やす@米国株決算オタク(520銘柄を観察)

アルテア・エンジニアリング(ALTR)四半期決算|3D向けソフト開発

ボクセルジェットは、3Dプリンター銘柄に製品設計ソフトを提供する銘柄です。21年3月に株価は大きく上昇し、株価は1年で3倍にも高騰しています3Dプリンター市場が急加速で拡大するならば、最も恩恵を受けられる銘柄のひとつですね。

  • 「コロナは追い風で、20年3月から株価が3倍に高騰した…」
  • 「3D銘柄は過当競争にあるが、ソフト開発は恩恵を受けられる…」
  • 「21年は製造業が本格的に回復し、アルテアの業績も急回復してる…」

アルテア・エンジニアリングは、製品設計に関わるソフトウェアを開発する米国企業です。CAE(試作ソフト)、IoT、クラウド向けのソフトを開発し、3Dプリンターでも需要が増え始めています。21年の米国経済の急回復で、急速に売上や利益率が上向いています。

しかしながら、個人的にはアルテアは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上は伸びてるが利益率は低く、株価に割安感はないからです。過去最高の営業利益率は6.2%と低く、20年は2.5%しかないですね。21年5月時点のPERは206倍と高く、低い利益率が割高感を与えています。

しかしながら、3Dプリンター市場が急加速するならば、注視したい銘柄です。

なぜならば、過当競争に陥っている3Dプリンター銘柄に、製品開発のソフトを提供する企業だからです。3Dプリンター銘柄に投資しても利益を得られないが、関連銘柄ならば得やすいです。アルテアの営業CFは黒字で、健全なキャッシュフロー経営である点も評価できます

利益率が大きく上昇し割高感が消えるならば、投資を検討したいですね。

アルテアの投資判断したい人向け
  1. アルテアの4半期決算(2020年9-12月)は?
  2. アルテアの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 3Dプリンタは過当競争だが、ソフト開発は利益を得られる?

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

アルテア・エンジニアリング(ALTR)の四半期決算は?

アルテア・エンジニアリング(ALTR)の四半期決算を紹介します。

20年2Q決算(2020年6月30日)

2Qの内容は...
  1. 売上高:9856万ドル(前年比−7%)
  2. 営業利益:−429万ドル(−78)
  3. 純利益:−1022万ドル(−227%)
  4. 1株当たり利益:−0.14ドル(−250%)

20年3Q決算(2020年9月30日)

3Qの内容は...
  1. 売上高:10600万ドル(前年比+6%
  2. 営業利益:−442万ドル(+57%
  3. 純利益:−850万ドル(+46%
  4. 1株当たり利益:−0.12ドル(+45%

20年4Q決算(2020年12月31日)

4Qの内容は...
  1. 売上高:13300万ドル(前年比+7%
  2.  License:7658万ドル(+19%
  3.  Maintenance and other services:3724万ドル(0%)
  4.  Software related services:790万ドル(−12%)
  5.  Client engineering services:993万ドル(−16%)
  6. 営業利益:732万ドル(+76%
  7. 純利益:219ドル(+246%
  8. 1株当たり利益:0.03ドル(+200%

4Qの売上高は前年比+7%で13300万ドル、営業利益は+76%で732万ドルでした。3Qに引き続き、4Qも売上と利益が大きく伸びています。営業利益率は5%と過去3年で最も高い数値です。

アルテア・エンジニアリングは、コロナで悪い影響を受けた銘柄のひとつです。

なぜならば、顧客の多くは製造業で、経済停止で影響を受けたからです。経済が本格的に再開する21年は、大きく業績を回復する可能性が高いです。

21年1Q決算(2021年3月…)

21年1Q決算は、5月6に公開予定です。

アルテア・エンジニアリングの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?

アルテア・エンジニアリング(ALTR)の損益計算書は?

アルテア・エンジニアリングは17年に19ドルで上場しました。株価は伸び悩むも、20年3月から大きく上昇しています。21年5月は65ドル前後で推移していますね。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は緩やかに上昇しています。ただし、全体的に利益率は低く、過去最高は18年で6.2%、20年は2.5%しかないです。ただ、粗利益率は74%と高く、将来的に改善できる余地は高いです。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。売上高の上昇と共にBPSは緩やかに上昇しています。ただし、EPSは赤字の年が多く、まだまだ安定して利益が出ていません。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、安定して利益が出ています。営業利益率は低いが、健全なキャッシュフロー経営の企業だといえますね。ソフトウェア開発は設備投資が少なく、優良ビジネスになりやすいです。

まだまだ成長過程にあるため、今後の動向に注視したいですね。では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?

アルテア・エンジニアリング(ALTR)の注目すべきポイントは?

アルテア・エンジニアリング(ALTR)に投資する上で注目すべきポイントを紹介します。アルテア・エンジニアリングは、製品設計に関わるソフトウェアを開発する米国企業です。CAE(試作ソフト)、IoT、クラウド向けの製品を開発し、3Dプリンターでも需要が増えています。

注目1:年率27.8%で拡大し27年に55.1億ドル?

参考:3D Printing Metal Market Size, Share & Trends Analysis Report

世界の金属用3Dプリンターの市場推移です。

3Dプリンターは最も成長が期待される市場で、特に製造業界で注目を集めているのが金属用です。20年の金属用3Dプリンター市場は10.4億ドルでした。年率27.8%で拡大し、27年には55.1億ドルになると試算されています。

航空宇宙や軍事、医療関係、自動車での用途が急速に加速すると言います。では、2016年時点で3Dプリンターには、どのような用途があるのでしょうか?

注目2:自動車業界の用途が多く全体の21%を占める?

参考:Global 3D Printers Market Projected to Showcase a CAGR of 35% 

16年時点の3Dプリンター用途と成長率の推移です。

3Dプリンターの用途で最も大きいのが自動車で21%です。次いで、消費財が18%、ヘルスケアが16%、航空宇宙が14%、産業向けが12%と続きます。最も伸び率が高いのは航空宇宙で+38%で拡大しています

しかしながら、全体としては産業別で大きな優劣はないですね。3Dプリンターの用途は、全業種で幅広く伸びています。

では、3Dプリンターの市場シェアはどうなっているのでしょうか?

注目3:低価格3Dプリンターは過当競争に陥っている?

参考:SmarTech Report Show Low-cost 3D Printing Market

細かい数値は示されてないが、低価格3Dプリンターの市場シェアです。3Dプリンター市場は競合が多く、過当競争に陥っている業界です。そのため、3Dプリンター銘柄の多くは赤字経営の会社が多いです。

業界全体が過当競争にあるが、ソフトを提供するアルテアには追い風ですねなぜならば、3Dプリンターの設計に必要なソフトの需要が増えるからです。アルテアが3Dプリンター業界に向けて、どれだけ売上高を増やせるかに注目したいですね。

▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼

20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました

ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。

過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。

参考:【自己紹介】米国株1.5年で運用額を10倍の「4727万円」に増やす

まとめ:アルテア・エンジニアリング四半期決算は?

アルテアの注目ポイントは...
  1. 21年に上場した、製品設計のソフトを提供する米国企業
  2. CAE、IoT、クラウド向けに製品設計用のソフトを提供する
  3. 近年は3Dプリンター向けでも、需要が増えている
  4. 売上高は増えているが、20年の営業利益率は2.5%だけ
  5. コロナで製造業が悪化するも、20年3Qと4Qは反発してる
  6. 将来性はあるが、利益率が低いためPERは206倍と割高

個人的には、アルテアは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上は伸びてるが利益率は低く、株価に割安感はないからです。過去最高の営業利益率は6.2%と低く、20年は2.5%しかないですね。21年5月時点のPERは206倍と高く、低い利益率が割高感を与えています。

しかしながら、3Dプリンター市場が急加速するならば、注視したい銘柄です。

なぜならば、過当競争に陥っている3Dプリンター銘柄に、製品開発のソフトを提供する企業だからです。3Dプリンター銘柄に投資しても利益を得られないが、関連銘柄ならば得やすいです。アルテアの営業CFは黒字で、健全なキャッシュフロー経営である点も評価できます

利益率が大きく上昇し割高感が消えるならば、投資を検討したいですね。

3Dプリント関連銘柄の多くが、21年1月に高騰しています。短期的には業界最大手の3Dシステムズの業績も上向き、21年1月には一時的に10倍に高騰していますただし、過当競争に陥っている業界なので、どれだけ利益を得られるかは不明です。

参考:3Dシステムズ(DDD)四半期決算|21年1月に株価は10倍に高騰

会社員が株式投資で成功できない理由とは?

参考:個人投資家の年収は? – 年収300万円未満は49%

会社員投資家が勝てない理由は...
  1. 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
  2. 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
  3. 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
  4. お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
  5. お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
  6. お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
  7. 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
  8. 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
  9. 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない

会社員が株式投資で勝つのは難しいです。

なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます

実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。

会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。

ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。

私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。

21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。

しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました

実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした

私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。

ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月ですまた、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。

しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます

ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます

私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです

コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です

3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです

もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。

ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。

なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです

だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。

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