パグセグロ・デジタル(PAGS)は、ブラジルで最も成長が期待される金融企業です。大手金融機関2社からシェアを奪う形で急速に拡大し、売上高は6年で4倍に増えています。20年3月は株価が15ドルに急落するも、1年後には4倍に高騰しました。
- 「コロナ後の景気回復で、1年後に株価は4倍に高騰した…」
- 「業績が悪化するも、20年後半には前年比+32%に回復…」
- 「新興フィンテック企業は、大手2社からシェアを奪っている…」
パグセグロは、ブラジルのフィンテック企業です。顧客は中小企業が中心で、デジタル決済、POSデバイス、無料のデジタル口座機能を提供します。競合はブラジル版アリババと呼ばれるストーン(STNE)で、両企業とも高い成長率で伸びています。
個人的には、ストーンは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、利益率は改善傾向になく、キャッシュベースでも赤字だからです。20年の売上高は45億レアル、過去6年で21倍にも増えています。しかしながら、営業利益率は赤字が続き、20年は−9.9%と改善傾向にないです。
21年6月時点のPERも72%と、積極的に購入できる水準ではないです。
ただし、中長期的には競合のストーンと同様に業績は力強く伸びそうです。ブラジル国内の金融機関は古い企業体質が多く、新興フィンテックに有利だからです。同社とストーンは、大手2社からシェアを奪う形で急速に成長しています。
そのため、株価が利益率が上向きPERが低下したら投資を検討したいです。
- パグセグロの4半期決算(2021年4-6月)は?
- パグセグロの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 売上高は6年で20倍だが、投資すべきでない理由は?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
パグセグロ・デジタル(PAGS)の四半期決算は?
パグセグロ・デジタル(PAGS)の過去四半期の決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年9月31日)
- 売上高:17.57億レアル(+22%)
- 営業利益:3.44億レアル(−22%)
- 純利益:2.63億レアル(−23%)
- 1株当たり利益:0.80レアル(−23%)
20年4Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:20.85億レアル(+32%)
- Transaction activities:14.73億レアル(+49%)
- Financial income:6.11億レアル(+8%)
- 営業利益:5.40億レアル(+1%)
- 純利益:3.76億レアル(−4%)
- 1株当たり利益:1.14レアル(−4%)
4Qの売上高は前年比+35%で20.85億ドル、営業利益は+1%で5.40億ドルでした。20年3Qはコロナで利益が落ち込むも、4Qは売上も営業利益も上向いています。営業利益率は25%と、過去最高水準に高いです。
トランザクション収入が、前年比+49%で伸びていますね。ブラジル最大のフィンテック企業ストーン(STNE)と同様に、コロナ後の業績は好調です。
21年1Q決算(2021年3月31日)
- 売上高:—億レアル(—%)
- 営業利益:—億レアル(—%)
- 純利益:—億レアル(—%)
- 1株当たり利益:—レアル(—%)
21年6月15日時点では公開されていません。
参考:PagSeguro Digital Ltd. (PAGS) Q1 2021 Earnings Call Transcript
21年2Q決算(2021年6月…)
21年2Q決算は、8月10日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか
パグセグロ・デジタル(PAGS)の損益計算書は?
パグセグロ・デジタルは18年に29ドルで上場しました。株価は浮き沈みしながらも、緩やかに上昇傾向にあります。21年6月は53ドル前後で推移していますね。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は右肩上がりで増えています。20年の売上高は45億レアル、過去6年で21倍にも増えています。ただし、営業利益率は赤字が続き、20年は−9.9%と改善傾向にないです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPS横ばい、EPSは上昇傾向にありますね。20年の自己資本比率は41%と高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、20年には黒字に成功しています。ただし、設備投資は増加傾向にあり、21年TTMには再び赤字です。競合のストーンと同様に、売上高は好調でもキャッシュが残らない経営です。
では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?
パグセグロ・デジタル(PAGS)の注目ポイントは?
パグセグロ・デジタル(PAGS)の注目すべきポイントを紹介します。パグセグロは、ブラジルのフィンテック企業です。顧客は中小企業が中心で、デジタル決済、POSデバイス、無料のデジタル口座機能を提供します。
注目1:パグセグロは業界5番手で7.6%のシェアを持つ?
参考:PagSeguro Will Still Grow In 2020 By 20% Despite The Virus
パグセグロのブラジル国内の競合企業シェア推移です。
金融関連でブラジルの業界大手は、クレジットカード業者のシエロで38%です。2位はディオールで29%、3位はナスダックにIPO予定のGetnetで14%、4位はストーン(STNE)で9%、5位はパグセグロで7.6%と続きます。
ブラジルの金融市場の構図は、新興フィンテック企業の3社が大手2社からシェアを奪っています。特に、4番手のストーン(STNE)とパグセグロが好調で、過去2年でシェアを2倍近くに増やしています。
スターンは、ブラジル版のアリババと呼ばれるほど革新的な企業です。
参考:ストーン(STNE)四半期決算|ブラジル版アリペイは利益率37%
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:パグセグロ・デジタルの四半期決算は?
- 18年1月に上場した、ブラジルのフィンテック企業である
- 顧客は中小企業、デジタル決済、POS、デジタル口座を提供
- 競合はストーン、大手2社からシェアを奪い急成長している
- 金融シェアでストーンが4位で9%、同社は5位で7.6%
- 売上高は6年で21倍に拡大、営業利益とフリーCFは赤字
個人的には、ストーンは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、利益率は改善傾向になく、キャッシュベースでも赤字だからです。20年の売上高は45億レアル、過去6年で21倍にも増えています。しかしながら、営業利益率は赤字が続き、20年は−9.9%と改善傾向にないです。
21年6月時点のPERも72%と、積極的に購入できる水準ではないです。
ただし、中長期的には競合のストーンと同様に業績は力強く伸びそうです。ブラジル国内の金融機関は古い企業体質が多く、新興フィンテックに有利だからです。同社とストーンは、大手2社からシェアを奪う形で急速に成長しています。
そのため、株価が利益率が上向きPERが低下したら投資を検討したいです。
スターンは、ブラジル版のアリババと呼ばれるほど革新的な企業です。売上高規模ではパグセグロは、スターンの1.4倍と事業規模は大きいです。ただし、後発社であるストーンの方が利益率が高く安定しています。
参考:ストーン(STNE)四半期決算|ブラジル版アリペイは利益率37%
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。