バイデン政権が誕生したことで、規制緩和が全州で進むと期待されています。麻医薬品を販売するアフリアは、20年4月から株価が4倍も高騰していますね。州合法化が進むならば、21年も上昇が続くのでしょうか?
- 「政権交代の期待で上昇し、20年4月から4倍に高騰した…」
- 「年率27%で市場が拡大し、22年には320億ドルになる…」
- 「20年に4州が合法化し、娯楽目的の利用は15州に増えた…」
アフリアは医療用麻を製造生産するカナダ企業です。2011年設立と他の麻企業よりも歴史があり、カナダ市場ではシェア3位です。5倍にも拡大していますね。バイデン政権の期待で株価は上昇し、20年4月から4倍に高騰しています。
しかしながら、個人的にはアフリアは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、21年2月時点でPERは67倍と高く割高だからです。アナリスト予想のEPSを織り込んだPERも256倍と高いです。20年の営業利益率は1.7%しかありません。
ただし、これは麻ビジネスの中では比較的優れた業績です。
なぜならば、他の多くの麻企業は、営業利益率がマイナス3桁を超える赤字だからです。カナダ市場のトップのシェアを持つ、キャノピー(CGC)の営業利益率は−158%です。
麻ビジネスは競合が多く、利益が出ないビジネスだと言えます。
- アフリアの4半期決算(2020年9-12月)は?
- アフリアの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 21年に全米で合法化すれば、株価はさらに上昇する?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
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アフリア(APHA)の四半期決算は?
アフリア(APHA)の四半期決算を紹介します。
20年4Q決算(2020年5月31日)
- 売上高:1.52億ドル(前年比+18%)
- 営業利益:0.033億ドル(—)
- 純利益:−0.988億ドル(−727%)
- 1株当たり利益:−0.4ドル(−766%)
21年1Q決算(2020年8月31日)
- 売上高:1.45億ドル(前年比+14%)
- 営業利益:0.227億ドル(+381%)
- 純利益:−0.05億ドル(−130%)
- 1株当たり利益:−0.02ドル(−128%)
21年2Q決算(2020年11月30日)
- 売上高:1.610億ドル(前年比+33%)
- 営業利益:−0.432億ドル(前年度−0.095億ドル)
- 純利益:−1.210億ドル(前年度−0.079億ドル)
- 1株当たり利益:−0.42ドル(−0. 03ドル)
2Qの売上高は前年比33%増で1.61億カナダドル、営業利益は−0.206万カナダドルです。売上高は順調に増加しているが、それ以上に損失額が大きく膨らんでいますね。
麻ビジネスでは珍しく、アフリアは営業利益が黒字の会社です。しかしながら、21年2Qは大きく利益が落ち込んでいる事が分かりますね。麻ビジネスは競合が多く、他の新興企業にシェアを奪われているのかもしれません。
21年3Q決算(2021年2月…)
21年2Q決算は、21年4月15日に公開予定です。
では、MARAの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
アフリア(APHA)の10年間の損益計算書は?
アフリアは2015年3月に0.7ドルで上場しています。18年に16ドルまで上昇するも、その後は株価は下げていますね。21年2月現在は最高値20ドルを更新しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大してる事が分かりますね。他の麻関連企業と違い、アフリアは営業利益が黒字です。しかしながら、20年の営業利益率は1.7%と低いですね。
また、営業利益は黒字でも、純損失額は拡大していますね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。15年に上場し資産額は順調に拡大しています。ただし、EPSはマイナス幅が拡大していますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)を見ると、一貫して赤字です。営業CFのマイナスも投資CFも大きく、稼げないビジネスだと分かりますね。魔関連企業は競合が多く、利益率が出ないビジネスだと言えます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
アフリア(APHA)の注目ポイントは?
アフリア(APHA)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。
注目1:カナダ市場で3番手でシェア9.5%もある?
麻栽培が盛んなカナダのマーケットシェア上位です。
市場シェアを見ると、業界最大手はキャノピー(CGC)で23.1%です。次いで、オーロラ(ACG)が10.5%、アフリアが9.5%、CannTrustが7.8%と続きます。
麻市場は寡占化が進んでおらず、多くの競合がいる事が分かりますね。
新興企業が多い中で、アフリアは2011年と創業は他社よりも早いです。また、営業利益率が−100%を超える企業が多い中で、珍しく黒字化にも成功しています。
では、麻市場はどのように拡大しているのでしょうか?
注目2:年成長率27%で22年に320億ドルに拡大?
合法の麻ビジネスは北米を中心に拡大傾向にあります。
合法麻の市場規模は、年平均成長率27.5%で22年には320億ドルに達する見込みです。米国では麻を合法化する州が増え、成長速度は増しています。また、カナダでは18年10月に、麻を娯楽用にも合法化しています。
カジノの世界市場規模は1千億ドル、たばこは9千億ドルです。麻もそれなりに大きな市場になることが予想できますね。
では、米国ではどれくらいの州で合法化されているでしょうか?
注目3:娯楽目的で利用可能は15/47州に増加?
グロウジェネレーションの資料による20年時点の合法化地域です。
医療目的で合法化された地域は33州、完全に合法化されたのは11州、使用が禁止されているのは3州です。医療目的ならばすでに多くの地域で合法化されてます。一方で、娯楽目的で合法化してない地域はまだ36州もありますね。
21年に誕生したバイデン大統領は、合法化に積極的だと言われています。
大統領選と同時に行なわれた住民投票で、新たにアリゾナなど4州で合法化が決定しました。20年11月の記事によると、全米15州で娯楽目的で合法化されると言います。今後は全米で解禁となる可能性も十分にあります。
米国で合法化が加速してる理由は、コロナで落ち込んだ州の税収を確保するためです。麻以外でも、オンラインカジノの合法化も議論されていますね。
こうした米国の動きは世界中でも拡大する可能性があります。
注目4:世界中で合法化が進むかもしれない?
参考:合法の国と非犯罪化の国々
2017年時点の合法性を表した世界地図です。
完全に合法化した国(青)は、米国、南アフリカ、ウルグアイなど一部の地域に限られます。しかし、違法だが非犯罪化(オレンジ)や寛容(ピンク)な国は意外と多い事も分かりますね。カナダも18年には合法した国となります。
完全に違法としている国(赤色)の方が少ない事が分かります。
医療目的では、既にドイツ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、チェコ、南ア、キプロスなどで合法化されています。全米で合法化が進めば追随する国は多いですね。例えば、日本は米国の占領下で禁止された歴史があります。
また、国際連合と世界保健機関は、健康に関する科学的審査を進めています。この結果でも状況が変わる可能性が高いですね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:アフリア(APHA)の四半期決算は?
- 2015年に上場した、医療用麻を栽培販売するカナダ企業
- カナダ市場ではシェアは9.5%、業界で3番手にいる
- 設立は2011年と古く、営業利益の黒字に成功している
- 売上高は拡大しているが、純損失額は赤字で拡大している
- 麻栽培は参入障壁が低い、競合が多く差別化できる要素がない
- 20年に4州が合法化され、15州が娯楽目的で利用できる
- バイデン政権の誕生で、21年は合法化が加速するかも
個人的には、アフリアは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、21年2月時点でPERは67倍と高く割高だからです。アナリスト予想のEPSを織り込んだPERも256倍と高いです。20年の営業利益率は1.7%しかありません。
ただし、これは麻ビジネスの中では比較的優れた業績です。
なぜならば、他の多くの麻企業は、営業利益率がマイナス3桁を超える赤字だからです。カナダ市場のトップのシェアを持つ、キャノピー(CGC)の営業利益率は−158%です。
麻ビジネスは競合が多く、利益が出ないビジネスだと言えます。
麻関連企業で投資できるのは、水耕栽培機器を販売するグロウジェネレーション(GRWG)だけです。なぜならば、栽培企業に製品を販売するため、確実に実利を得られる数少ない企業だからです。
GRWGは、売上高も利益も3桁ペースで急拡大しています。
参考:グロウジェネレーションの四半期決算|20年3Qは前年比+152%
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。