チェックポイントは、セキリティ機器で世界4位のイスラエル企業です。業界最大手のシスコよりも収益性が高く、営業利益率は43%です。08年から株価は6倍にも上昇しているが、21年5月のPERは19倍と割安に放置されていますね。
- 「コロナで成長は加速、08年から株価は6倍に上昇した…」
- 「セキリティ機器の製造業だが、営業利益率は43%と高い…」
- 「セキリティ機器は成長産業だが、競合がシェアを伸ばしている…」
チェックポイントは、ITセキュリティ向け製品を開発するイスラエル企業です。エンドポイントやファイアウォールに強く、クラウド関連のセキュリティも提供します。セキュリティ機器では米国が上位を占めるが、唯一の米国外企業で世界4位です。
しかしながら、個人的にはチェックポイントは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、最大手シスコと同様に成熟企業だが、配当金もなく投資する利点が低いからです。シスコやチェックポイントは老舗企業で、売上成長率は低いです。パロアルトやフォーティネットなど、価格競争力のある新興企業の方が伸びています。
チェックポイントの営業利益率は43%と、最大手のシスコよりも高いです。
これは、セキュリティ機器の上位企業が米国に集中してるからかもしれません。シビアな分野なので、欧州や日本企業は米国以外にも分散する必要がありますね。そのため、セキリティ機器に投資するならば、シェアを伸ばしてる競合2社にしたいです。
- チェックポイントの4半期決算(2021年4-6月)は?
- チェックポイントの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 営業利益率が43%と、最大手のシスコより高い理由は?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
チェック・ポイント(CHKP)の四半期決算は?
チェック・ポイント(CHKP)の四半期決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年9月31日)
- 売上高:5.09億ドル(前年比+3%)
- 営業利益:2.31億ドル(+8%)
- 純利益:2.01億ドル(+6%)
- 1株当たり利益:1.42ドル(+13%)
20年4Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:5.64億ドル(前年比+3%)
- 営業利益:2.51億ドル(+1%)
- 純利益:2.71億ドル(−1%)
- 1株当たり利益:1.95ドル(+6%)
21年1Q決算(2021年3月31日)
- 売上高:5.08億ドル(前年比+4%)
- Product and licenses:1.09億ドル(−1%)
- Security Subscriptions:1.77億ドル(+12%)
- Software updates and maintenance:2.22億ドル(+1%)
- 営業利益:2.15億ドル(+7%)
- 純利益:1.83億ドル(+2%)
- 1株当たり利益:1.33ドル(+8%)
1Qの売上高は前年比+4%で5.08億ドル、営業利益は+7%で2.15億ドルでした。20年3Qと4Qに引き続き、売上高も利益も好調でしたね。営業利益率は過去平均よりも若干低いが、42%と高い水準を維持しています。
セキュリティ関連企業は、都市封鎖の恩恵を受けています。なぜならば、在宅ワークが進み自宅とオフィスのセキュリティを強化する企業が増えたからです。
21年2Q決算(2021年6月…)
21年2Q決算は、7月26日に公開予定です。
チェック・ポイントの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
チェック・ポイント(CHKP)の損益計算書は?
チェックポイントは1996年に3ドルで上場しました。09年あたりから株価は勢いよく上昇していますね。常に最高値を更新し続ける銘柄で、21年5月は115ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は緩やかに上昇し利益は安定していますね。営業利益率は低下傾向にあるも、20年時点で43%とかなり高いです。ただし、セキュリティ機器分野では、新興企業が勢いよくシェアを伸ばしていますね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも安定して伸びている事が分かります。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、順調に拡大しています。チェックポイントのITセキュリティは、投資CFが少なく優良ビジネスですね。セキュリティ関連は米国が一強ということも、イスラエル企業の同社に競争優位性を与えてるのかもしれません。
軍事国であるイスラエルは、セキュリティ関連のビジネスが強いですね。では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
チェック・ポイント(CHKP)の注目ポイントは?
チェック・ポイント(CHKP)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。チェックポイントは、ITセキュリティ向け製品を開発するイスラエル企業です。エンドポイントやファイアウォールに強く、セキュリティ機器で4位のシェアを持ちます。
注目1:セキュリティ機器で世界4位のシェアを持つ?
セキュリティティ機器の世界上位5社です。
業界最大手はパロアルトネットワークス(PANW)です。2番手にシスコ(CSCO)、3番手にフォーティネット(FTNT)、4番手にチェックポイント、5番手にソニックウォールと、米国企業が4社ランクインしています。
セキュリティ関連は米国企業が圧倒的に強いですね。チェックポイントの競争力が高いのは、米国以外の企業だからかもしれません。
米国は20年2Qの市場の44%を占め、前年比+11.6%で拡大しています。日本の成長率は14.1%、中国と日本を除くアジア太平洋地域は10.2%です。
20年1Qはマイナス成長だったが、20年2Qは前年比+10%でした。これは、リモートワークを拡張し、オンプレミスのリソースを確保するための支出増加によるものです。コロナ禍から早く回復した中国市場では、20年2Qもマイナス成長です。
チェックポイントは、ファイアウォールで高いシェアを持ちます。
注目2:ファイアウォール市場で業界最大手のシェア?
ファイアウォールの市場シェアです。
チェックポイントは、ファイアウォール市場で高いシェアを持ちます。競合企業には、シスコ、パロアルトネットワークス、フォーティネット、インテルなど、セキュリティ機器に強い企業が並んでいますね。
では、セキュリティ市場はどのように拡大するのでしょうか?
注目3:年率11.8%で24年には270億ドル規模?
セキュリティ関連の市場規模の推移です。
PCやモバイル、通信量の増大に伴い、世界的にセキリティの重要度は増しています。20年のセキュリティ市場は168億ドルです。年率11.8%で拡大し、24年には270億ドルになると試算されています。
資金力がある企業は買収を進め、寡占化していく事が予想できます。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:チェック・ポイント(CHKP)の四半期決算は?
- 96年に上場した、セキュリティ機器のイスラエル企業
- セキュリティ機器で世界4位、ファイアウォールで上位
- シスコよりも収益性が高く、営業利益率は43%と高い
- 売上高は緩やかに上昇するも、米国の新興企業が台頭
- EPS、BPS、フリーCFは右肩上がりの優良ビジネス
個人的には、チェックポイントは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、最大手シスコと同様に成熟企業だが、配当金もなく投資する利点が低いからです。シスコやチェックポイントは老舗企業で、売上成長率は低いです。パロアルトやフォーティネットなど、価格競争力のある新興企業の方が伸びています。
チェックポイントの営業利益率は43%と、最大手のシスコよりも高いです。
これは、セキュリティ機器の上位企業が米国に集中してるからかもしれません。シビアな分野なので、欧州や日本企業は米国以外にも分散する必要がありますね。そのため、セキリティ機器に投資するならば、シェアを伸ばしてる競合2社にしたいです。
セキュリティ機器では、競合のパロアルトとフォーティネットが上位からシェアを奪い急成長しています。パロアルトはシスコを抜いて、世界1位のセキリティ機器のシェアを持ちます。業界最大手だが、21年時点でも最も成長率が高いです。
参考:パロアルト(PANW)四半期決算|シスコを抜きセキュリティで1位
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。