右肩上がりに増えています。ただし、EPSは19年が5.6ドルと高く、21年は3.26ドルと減少傾向にあります。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。ただし、営業CFは19年(20年度)をピークに伸び悩んでいます。人口心臓で競合が現れている可能性もあります。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

アビオメッド(ABMD)の注目ポイントは?

アビオメッド(ABMD)の注目ポイントを紹介します。

注目1:アビオメッドは人口心臓で高いシェア?

参考:Artificial Heart Market to Witness Huge Growth

人工心臓の市場シェアです。

アビオメッドは、人工心臓の分野で高いシェアを持ちます。競合となる上場企業は、米国の医療機器アビット(ABT)しかありません。ただし、EPSは19年から伸び悩んでおり、新興企業にシェアを奪われてる可能性もあります。

では、人工心臓の市場規模はどれくらい大きいでしょうか?

注目2:年率13%で28年には49億ドルに拡大?

参考:Artificial Heart Market Size And Forecast

人工心臓の市場規模と将来予想です。

人口心臓の市場規模は、20年に17.2億ドルと評価されています。また、年率13.9%で拡大し、28年には49億ドルになると予測されています。市場が急拡大している理由は、急速に高齢化する人口とそれに続く心血管疾患に苦しむ人々の増加です。

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:アビオメッド(ABMD)の四半期決算は?

ABMDの注目ポイントは...
  1. 87年に上場した、人工心臓で世界トップの米国企業
  2. 競合企業は医療機器で、世界3位のアボットである
  3. 競争力が高い製品を開発、営業利益率は26%と高い
  4. 人工心臓は年率13%で拡大、28年に49億ドル
  5. 海外にも積極的に展開、欧州や日本で売上を伸ばす

個人的には、アビオメッドは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、人工心臓市場の拡大とともに、順調に売上高を増やしているからですまた、21年の営業利益率は26%と高く、競争力がある製品を開発していますね。海外市場にも展開しており、欧州や日本で売上を増やしています。

また、長期的にも人工心臓市場は拡大が期待されています。

人口心臓の市場規模は、年率13.9%で拡大し28年には49億ドルになると予測されています。急拡大している理由は、急速に高齢化する人口とそれに続く心血管疾患に苦しむ人々の増加によるものです。

22年2月時点の予想PER50倍と少し割高水準にあります。株価が大きく下がる局面があれば投資したいですね。

競合企業は医療機器で世界3位のアボットです。アボットは医療機器だけでなく、診断や医学栄養、医薬品でも高いシェアを持ちます

参考:アボット(ABT)四半期決算|21年3Qは+23%に減速

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