クリテオはAIを活用したターゲティング広告の先行企業です。17年にはデジタル広告のソフトウェア企業1位で、GoogleやAdobeよりも高いシェアを持ちます。デジタル広告はコロナで減速するも、景気回復で20年3月から5倍にも急騰しています。
- 「広告は急回復し、20年3月から株価は5倍に急騰する…」
- 「株価は順調に上昇するも、売上高は17年から伸びていない…」
- 「AIを活用した広告企業だが、予想PERは17倍と割安だ…」
クリテオは、人工知能を活用したターゲティング広告を提供する米国企業です。17年時点ではデジタル広告のソフトウェア企業で1位にランクインしています。デジタル広告は、大手グーグルやAdobeも参入し、競争が激化してる市場です。
個人的には、クリテオは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、17年時点ではデジタル広告で1位だが、競合にシェアを奪われてる可能性が高いからです。クリテオの売上高は17年をピークに伸びていません。また、営業利益率はピークでも6.7%と低く、20年には5.3%まで低下しています。
不調なクリテオとは対照的に、競合のトレードデスクは売上を伸ばしています。
トレードデスクは17年から売上高を3倍に増やしています。また、21年1Qにクリテオの売上高前年比+7%に対し、トレードデスクは+48%です。コロナ後の回復も早く、競争優勢性があるのはトレードデスクですね。
- クリテオの4半期決算(2021年4〜6月)は?
- クリテオの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上高と利益が伸びず、競合にシェアを奪われている?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
クリテオ(CRTO)の四半期決算は?
クリテオ(CRTO) の四半期決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年9月31日)
- 売上高:4.70億ドル(前年比−10%)
- 営業利益:0.203億ドル(−31%)
- 純利益:0.052億ドル(−72%)
- 1株当たり利益:0.09ドル(−67%)
20年4Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:6.61億ドル(前年比+1%)
- 営業利益:0.826億ドル(+8%)
- 純利益:0.452億ドル(+7%)
- 1株当たり利益:0.72ドル(+10%)
21年1Q決算(2021年3月31日)
- 売上高:5.41億ドル(前年比+7%)
- 営業利益:0.458億ドル(+76%)
- 純利益:0.224億ドル(+44%)
- 1株当たり利益:0.35ドル(+40%)
1Qの売上高は前年比+7%で5.41億ドル、営業利益は+76%で0.458億ドルでした。コロナ後に広告収益が戻り、売上と利益はプラスに推移していますね。営業利益率は8%と低いが、過去平均と比較すると高いです。
同社はAIを活⽤して誰にどの広告を出すべきか、判断するターゲティング広告の事業を行っています。しかしながら、この分野競合が多く、新興企業にシェアを奪われている可能性があります。
競合トレードデスク(TTD)の同時期の売上高は、前年比+48%です。
21年2Q決算(2021年6月…)
21年2Q決算は、8月4日に公開予定です。
クリテオの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
クリテオ(CRTO)の損益計算書は?
クリテオは13年に34ドルで上場しました。上場後に株価は伸び悩み、20年3月には最安値7ドルまで急落しています。最安値から反発し、21年6月は37ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、17年から売上高は伸びていません。また、20年の営業利益率も5.3と低く、上昇傾向にないですね。AIを活用したターゲティング広告は競合が増え、他の会社にシェアを奪われている可能性が高いです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは緩やかに上昇するも、EPSは横ばいであまり伸びていません。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、黒字だが伸び悩んでいますね。投資CFは増えていないが、営業CFもあまり伸びてないですね。コロナ後の反動で21年は少し伸びるも、競合と比較すると弱いです。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
クリテオ(CRTO)の注目ポイントは?
クリテオ(CRTO)の注目すべきポイントを紹介します。クリテオは、人工知能を活用したターゲティング広告を提供する米国企業です。17年時点ではデジタル広告のソフトウェア企業で1位にランクインしています。
注目1:クリテオはデジタル広告で市場シェア1位?
2017年の世界のデジタル広告を提供するソフト企業のシェアです。
デジタル広告を提供するソフト企業で、クリテオはシェア7.4%のトップ企業です。デジタル広告は前年比38%で拡大し、市場規模は127億ドルでした。大手ハイテク企業のグーグルやAdobeも参入しています。
多くの競合企業が前年比20〜40%で拡大しています。また、最も勢いがあるのは、7位のトレードデスクで、17年から売上高を3倍に増やしています。クリテオの売上が伸びてないのは、競合にシェアを奪われてる可能性が高いですね。
参考:トレード・デスク(TTD)の四半期決算|PER131倍は割高か?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:クリテオ(CRTO)の四半期決算は?
- 13年に上場した、デジタル広告を提供する米国企業である
- AIを活用したターゲティング広告で、17年に市場シェア1位
- デジタル広告は競合も強く、GoogleやAdobeも参入してる
- 売上高は17年がピークで、営業利益率は5.3%と小さい
- 競合トレードデスクが、シェア7位だが大きくシェアを伸ばす
個人的には、クリテオは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、17年時点ではデジタル広告で1位だが、競合にシェアを奪われてる可能性が高いからです。クリテオの売上高は17年をピークに伸びていません。また、営業利益率はピークでも6.7%と低く、20年には5.3%まで低下しています。
不調なクリテオとは対照的に、競合のトレードデスクは売上を伸ばしています。
トレードデスクは17年から売上高を3倍に増やしています。また、21年1Qにクリテオの売上高前年比+7%に対し、トレードデスクは+48%です。コロナ後の回復も早く、競争優勢性があるのはトレードデスクですね。
ただし、トレードデスクは割高で、タイミングをみて投資する必要があります。
参考:トレード・デスク(TTD)の四半期決算|PER131倍は割高か?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。