収入や資産が大きい人は、安定して20-30%の運用利回りを求めます。なぜならば、一か八かで資産を失うより複利効果を活かした方が、確実に資産を増やせるからですね。資産が2千万円を超えると、株式だけで年間4-600万円もの収入を得られます。
投資歴2年のTFさんから、安定して利回り20-30%欲しいと相談されました。
この要件を満たす、投資対象はあるのでしょうか?
◯ 現在の資産とPF(保有銘柄)
2000万円。ほぼ米ドル。
10月18日現在QQQのショートを1割程度保有しています。先週は、$AAPL, $SNPS, $DQ, $RPRXを1/3程度保有していました。◯ 過去の実績と目標金額と達成したい期間
ドルベースでは、去年-10% 今年+5%程度。円換算だと過去2年間で+30%程度。
目標:年間20~30%程度の利回り。期待値の高い取引ができるようになりたい。約2年前米株を始めた当初は、ミネルヴィニやオニールを読んで取引をしていたのですが、うまくいきませんでした。現在は、有利と思われるタイミング(例えばVIX大、悪いニュースが出ても下がらなくなってきたタイミングで買うなど)にエントリーを絞り、ロットも小さくし(1~3割程度から)、下落しても想定の範囲内であれば買い下がる、暴騰したら早めに半分利確して残り半分だけ伸ばすというやり方に変えました。負けにくくなりましたが資金効率はあまり良くありません。
〇 現在はどのような問題や課題があるか
1 エントリー。エントリーのタイミングが分からない。有利になるのを待ちすぎて買えない。上げ相場の途中で入るタイミングが分からない。
2 資金管理。株を買う比率を調整できず、各銘柄均等に買ってしまっている。入る場合のサイズを何となく決めている。キャッシュ比率が高く資金効率が悪い。
3 損切り利確の基準。 教科書通り損切りしていると損切りばかりになる。今年はボラが高いため細かく利確しているが、利確後に大きく伸びることもあり、含み益を伸ばすことがあまりできない。
4 銘柄選択。伸びやすいテーマが切り替わる時期にうまく乗れない。3月気づいたらエネルギー株が高騰していた。
〇 コンサルで期待している内容
(何を具体的に聞きたいのか)とにかく経験が不足しているので、実際の取引のご経験から、「このとき、〇〇を基準に〇〇を選択したが、よかった/よくなかった」等の話を聞かせていただき、学ばせていただけますと有難いです。
他に、私のやり方を見て気になったところ、気づいたところなどあれば教えていただけますと有難いです。注目している銘柄は次のあたりです。
テック: MSFT / GOOGL。金融:IBKR/CVBF/UNH。半導体: CDNS/ASML/AMAT。素材:DQ/CMC/NUE/CF。エネルギー:TPL/OXY。ヘルスケア:VRTX/RPRX。レジャー:TRIP/DAL/ABNB。国債:TMF長文となってしまい恐縮です。長すぎるようであれば、最後の投稿だけご覧いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
ポートフォリオがコロコロ変わって恐縮ですが、現在は、qqqショートはカバーして、asml nue lmt wfc xomあわせて3分の1くらいになっております。残り3分の2はドルで持っております。
コンサルを依頼して頂き、ありがとうございました。
結論から述べると、利回り20-30%は難しくないです。
優良銘柄に投資すれば達成できる水準であり、TFさんは既に良い銘柄をピックアップしています。22年や23年は下落相場にあり、タイミング良く購入できれば、その後の5-10年間は楽に市場平均を上回ります。
しかし、TFさんは目標とは反対に、リスクが高い投機的なやり方をしています。
その理由を聞いてみると、超低金利時代を背景とした2010-19年の上昇相場が終わり、これからは成長しない時代が長く続くからです。だからこそ、FRBや経済指標などの短期動向を読み、機敏に動く必要があると教えてくれました。
確かに、同様に考える人は多く、22年に投資を辞めた人も多いですよね。
では、本当に米国株はオワコンになったのでしょうか。また、20-30%の利回りを得るために経済ニュースに機敏に反応し、短期で個別株を売買する方法は、資産形成の近道なのでしょうか?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
資産2千万円、目標は「年利20-30%」?
TFさんからコンサルの感想を頂きました。
こちらこそ、コンサルを受けて頂き、本当にありがとうございました。TFさんは収入も十分に多く、貯蓄だけで2千万円もの資産を作られていますね。複利効果を発揮できる水準にあり、株式投資だけで4-600万円も得られますね。
また、職業柄もありますが、論理的に思考することが得意ですよね。
過去の数値を分析し、その結果を見て改善する欲求が高い点も素晴らしいです。TFさんに足りない点は、単純に投資の経験値だと思います。今後も紆余曲折はあると思いますが、経験を積めばパフォーマンスも安定してくると思います。
また、客観的に過去の戦績を振り返りときは、お気軽にご連絡ください。
まずは、現状認識から一緒に見ていきましょう。
質問1:21年の上昇相場で利回り「+5%」だけ?
◯ 過去の実績と目標金額と達成したい期間
ドルベースでは、去年-10% 今年+5%程度。円換算だと過去2年間で+30%程度。
目標:年間20~30%程度の利回り。期待値の高い取引ができるようになりたい。とにかく経験が不足しているので、実際の取引のご経験から、「このとき、〇〇を基準に〇〇を選択したが、よかった/よくなかった」等の話を聞かせていただき、学ばせていただけますと有難いです。
他に、私のやり方を見て気になったところ、気づいたところなどあれば教えていただけますと有難いです。
TFさんは、過去の実績をしっかりと把握しています。
投資経験は2年と少ないが、これは素晴らしいことですね。実は、投資経験が長いベテラン勢も含めて、振り返りができている投資家の方が圧倒的に少ないです。
また、資産が2千万円と十分に大きいことも魅力です。
投資やビジネス以外で、これだけの資産を築ける人は多くはないですね。30代の金融資産の保有額は、平均値で752万円、中央値で238万円だけです。また、40代にしても、平均値で916万円、中央値で300万円に過ぎません。経済が成長しない中で税負担が厳しく、年齢が低い層ほど貯蓄が難しいのが現実です。
実態に近い数値は、平均ではなく中央値ですね。その意味において、TFさんは平均以上の資産を築けています。
また、目標値が20-30%も程よい良い水準だと思います。
資産が2千万円は福利効果を得るのに十分な資産ですね。20-30%で運用できれば、株式投資だけで毎年400-600万円もの資産を上積みできますね。月に換算すると、月給33-50万円もの収入になります。
利回りとは、資産が多いほど効果を発揮するからですね。その意味において、現在のご自身の収入や資産、目標とする利回りは心地よい水準だと言えます。
しかしながら、問題は目標を大きく下回る過去の実績ですね。
22年は「+5%」で、市場平均の−17%より遥かに高いが、目標値は大きく下回ります。更には、21年は「−10%」と市場平均の+29%を大きく下回ります。21年は分かりやす上昇相場で、投資家ならば50%以上の利回りは欲しかったですね。
TFさんは過去の経験や失敗から、論理的に何をすべきか考えるタイプだと言えます。それは、職業柄でも必要なことだと話してくれました。
21年のミネルヴィニやオニールの手法では上手くいかないため、22年はやり方を大胆に変えていますよね。仰るとおり、新高値を取りにいく手法は、10年から19年の上昇相場で効果を発揮する投資法です。
ゲームチェンジした20年以降は、明らかに通用しないやり方です。これを理解せずに、負け続けているグロース投資家は後を絶ちません。
そして、22年現在はまだご自身のやり方が確立できてないですね。
では、TFさんは何を改善すれば、目標を達成できるのでしょうか?
「投資のやり方に気になることがあれば教えてほしい」とのことなので、ここでは少し辛口にコメントしますね。TFさんは様々な問題や課題を挙げてくれています。
まず第一に重要なことは、ご自身の投資スタイルを確立することです。その意味で、目標に合わせた投資指針や行動が必要になります。
では、どのような投資指針が必要なのでしょうか?
質問2:目標に対して「投資スタイル」が合致しない?
他に、私のやり方を見て気になったところ、気づいたところなどあれば教えていただけますと有難いです。注目している銘柄は次のあたりです。
テック: MSFT / GOOGL。金融:IBKR/CVBF/UNH。半導体: CDNS/ASML/AMAT。素材:DQ/CMC/NUE/CF。エネルギー:TPL/OXY。ヘルスケア:VRTX/RPRX。レジャー:TRIP/DAL/ABNB。国債:TMFポートフォリオがコロコロ変わって恐縮ですが、現在は、qqqショートはカバーして、asml nue lmt wfc xomあわせて3分の1くらいになっております。残り3分の2はドルで持っております。
率直に言うと、投資スタイルは目標に合致していません。
ご自身が立てた目標は、安定して20-30%の利回りを得ることですよね。
対して、TFさんの投資スタンスは、景気動向を敏感に察知し短期で2倍以上に増やすやり方に見えます。具合的には、ハイテク株のショート、短期で個別銘柄を大胆に入れ替えていることです。実際に、先週に保有していたハイテク銘柄は全て売却し、全く新しい銘柄に入れ替えていますよね。
客観的に見ると、明らかに投資スタイルと目標が矛盾しています。リスクを取りたくないと言いつつも、積極的にリスクを取りにいっていますよね。
目標に対して、投資対象やスタイルが合致しない人は多いです。同様の問題点については、次の記事で詳しく紹介しています。
参考:3年後に2倍の1000万円、目標に対して投資対象は適切か?
TFさんに詳しく聞くと、リスクを取っている理由を教えてくれました。
超低金利時代を背景とした10-19年の上昇相場が終わり、これからは米国株式市場も成長しない時代が続くからです。だからこそ、FRBや経済指標などの短期動向を機敏に読むことで、目標値を上回る必要があると教えてくれました。
優良銘柄をピックアップしても、長期目線で投資しないのはそれが理由ですね。
実は、TFさんに限らず、同じように考える人は多いです。
例えば、全米株式(VTI)にしても、多くの個人投資家は上昇相場で積立を開始します。しかしながら、21年後半や22年前半の下落相場に陥ると、彼らは積立を辞めて全て売却します。損しないと言われたから始めたけれども、評価損益が下回り、株式市場の将来に対して悲観的になるからです。
私自身は、こうした悲観論に対して反対派です。
むしろ、指数への積立投資などは、下落相場にこそ最も効果を発揮する投資法です。22年や23年の下落相場にするからこそ、その後の上昇相場でより大きな果実を得られます。更に言うと、私のような一般市民がお金持ちになるには、不況や下落相場がなければ無理です。
もちろん、これは米国株が成長することを前提にしてます。
TFさんが仰る通り、私自身も低金利時代に支えられた過去30年と同様に、米国株式が同様のペースで成長するとは思っていません。しかしながら、これは過去に何度も通ってきた道であり、歴史的には何も珍しいことではありません。むしろ、長い歴史の中では、2010年から19年までの相場が異様だっただけです。
米国株式は紆余曲折しながらも、これからも成長を続けます。
これについては、次の章で詳しく説明しますね。
目標の利回り20-30%を達成するのは、実はそれほど難しいことではありません。優良銘柄を長期保有すれば、割と楽に目標値に到達します。むしろ大変なのは、ギャンブルしたい欲求に駆られ、不必要にリスクが高い銘柄に手を出すことです。
TFさんが注目してる銘柄の多くは、その要件を満たすものが多いです。
TFさんは米国株の将来に対して悲観的に見ていましたね。
ここでは、具体的な銘柄を挙げて、年率20-30%の成長が難しか議論してみましょう。個人的には、半導体企業のケイデンス・デザイン・システムズ(CDNS)は、低金利時代の後でもその要件を満たす優良銘柄だと考えています。
質問3:CDNSは「年率20%」も安定成長しない?
参考:Cadence Design Systems, Inc. (CDNS)
半導体製造装置に関しては、欧米日が強く、とりわけ米国が強いです。
ケイデンス(CDNS)は、EDA(電子設計自動化ツール)で独占企業の1社です。微細化が進み製造がより複雑化する過程で、EDAの需要は年々増しています。また、人工知能やクラウド、自動運転や産業用IoTなど、超ビックデータの時代では、今後も半導体の需要自体も増えていきます。
ケイデンスの売上高は過去10年で2.4倍、EPSは4.8倍、営業CFは3.7倍に増えています。更には、売上の成長速度や収益性は上向いており、22年の営業利益率は30%と高いですね。これは、競合であるシノプシス(SNPS)も同様です。
中長期では、まだまだ事業は拡大しそうに見えます。
参考:ケイデンス(CDNS)四半期決算|22年3Qは+20%に加速
では、過去にどれくらい株価は上昇したのでしょうか?
22年11月時点の株価は167ドル、10年前と比較して14倍にも高騰しています。年率に換算すると、年間26%前後で株価が上昇していますよね。もちろん、過去10年と同様の株価上昇を期待するべきではないですね。
ただし、現在の半導体企業の多くは、絶好の買い場に見えます。
なぜならば、22年は半導体の成長サイクルの終盤にある上に、米国の中国制裁により半導体の優良企業の多くが割安に放置されているからです。22年11月現在が底値なのかは不明だが、個人的には買い安い局面だと思います。
更にいうと、現在の割安水準で仕込むことで、次の5年間は年率30%以上を得られる可能性も高そうです。
私が23年も下落相場になることを期待している理由は、まさにこれです。普段は買えない超優良銘柄を安値で仕込めるボーナス時期だからです。これができたならば、次の10年間は寝てるだけでも市場平均を軽く上回りますね。
実際に、11月にバフェットは台湾のTSMC(TSM)に大規模に購入しました。バフェットのような運用資金が大きいファンドにとっては、今がまさに絶好の買い場だと言えます。上昇相場に転じてからだと、自ら買値をあげてまうからです。
その意味において、私自身は正しい投資判断だと思っています。
以上を踏まえた上でも、TFさんに再度お伺いしたいです。
「ケイデンスは優良銘柄に見えるが、株価は年率20%を下回るでしょうか?」
コンサル時点では、楽観的に捉えてくれましたね。
同様のことは、半導体企業に限らず、他の優良銘柄でも言えます。
ただし、ここで重要なことは、優良銘柄とそうでない銘柄を見誤らないことが最も重要です。過去にグロース投資家が何度も繰り返してることだが、下落する銘柄に買い下がる戦略は、文字通りに全てを失う危険性も含んでいます。
その意味において、下落相場で最も重要なスキルは銘柄選びです。優良銘柄の見分け方については、次の記事で詳しく紹介しています。
また、半導体企業に投資する際に注意すべき点も述べます。
半導体企業は成長サイクルがある上に、景気敏感銘柄でもあります。また、22年現在は米中対立など、先が見えない展開でもあります。その意味において、10年単位で安定して保有できる銘柄ではありません。現在は、割安に見えたとしても、サイクルの頂点を過ぎれば、また割高に評価され売られる局面もきます。
そうしたことを踏まえた上で、投資判断することをお勧めします。
では最後に、米国株式の見通しについても述べます。
米国株式は23年以降も「成長」を続けるのか?
米国株が暴落したことで、悲観的に見る人が増えていますね。
確かに、過去20年の低金利時代に支えられた株高は、歴史的に見ても異様だったと言えます。米国株の成長は、グローバル化と世界的な低金利支えられたもです。その意味で、過去10年と同じように成長しない点は完全に同意します。
ただし、私自身はもう少し楽観的に相場を見ています。
なぜならば、過去100年単位で見たときに、低成長時代は何度も訪れているからです。1900年から20年、1930年のブラックマンデー後の20年、70年代のオイルショックの時期ですね。このようなサイクルを繰り返しながらも、米国は力強く成長を続けた歴史があります。
また、PERで見た場合も、現在の水準は割高ではありません。
SP500の予想PERの過去平均は16倍前後です。コロナ後の20年や21年は22倍まで上昇し、22年11月現在は再び16倍に戻っています。その意味で、22年の米国株の急落は、健全な範囲内での適切な暴落にも見えます。また、逆にいうと現在の株価水準は、割高でも割安でもない心地良い水準です。
その意味においては、過度な株価暴落を恐れる段階でもありません。
もちろん、EPSが順調に拡大(予想PERが低い)した理由は、自社株買いに支えらた面も強いです。低金利を利用して借入を増やし、その資金で自社株買で強引に株価を上げた企業もあります。借入コストの増加、税制面での対策で、今後は自社株買い(EPSの拡大)が抑制される可能性も否定できません。
また、米国よりも全世界(VT)を指向したい投資家も多いですよね。
しかしながら、消去法で見た場合に、個人的には依然として米国株一択です。米国は先進国の中でも、唯一成長を続ける国です。もちろん、移民の制限を続けるならば、いずれは成長が止まる可能性もあります。
ただ、欧州や日本は成長しないことが約束された国々です。欧州は日本に追随する形で、超高齢化社会を迎え社会保障費が増大します。日本は、債務比率が250%でも破綻してないが、欧州で耐え得る国はどれくらいあるでしょうか?
英国の財政政策発表後の金利上昇の混乱など、日本と比較しても耐性は遥かに弱いように見えます。英国の債務比率はわずか95%に過ぎません。欧州内では、英国はまだ良い方なのは異論はないですよね。
また、長く1人っ子政策を続けた中国も、同様の問題があります。
中国の高齢化社会の速度は、過去20年の日本よりも遥かに早いです。22年時点の中国の高齢化率は14.2%で、高齢者の人口は2億人を超えています。50年には、中国の高齢者の割合は26%にも達しますね。こうした状況下では、社会の資源は経済成長ではなく、社会保障の負担にまず使われます。
中国は高度経済成長後の軌跡も、日本と似た道を辿りそうです。
また、現在の共産党政権が、市場経済重視やグローバル化の党員を排除してる点も懸念材料です。中国が経済成長を享受できたのは、西側の市場経済を取り入れてきたからです。民主主義か独裁政権かは、本質的には何も重要ではありません。
その意味において、これまで中国をリードしてきたハイテク株は、今後も成長の活力が失われると見ています。
また、高齢化の問題は、中国だけではなく東南アジア勢も同様です。
アジアを含む南米やアフリカなどの新興国の多くは、中国以上に政権が不安定な国が多いです。賛否両論はあるが、私自身は新興国の多くは投資対象ではありません。ただし、途上国の資源株に対しては、依然として強気です。
意外と知られていない事実だが、その国の経済成長とGDP成長率には相関性はないです。米国の経済と株価が相関してるように私たちが感じるのは、株主の権利が保護されている希少な国だからです。
以上を踏まえると、私自身は米国株についてはまだまだ強気です。
次の30年もそうなると断定している訳ではないが、想定と違えば柔軟に投資戦略を変えます。少なくとも、22年時点では安心して長期投資できる、数少ない投資対象だと見ています。
ただし、TFさんが仰る通り、過去10年と同じだとは見ていません。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:目標は「年利20-30%」で運用?
コンサルを依頼して頂き、ありがとうございました。
結論から述べると、利回り20-30%は難しくないですね。優良銘柄に投資すれば達成できる水準であり、TFさんは既に良い銘柄をピックアップしています。22年や23年は下落相場にあり、タイミング良く購入できれば、その後の5-10年間は楽に市場平均を上回ります。
今回挙げて頂いた銘柄の多くは、長期目線で年率20-30%を狙うには十分に要件を満たしていると思います。もちろん、半導体にしても優良ハイテク企業にしても、投資タイミングは死活的に重要ですよね。
改善するモチベーションが高いので、TFさんは十分に投資で稼げる素質を持っています。また、過去の成績を客観的に振り返りたいタイミングなどで、お声を掛けて頂けたら幸いです。
他の株式投資に関するコンサル内容は次の通りです。
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