20年後半から仮想通貨が高騰していますね。仮想通貨で恩恵を受けるシルバーゲート銀行は、20年10月から株価が10倍に高騰しています。21年も仮想通貨が上昇し続けるならば、関連銘柄は高値を更新するのでしょうか?
- 「仮想通貨が高騰し、株価は3ヶ月で10倍に高騰してる…」
- 「20年後半から上昇し、BTCが500万円を超える…」
- 「仮想通貨銘柄でもあり、BTCは21年に1千万円まで上昇する…」
シルバーゲートは、仮想通貨関連企業へのサービスに特化した米国の銀行業です。多くの銀行が仮想通貨を敬遠する中で、13年から仮想通貨市場に参入しています。21年後半にBTCが高騰し、同社の株価は10倍に高騰しています。
個人的には、シルバーゲートは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、自社決済NW(SEN)の取引量が前年比−30%と減速しているからです。21年に株価が急落したことで、22年10月の予想PERは8.3倍と割安に転じています。PERは割安水準だが、投資したい銘柄ではないですね。
長期的には、ビットコインETFの設立など悲観材料もあります。
ただし、短中期的には業績はまだまだ押し上げそうです。20年後半のBTC価格の高騰で、新規顧客数や預入額が増えていますね。取引量は減少に転じるも、デジタル通貨の顧客数は1677(+28%)と引き続き増加傾向にあります。
- シルバーゲートの4半期決算(22年6-9月)は?
- シルバーゲートの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 21年後半には、本当にBTCは1千万円まで上昇するの?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
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シルバーゲートキャピタル(SI)の四半期決算は?
シルバーゲート(SI)の四半期決算を紹介します。
22年1Q決算(22年3月31日)
- 売上高:5083万ドル(前年比+118%)◯
- Loans, including fees:1828万ドル(+10%)
- Taxable securities:1777万ドル(+3.9倍)
- Other interest earning asset:1385万ドル(+8.1倍)
- Dividends and other:203万ドル(+41%)
- 営業利益:—万ドル(—%)
- 純利益:2469万ドル(+94%)
- 1株当たり利益:0.79ドル(+43%)◯
22年2Q決算(22年6月30日)
- 売上高:7976万ドル(前年比+87%)
- 営業利益:—万ドル(—%)
- 純利益:3860万ドル(+84%)
- 1株当たり利益:1.13ドル(+41%)
22年3Q決算(22年9月30日)
- 売上高:9076万ドル(前年比+139%)✖️
- Loans, including fees:2066万ドル(+21%)
- Taxable securities:4740万ドル(+238%)
- Other interest earning asset:1441万ドル(+187%)
- other interest earnings assets:800万ドル(+355%)
- Dividends and other:289万ドル(+48%)
- 営業利益:—万ドル(—%)
- 純利益:4064万ドル(+73%)
- 1株当たり利益:1.28ドル(+45%)✖️
3Qの売上高は前年比+139%で9076万ドル、純利益は+73%で4064万ドルでした。22年1Qと2Qに続き、3Qも売上と利益は好調です。純利益率は44.7%と高いですね。
22年10月時点のBTC価格は、288万円まで急落していますね。BTCなどの暗号資産の売買が活発だと、暗号資産全般を扱うシルバーゲートの業績は好調です。22年も暗号資産の市場は拡大を続けています。
ただし、好調だったシルバーゲートエクスチェンジネットワーク(SEN)は、前年比−30%に減速しています。デジタル通貨の顧客数は1677(+28%)と引き続き増加傾向にあります。
•四半期の純利益は、2022 年の第 2 四半期の 3,860 万ドル、2021 年の第 3 四半期の 2,350 万ドルと比較して、4,330 万ドルでした。
• 2022 年第 2 四半期の純利益は 3,590 万ドル、希薄化済み株式 1 株あたり 1.13 ドル、純利益は 2,350 万ドルだったのに対し、この四半期の普通株主が利用できる純利益は 4,060 万ドル、希薄化後普通株式 1 株あたり 1.28 ドルでした。希薄化後 1 株あたり 0.88 ドル、2021 年第 3 四半期
• デジタル資産の顧客数は、2022 年 6 月 30 日の 1,585、2021 年 9 月 30 日の 1,305 と比較して、2022 年 9 月 30 日の時点で 1,677 に増加しました。
• Silvergate Exchange Network (「SEN」) は、2022 年の第 3 四半期に 1,126 億ドルの米ドル送金を処理しました。これは、2022 年の第 2 四半期の 1,913 億ドルと比較して 41% の減少、2021 年第 3 四半期の1,620 億ドルと比較して 30% の減少です。
• 2022 年 6 月 30 日の 14 億ドル、2021 年 9 月 30 日の 3 億 2,250 万ドルと比較して、2022 年 9 月 30 日の SEN レバレッジ契約総額は 15 億ドルに増加しました。
• この四半期のデジタル資産顧客関連手数料収入は、2022 年の第 2 四半期の 880 万ドル、2021 年の第 3 四半期の 810 万ドルと比較して、790 万ドルでした。
• 2022 年の第 2 四半期の 138 億ドルに対し、2022 年の第 3 四半期の平均デジタル資産顧客預金は 120 億ドルでした
Silvergate の社長兼最高経営責任者である Alan Lane は次のようにコメントしています。 Silvergate Exchange Network (SEN) のボリュームは、業界全体と比較して今四半期に減少しましたが、当社のプラットフォームの力とネットワーク内での拡張の機会には自信を持っています。 SEN レバレッジ製品の需要と新規顧客パイプラインの成長を引き続き確認しており、より広範なデジタル資産業界の困難な背景に対する当社のプラットフォームの強みを証明しています。」
「私たちは戦略的イニシアチブへの投資を続けており、これまでと同様に、イノベーションの文化と、新製品を発売するための慎重でリスクベースのアプローチとのバランスをとっていきます。 今年の残りを楽しみにしており、2022年の最終四半期に向けて進む道に自信を持っています」とレーンは付け加えました.
22年4Q決算(22年12月…)
22年4Q決算は、23年1月19日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
シルバーゲートキャピタル(SI)の損益計算書は?
シルバーゲートは19年11月に12ドルで上場しました。株価は順調に上昇し、常に最高値を更新し続けています。20年2月はコロナで9ドルに下落するも、22年10月は54ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、順調に売上と利益を伸ばしています。21年の純利益率は41%まで上昇しています。暗号資産が高騰した20年後半以降は、さらに業績を押し上げる可能性が高いです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも順調に上昇しています。21年以降は、BPSとEPSをさらに押し上げる可能性が高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、毎年大幅な赤字です。流出するキャッシュの金額は毎年拡大していますね。本業のビジネスの収入を示す営業CFが、常に赤字である点に注意が必要です。
では、私たち投資家はどのように判断すれば良いのでしょうか?
シルバーゲートキャピタル(SI)の注目ポイントは?
シルバーゲート(SI)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。
注目1:シルバーゲートの顧客は年率58%で増加?
シルバーゲートの顧客数は、年率58%ペースで増加しています。
報告書によると20年3Qに、企業や個人からの新規預入額が5.86億ドルに追加されたと言います。これは、過去に仮想通貨が暴騰した17年4Q以来の高水準です。17年4Qは新規預入額が8.35億ドルでした。
また、仮想通貨関連の顧客も47社増え、928社になったと言います。47社の新規顧客のうち33社が機関投資家でした。
機関投資家も、仮想通貨に対して強気に見ている事が分かりますね。
さらに、機関投資家向けに提供しているSEN(シルバーゲート・エクスチェンジ・ネットワーク)の手数料収入が40%上昇し330万ドルになりました。20年3四半期だけで、19年の送金額320億ドルを上回ります。
暗号資産の上昇が続く限りは、シルバーゲートの業績も上向きそうです。では、暗号資産のビットコインはどこまで上昇するのでしょうか?
注目2:BTC価格は21年に1000万円を超える?
ビットコインは、21年に1000万円を超えると予想する人もいます。
米国投資家のYutaさんは、ビットコインに対して強気の投資家の1人です。高騰する理由を次のように説明しています。
- ゴールドやシルバーなど金属は、希少性が高いほど市場規模が大きい
- 希少性の法則は関係式で表現でき、ビットコインにも当てはまる
- 希少性の法則によると、20年5月から24年までに10倍に上昇する
- 半減期により、21年までは価格が上がりやすい環境が整う
実際に、BTC価格は半減期に連動して上昇している事が分かります。
半減期とは、採掘者がマイニング報酬として得られるBTC枚数が半分に減る現象です。半減期は4年に1度のペースで発生し、1回目は12年11月、2回目は16年7月、3回目は20年5月に起きていますね。
半減期を迎えることで、希少性が高まりBTC価格は上昇しますね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:シルバーゲートキャピタル(SI)決算は?
- 2019年に上場した、暗号資産を扱う米国の銀行業
- 20年3Qに、仮想通貨関連の新規顧客は47社も増加
- 仮想通貨銘柄で、20年10月から株価は10倍に上昇
- BTC価格が高騰し、20年4Qの業績は大きく上向く
- 売上は拡大傾向にあり、純利益率は20%と安定している
- 利益率は20%以上と高い買い、営業CFは常に赤字で拡大
- 仮想通貨銘柄でもあり、21年後半にBTCは1千万円になるかも
個人的には、シルバーゲートは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、21年10月時点でPERは60倍と割高だからです。22年は株価が下落したことで、28倍まで下落するも引き続き割高だと思います。そのため、金利が上昇する局面では投資したい銘柄ではありません。
長期的には、ビットコインETFの設立など悲観材料もあります。ただし、短中期的には業績はまだまだ押し上げそうです。
20年後半のBTC価格の高騰で、新規顧客数や預入額が増え続けています。自社決済ネットワーク(SEN)による取引量は3Qに前年比+342%、4Qに+270%と引き続き高いです。また、純利益も前年比で3倍にも膨らんでいます。
ただし、22年1Qの取引量は、前年比−15%に減速しています。
暗号資産に投資するならば、決済サービス最大手のPayPalの方が安全に投資できます。同社は、20年に暗号資産も扱うと発表して注目されています。