Koolearn Technology(OTC:KLTHF、HKG:1797)は、オンラインに特化した英語のスクールです。中国で2番手の教育サービス「New Oriental Education」の子会社で、17年にテンセントの出資も受けています。
- 「中国のオンライン教育市場は急拡大、英語に特化している…」
- 「米国に留学する中国人は増え続け、今後も英語の需要は増える…」
- 「米中対立や反資本主義など、中国株に投資するのはリスクが高い...」
中国のオンライン教育は年率28%で拡大する成長産業ですね。その中でも、K12向けの教育は31%を占め、17年度には前年比52%で成長しています。中国人が子供の教育に投資する金額は世界6位で、1人当たりのGDP比で言うと世界1位だと言えます。
しかしながら、個人的にはKoolearn株は投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、18年以降に業績が悪化し、赤字に転落しているからです。18年の営業損失は−23%、19年には−80%まで悪化しています。米中分断により中国人留学生が減る可能性が高く、今後も英語の需要は急速に萎む可能性は高いです。
本来であれば、オンライン教育はコロナで恩恵を受けるはずですね。しかしながら、前年比16%増と冴えず、営業損失は売上高以上に膨らんでいます。自己資本比率は61%と高いが、倒産する可能性も十分にあると言えます。
- Koolearnの4半期決算(2020年7-9月)は?
- Koolearnの過去10年間の売上高や営業利益は?
- オンライン教育市場が拡大しても、投資すべきではない理由は?
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
記事の内容を簡単に知りたい
Koolearn Technologyの四半期決算は?
Koolearn Technologyの過去四半期の決算を紹介します。
2020年11月19日までの決算
- 売上高:5.67億ドル
- 営業利益:−0.93億元
- 純利益:−0.71億元
- 1株当たり利益:-
2020年3月20日までの決算
- 売上高:5.12億ドル(前年比+16%)
- 営業利益:−6.09億元(前年度−1.10億元)
- 純利益:−6.70億元(前年度−0.88億元)
- 1株当たり利益:-
Koolearn Technologyは、「New Oriental」の子会社でオンライン教育に特化した「Koolearn.com」を運営する会社です。16年にテンセントから出資を受けて、19年に香港市場に上場を果たしました。
急拡大する中国のオンライン教育市場で、成長が期待される銘柄です。
20年3月期の売上高は16%増で5.12億元、営業利益は−6.09億元でした。オンライン教育はコロナ渦かでは追い風ですね。しかしながら、依然として営業利益は赤字が続いています。
2021年3月に公開予定
2021年3月に公開予定。
では、Koolearnの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか
Koolearn Technologyの10年間の損益計算書は?
Koolearnは19年に香港市場に10香港ドルで上場しました。その後は、順調に株価は上昇し、20年8月に最高値39ドルを付けています。20年11月は若干株価は低迷気味で、26ドル前後で推移しています。
では、Koolearnの売上高や営業利益はどうでしょうか?
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?
過去10年間の決算書を見ると、売上高は上昇傾向にあるが、営業損失が大きく膨らんでいますね。テンセントの出資を受けた17年以降に急落し、19年に営業利益率は−80%まで下落しています。
不調の原因は、政治の米中分断の影響で英語を学ぶ留学生が減少してるからかもしれません。米国の中国人受け入れに制限を掛ける可能性が高いです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?
過去10年間のEPS(1株あたり純利益)は、安定しているとは言えないですね。特に業績が悪化した19年と20年に大きく落ち込んでいます。BPS(1株あたり純資産)はデータがなく判断できません。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?
過去10年間のCFを見ても、18年以降に営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)が大きく下落している事が分かります。自己資本比率は61%と高いが、このまま業績が上向かなければ倒産する可能性もあります。
では、私たち投資家はKoolearnをどのように判断すれば良いのでしょうか?
Koolearn Technologyの注目ポイントは?
Koolearnに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。Koolearnは、英語教育を核にした中国の教育サービスです。そのため、中国国内で教育市場が拡大すれば、Kooleanの売上高も伸びますね。
注目1:K12向けオンライン教育市場は前年比52%で拡大?
中国のオンライン教育市場は、コロナ以前から右肩上がりで増えています。
2019年のオンライン教育市場は、前年比28%で拡大し2.4兆円(1596億元)でした。22年には4.7兆円に達すると言います。
オンライン教育の中でも特に伸び率が大きいのが、K12(幼稚園から高校終了まで)向けです。17年のK12向けオンライン市場は、前年比52%増で4481億円でした。オンライン教育市場全体に占める割合は31%と小さいが、急激に拡大している市場ですね。
では、中国の教育市場で親会社の「New Oriental」はどの立ち位置にいるのでしょうか?
注目2:中国の教育企業は世界最大規模で1位と2位?
参考:China’s private education market set to reach $330 billion by 2020
中国のトップ2社は、世界市場でもトップの教育企業です。
中国市場1位は、小中高生向けに全科目を提供するTALで資産額は191億ドルです。次いで、New Orientalが145億ドルで続きますね。3〜9位は外国企業が続くも、10位以降は再び中国企業が占めています。いかに、中国が教育に力を入れているかが分かりますね。
では、市場が急拡大するオンライン市場で、Kooleanのシェアを見てみましょう。
注目3:オンライン向けも市場2位で18.3%を占める?
K-12(小中高生)向けオンラインクラスの市場シェアです。
17年時点で「Koolean.com」は、オンライン市場の18.3%を占めます。1位はTALの「xueersi.com」で、シェアは28.9%ですね。New Orientalの子会社であるKoolearnは、17年にテンセントの出資を受け、19年に香港市場に上場しています。
しかしながら、18年以降のKooleanは業績が急激に悪化していますね。
原因として挙げられるのは、米中分断で米国からの圧力を受けているからです。米国に渡る中国人留学生が減れば、英語教育の需要も急速に萎みますね。
▼▼2022年12月は資産が6000万円を超える▼▼
20年3月に米国株を初めて、2.5年で運用額を10倍に増やしました。
ただし、大幅に増えた理由は運の要素が大きいです。20年や21年は歴史的な好相場で、素人でも読みやすい相場でしたね。ただし、22年現在は500社以上の銘柄分析を行い経験を積んだことで、なんとかプラスを維持しています。
過去の実績の詳細については、次の記事を参考にしてください。
投資家はKoolearn株を購入するべきか?
- 売上高は拡大傾向にあるも、19年に大きく減速してる
- 18年に赤字に転落し、営業損益は80%まで拡大した
- 米中分断による政治リスクで、英語を学ぶ中国人が減少した
- コロナ特需のはずが、20年の営業損失は売上高より大きい
中国のオンライン教育は年率28%で拡大する成長産業ですね。その中でも、K12向けの教育は31%を占め、17年度には前年比52%で成長しています。中国人が子供の教育に投資する金額は世界6位で、1人当たりのGDP比で言うと世界1位だと言えます。
しかしながら、個人的にはKoolearn株は投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、18年以降に業績が悪化し、赤字に転落しているからです。18年の営業損失は−23%、19年には−80%まで悪化しています。米中分断により中国人留学生が減る可能性が高く、今後も英語の需要は急速に萎む可能性は高いです。
本来であれば、オンライン教育はコロナで恩恵を受けるはずですね。しかしながら、前年比16%増と冴えず、営業損失は売上高以上に膨らんでいます。自己資本比率は61%と高いが、倒産する可能性も十分にあると言えます。
まとめ:Koolearn Technologyの四半期決算は?
- 1993年に事業開始、中国最大の教育サービスの子会社
- オンラインの英語教育に特化した「Koolean.com」を運営する
- 17年にテンセントの出資を受け、19年に香港市場に上場する
- 留学用のTOEFL、語学研修、児童向けなど、試験対策にも強み
- 売上高は拡大傾向にあるも、19年に大きく減速してる
- 18年に赤字に転落し、営業損益は80%まで拡大した
- コロナ特需のはずが、20年の営業損失は売上高より大きい
個人的には、Koolearn株は投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、18年以降に業績が悪化し、赤字に転落しているからです。18年の営業損失は−23%、19年には−80%まで悪化しています。米中分断により中国人留学生が減る可能性が高く、今後も英語の需要は急速に萎む可能性は高いです。
本来であれば、オンライン教育はコロナで恩恵を受けるはずですね。しかしながら、前年比16%増と冴えず、営業損失は売上高以上に膨らんでいます。自己資本比率は61%と高いが、倒産する可能性も十分にあると言えます。
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?
いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。