バイデン政権が誕生したことで、規制緩和が全州で進むと期待されています。麻医薬品を販売するオルガニグラムは、20年11月から株価が4倍も高騰していますね。州合法化が進むならば、21年も上昇が続くのでしょうか?
- 「政権交代の期待で上昇し、20年11月から4倍に高騰した…」
- 「年率27%で市場が拡大し、22年には320億ドルになる…」
- 「20年に4州が合法化し、娯楽目的の利用は15州に増えた…」
オルガ二グラムは、嗜好品中心に麻製品を販売するカナダ企業です。麻入り食品および飲料の開発を行い、カナダ市場でシェアは9番手です。米国の規制緩和期待で、20年11月から株価は4倍に高騰していますね。
しかしながら、オルガ二グラムは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、純損失額は売上高の2倍を超えるほど赤字だからです。オルガ二グラムに限らず、麻栽培企業の多くは巨額の赤字を抱えています。なぜならば、麻栽培は参入障壁が低く、コモディディ化しやすいからですね。
特に、コロナ以降は嗜好品を製造する会社の業績が悪いです。
ただし、麻業界全般に関しては楽観的に見ています。なぜならば、規制緩和が進み年率27%で拡大する成長産業だからです。21年には米国で合法化する州が加速し、需要が大幅に増える見込みですね。
- オルガ二グラムの4半期決算(2020年9-12月)は?
- オルガ二グラムの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 21年に全米で合法化すれば、株価はさらに上昇する?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
オルガ二グラム(OGI)の四半期決算は?
オルガ二グラム(OGI)の四半期決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年5月31日)
- 売上高:1802万ドル(前年比−27%)
- 営業利益:−5370万ドル(—)
- 純利益:−8987万ドル(—)
- 1株当たり利益:−0.48ドル(—)
20年4Q決算(2020年8月31日)
- 売上高:2040万ドル(前年比+25%)
- 営業利益:−4206万ドル(—)
- 純利益:−3859万ドル(—)
- 1株当たり利益:−0.2ドル(—)
21年1Q決算(2020年11月30日)
- 売上高:1933万ドル(前年比−23%)
- 営業利益:−2821万ドル(—)
- 純利益:−3433万ドル(前年度−86万ドル)
- 1株当たり利益:−0.17ドル(−0.01)
1Qの売上高は前年比23%減で1933万カナダドル、営業利益は−2821万カナダドルでした。売上高が減少傾向にある上に、損失額も大きいですね。嗜好品用の麻を生産するオルガ二グラムは、コロナの影響を受けているのかもしれません。
21年2Q決算(2021年2月…)
21年2Q決算は、21年4月13日に公開予定です。
では、MARAの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
オルガ二グラム(OGI)の10年間の損益計算書は?
オルガ二グラムは2019年5月に8ドルで上場しています。その後は一貫して株価は下落トレンドにあり、20年10月に最安値1ドルを付けていますね。21年に株価は反転し、21年2月は3.5ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、18年以降に売上高が伸びていません。また、営業損失額は大きく拡大する一方ですね。他の麻企業と比較して、業績はかなり悪いと言えそうです。20年の営業利益率は−153%まで落ち込みます。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは18年以降に下落に転じています。EPSは17年がピークで、以降は多く下落していますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)を見ると、毎年赤字企業ですね。営業CFのマイナスが拡大する中で、投資CFも増え続けています。設備投資でお金を使うも、投資を回収できてない状態ですね。
麻ビジネスは参入障壁が低く、競合企業が次々に参入しています。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
オルガ二グラム(OGI)の注目ポイントは?
オルガ二グラムに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。
注目1:カナダ市場で9番手でシェアは2.9%だけ?
麻栽培が盛んなカナダのマーケットシェア上位です。
市場シェアを見ると、業界最大手はキャノピー(CGC)で23.1%です。次いで、オーロラ(ACG)が10.5%、Aphriaが9.5%、CannTrustが7.8%と続きます。オルガニグラムは9番手で、シェアは2.9%と小さいです。
麻市場は寡占化が進んでおらず、多くの競合がいる事が分かりますね。では、麻市場はどのように拡大しているのでしょうか?
注目2:年成長率27%で22年に320億ドルに拡大?
合法の麻ビジネスは北米を中心に拡大傾向にあります。
合法麻の市場規模は、年平均成長率27.5%で22年には320億ドルに達する見込みです。米国では麻を合法化する州が増え、成長速度は増しています。また、カナダでは18年10月に、麻を娯楽用にも合法化しています。
カジノの世界市場規模は1千億ドル、たばこは9千億ドルです。麻もそれなりに大きな市場になることが予想できますね。
では、米国ではどれくらいの州で合法化されているでしょうか?
注目3:娯楽目的で利用可能は15/47州に増加?
グロウジェネレーションの資料による20年時点の合法化地域です。
医療目的で合法化された地域は33州、完全に合法化されたのは11州、使用が禁止されているのは3州です。医療目的ならばすでに多くの地域で合法化されてます。一方で、娯楽目的で合法化してない地域はまだ36州もありますね。
21年に誕生したバイデン大統領は、合法化に積極的だと言われています。
大統領選と同時に行なわれた住民投票で、新たにアリゾナなど4州で合法化が決定しました。20年11月の記事によると、全米15州で娯楽目的で合法化されると言います。今後は全米で解禁となる可能性も十分にあります。
米国で合法化が加速してる理由は、コロナで落ち込んだ州の税収を確保するためです。麻以外でも、オンラインカジノの合法化も議論されていますね。
こうした米国の動きは世界中でも拡大する可能性があります。
注目4:世界中で合法化が進むかもしれない?
参考:合法の国と非犯罪化の国々
2017年時点の合法性を表した世界地図です。
完全に合法化した国(青)は、米国、南アフリカ、ウルグアイなど一部の地域に限られます。しかし、違法だが非犯罪化(オレンジ)や寛容(ピンク)な国は意外と多い事も分かりますね。カナダも18年には合法した国となります。
完全に違法としている国(赤色)の方が少ない事が分かります。
医療目的では、既にドイツ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、チェコ、南ア、キプロスなどで合法化されています。全米で合法化が進めば追随する国は多いですね。例えば、日本は米国の占領下で禁止された歴史があります。
また、国際連合と世界保健機関は、健康に関する科学的審査を進めています。この結果でも状況が変わる可能性が高いですね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:オルガ二グラム(OGI)の四半期決算は?
- 2019年に上場した、娯楽用麻を生産するカナダ企業
- 麻栽培するだけではなく、麻入り食品や飲料の開発も行う
- カナダ市場では業界9番手で、2.9%のシェアを持つ
- 赤字企業で純損失額は、売上高の2倍を超えるほど拡大
- 麻栽培は参入障壁が低い、競合が多く差別化できる要素がない
- 20年に4州が合法化され、15州が娯楽目的で利用できる
- バイデン政権の誕生で、21年は合法化が加速するかも
個人的には、オルガ二グラムは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、純損失額は売上高の2倍を超えるほど赤字だからです。オルガ二グラムに限らず、麻栽培企業の多くは巨額の赤字を抱えています。なぜならば、麻栽培は参入障壁が低く、コモディディ化しやすいからですね。
特に、コロナ以降は嗜好品を製造する会社の業績が悪いです。
ただし、麻業界全般に関しては楽観的に見ています。なぜならば、規制緩和が進み年率27%で拡大する成長産業だからです。21年には米国で合法化する州が加速し、需要が大幅に増える見込みですね。
麻関連企業で投資できるのは、水耕栽培機器を販売するグロウジェネレーション(GRWG)だけです。なぜならば、栽培企業に製品を販売するため、確実に実利を得られる数少ない企業だからです。
GRWGは、売上高も利益も3桁ペースで急拡大しています。
参考:グロウジェネレーションの四半期決算|20年3Qは前年比+152%
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。