ヴィーバ・システムズは2桁で売上高が急拡大し、20年4月から株価は2倍に高騰しています。製薬業界向けのSaaS系で、コロナでも影響を受けないですね。24年1Qの売上は前年比+4%、2Qは+10%と安定成長しています。
- 「コロナに強い銘柄で、20年4月から株価は2倍に高騰…」
- 「サブスクの売上高が8割を占め、前年比30%で拡大してる…」
- 「製薬会社に特化したSaaSで、競合が少なく利益率が高い…」
ヴィーバ・システムズは、製薬業界向けにソフトを提供する米国のSaaS企業です。創薬のペーパー・ワークを全てオンライン化し、煩雑な手続きを簡素化したプラットフォームを提供します。特殊な業界で競合が少なく、毎年右肩上がりです。
個人的には、ヴィーバ・システムズは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、売上高も営業CFも右肩上がりで増え続けているからです。競合が少ない特殊なビジネスで、21年の営業利益率は27%と高いです。また、21年は株価が伸び悩んでいることで、以前ほどの割高感はありません。
23年8月の予想PERは43倍と少し割高にあります。
- VEEVの4半期決算(23年5-7月)は?
- VEEVの過去10年間の売上高や営業利益は?
- デジタルピーク後の21年でも、業績や株価は好調なのか?
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20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
ヴィーバ・システムズ(VEEV)の四半期決算は?
ヴィーバ・システムズ(VEEV)の四半期決算を紹介します。
っf23年4Q決算(23年1月30日)
- 売上高:5.63億ドル(前年比+16%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:1.89億ドル(+94%)
- 1株当たり利益:1.15ドル(+27%)
24年1Q決算(23年4月30日)
- 売上高:5.90億ドル(前年比+4%)
- 営業利益:—億ドル(—%)
- 純利益:1.32億ドル(+31%)
- 1株当たり利益:0.91ドル(−8%)
24年2Q決算(23年7月30日)
- 売上高:5.90億ドル(前年比+10%)◯
- Subscription services:4.70億ドル(+10%)
- Professional services:1.19億ドル(+13%)
- 営業利益:1.04億ドル(+3%)
- 純利益:1.11億ドル(+23%)
- 1株当たり利益:0.68ドル(+21%)◯
2Qの売上高は前年比+10%で5.90億ドル、営業利益は+3%で1.04億ドルでした。24年1Qと比較して、2Qの売上は上向いています。営業利益率も17%と少し低下しています。
製薬業界向けのソフトウェアは、コロナ禍も経済再開後も好調ですね。競合企業も少なく、利益率が高いビジネスである点も好材料です。
23年3Qの売上予想は、6.15億ドル(前年比+11%)と横ばいです。24年通期の売上予想は、23.675億ドルです。
ブレント・ボウマン最高財務責任者(CFO)は「第2四半期、当社はすべての指標を上回る結果を含め、全体的に好調な財務実績を達成した。当社の業績は順調で、当社の実証済みの運営モデルは今後も力強い成長と収益性を推進し続けるだろう」と述べた。 」
24年3Q決算(23年10月…)
24年3Q決算は、11月31日に公開予定です。
では、売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ヴィーバ・システムズ(VEEV)の損益計算書は?
ヴィーバ・システムズは13年に44ドルで上場しました。株価は右肩上がりで上昇を続け、常に最高値を更新し続けています。23年9月は195ドル前後で推移していますね。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高も利益も順調に拡大しています。21年の売上高は、12年と比較して20倍にも増えています。また、サブスクの売上が大半を占めるため、営業利益率も25%と安定しています。
競合企業も少なく、21年以降も順調に株価は拡大しそうですね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。SaaS企業であるヴィーバ・システムズは、BPSもEPSも順調に拡大していますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、毎年順調に拡大しています。ハイテク企業であるヴィーバ・システムズは、設備投資が少なく優良ビジネスである事がわかります。また、製造業向けのSaaS企業で、競合企業が少ない事も現していますね。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
ヴィーバ・システムズ(VEEV)の注目ポイントは?
ヴィーバ・システムズに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ライフ・サイエンスに特化した、製薬会社向けのクラウド・サービスです。創薬のペーパー・ワークをオンライン化し、ルールに基づいて記録するプラットフォームを提供します。
注目1:MR従事者に営業用のCRMソフトを提供?
07年にクラウドベースのソフトウェア企業として創業したヴィーバ・システムズは、当初はMR従事者(医療情報担当者)に営業用のCRM(顧客管理システム)を提供していました。CRMとは、顧客との良好な関係性を構築するための業務ツールです。
現在は、ライフサイエンス領域に幅広く展開しています。16年に20%だったCRM以外の売上高は、20年には50%近くまで上昇しています。
特に業績が好調なのは、製薬企業向けのVeeva Vaultです。
注目2:製薬会社に創薬プロセスのSaaSソフトを提供?
クラウドベースのVeeva Vaultの売上高と顧客数推移です。
Veeva Vaultとは、製薬業界向けのクラウドベース・コンテンツ管理システムです。具体的には、創薬に伴う規制文書の効率的管理、臨床試験、臨床データ、規制当局のやり取りや申請書類を簡略化するプラットフォームです。
開発プロセスが煩雑な創薬で、利便性が高いシステムを提供しています。そのため、売上高と顧客数は年々順調に増加していますね。18年の顧客数は386、売上高は1.97億ドルまで増えています。
四半期毎のサブスクリプションの推移を見ると、順調に増加しています。
注目3:サブスク売上高は前年比+27〜36%で拡大?
サブスクリプションの四半期毎の売上高の推移です。
ヴィーヴァ・システムズのサブスクリプションの売上高は、全体の8割を占めています。サブスクリプションは、「Commercial Cloud」と「Vault」の2つの事業があります。Vault(黄色)の成長率が高く、前年比+35%前後で拡大していますね。
21年以降も30%前後の成長率で拡大が続きそうです。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:ヴィーバ・システムズの四半期決算は?
- 13年に上場した、製薬業界に特化した米国SasS企業
- 創薬のペーパー業務を全てオンライン化、手続きを簡素化する
- サブスクの売上高は8割、前年比30%前後で成長してる
- 売上高は順調に拡大し、営業利益率は24%で安定してる
- 競合企業が少なく、投資CFが少ない優良ビジネスである
個人的には、ヴィーバ・システムズは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、売上高も営業CFも右肩上がりで増え続けているからです。競合が少ない特殊なビジネスで、21年の営業利益率は27%と高いです。また、21年は株価が伸び悩んでいることで、以前ほどの割高感はありません。
21年12月時点の予想PERは69倍まで下がりました。将来性が高い優良企業なのは間違いなく、株価が下がる局面があれば購入したい銘柄です。
競合ではないが、同じように成長してる優良銘柄でアンシス(ANSS)があります。同社も21年に株価が伸び悩み、買いやすい水準まで下げていますね。