やす@米国株決算オタク(520銘柄を観察)

スノーフレイク(SNOW)四半期決算|23年2Qは+35%に減速

データウェアハウスを提供するスノーフレイクは、クラウド市場の拡大で恩恵を受けられる銘柄ですね。20年11月にIPO上場した後も、3桁の高い成長率を維持しています。22年2Qの売上成長率は+82%、3Qは+66%に減速していますね。

  • 「クラウド関連のSaaS系で、株価は21年11月に最高値だ…」
  • 「クラウド市場の拡大で、23年には1760億ドルの潜在市場だ…」
  • 「競争優位性が高く、AWSやAzureの大口顧客も利用している…」

スノーフレイクは、クラウド利用者にデータウェアハウスを提供する米国企業です。データウェアハウスとは、データを整理する倉庫の役割です。これを利用することで、クラウド間の大容量データを効率的に取り出すことができます。

個人的には、スノーフレイクは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、大手クラウド事業者のシェアを奪う形で急成長しているからです同社のサービスは大手クラウドと競合するも、アマゾンやマイクロソフト、グーグルからシェアを奪う形で急成長しています。アマゾンなど事業者もAWS RedShiftで展開しています。

スノーフレイクが利用される理由は、競争優位性が高いからですね。

また、営業利益率は−43%と赤字だが、営業CFでは黒字化に成功しています。従量課金制を採用しているが、他のSaaS企業と同様にCFを重視した経営です。

SNOWの投資判断したい人向け
  1. SNOWの4半期決算(23年4-6月)は?
  2. SNOWの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 売上3桁成長だが、営業利益率−91%の損失がある?

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

スノーフレイク(SNOW)の四半期決算は?

スノーフレイク(SNOW)の四半期決算を紹介します。

22年4Q決算(23年1月30日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:5.89億ドル(前年比+53
  2. 営業利益:—億ドル(—%)
  3. 純利益:−2.07億ドル(−56%)
  4. 1株当たり利益:0.14ドル(+13%)

23年1Q決算(23年4月30日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:6.24億ドル(前年比+47
  2. 営業利益:—億ドル(—%)
  3. 純利益:−2.26億ドル(−36%)
  4. 1株当たり利益:0.15ドル(+2778%)

23年2Q決算(23年7月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:6.74億ドル(前年比+35)◯
  2.  Product:6.40億ドル(+37%
  3.  Professional:0.33億ドル(+10%
  4. 営業利益:−2.85億ドル(前年度−2.07億ドル)
  5. 純利益:−2.26億ドル(前年度−2.22億ドル)
  6. 1株当たり利益:−0.69ドル(前年度−0.70ドル)◯

2Qの売上高は前年比+35%で6.74億ドル、営業利益は−2.85億ドルでした。22年4Qと23年1Qと比較して、2Qも売上は減速していますね。営業利益率は−42%と悪化しています。

21年3Q時点のデータだが、売上高は北米と南米が82%を占め、欧州や中東が14%、アジアが3%です。

23年2Qの100万ドル以上の大口顧客は402社(前年比+62%)、Forbes Global 2000 の顧客は 639社(+17%)と好調です。

23年3Qのプロダクト製品の売上予想は、6.725億ドル(+28.5%)と悪くないですね。通期の売上予想は、26億ドル(+34%)としています。

マネックス証券によると、潜在市場はかなり大きいといいます。

第 2 四半期の製品収益は 6 億 4,020 万ドルで、前年同期比 37% の成長を記録しました。
顧客 402 社、その後 12 か月の製品収益が 100 万ドルを超える
純収益維持率 142%
639 人の Forbes Global 2000 顧客
残りの履行義務は 35 億ドルで、前年比 30% の成長に相当

同四半期の収益は 6 億 7,400 万ドルで、前年同期比 36% の増加となりました。 同四半期の製品収益は 6 億 4,020 万ドルで、前年同期比 37% の成長を示しました。 同社には現在、12 か月間の製品収益が 100 万ドルを超える顧客が 402 社ありForbes Global 2000 の顧客は 639 社ありそれぞれ前年比で 62% と 17% の成長を示しています。 純収益維持率は、2023 年 7 月 31 日時点で 142% でした。残りの履行義務は 35 億ドルで、前年比 30% の増加に相当します。 営業活動により得られた純キャッシュは 8,320 万ドルで、前年同期比 29% の増加となりました。 製品収益、12 か月間の製品収益が 100 万ドルを超える顧客、純収益維持率、Forbes Global 2000 の顧客、および残りの履行義務の定義については、「主要なビジネス指標」というタイトルのセクションを参照してください。

「第 2 四半期の製品収益は前年比 37% 増の 6 億 4,000 万ドルとなりました。 当社の非 GAAP 調整後のフリー キャッシュ フローは 8,800 万ドルで、前年比 50% の成長に相当します」とスノーフレークの会長兼 CEO のフランク・スロットマンは述べています。 「Snowflake は、信頼できるエンタープライズ データの世界的な発信地として、AI/ML への関心の高まりを可能にする有利な立場にあります。 企業も機関も同様に、データ戦略なしでは AI 戦略を立てることはできないという認識が高まっています。」

参考:Snowflake Reports Results for 2Q of Fiscal 2023

これまで多くの企業データはオンプレミスで保存されてきた。つまり、データは企業が 管理する物理サーバーに保存されていた。オラクルや IBM などの現存企業が伝統的にこ の領域を支配してきた。しかし、同社は、データをオンプレミスに保存するのではなく、 企業がクラウドにデータを保管するのを支援する。

更に決定的なのは、企業がストレージ(データを保持する場所)とコンピューティング (クエリを実行する行為)を分離するという同社の重要なイノベーションである。グー グル、アマゾン、マイクロソフトが独自の同等の製品を持つ前にこのサービスを提供す ることで、同社は顧客を惹きつけ、データウェアハウス分野で市場シェアを築くことが できた。同社の TAM( Total Addressable Market)は巨大だ。目論見書のなかで 810 億 ドルとしているが、それよりも大きいかもしれない。International Data Corporation の計算によると、2018年の世界のデータストレージからの収益は880億ドルで、2023年 には約 1760 億ドルに達すると予想されている。データウェアハウス市場は順調に成長 している。2018年には130億ドルと推定されていた市場は、2025年には300億ドルに達 すると予測されており、年率 12%の複合成長率となっている。新しいデバイスやソフト ウェアプログラムの登場により、生成されるデータ量が増加するため、同社のような洗 練されたウェアハウスソリューションの需要が高まると考えられる。

参考:マネックス証券(スノーフレイク)

23年3Q決算(23年10月…)

23年3Q決算は、11月24日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

スノーフレイク(SNOW)の損益計算書は?

スノーフレイクは20年9月に253ドルで上場しています。21年5月に201ドルまで低下するも、23年8月は162ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大しています。過去3年で3倍にも拡大していますね。ただし、営業損失額も拡大傾向にあり、21年の営業利益率は91%と低いです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。自己資本比率は82%と高いが、EPSの赤字額は大きいですね。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)も、順調に改善しています。21年は早くも営業CFがプラスに転換しています。営業利益の赤字は続くが、CFベースでは黒字化に成功していますね。

では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?

スノーフレイク(SNOW)の注目ポイントは?

スノーフレイク(SNOW)の注目すべきポイントを紹介します。

注目1:データウェアハウス市場は年率10.7%で拡大?

参考:データウェアハウス市場は2027年までCAGR 10.7%

データウェアハウス市場は、年率10.7%で拡大します。

データウェアハウス(Data Ware House)とは、様々なシステムからデータを集めて整理するデータの「倉庫」です。倉庫ではデータが時系列で保存されるため過去のデータ履歴を確認でき、データを集約し全体のデータとして活躍できます。

19年に211億ドルある市場は、28年には511億ドルになるといいます。

注目2:優良企業の市場シェアは23.9%に拡大?

参考:Getting Ahead of Snowflake’s Rumored IPO

大手クラウドを利用してる優良企業の市場シェアです。

AWS、Azure、グーグルクラウドを使用してるフォーチュン100企業の中で、スノーフレイクのサービスを利用してる顧客が急増しています。スノーフレイクはAWS RedShiftと競合するが、アカウント内でシェアを奪っています。

競争力が高いサービスを提供しているといえますね。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:スノーフレイク(SNOW)の四半期決算は?

SNOWの注目ポイントは...
  1. 20年11月に上場した、データウェアの米国企業
  2. クラウド利用者に、より効率的なデータウェアを提供する
  3. 大手クラウドからシェアを奪う形で、売上が急成長している
  4. 営業損失額は売上並みだが、営業CFでは21年に黒字化

個人的には、スノーフレイクは投資したい銘柄のひとつです。

なぜならば、大手クラウド事業者のシェアを奪う形で急成長しているからです同社のサービスは大手クラウドと競合するも、アマゾンやマイクロソフト、グーグルからシェアを奪う形で急成長しています。アマゾンなど事業者もAWS RedShiftで展開しています。

スノーフレイクが利用される理由は、競争優位性が高いからですね。

また、営業利益率は−91%と赤字だが、営業CFでは黒字化に成功しています。従量課金制を採用しているが、他のSaaS企業と同様にCFを重視した経営です。金利が上昇する局面では避けたいが、タイミングがきたら投資したい銘柄です。

競合はアマゾンなどのクラウド事業者です。

参考:アマゾン(AMZN)四半期決算|21年3Qは前年比+15%に減速

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