仮想通貨、ドローン、宇宙、環境など、様々なテーマ株が高騰していますね。配達用ドローンを開発するテクストロンは、20年2月から株価が2倍に上昇しています。それでは、21年もドローン関連株の上昇は続くのでしょうか?
- 「配達ドローンのTXT株も、20年2月から株価が2倍に上昇…」
- 「市場規模は135億ドルだが、25年に1290億ドルになる…」
- 「イーハンが虚偽で62%暴落したが、ドローンは終わりなのか…」
テクストロンは、売上高世界5位の米国航空メーカーです。ヘリコプター、ビジネスジェット、ゴルフカートなど様々な航空機器を開発しています。18年にはヤマトと共同で、ラストワンマイル用の配達ドローンを開発してます。
しかしながら、個人的にはテクストロンは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、ラストワンマイルの配達ドローンは競合が多いからです。先頭を走流のは配達会社のユナイテッドパーセル(UPS)で、14年から配達実験を開始しています。さらには、グーグルやアマゾンも追随しています。
テクストロンは、ドローン関連ですでに株価が上昇しています。
21年2月時点で、コロナ後に株価は2倍になりましたね。20年の業績は不調なので、PERは40倍と割高です。以上を踏まえると、ドローン銘柄でも積極的に購入したい銘柄ではありません。
- テクストロンの4半期決算(2020年9-12月)は?
- テクストロンの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 競合が多いレッドオーシャンで、投資できる銘柄がない?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
テクストロン(TXT)の四半期決算は?
テクストロン(TXT)の四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:24.72億ドル(前年比−23%)
- 営業利益:0.52億ドル(−83%)
- 純利益:−0.92億ドル(−142%)
- 1株当たり利益:−0.4ドル(−143%)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:27.35億ドル(前年比−16%)
- 営業利益:1.61億ドル(−42%)
- 純利益:1.15億ドル(−47%)
- 1株当たり利益:0.5ドル(−47%)
20年4Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:36.67億ドル(前年比−9%)
- Textron Aviation:15.60億ドル(−10%)
- Bell:8.71億ドル(−10%)
- Textron Systems:3.57億ドル(−11%)
- Industrial:8.66億ドル(−7%)
- 営業利益:2.74億ドル(−13%)
- 純利益:2.36億ドル(+18%)
- 1株当たり利益:1.03ドル(+19%)
4Qの売上高は前年比9%減で36.67億ドル、営業利益は13%減で2.74億ドルでした。純利益は改善するも、2Qと3Qに引き続き低調な決算ですね。航空業界は19年に低迷し、20年はコロナによる需要減で苦境に陥っていますね。
テクストロンは、配達用のドローン開発で期待されています。
日本の配達会社ヤマトと共同で、テキストロン参加のベル社と共同実験を行っています。ヤマトとテキストロンは、20年代前半のサービス開始を目指しています。ドローン販売で売上を上げたら、Bell事業の売上に貢献しますね。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Q決算は、21年4月28日に公開予定です。
では、テクストロンの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
テクストロン(TXT)の10年の損益計算書は?
テクストロンは1973年に2ドルで上場しました。株価は波がありながらも、長期的には順調に上昇していますね。20年2月はコロナで21ドルまで下落するも、21年2月現在は53ドルで推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、少しずつ売上が増えていた事が分かります。営業利益率は8%前後と、業界トップのボーイングと差はありません。しかしながら、19年は航空業界全体が低迷し、20年はコロナの影響を受けています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSは安定して推移してきました。一方で、EPSは18年から低迷しています。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のフリーCF(営業CF−赤字CF)は、安定して推移してる事が分かりますね。投資CFは常に一定で、堅実な経営をしてる事が分かります。旅客機向けが少なく、20年のコロナもボーイングほど影響を受けてません。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
テクストロン(TXT)の注目ポイントは?
テクストロンに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。テクストロンはドローン関連銘柄として注目されています。しかしながら、配達用ドローンはまだ実験段階にあり、サービスは開始していません。
注目1:航空機メーカーの売上高で世界5位?
航空機メーカーの世界売上高のシェアです。
世界1位は欧州のエアバス、2位は米国のボーイングです。上位2社で、世界の45%の売上高を占める旅客機の独占企業です。
テクストロンは業界5番手で、2.1%のシェアを持つ会社です。テキストロンは、旅客機はあまり製造していません。
ヘリコプター、ビジネスジェット、ゴルフカートや芝刈り機など、飛行機やエンジンに関わる様々な分野に進出しています。ビジネスジェットは、ビーチクラフトやセスナを買収し規模を拡大しました。ヘリコプターでは世界上位のシェアを持ちます。
他の航空企業と同様に、テキストロンもドローン業界に参入しています。
注目2:ヤマハと共同で配送ドローンを開発してる?
ヤマトと共同開発した、自律運航型ポッド輸送機APT70です。
19年8に米国テキサス州で、ベルの自律運航型ポッド輸送機とヤマトの貨物ユニットPUPAの機能実証実験に成功しました。この配達用ドローンは、ラストワンマイル向けの輸送を目的としています。
両企業は、20年代前半のサービス開始を目指すと公言しています。急成長が期待されるドローン業界だが、物流分野の市場規模も拡大すると言います。
注目3:物流搬送用ロボットが業界の4割強を占める?
業務・サービスロボットの世界市場の推移です。
富士経済によると、世界市場は25年に2.6倍の4超5464億ドルになると言います。その中でも、物流搬送用ロボットが業界の4割強を占めます。全ての業界で人材不足が深刻な日本では、ドローンなどが急速に代用されそうですね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
まとめ:テクストロン(TXT)の四半期決算は?
- 1973年に上場した、世界5位の米国航空メーカー
- 多角化経営でヘリコプター、ビジネスジェットなどを製造
- 営業利益率は8%前後、最大手のボーイングと変わらない
- 19年は航空全体が低迷し、20年はコロナで業績不振が続く
- ヤマトと共同で、ラストワンマイル用の配達ドローンを開発
- 配達ドローンは競合が強く、ユナイテッドパーセルと競う
- 中国ドローンEHが、虚偽疑惑で21年2月に62%も暴落
個人的には、テクストロンは投資したい銘柄ではないです。
なぜならば、ラストワンマイルの配達ドローンは競合が多いからです。先頭を走流のは配達会社のユナイテッドパーセル(UPS)で、14年から配達実験を開始しています。さらには、グーグルやアマゾンも追随しています。
テクストロンは、ドローン関連ですでに株価が上昇しています。
21年2月時点で、コロナ後に株価は2倍になりましたね。20年の業績は不調なので、PERは40倍と割高です。以上を踏まえると、ドローン銘柄でも積極的に購入したい銘柄ではありません。
中国ドローンの競合イーハン(EH)は、虚偽疑惑で21年2月に62%も下落しています。しかし、逆張り投資目線で見るならば、粉飾疑惑は好材料ですね。今後の動向を見た上で購入を検討したいですね。
参考:イーハン(EH)の四半期決算|成長率+104%だが虚偽で62%も暴落?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。