Sogou(NYSE:SOGO、HKG:なし)は、PC向け検索エンジンでバイドゥに次ぐ検索会社です。Sogouはテンセントと業務提携し、バイドゥのシェアを奪う事で成長していますね。市場の期待値は高く、PERが10倍しかないバイドゥと違い、SougoはPERが100倍もあります。
- 「新興企業であるSogouは、バイドゥを超えるポテンシャルがある…」
- 「27年に米国GDPを超えるなら、間違いなく中国株は買いだ…」
- 「米中対立や反資本主義など、中国株に投資するのはリスクが高い...」
モバイル向けの検索エンジンは、バイドゥがシェア87%を独占しています。しかしながら、PC向けの検索エンジンはバイドゥの優位性は低く、Sogouがせはを奪う形で急成長しています。PC向けはバイドゥの52%に対して、Sogouが23%のシェアを持ちます。
しかしながら、個人的にはSogouは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、競争が激しい中国市場では、検索連動型広告はすでに斜陽産業だからです。デジタル広告費は右肩上がりで拡大してるが、ライバルであるEコマースやSNSに広告費を奪われています。バイドゥが14%も広告収入が減少したが、テンセントは15%、アリババは6%もシェアを伸ばしてます。
これは、米国でも見られる現象で、検索エンジンの需要は低下しています(参考:Googleに替わり、Amazonが検索エンジンになっている)。
- Sogouの4半期決算(2020年7-9月)は?
- Sogouの過去10年間の売上高や営業利益は?
- アリババやテンセントに、広告シェアを奪われる理由は?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
SOGOの四半期決算は?
Sogouの四半期決算を紹介します。
20年1Q決算(2020年3月31日)
- 売上高:2.57億元(前年比+1%)
- Advertising:2.37億元(+1%)
- Other:0.19億元(+5%)
- 営業利益:−0.42億元(前年度−0.11億元)
- 純利益:−3.17億元(前年度−0.04億元)
- 1株当たり利益:−0.08元(前年度−0.01元)
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:2.61億元(前年比−14%)
- Advertising:2.40億元(−14%)
- Other:0.2億元(−26%)
- 営業利益:−0.26億元(前年度0.11億元)
- 純利益:−0.08億元(前年度0.21億元)
- 1株当たり利益:−0.02元(前年度0.05元)
Sogouは2010年に設立した、PC向け検索市場でバイドゥに次ぐ検索エンジンを開発する会社です。テンセントと業務連携する事で、急速にバイドゥのシェアを奪っています。
20年2Qの売上高は14%減で2.61億元、営業利益は0.26億元の赤字です。検索連動型の広告で稼ぐSogouは、コロナの影響を大きく受けていると言えますね。また、20年2Qに業績を持ち直したバイドゥと比較して、売上高の減少率は大きいと言えます。
20年3Q決算(2020年11月末)
2020年11月に公開予定。
では、Sogouの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか。
Sogou(SOGO)の10年間の損益計算書は?
Sogouは2017年に11ドルでNYSEに上場しています。しかしながら、ハイテク企業では珍しく、上場後は一貫して株価は下落していますね。20年5月には最安値3ドルを付けるも、コロナ後の10月は9ドル前後で推移しています。
では、Sogouの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、順調に売上高は拡大傾向にある事が分かります。しかしながら、成長率は低く、売上高もバイドゥの100分の1程度しかありません。また、営業利益率の推移を見ると、競争が激しい検索エンジンは儲かりにくいと言えます。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)も拡大傾向にある訳ではありません。18年年以降はBPSもEPSも横ばいで、伸びていないですね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間の営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)は、全体的に波が大きいです。そのため、フリーCFが拡大傾向にあるのか、それとも鈍化しているのか読みにくいですね。設立して10年も経たない会社なので、これからの動向を見守る必要があります。
では、私たち投資家は、Sogou株をどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
Sogouに投資する上で注目ポイントは?
Sogouに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。
注目1:モバイル検索エンジンはバイドゥが87%で独占?
中国の検索市場は、バイドゥの検索エンジンが87%のシェアを持ちます。
次に多いのが中国企業のShenmaで6.4%、次にSogouで5%、次にHaosouで0.4%と続き、5番手でようやく外国企業のマイクロソフトが来ますね。中国市場でグーグルやYahooが強くない理由は、中国の共産党に制限されているからですね。
中国では、PCよりもモバイル向けの検索市場の方が重要です。なぜならば、先進国と違い貧困層も多い中国では、高価なPCを購入できない層が多いからです。モバイル端末は1〜2万円で購入できるため、中国ではモバイル市場の方が発達しています。
モバイル向けでは圧倒的なシェアを持つバイドゥだが、PC向けでは他企業の追随を許しています。では、PC向けモバイル市場はどれくらいシェアを持つのでしょうか?
注目2:PC検索エンジンはSogouが23%を取得?
モバイル向けと同様に、バイドゥがPC向けもシェア1位です。
しかしながら、モバイル向けと比較して、バイドゥの市場シェアは52.9%と高くないですね。PC向けは2番手にSogouが23.8%、3番手にGoogleが9.4%、4番手にHaosouが7.6%と続きます。19年以降はSogouが、バイドゥからシェアを奪う事で大きく成長しています。
Sogouが好調な理由は、10億人を超えるテンセントのSNSと連携する事で他の検索サイトを差別化を図っています。テンセントはSogouに4.8億ドルで投資し、43%の筆頭株主です。
また、PC向け市場ではGoogleも少しずつシェアを伸ばしています。
テンセントのシナジー効果を利用してシェアを獲得してるSogouだが、検索市場で事業を成功させるのは難しいかもしれません。デジタル広告収入は、アリババとテンセントだけがシェアを拡大しています。
注目3:アリババとテンセントが広告費のシェアを奪う?
2020年のアリババなどのハイテク企業の広告収入費と成長率です。
デジタル広告市場は、Eコマースのアリババと、ゲームやSNSを開発するテンセント だけがプラス成長です。アリババとテンセントは、他のハイテク企業からシェアを奪う形で成長している事が分かりますね。検索エンジンのバイドゥ やチャットアプリのWeiboも大きくマイナス成長です。
検索エンジンは、これから苦境の時代に入る事が予想できます。
なぜならば、PCやモバイルで検索するユーザーの数は年々減少しているからです。米国でも見られる現象だが、商品を購入する時は直接アマゾンやアリババなどのECサイトで検索します。また、鮮度が高い情報を知りたい時は、ツイッターやインスタグラム などのSNSを利用しますね。
実際に、米国ではグーグルで検索する人の割合は、14年の55%から16年の26%まで激減しています(参考:Googleに替わり、Amazonが検索エンジンになっている)。中国のネット市場が、米国よりも先行しています。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
投資家はSogou株を購入するべきか?
- 売上高は安定して拡大するも、全体的に営業利益率は低い
- 過去最高の利益率は6.6%、19年度は5.3%で推移してる
- BPSもEPSも拡大傾向にあるが、5ドル未満で大きくはない
- フリーCFの黒字化は19年、以前のCFは赤字経営である
- EC事業者のJDが、無人倉庫やドローンなど最先端で配送を行う
- EC市場が成熟した後も、生き残れる業務かは分からない
SogouはPC向けの検索エンジン市場で、バイドゥからシェアを奪う勢いがある新興企業です。バイドゥのライバル企業であるテンセントと業務提携し、効率良く市場シェアを伸ばしていますね。
しかしながら、個人的にはSogou株は投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、競争が激しい中国市場では、検索連動型広告はすでに斜陽産業だからです。デジタル広告費は右肩上がりで拡大してるが、ライバルであるEコマースやSNSに広告費を奪われています。バイドゥが14%も広告収入が減少したが、テンセントは15%、アリババは6%もシェアを伸ばしてます。
PC向け検索エンジンで業界2番手であるSogouも、成長率は鈍化していますね。バイドゥ やSougoは、検索エンジン以外で成長事業を育てる必要があります。
まとめ:バイドゥ(BIDU)の四半期決算は?
- 2010年に設立、中国で検索エンジンを開発する会社
- PC向け検索市場では、バイドゥに次ぐ2位でシェアは23%ある
- モバイル向け検索市場では、3番手でシェアは5%ある
- 売上高は安定しているが、鈍化傾向にあり営業利益率も低い
- 競争が激しい中国では、検索連動型の広告は斜陽産業である
- 検索エンジン2番手だが、売上高はバイドゥの百分の1しかない
モバイル向けの検索エンジンは、バイドゥがシェア87%を独占しています。しかしながら、PC向けの検索エンジンはバイドゥの優位性は低く、Sogouがせはを奪う形で急成長しています。PC向けはバイドゥの52%に対して、Sogouが23%のシェアを持ちます。
しかしながら、個人的にはSogouは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、競争が激しい中国市場では、検索連動型広告はすでに斜陽産業だからです。デジタル広告費は右肩上がりで拡大してるが、ライバルであるEコマースやSNSに広告費を奪われています。バイドゥが14%も広告収入が減少したが、テンセントは15%、アリババは6%もシェアを伸ばしてます。
これは、米国でも見られる現象で、検索エンジンの需要は低下しています(参考:Googleに替わり、Amazonが検索エンジンになっている)。
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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