21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。マクサー・テクノロジーズ(MAXR)は、宇宙関連のインフラを提供する会社です。宇宙投資が活発化し、19年3月から株価は11倍に高騰していますね。
- 「宇宙観測のマクサーは、19年3月から11倍に上昇した…」
- 「2018年頃から、米国では宇宙ビジネスが活発化している…」
- 「アマゾンやグーグルも参入、既存企業は生き残れるのか…」
マクサー・テクノロジーズは、地球や宇宙観測の結果を政府や企業に提供する米国企業です。衛星ベースの宇宙観測市場でトップシェアを持つ1社です。宇宙ビジネスが加速しているため、宇宙インフラ事業の売上高が急速に増えてますね。
しかしながら、個人的にはマクサーは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、宇宙観測ビジネスは利益率が低いからです。2010年に22.3%だった営業利益率は19年には2.9%まで下落しています。利益率が低下している原因は、資金力が豊富な競合企業が参入してるからです。
マクサーは、政府や企業に衛星で観測したデータを提供する会社です。
しかしながら、近年はデータ提供先のハイテク企業も参入しています。衛星観測のトップ企業にはグーグルもいるし、テスラのイーロンマスクのスペースXやアマゾンも人工衛星を打ち上げています。
資金力が豊富な企業が参入すると、既存企業は苦しい展開になりますね。
- マクサーの4半期決算(2020年9-12月)は?
- マクサーの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 競合が強い宇宙ビジネスで、既存企業は競争に勝てるのか?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
マクサー・テクノロジーズの四半期決算は?
マクサー・テクノロジーズ(MAXR)の四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:4.39億ドル(前年比+6%)
- 営業利益:0.400億ドル(+566%)
- 純利益:3.06億ドル(+106%)
- 1株当たり利益:4.94ドル(+100%)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:4.36億ドル(前年比+5%)
- 営業利益:0.130億ドル(−18%)
- 純利益:0.850億ドル(+440%)
- 1株当たり利益:1.34ドル(+419%)
20年4Q決算(2020年12月30日)
- 売上高:4.67億ドル(前年比+13%)
- Earth Inteligence:2.58億ドル(−10%)
- Space Infrastructure:2.24億ドル(+46%)
- Intersegment eliminations:−0.15億ドル(前年度−0.29億ドル)
- 営業利益:0.230億ドル(−195%)
- 純利益:−0.400億ドル(−193%)
- 1株当たり利益:−0.66ドル(−194%)
4Qの売上高は前年比13%増で4.67億ドル、営業利益は0.23億ドルでした。営業利益は落ち込むも、2Qと3Qに引き続き売上高は増えていますね。しかしながら、営業利益率は4.9%と高くはないです。
近年、米国では宇宙ビジネスの投資が活発化しています。
そのため、宇宙インフラ事業が大きく伸びていますね。一方で宇宙ビジネスは資金力がある競合が次々に参入し、利益が出にくいビジネスになりつつあります。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Q決算は、21年5月26日に公開予定です。
では、マクサーの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
マクサー・テクノロジーズの10年の損益計算書は?
マクサーテクノロジーズは09年に17ドルで上場しました。株価は14年に最高値を付けるも、その後は下落しています。21年3月現在は再び株価が上昇し、50ドル前後で推移していますね。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書をみると、売上高は波があるも増加傾向にありますね。しかしながら、本業の売上を示す営業利益は減少傾向にあります。14年に11.8%だった営業利益率は、19年には2.9%まで下落しています。
グーグルなどの競合が参入した事で、利益が得られてないかもしれません。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは長期では上昇トレンドにあるも波がありますね。EPSは17年に赤字に落ち込むも、過去3年間は上昇しています。
ただし、純利益の上昇は税金による一時的な払い戻しです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、17年から赤字に転落しています。営業CF以上に設備投資などの投資CFが拡大しているからですね。宇宙ビジネスは、巨額の設備投資を必要とするビジネスだと分かります。
近年は資金力が豊富なハイテク企業が参入した事で競争が激化しています。では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
マクサー・テクノロジーズの注目ポイントは?
マクサー・テクノロジーズ(MAXR)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。マクサー・テクノロジーズは、地球を観測したデータを提供する宇宙防衛会社です。
注目1:衛星地球観測のマーケットでトップ企業?
衛星ベースの地球観測市場のマーケットシェアです。
細かい数値は公開されてないが、マクサーは地球観測を行うトップ企業のひとつです。この分野は競合企業が多く、欧州のエアバス、仏国のタレスグループ、米国グーグルがあります。
地球観測以外でも、宇宙事業は多くの参入社がいますね。巨大テック企業のアマゾンやグーグル、軍事企業のロッキードマーチン、テスラのイーロンマスク氏も参入しています。競争が激しい分野で、資金力がある企業が有利です。
宇宙ビジネスがいかに大きいかは、衛星の数を見れば想像できます。特に強いのが米国企業です。
注目2:米国が世界最大で1308基を保有してる?
2020年4月時点で、各国が保有する軌道上の衛星数です。
米国が保有する衛星数は1308基で世界最大です。次に多いのが中国で356基、国際衛星で177基、ロシアで167基です。日本は78基と多くないですね。衛星の用途で多いのが、商業用で全体の過半数以上を占めますね。
宇宙ビジネスの市場規模が大きい事が分かります。また、衛星の打ち上げ数は年々拡大しています。
注目3:30年には5千基が打ち上げられる?
世界の人工衛星打ち上げ数の推移です。
2017年に打ち上げられた衛星は310基だけでした。打ち上げ数は年々拡大傾向にあり、30年には5000基になる見込みです。衛星コンステレーションを実現するには、たくさんの小型衛星が必要だからです。
スペースXは、1.2万基の人工衛星を配置する事を目指しています。
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:マクサー(MAXR)の四半期決算は?
- 2009年に上場した、宇宙衛星観測の米国企業である
- 政府や企業向けに、宇宙や地球の観測データを提供する
- 衛星ベースの宇宙観測市場で、上位のシェアを持つ
- 10年の営業利益率は22%だが、19年は2.9%まで低下
- 投資CFが年々拡大し、17年以降からフリーCFは赤字になる
- 18年頃から活発化してるが、資金豊富な競合が多数参入している
個人的には、マクサーは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、宇宙観測ビジネスは利益率が低いからです。2010年に22.3%だった営業利益率は19年には2.9%まで下落しています。利益率が低下している原因は、資金力が豊富な競合企業が参入してるからです。
マクサーは、政府や企業に衛星で観測したデータを提供する会社です。
しかしながら、近年はデータ提供先のハイテク企業も参入しています。衛星観測のトップ企業にはグーグルもいるし、テスラのイーロンマスクのスペースXやアマゾンも人工衛星を打ち上げています。
資金力が豊富な企業が参入すると、既存企業は苦しい展開になりますね。
宇宙ビジネスは様々な分野で投資が活発化しています。ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は、世界初の宇宙旅行の上場企業で注目されています。
参考:ヴァージン(SPCE)の四半期決算|世界初の宇宙旅行の上場企業
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。