イオン注入装置のアクセリス・テクノロジーズは、20年の半導体不足で恩恵を受ける銘柄のひとつです。製造装置の需要は高まり、20年3Qには前年比+58%で加速しています。20年3月に13ドルまで急落するも、株価は1年で3倍も上昇しています。
- 「コロナ後の景気回復で、20年11月に株価は4倍に高騰…」
- 「パンデミックで業績が悪化するも、1年で元の水準に回復した…」
- 「株価は低迷が続き、最高値から87%も暴落している…」
アクセリス・テクノロジーズは、米国のイオン注入装置メーカーです。コロナ禍では半導体の需要が加速し、イオン注入機や洗浄機の洗浄装置の需要も伸びています。特に経済活動が再開する21年以降は、業績が加速する可能性が高いです。
個人的には、アクセリス・テクノロジーズは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、イオン注入装置は中国や日本メーカーも強く、アジア地域で需要が高いからです。米中貿易摩擦や車載向け半導体不足で需要が急増しているが、アクセリス・テクノロジーズが長期で市場シェアを獲得できるかは不明です。
しかしながら、短中期的には業績の好調はまだまだ続きそうです。同社のCEOは、1年前倒しで目標を達成できると発言しています。21年通気の業績は、前年比+15%の5.5億ドルと高いです。
- ACLSの4半期決算(2021年4-6月)は?
- ACLSの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 半導体製造装置の需要は高いが、投資すべきではない理由は??
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
アクセリス・テクノロジーズ(ACLS)の四半期決算は?
アクセリス・テクノロジーズ(ACLS)の過去四半期の決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年9月31日)
- 売上高:1.10億ドル(前年比+58%)
- 営業利益:0.138億ドル(+635%)
- 純利益:0.107億ドル(+1431%)
- 1株当たり利益:0.32ドル(+1500%)
20年4Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:1.22億ドル(前年比+13%)
- 営業利益:0.140億ドル(+6%)
- 純利益:0.146億ドル(+51%)
- 1株当たり利益:0.42ドル(+50%)
21年1Q決算(2021年3月31日)
- 売上高:1.33億ドル(前年比+11%)
- 営業利益:0.203億ドル(+48%)
- 純利益:0.164億ドル(+46%)
- 1株当たり利益:0.48ドル(+45%)
1Qの売上高は前年比+11%で1.33億ドル、営業利益は+48%で0.203億ドルでした。20年3Qや4Qと比較すると減速するも、1Qも引き続き成長しています。営業利益率は15%と過去最高水準ですね。
世界的に半導体市場は急速に拡大しています。そのため、半導体企業向けに洗浄装置を提供する同社の業績も好調です。21年は経済が本格的に再開する上に、車載向け半導体中心に不足しています。
そのため、21年後半以降も同社の業績を押し上げる可能性は高いです。
Axcelisは、当社のPurion™製品に対する需要の高まりと多くの市場での強みに牽引されて、第1四半期に堅調な業績を達成しました。市場動向とPurionベース製品と製品ライン拡張の牽引力を考えると、 Axcelisは、2021年通年で5億5000万ドルを超える収益を上げる予定であり、この目標を1年前倒しで達成しています。
21年2Q決算(2021年6月…)
21年2Q決算は、8月3日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか
アクセリス・テクノロジーズ(ACLS)の損益計算書は?
アクセリス・テクノロジーズは2000年に100ドルで上場しました。上場時点が最高値でその後株価は長く低迷し続けています。20年3月は13ドルまで下落するも、21年6月は41ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に増加しています。また、営業利益も少しずつ切り上がっていますね。12年に−17%だった営業利益率は、20年には12%まで上昇しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも上昇傾向にありますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、19年は赤字に転落しています。しかし、長期的には上昇傾向にありますね。洗浄装置は設備投資が少なく、利益が出やすいビジネスだと言えます。
では、私たち投資家はどのように投資判断したら良いのでしょうか?
アクセリス・テクノロジーズ(ACLS)の注目ポイントは?
アクセリス・テクノロジーズ(ACLS)の注目すべきポイントを紹介します。アクセリス・テクノロジーズは、米国のイオン注入装置メーカーです。コロナ禍では半導体の需要が加速し、イオン注入機や洗浄機の洗浄装置の需要も伸びています。
注目1:イオン注入機市場は年率8%で拡大する?
世界的なイオン注入機市場の市場規模と予測です。
イオン注入機市場は19年時点で15億ドル、27年まで年率8%で拡大すると評価されています。事業別に見ると、半導体向けが最大で、金属仕上げ、合金化用のイオンビーム混合と続きます。全ての事業が右肩上がりで増えていますね。
イオン注入機が市場は、アジア太平洋地域が最大の市場です。
注目2:イオン注入機はアジア地域が7割のシェア?
地域別のイオン注入機の市場シェアです。
アジア太平洋地域が最も多く、7割以上のシェアを持ちます。半導体製造は、台湾、韓国、中国などの途上国に移管されているからです。そのため、必然的に洗浄装置の市場も太平洋地域が大きくなります。
北米と欧州を足しても、シェアは2割程度しかないです。米中貿易摩擦による製造業の分断で、米国のアクセリス・テクノロジーズは漁夫の利を得るかもしれません。
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:アクセリス・テクノロジーズの四半期決算は?
- 2000年に上場した、米国のイオン注入装置メーカー
- 半導体の需要が加速し、イオン注入装置の需要も伸びる
- コロナ禍の20年3Qの売上は、前年比+58%で加速
- 12年の営業利益率−17は、20年に12%まで上昇
- イオン注入装置は、太平洋地域のシェアが7割を超えてる
個人的には、アクセリス・テクノロジーズは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、イオン注入装置は中国や日本メーカーも強く、アジア地域で需要が高いからです。米中貿易摩擦や車載向け半導体不足で需要が急増しているが、アクセリス・テクノロジーズが長期で市場シェアを獲得できるかは不明です。
しかしながら、短中期的には業績の好調はまだまだ続きそうです。同社のCEOは、1年前倒しで目標を達成できると発言しています。21年通気の業績は、前年比+15%の5.5億ドルと高いです。
コロナでは車載向けの半導体の不足が深刻化しています。20年後半に中国や米国で経済が上向き、新車やEVの需要が伸びているからです。21年1Qの営業利益は、前年比+1780%で価格が急上昇しています。
参考:NXPセミコンダクターズの四半期決算|車載半導体不足で株価は3倍
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。