やす@米国株決算オタク(520銘柄を観察)

ラボラトリー(LH)四半期決算|遺伝子検査はコロナで前年比+52%

遺伝子検査を提供するラボラトリーは、コロナで最も恩恵を受けた銘柄のひとつです。しかし、利益率が上昇し売上高は前年比+52%だが、PERは10倍と割安です21年にコロナが終息すれば、ラボラトリーの業績や株価も暴落するのでしょうか?

  • 「売上は前年比+52%、営業利益率は24%に倍増した…」
  • 「コロナ特需で好調だが、PERは10倍と割安にある…」
  • 「コロナ検査の需要が急落すれば、株価は暴落するのか…」

ラボラトリーは、遺伝子、血液、尿、細胞などの検査結果を医師に提供する米国企業です。米国以外では、日本、英国、中国、シンガポール、カナダに主要検査室を展開しています。遺伝子検査はコロナ禍で需要が急増し、売上高は前年比で52%も押し上げられました

個人的には、ラボラトリーは投資したい銘柄です。

なぜならば、コロナ特需の前から、業績が安定し成長してるからですコロナによる遺伝子検査の需要増で、20年4Qの売上高は前年比+52%増えています。また、自社株を行う企業で、コロナ以前からEPSもBPSもフリーCFも拡大しています。

しかしながら、21年5月時点のPERは10.1倍と割安に放置されています。

割安に放置されている理由は、いずれはコロナが終息すると投資家が考えているからですね。しかし、コロナ検査の減速を織り込んでも、21年はプラス成長の見通しです。コロナ検査の売上高は30-50%減少するが、全体としては2-6%の成長を予想しています。

以上を踏まえると、PER10.1倍は十分に割安だと言えますね。コロナ特需で株価が20倍に高騰したフルジェント(FLGT)とは違いますね。

ラボラトリーの投資判断したい人向け
  1. ラボラトリーの4半期決算(2021年4-6月)は?
  2. ラボラトリーの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. コロナ特需が終われば、株価は暴落するのか?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

ラボラトリー(LH)の四半期決算は?

ラボラトリー(LH)の四半期決算を紹介します。

20年3Q決算(2020年9月28日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:38.96億ドル前年比+33%
  2. 営業利益:10.84億ドル(+203%
  3. 純利益:7.03億ドル(+218%
  4. 1株当たり利益:7.17ドル(+218%

20年4Q決算(2020年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:44.90億ドル前年比+52%
  2. 営業利益:14.03億ドル(+256%
  3. 純利益:9.38億ドル(+313%
  4. 1株当たり利益:9.55ドル(+313%

21年1Q決算(2021年3月31日)

1Qの内容は...
  1. 売上高:41.62億ドル前年比+47%
  2.  Labcorp Diagnositcs:27.5億ドル(+61%
  3.  Drug Development:14.3億ドル(+25%
  4. 営業利益:11.18億ドル(+295%
  5. 純利益:7.70億ドル(+342%
  6. 1株当たり利益:7.82ドル(+339%

1Qの売上高は前年比+47%で41.62億ドル、営業利益は+295%で11.18億ドルでした。20年3Qと4Qに引き続いて、売上と利益は大きく伸びていますね。営業利益率は26%と過去最高水準です。

業績が伸びている理由は、コロナ禍で遺伝子検査の需要が増えたからです。

それでも、21年5月時点でPERが10倍と低いのは、いずれはコロナが終息すると投資家が考えているからですね米国や英国ではワクチン接種が進み、徐々に沈静化しています。コロナが終息すれば、以前の業績に戻ると考える人は多いです。

20年にコロナ検査の売上高は55.6億ドルでした。21年ガイダンスによると、コロナ検査の売上高は30-50%減少する見込みです。ただし、他の事業も好調なので、全体では2-6%の成長を見込んでいます。

そう考えると、21年5月時点のPER10倍は十分に割安ですね。

21年2Q決算(2021年6月…)

21年2Q決算は、7月29日に公開予定です。

ラボラトリーの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

ラボラトリー(LH)の損益計算書は?

ラボラトリーは90年3月に上場しました。株価は順調に上昇し、常に最高値を更新し続けていますね。21年3月は107ドルに急落するも、21年5月は274ドルで推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に上昇していますね。21年TTMの売上高は153億ドル、10年で2.7倍に拡大しています。20年はコロナ特需で営業利益率は24%に上昇しています。コロナ検査は利益率が高いビジネスでしたね。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSとEPSは安定して上昇していますね。自社株買いを行なっているため、BPSもEPSも好調です。自己資本比率も49%と高く、財務は安定しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、安定して上昇しています。ラボラトリーは設備投資が少ない優良ビジネスですね。20年と21年TTMは、コロナ特需でさらに加速しています。

では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

ラボラトリー(LH)の注目ポイントは?

ラボラトリー(LH)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ラボラトリーは、遺伝子、血液、尿、細胞などの検査結果を医師に提供しています。米国以外では、日本、英国、中国、シンガポール、カナダに主要検査室とサービスセンターを展開しています。

注目1:遺伝子検査は年率6.3%で拡大し89億ドル?

参考:Hereditary Testing Market Size, Share & Trends Analysis

世界の遺伝子検査の市場推移です。

20年の遺伝子検査の市場規模は62億ドルと試算されています。年率6.3%で拡大し26年には89億ドルになると予想されていますね。全ての地域で遺伝子検査の需要は伸びています。

ただし、遺伝子検査市場は競合が多い点は注意すべきです。

注目2:臨床検査診断サービスのトッププレイヤー?

参考:Clinical Laboratory Diagnostics Services Market Size

臨床検査診断サービスの市場シェアです。

細かい数値は公開されてないが、ラボラトリーは臨床検査診断サービスの上位企業です。競合企業には、米国のクエスト・ダイアグノスティクス(DGX)などがあります。

クエスト・ダイアグノスティクスとは、独立研究セグメントで2強です。

注目3:独立研究ラボで22%の最大シェアを持つ?

参考:Quest Diagnostics: The Safest Dividend

独立研究ラボという細分化された市場で、同社は24%のシェアを持ちます。

19年の米国研究所の市場規模は820億ドルです。医師向けの研究サービスが64%を占め、その中で独立研究所が53%を占めます。ラボラトリーは、この細分化された市場で22%のシェアを持ちます。

競合である業界最大手のクエスト(DGX)は24%のシェアです。

クエスト・ダイアグノスティクスは、米国成人の3人に1人、医師と病院の半分にサービスを提供しています。1日あたり180万件のテストを処理しています。

参考:クエスト(DGX)の四半期決算|遺伝子検査はコロナで前年比+56%

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:ラボラトリー(LH)の四半期決算は?

ラボラトリーの注目ポイントは...
  1. 90年に上場した、遺伝子検査を提供する米国企業である
  2. 遺伝子検査や細胞検査を医師に提供、世界中に展開してる
  3. コロナ特需で21年1Qの売上高は、前年比+52%で拡大
  4. 営業CFは大幅に増加、営業利益率は24%に倍増している
  5. コロナ以前から自社株買い、得た利益でさらに増やしている
  6. コロナ関連で売上が3-5割減少するも、全体は+5%前後

個人的には、ラボラトリーは投資したい銘柄です。

なぜならば、コロナ特需の前から、業績が安定し成長してるからですコロナによる遺伝子検査の需要増で、20年4Qの売上高は前年比+52%増えています。また、自社株を行う企業で、コロナ以前からEPSもBPSもフリーCFも拡大しています。

しかしながら、21年5月時点のPERは10.1倍と割安に放置されています。

割安に放置されている理由は、いずれはコロナが終息すると投資家が考えているからですね。しかし、コロナ検査の減速を織り込んでも、21年はプラス成長の見通しです。コロナ検査の売上高は30-50%減少するが、全体としては2-6%の成長を予想しています。

以上を踏まえると、PER10.1倍は十分に割安だと言えますね。

遺伝子検査を提供するフルジェント(FLGT)は、コロナで最も恩恵を受けた銘柄です。売上高は前年比46倍に増え、株価は20倍にも高騰していますただし、将来の成長率の減速を見越して、21年5月には株価は急落しています。

参考:フルジェント(FLGT)の四半期決算|コロナ検査で売上高は46倍

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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