21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。軍事用レーダーを開発するラダ(RADA)もドローン関連銘柄です。20年2月から、株価は8倍にも高騰しています。
- 「ドローン関連のラダは、20年2月から8倍に上昇した…」
- 「ドローン市場が拡大すれば、レーダー開発は恩恵を受ける…」
- 「EHが虚偽で62%暴落したが、ドローンは終わりなのか…」
ラダは、無人機用航空電子機器を開発するイスラエルの軍事企業です。主力製品はレーダーで、米国の軍事主要機関に輸出していますね。軍用や商用ドローンが普及すれば、レーダーの需要も右肩上がりで増えます。
しかしながら、個人的にはラダは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、高い成長率で事業が拡大してるが、利益率が低いビジネスだからです。20年3Qは前年比+72%増だが、営業利益率は7%、フリーCFは毎年赤字を計上してます。研究開発費が大きく、ビジネス的には優良ではないです。
ただし、レーダー市場は今後も拡大することが予想できます。
なぜならば、戦争の主役が無人航空機(UAV)やドローンに移行してるからです。ドローン市場が拡大すれば、レーダーの需要も高まります。米国、イスラエル、中国、中東は、ドローンの研究開発に力を入れていますね。
ただし、20年2月時点のPERは100倍と割高です。
- ラダの4半期決算(2020年9-12月)は?
- ラダの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 競合が多いレッドオーシャンで、投資できる銘柄がない?
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ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ラダ・エレクトロニック(RADA)の四半期決算は?
ラダ・エレクトロニック(RADA)の四半期決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:5293万ドル(前年比+76%)
- 営業利益:269万ドル(前年度−189万ドル)
- 純利益:300万ドル(前年度−204万ドル)
- 1株当たり利益:0.07ドル(−0.05ドル)
20年4Q決算(2020年12月30日)
- 売上高:7621万ドル(前年比+72%)
- 営業利益:547万ドル(前年度−210万ドル)
- 純利益:564万ドル(前年度−203万ドル)
- 1株当たり利益:0.13ドル(−0.05ドル)
4Qの売上高は前年比72%増で7621万ドル、営業利益は547万ドルでした。3Qに引き続き、高い成長率を維持していますね。営業利益率は7.1%で過去と比較して高い数値です。
ラダが好調な理由は、主要製品レーダーが好調だからです。戦争の主役が無人航空機(UAV)やドローンに代わり、レーダーの需要が急激に増しています。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年2Q決算は、21年5月12日に公開予定です。
では、ラダの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ラダ・エレクトロニックの10年の損益計算書は?
ラダは1985年に75ドルで上場しました。株価は93年に最高値135ドルまで上昇するも、その後は下落しています。20年3月に2ドルになるも、21年2月現在は13ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、18年以降に売上高が大きく増えています。営業利益は一時的に減少するも、20年3Qは7.1%まで持ち直しています。ドローン市場が拡大すれば、ラダの売上高も増えそうです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは全体的に横ばいで大きな動きはありません。EPSは赤字になる年が多く安定していません。ただし、直近決算は好調で上向く可能性は高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−赤字CF)は、赤字が多く損失額も拡大しています。レーダーなどの最新機器は、研究開発費用が膨大に必要ですね。ビジネスとしては、利益が出にくい事を示唆してます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
ラダ・エレクトロニックの注目ポイントは?
ラダ・エレクトロニックに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。
注目1:レーダー製品は21年に前年比70%で拡大?
ラダの成長を牽引してるのは、主力製品のレーダーです。
2019年のレーダーの前年比成長率は125%でした。20年は105%、21年は70%と引き続き高い成長率を維持しています。
ラダの主要顧客は、イスラエル国防軍、米国海兵隊、米国海軍、米国空軍など、米国の主要機関にレーダーを発注しています。また、ロッキードマーチン(LMT)やボーイング(BA)など国際的な軍事企業も含みます。
レーダーの需要が高まっている理由は、21世紀の戦争は無人飛行機(UAV)やドローンが主流になるからです。米国、イスラエル、中国、中東は、ドローンの開発研究に力を入れていますね。
では、レーダー市場はどのように拡大しているのでしょうか?
注目2:世界のレーダー市場は25年に380億ドル?
参考:Global Radar Market Size, Share, Analysis Report, 2019-2025
米国のレーダーの市場規模の推移です。
世界のレーダー市場規模は18年に294.6億ドル、年率3.8%で拡大し25年には380億ドルになると予測されています。米国のレーダー市場は14年に59億ドルで、着実に拡大していますね。
また、軍事面だけではなく、あらゆる分野でレーダーの活用は広まりますね。
注目3:レーダーの用途は軍事利用が7割を占める?
参考:Global Radar Market Size, Share, Analysis Report, 2019-2025
2018年の欧州における、レーダー市場の用途です。
グラフを見ると、レーダーの用途は軍事利用が最も多いですね。特にアジア太平洋地域では軍事面での活用が増えていますね。たとえば、中国はあらゆる種類の爆撃機や戦闘機を検出できる軍事レーダーを開発しています。
米国や欧州地域では、医療や自動運転車などの分野で用途が広がっています。軍事利用に次いで利用が多いのが、航空管制用、リモートセンシング、地上交通管制ですね。
以上からも分かる通り、レーダーの需要は今後も高そうです。
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ラダ・エレクトロニックの四半期決算は?
- 1985年に上場した、イスラエルの軍事企業である
- 無人機航空電子機器を開発し、主力製品はレーダーである
- 米国の主要軍事機関だけでなく、軍事企業にも輸出している
- ドローン市場が拡大すれば、レーダー市場も拡大する
- レーダーは21年に前年比+70%、20年に+105%
- 18年から売上が拡大してるが、営業利益率は7%と低い
- 中国ドローンEHが、虚偽疑惑で21年2月に62%も暴落
個人的には、ラダ・エレクトロニックは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、高い成長率で事業が拡大してるが、利益率が低いビジネスだからです。20年3Qは前年比+72%増だが、営業利益率は7%、フリーCFは毎年赤字を計上してます。研究開発費が大きく、ビジネス的には優良ではないです。
ただし、レーダー市場は今後も拡大することが予想できます。
なぜならば、戦争の主役が無人航空機(UAV)やドローンに移行してるからです。ドローン市場が拡大すれば、レーダーの需要も高まります。米国、イスラエル、中国、中東は、ドローンの研究開発に力を入れていますね。
ただし、20年2月時点のPERは100倍と割高です。
軍事用ドローンを開発する企業は、エアロバイロンメント(AVAV)です。軍事用ドローンは、商用と比較して競合が少なくチャンスです。しかしながら、エアロバイロンメントの株価も十分に上昇してるため注意が必要です。
参考:エアロバイロンメントの四半期決算|ドローンとEV環境銘柄
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。