やす@米国株決算オタク(520銘柄を観察)

MRVLの四半期決算|25年3Qは前年比+36%に減速

マーベルは、大手クラウド向けにAI半導体(カスタムチップ)を製造する半導体企業です。26年2Qの売上成長率は前年比+57%、3Qは+36%と減速しています

  • 「ASICでは、競合ブロードコムからシェアを奪えるか…」
  • 「Amazonと提携し、学習や推論チップで共同開発…」
  • 「AI高成長を考えると、26年2月の予想PER23倍は割安か…」

マーベルは、大手クラウド向けにカスタムチップ(ASIC)を製造する企業です。主に、Amazonの学習向け「Trainium」や推論向け「Inferentia」を協業しています。競合ブロードコム(AVGO)とは、データセンター向けEthernet Switch市場でも競合していますね。

個人的には、マーベルは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、ASIC市場でもEthernet Switch市場でも、競合ブロードコムのシェアを奪うことに成功していないからです。25年時点でブロードコムの市場シェア75%に対し、マーベルは5%にとどまります

また、この分野は競争が激しく、ブロードコムでもGoogleのTPU案件の一部を台湾企業のMediaTekに奪われたり、マーベルもAmazonの案件で他社に奪われるなど、競争が激化しています。マーベルは、25年12月に光通信技術に強いCelestial AIを32.5億ドルで買収するも、シェアを奪うのは難しそうです。

26年4Qの売上予想も、22億ドル(前年比+21%)と減速しています

26年2月時点の予想PERは23倍で割高です。

MRVLの投資判断したい人向け
  1. MRVL直近の4半期決算(25年9-12月)は?
  2. MRVLの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 26年以降は、ブロードコムのシェアを奪うのか?

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

マーベル(MRVL)の四半期決算は?

マーベル(MRVL)の四半期決算を紹介します。

26年1Q決算(25年6月30日)

1Q決算の内容は...
  1. 売上高:18.95億ドル(前年比+63%)◯
  2.  Data center:14.40億ドル(+76%)
  3.  Enterprise networking:1.77億ドル(+16%)
  4.  Carrier infrastructure:1.38億ドル(+93%)
  5.  Consumer:0.63億ドル(+50%)
  6.  Automotive:0.75億ドル(−2%)
  7. 営業利益:2.70億ドル(前年度−1.52億ドル)
  8. 純利益:1.77億ドル(前年度−2.15億ドル)
  9. 一株利益:0.20ドル(前年度−0.25ドル)

26年2Q決算(25年9月30日)

2Q決算の内容は...
  1. 売上高:20.06億ドル(前年比+57%)◯
  2.  Data center:14.90億ドル(+69%)
  3.  Enterprise networking:1.93億ドル(+9%)
  4.  Carrier infrastructure:1.30億ドル(−6%)
  5.  Consumer:1.15億ドル(+84%)
  6.  Automotive:0.76億ドル(—%)
  7. 営業利益:2.90億ドル(前年度−1.04億ドル)
  8. 純利益:1.94億ドル(前年度−1.93億ドル)
  9. 一株利益:0.22ドル(前年度−0.22ドル)

26年3Q決算(25年12月30日)

3Q決算の内容は...
  1. 売上高:20.74億ドル(前年比+36%)◯
  2.  Data center:15.17億ドル(+38%
  3.  Enterprise networking:2.37億ドル(+57%
  4.  Carrier infrastructure:1.67億ドル(+98%
  5.  Consumer:1.16億ドル(+21%
  6.  Automotive:0.35億ドル(−58%)
  7. 営業利益:3.57億ドル(前年度−7.02億ドル)
  8. 純利益:19.01億ドル(前年度−0.47億ドル)
  9. 一株利益:2.22ドル(前年度−0.78ドル)

Qの決算は前年比+36%で20.74億ドル、営業利益は3.57億ドルでした。26年1Qや2Qに続き、3Qの売上も減速していますね。営業利益率は17.2%と過去最高に高い水準ですね。

同社はブロードコムと、ASIC(カスタムAIチップ)とイーサネットスイッチ市場で競合しています。ただし、両分野ともブロードコムとの差は大きく、巻き返すのは簡単ではありません。また、前年比ではデーターセンター事業の売上成長率は低下傾向にあります。

26年4Qの売上予想は、22億ドル(前年比+21%)と弱いです。

2025年8月14日、当社は車載イーサネット事業をInfineon Technologies AGに現金25億ドルで売却し、税引前売却益18億ドルを計上しました。Marvellの2026年度第3四半期の業績には、売却日までの車載イーサネット事業の業績が含まれていますが、それ以前の期間には、当該期間全体の車載イーサネット事業の業績が含まれています。

2026年度第3四半期のGAAPベースの純利益は19億100万ドル(希薄化後1株当たり2.20ドル)でした。2026年度第3四半期の非GAAPベースの純利益は6億5,500万ドル(希薄化後1株当たり0.76ドル)でした。第3四半期の営業キャッシュフローは5億8,230万ドルでした。

マーベルの会長兼CEOであるマット・マーフィーは次のように述べています。「マーベルは、データセンター製品への旺盛な需要に支えられ、ガイダンスの中央値を上回る20億7,500万ドルという過去最高の第3四半期売上高を達成しました。第4四半期も力強い成長を予測しており、通期の売上高成長率は40%を超えると見込んでおり、年度末も好調なスタートを切っています今後も当社製品への需要は加速し続けると見ており、その結果、来年のデータセンター売上高成長率予測は従来の予想を上回るものとなっています。また、Celestial AIの買収を発表できることを大変嬉しく思います。これは、相互接続のスケールアップロードマップを加速させる変革のマイルストーンです。この買収により、AIデータセンターインフラ分野における最も急成長を遂げている機会の一つにおいて、マーベルの地位がさらに強化されます。」

Outlook

純収益は22億ドル±5%と予想されます。
GAAPベースの粗利益率は51.1%~52.1%と予想されます
非GAAPベースの粗利益率は58.5%~59.5%と予想されます。
GAAPベースの営業費用は約7億4,100万ドルと予想されます。
非GAAPベースの営業費用は約5億1,500万ドルと予想されます。
基本加重平均発行済株式数は8億5,000万株と予想されます。
希薄化後加重平均発行済株式数は8億5,700万株と予想されます。
GAAPベースの希薄化後1株当たり純利益は0.36ドル±0.05ドルと予想されます。
非GAAPベースの希薄化後1株当たり純利益は0.79ドル±0.05ドルと予想されます。

参考:Marvell Technology, Inc. Reports Third Quarter of Fiscal Year 2026 Financial Results

26年4Q決算(26年3月…)

26年4Q決算は、3月2日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

マーベル(MRVL)の10年間の損益計算書は?

26年2月は80ドルで推移していますね。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上と利益はAIブームで急拡大していますね。

ただし、競合のブロードコム(AVGO)と比較すると伸びは限定的です。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(投資CF−営業CF)です。

では、私たち投資家はどのような点に注目すれば良いのでしょうか?

マーベル(MRVL)の注目ポイントは?

マーベルに投資する上で、注目すべき点を紹介します。

注目1:マーベルはASICで5.4%のシェア?

参考:Marvell: Robust Data Center Market Drives 25%+ Revenue Growth

25年のカスタムチップ(ASIC)の市場シェアです。

業界最大手はブロードコム(AVGO)の75%、対してマーベルは5.4%と小さいですね。25年のデーターセンター事業の推移を見ても、シェアを奪っているとは言えないですね。

今後もマーベルにとって厳しい展開が続きます。

注目2:Ethernet Switch市場で4%のシェア

参考:Broadcom; Networking segument

22年時点でのEthernet Switch市場のシェアです。

1位はブロードコムで70%、2位はNVIDIAで26%、3位はマーベルで4%と続きます

同社は、Ethernert市場でもブロードコムと競合するも、大幅に出遅れてると言えますね。しかし、25年12月に光通信技術に強いCelestial AIを32.5億ドルで買収するなど、追い上げようとしています。

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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:マーベル(MRVL)の四半期決算は?

マーベルの注目ポイントは...
  1. 「ASICでは、競合ブロードコムからシェアを奪えるか…」
  2. 「Amazonと提携し、学習や推論チップで共同開発…」
  3. 「AI高成長を考えると、26年2月の予想PER23倍は割安か…」

個人的には、マーベルは投資したい銘柄ではないです。

なぜならば、ASIC市場でもEthernet Switch市場でも、競合ブロードコムのシェアを奪うことに成功していないからです。25年時点でブロードコムの市場シェア75%に対し、マーベルは5%にとどまります

また、この分野は競争が激しく、ブロードコムでもGoogleのTPU案件の一部を台湾企業のMediaTekに奪われたり、マーベルもAmazonの案件で他社に奪われるなど、競争が激化しています。マーベルは、25年12月に光通信技術に強いCelestial AIを32.5億ドルで買収するも、シェアを奪うのは難しそうです。

26年4Qの売上予想も、22億ドル(前年比+21%)と減速しています

26年2月時点の予想PERは23倍で割高です。

参考:ブロードコム(AVGO)四半期決算|25年4Qは+28%に加速

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