やす@米国株決算オタク(520銘柄を観察)

アイマーブ(IMAB)四半期決算|中国バイオ企業は前年比50倍

21年は中国のバイオ銘柄も大きく上昇しています。20年1月に上場したアイマーブ(IMAB)は、1年で株価が6倍にも高騰していますね。大手製薬会社アッビィからライセンス収入を得たことで、売上高は前年比50倍に増えています

  • 「21年は中国バイオも好調、株価は1年で6倍に上場した…」
  • 「ライセンス収入により、売上高は前年比50倍に拡大した…」
  • 「中国国内のGH市場は、30年に10倍の10億ドルに拡大する…」

アイマーブは、治療法が見つかっていない自己免疫疾患を対象に、新薬を開発する中国のバイオ企業です。米国大手のアッビィと提携するなど、期待値が高いビジネスだと言えます。20年に米国に上場したが、香港や中国でも上場を検討しています。

アイマーブは、個人的には投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、治療薬開発のバイオ企業はリスクが高いビジネスだからです短期的にはライセンス収入などで、大きな収益を得られますね。アッビィから38億元の収入を得ることで、20年4Qの業績が大きく上向いています。

しかしながら、不確実性も高いため、継続して利益を得るのは難しいですね。

香港や上海で上場を検討しているのは、まだまだ資金を必要としているからです。短期的に業績が上向いても、個人的には長期で積極的に投資したい銘柄ではありません。

アイマーブの投資判断したい人向け
  1. アイマーブの4半期決算(2021年4-6月)は?
  2. アイマーブの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. アッビィから38億元を得るも、投資すべきでない理由は?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

アイマーブ(IMAB)の四半期決算は?

フィンボリューション(FINV)の過去四半期の決算を紹介します。

20年2Q決算(2020年9月31日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:—億元(前年比—%)
  2. 営業利益:−3.07億元(−29%)
  3. 純利益:−2.91億元(+104%
  4. 1株当たり利益:−5.50元(+100%)

20年3Q決算(2020年12月31日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:—億元(前年比—%)
  2. 営業利益:−3.96億元(−29%)
  3. 純利益:0.122億元(+104%
  4. 1株当たり利益:0.20元(+100%

20年4Q決算(2021年3月31日)

第4Q決算の内容は...
  1. 売上高:15.43億元(前年比—%)
  2. 営業利益:11.65億元(+448%
  3. 純利益:10.42億元(+398%
  4. 1株当たり利益:9.64元(+108%

20年4Qの売上高は15.43億元、営業利益は前年比+448%で11.65億元でした。赤字だった20年3Qや4Qと一変して、売上と利益が大きく上昇しています。営業利益率は75%になります。

業績が大きく上向いた理由は、アッヴィからのライセンス収入によるものです。ライセンス収入により、合計で38億元の現金ポジションを持つとしています。また、香港や上海市場でも上場も検討しています。

アイマーブは中国と米国で臨床中のバイオ薬品を多く扱います。

私たちは昨年の IPO 以来、18 の重要な臨床マイルストーンを達成しており、今日のパイプラインには 3 つの登録試験が含まれ、今年後半に計画されている最初の NDA が含まれ、合計 19 の臨床試験が進行中または米国で開始される予定です。」

「I-Mab の世界的に競争力のあるパイプラインは現在、16 の新規または高度に差別化された資産を含むように進んでおり、そのうち 11 は臨床開発段階、5 つは前臨床段階です。フェルザルタマブ (TJ202) やエフタンソマトロピン アルファ (TJ101) など、NDA 前および短期間で価値を実現する中核臨床資産は、NDA に向けて進んでいます。さらに、2 つの高度に差別化された治験薬 lemzoparlimab (TJC4) と uliledlimab (TJD5) は、世界の最有力候補として重要な進歩を遂げています。新しい二重特異性抗体 TJ-L14B および TJ-CD4B に代表される I-Mab の革新的な資産の次の波は、現在、米国で臨床試験に移行しています。」

参考:I-Mab Reports Financial Results for Full Year of 2020

21年1Q決算(2021年6月…)

21年1Q決算は、6月29日に公開予定です。

では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

アイマーブ(IMAB)の損益計算書は?

アイマーブは20年1月に12ドルで上場しました。順調に株価は上昇を続け、21年6月は74ドル前後で推移しています。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は20年に大きく上昇しています。売上が発生したのは20年4Qからで、売上高は15.43億元、営業利益は11.65億元です。アッビィからライセンス収入を得たことで、営業利益率は75%と高いです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSとEPSは順調に上昇しています。20年にIPOに成功したことで、自己資本比率は88%と高いです。また、香港や上海市場でも上場を計画しています。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、20年に大きく上昇しています。営業CFが増えたのは、アッビィからのライセンス収入ですね。臨床試験やバイオ薬品の売上に依存するが、基本的には投資CFを必要としないビジネスです。

では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?

アイマーブ(IMAB)の注目ポイントは?

アイマーブ(IMAB)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。アイマーブは、治療法が見つかっていない自己免疫疾患を対象に、新薬を開発する中国のバイオ企業です。米国大手のアッビィと提携するなど、期待値が高いビジネスだと言えます。

注目1:GH市場規模は30年に10億ドルで10倍?

参考:I-MAB Presentation

中国国内のGH(遺伝子組換えヒト成長ホルモン)市場規模です。

20年時点で、GHの市場シェアは10億ドル規模です。しかし、アイマーブが24%を占める長時間作用型のGH市場は0.1億ドルだけです。ただし、30年には長時間作用型だけで100倍の10億ドルに達すると予想しています。

アイマーブは、臨床試験に進んでいる医薬品を18持ちます。

注目2:中国と米国で18の治療薬が臨床試験をしてる?

参考:I-MAB Presentation

保有するバイオ薬品の進捗状況です。

進捗が最も進んでいるのは、多発性骨髄腫治療薬のTJ202で21年末を予定しています。TJ202以外にも、順調に臨床試験が進んでいることも分かります。アッビィなどの米国製薬会社とも提携していることもあり、治療薬の将来性は期待できます。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:アイマーブ(IMAB)の四半期決算は?

アイマーブ株の特徴は...
  1. 20年1月に上場した、中国のバイオテクノロジー企業
  2. 治療法がない自己免疫疾患を対象に、新薬を開発している
  3. アッビィと提携し、38億元のライセンス収入を得ている
  4. 売上高は20年に高騰し、前年比の50倍に拡大した
  5. 20年に米国に上場、香港と上海市場でもIPOを検討している
  6. 18のバイオ医薬品が、中国と米国で臨床プロセスにある

アイマーブは、個人的には投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、治療薬開発のバイオ企業はリスクが高いビジネスだからです短期的にはライセンス収入などで、大きな収益を得られますね。アッビィから38億元の収入を得ることで、20年4Qの業績が大きく上向いています。

しかしながら、不確実性も高いため、継続して利益を得るのは難しいですね。

香港や上海で上場を検討しているのは、まだまだ資金を必要としているからです。短期的に業績が上向いても、個人的には長期で積極的に投資したい銘柄ではありません。

アイマーブにライセンス収入を支払ったアッヴィは、世界で11番手の製薬会社です。医薬品ヒュミラの売上高は世界1位で、同社の業績を大きく押し上げていますね。

参考:アッヴィの四半期決算|販売高286億ドルの医薬品ヒュミラ

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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