コインベースは21年4月にIPOに成功した、世界最大の仮想通貨の取引所です。ビットコイン価格や取引量の増加で利益を得られますね。22年2Qの売上は前年比−63%だが、3Qは−54%に急減速しています。
- 「ビットコイン高騰で、時価総額は3〜4倍に急騰してる…」
- 「初値381ドルで取引されたが、株価は上昇するのか…」
- 「BTCは1年で10倍、21年中に1000万円に到達する…」
コインベースは、21年4月14日にIPOした仮想通貨取引所を運営する米国企業です。世界最大のIPOで、上場後の時価総額は米国でアマゾンに次ぐ4番手です。個人の口座数は4300万人と、日本のSBI証券の7倍で世界最大の仮想通貨取引所です。
個人的には、コインベースは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、21年時点は競合が少なく、利益率が高いビジネスだからです。21年2Qの売上は前年比11.9倍で拡大してる上に、21年の営業利益率は47%と高いですね。ただ、3Qの売上は+316%、利益率は22%と減速しています。
個人的には、今後も成長が続くと見ています。
なぜならば、仮想通貨の取引所としては世界最高で、他に追随する企業がないからです。また、3Qの売上は減速するも、取引以外の収入も拡大していますね。ビットコインETFが米国SECに承認されるなど懸念材料もあるが、悲観的ではありません。
ただし、22年は赤字に転落しており、魅力的な銘柄ではありません。
- コインベースの4半期決算(22年7-9月)は?
- コインベースの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 初値381ドルで上場、21年はまだまだ株価が上昇するのか?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
コインベース(COIN)の四半期決算は?
コインベース(COIN)の四半期決算を紹介します。
22年1Q決算(22年3月31日)
- 売上高:11.66億ドル(前年比−36%)✖️
- Transaction:10.13億ドル(−35%)
- Subscription:1.51億ドル(+169%)
- 営業利益:−5.54億ドル(前年度9.87億ドル)
- 純利益:−4.29億ドル(前年度7.71億ドル)
- 1株当たり利益:−1.98ドル(前年度3.05ドル)✖️
22年2Q決算(22年6月30日)
- 売上高:8.03億ドル(前年比−63%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:−10.94億ドル(−168%)
- 1株当たり利益:−0.87ドル(−112%)
22年3Q決算(22年9月30日)
- 売上高:5.90億ドル(前年比−54%)✖️
- Transaction:3.65億ドル(−67%)
- Subscription:2.10億ドル(+44%)
- 営業利益:−5.56億ドル(前年度2.91億ドル)
- 純利益:−5.45億ドル(前年度4.06億ドル)
- 1株当たり利益:−2.43ドル(前年度1.62ドル)✖️
3Qの売上高は−54%で5.90億ドル、営業利益は−5.56億ドルでした。22年1Qや2Qに続き、3Qの売上もマイナス成長ですね。営業利益率は−94%で過去最低水準にあります。
収益の大半は仮想通貨の取引手数料で、純収益の96%を超えています。
コインベースの手数料は他の金融商品と比較してかなり割高です。それでも、多くの人が取引しているのは、競合となる取引所が少ないからです。ただし、ビットコインETFが米国SECに承認されると、状況は悪い方向にシフトする可能性もあります。
22年1Qは米国金利上昇で、様々なリスク資産が売られています。Monthly Transacting Usersは92万人(−19%)、Trading Volume: 3090億回(−44%)、Assets on Platformは2560億ドルと不調です。
これらの市況は恒久的なものではないと考えており、引き続き長期的な注力を行っております。実際、現在のビジネスへの投資は特に重要です。ボラティリティが低いこれらの期間は、製品開発により集中する機会を提供できます(高い需要を満たすことに重点を置くピーク期間とは対照的です)。私たちは自信を持って着実に前進する機会にアプローチします。
そのために、Coinbase NFTのベータ版の立ち上げ、Coinbase Walletの採用の拡大、Cardanoの追加によるステーキングサービスの拡大、1,200人を超えるフルタイムの従業員の採用など、これまでのところ順調に進んでいます。暗号の未来を築くのを助けるために。
暗号通貨の時価総額は、1月に30%近く減少し、3月まで幾分回復し、4月以降再び急激に減少しました。暗号資産のボラティリティは四半期を通じて低下し、3月は2020年第4四半期以来の最低レベルでした。第1四半期の総純収益は12億ドルで、トランザクション収益の10億ドルを含み、MTUは920万ドルで、どちらも第4四半期と比較して減少しました。予想通り。
私たちの総取引量は、暗号スポット市場の総量と一致して減少し、Coinbaseで取引された上位10の資産(BTCとETHを含む)のうち7つで取引量の市場シェアを獲得しました。サブスクリプションとサービスの収益は152ドルでした
総純収入の13%に相当する百万。主に取引収益の減少と今年の多額の投資へのコミットメントにより、調整後EBITDAは第1四半期に2,000万ドルに減少しました。第1四半期の純損失は4億3000万ドルでした。Coinbaseは今月10歳になります。これにより、過去10年間の進歩と、今後10年間に達成したいことを振り返ることができます。私たちは過去10年間、ユーザーがプラットフォーム上で暗号を購入、販売、安全に保存できるツールを構築することで、戦略の最初の柱である投資としての暗号を競い、勝ち取りました。私たちはコア投資プラットフォームへの投資と強化を続けていますが、NFTと分散型ファイナンスに主導された暗号のアプリケーション時代が到来しており、これらの市場機会にますます注力しています。
Coinbaseは、戦略の2番目と3番目の柱である新しい金融システムとしての暗号とアプリプラットフォームとしての暗号を実行する際に、暗号経済で果たす重要な役割を担っています。 CoinbaseWalletやCoinbaseNFTなどの製品に多額の投資を行い、これらの新しい市場のリーダーとしての地位を確立しています。私たちは、暗号の次のフェーズを推進し、リードするのを支援する強力な立場にあります。私たちの投資は集中されます
22年4Q決算(22年12月…)
22年4Q決算は、23年2月5日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
コインベース(COIN)の10年間の損益計算書は?
コインベースは21年4月14日に上場しました。初値は381ドルが付くも、その後は株価は下落しています。22年11月は58ドルで推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、順調に売上と利益を伸ばしています。特徴的なのは高い利益率で、21年の営業利益率は47%と高いですね。コインベースは手数料が高く、収益の大半が仮想通貨取引の手数料です。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。コインベースのBPSは仮想通貨の価格に連動して上昇しますね。また、コインベースは収益性が高く、EPSも20年に大きく伸びています。
仮想通貨の取引量や需要が増えれば、コインベースは大きな利益を得られますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、20年に大幅な黒字化に成功しています。仮想通貨取引所を運営するコインベースは、投資CFが少ない優良ビジネスだと言えます。また、21年時点で競合となる企業も少なく、利益を得やすい構造ですね。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
コインベース(COIN)の注目ポイントは?
コインベースに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。コインベースは21年4月14日にナスダックに上場しました。ビットコインなどの仮想通貨の取引で手数料を得ています。そのため、仮想通貨の取引量が増えれば、コインベースの収益も増えます。
注目1:米国株で4位の時価総額759億ドルで上場?
参考:米国株ランキング
米国株の時価総額ランキングです。
コインベースのナスダック上場は、世界最大のIPOとなりました。4月14日の初値は381ドル、時価総額は759億ドルです。アップル、マイクロソフト、アマゾンに次いで、米国4位の時価総額になります。
それだけ、コインベースの上場は世界的にも注目を集めていますね。では、コインベースのユーザーはどれくらいいるのでしょうか?
注目2:20年4Qのユーザー数は4300万人もいる?
コインベースの顧客数の推移です。
20年4Q時点のユーザー数は4300万人、3年間で1.8倍にも増えています。仮想通貨は世界標準の取引所なので100カ国に展開し、期間は7000社、パートナー会社は11.5万社です。日本で最も大きな証券会社はSBIだが、口座数は600万だけです。
いかに、コインベースのユーザー数が多い事がわかりますね。
ただし、アクティブに利用してるユーザー数は多くはありません。仮想通貨取引所のコインベースのMTU(月間ユーザー数)は280万人だけです。つまり、コインベースに口座を作ったけれども、売買してないユーザーも多いです。
では、コインベースの時価総額はどのように増えたのでしょうか?
注目3:時価総額は3年で6.9倍の900億ドルに上昇?
仮想通貨とコインベース(青色)の時価総額の推移です。
コインベースは仮想通貨を大量に保有しているため、時価総額は連動しています。仮想通貨の価値が上昇すれば、コインベースの時価総額も増えますね。20年3月に68万円だったBTCは、21年11月には再び700万円まで急騰しています。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:コインベース(COIN)の四半期決算は?
- 21年4月14日に上場した、世界最大の仮想通貨取引所
- 世界最大IPOで、上場後の時価総額はアマゾンに次ぐ米国4位
- 口座数は4300万人、日本SBI証券の7倍と世界最大規模
- BTC価格上昇と取引量の増加で、恩恵を受けられるBTC銘柄
- 売上高は前年比2.3倍、20年の営業利益率は46%と高い
- 高い手数料を得ているが、将来的にビットコインETFと競合する
個人的には、コインベースは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、21年時点は競合が少なく、利益率が高いビジネスだからです。21年2Qの売上は前年比11.9倍で拡大してる上に、21年の営業利益率は47%と高いですね。ただ、3Qの売上は+316%、利益率は22%と減速しています。
個人的には、今後も成長が続くと見ています。
なぜならば、仮想通貨の取引所としては世界最高で、他に追随する企業がないからです。また、3Qの売上は減速するも、取引以外の収入も拡大していますね。ビットコインETFが米国SECに承認されるなど懸念材料もあるが、悲観的ではありません。
21年11月時点のPER26倍も十分に割安だと思います。
コインベースの世界最大のIPOなど、仮想通貨市場が再び加熱し始めていますね。BTC価格の上昇を受けて、マイニング企業も株価も高騰しています。マイニング企業であるライオットの株価は、20年10月から22倍にも高騰しています