AI導入をサポートするC3AIは、2桁で売上高が拡大していました。しかしながら、コロナで主要顧客が打撃を受けたことで、株価は21年2月に63%も急落していますね。AI SaaS企業であるC3AIは、21年に業績を回復することができるでしょうか?
- 「コロナで打撃を受け、株価は21年2月に63%も急落した…」
- 「前年比+71%だった成長率は、20年に15%まで急落した…」
- 「急成長するAIソフト市場で、C3AIは業績を回復できるのか…」
シースリー・エーアイは、AIの導入をサポートするソフトを提供するSaaS企業です。PythonなどのプログラミングなしにAIを導入できるのが特徴です。AIソフト市場は、9年間で87倍に拡大する超成長産業ですね。
しかしながら、個人的にはC3AIは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、成長産業にも関わらず、20年に売上高が大きく減速してるからです。19年に前年比+71%だった成長率は、20年には15%前後まで急落しています。その原因は、主要顧客であるエネルギーや航空産業がコロナで打撃を受けたからですね。
また、利便性が高くても、広く普及してない事も懸念材料です。
C3AIのビジネスは導入費用が大きく、また投資に対するリターンが見えにくいからです。時間とコストを必要とするため、大手以外に普及するのは難しいです。また、営業費用が売上げ50%を占める事からも、営業しなければ売れないサービスだとも言えます。
ただし、長期的にはC3AIのビジネスは重要性を増すと思います。そのため、株価がさらに急落する局面があれば購入したいですね。
- C3AIの4半期決算(2020年9-12月)は?
- C3AIの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 20年は減速するも、21年は再び成長が加速する?
▼▼1月に資産2,100万円から3月に3,313万円に増える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年1月時点の資産は2100万円でしたが、3月末には3313万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
記事の内容を簡単に知りたい
シースリー・エーアイ(AI)の四半期決算は?

シースリー・エーアイ(AI)の四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:4048万ドル(前年比+16%)
- 営業利益:−332万ドル(−245%)
- 純利益:15万ドル(+146%)
- 1株当たり利益:—(—%)
20年2Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:4134万ドル(前年比+6%)
- 営業利益:−1452万ドル(+51%)
- 純利益:−1494万ドル(+48%)
- 1株当たり利益:—(—%)
20年3Q決算(2020年12月30日)
- 売上高:4910万ドル(前年比+18%)
- Subscription:4269万ドル(+23%)
- Professional services:641万ドル(−4%)
- 営業利益:−1849万ドル(−77%)
- 純利益:−1685万ドル(−72%)
- 1株当たり利益:−0.24(—%)
3Qの売上高は前年比18%増で4910万ドル、営業利益は−1849万ドルでした。19年は成長率71%だったが、20年は大きく減速していますね。減速している理由は、コロナの影響を受けて解約した顧客も多いからです。
経済停滞で解約されたということは、人工知能活用に効果が見られてないからです。AIは巨額の設備投資を必要とするが、どれだけリターンを得られるか未知数です。主要顧客の低迷が続けば、21年も引き続き低調な決算になる可能性は高いです。
21年4Qの売上予想は次の通りです。
- 売上高:5000-5100万ドル
- Non-GAAP営業利益:−2800-2700万ドル
20年4Q決算(2021年4月…)
20年1Q決算は、21年5月31日に公開予定です。
C3AIの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
シースリー・エーアイ(AI)の損益計算書は?

C3AIは20年6月に119ドルで上場しました。上場後すぐに最高値161ドルを付けるも、その後は米国債の金利急騰で下落していますね。21年4月現在は68ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は順調に拡大するも営業損失も増えていますね。また、19年は成長率71%だったが、コロナによる影響で大きく減速しています。C3AIの主要顧客は、コロナで影響を受けたエネルギーや航空業が多いからです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。20年のEPSは−0.97ドル、赤字を脱却するにはまだ時間が掛かりそうです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は、過去3年はまだ大幅な赤字です。SaaS企業なので設備投資を必要としないが、営業CFが大幅に赤字ですね。営業関連費用が売上げに対して、50%ほどを占めるほど大きいからです。
C3AIのビジネスは導入費用が大きく、また投資に対するリターンが見えにくいサービスです。そのため、営業にお金を使われなれば導入が進まない事を示唆してます。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
シースリー・エーアイ(AI)の注目ポイントは?

シースリー・エーアイに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。シースリー・エーアイは、PythonなどのプログラミングなしにAIの導入をサポートするソフトを提供しています。「AI SaaS」という業界でトップ企業のひとつです。
注目1:AIソフト業界は25年に8倍の312億ドル?
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参考:Revenues from the artificial intelligence for enterprise applications
Enterprise AI Software市場の売上高推移です。
シースリー・エーアイが提供しているのは、Enterprise AI Softwareというカテゴリです。16年に3.57億ドルだった売上規模は、25年には87倍の312.36億ドルになると言います。人工知能に関連したビジネスは、指数関数的に増加していると言えます。
シースリー・エーアイの主要顧客は、エネルギーなどのオールド企業が多いです。
注目2:C3AIの主要顧客はエネルギー、公共事業が多い?
18年と20年の顧客企業セクターに占める収益の割合です。
シースリー・エーアイの主要顧客は、エネルギー、公共事業、製造業、航空宇宙などのレガシーな企業が多いです。具体的な用途は、海底油田採掘時にセンサーを使い収集したデータを分析や、ジェットエンジンなど精密機械の調子をモニターします。
20年に最も増えたセクターは、エネルギー業界で30%に大幅に増えましたね。
これらの業種に言えることは、AI導入に大規模な設備投資が必要だということです。しかしながら、設備投資に対してリターンが得られる保証はありません。そうした事情もあり、主要顧客の大半は大企業で、導入事例もまだまだ少ないです。
1社あたりの規模も大きく、顧客が撤退した時のリスクも大きいです。20年に売上高が大きく減速したのは、コロナの影響で主要顧客が撤退したからです。
人工知能は最も期待される分野だが、問題は競合企業が多すぎることです。
注目3:AIを活用したテック業界はレッドオーシャン化?
ゼノデータラボが公開した「Forecast Tech カオスマップ」です。
米国内では様々なスタートアップ企業が、AIを活用したテクノロジーを開発しています。テクノロジーを駆使した予測技術は、各分野に横展開していますね。これが意味するところは、競合企業によるレッドオーシャンです。
設備投資の最適化を支援するC3.aiだけではなく、小売の売上・販売数・客数予測を行うRELEX、 セキュリティリスクの事前検知に特化したSecurity Scorecardがありますね。スタートアップに限らず、GAFAMも積極的に研究開発していますね。
こうした競争激化の業界で、特定の企業が利益を得るのは難しいです。
▼▼1月に資産2,100万円から3月に3,313万円に増える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年1月時点の資産は2100万円でしたが、3月末には3313万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
まとめ:シースリー・エーアイ(AI)の四半期決算は?
- 20年12月に上場した、AI導入をサポートするSaaS企業
- 契約した顧客は、プログラミングなしに最新のAIを導入できる
- 主要顧客はエネルギーや航空産業で、コロナで打撃を受ける
- 大規模な導入費用を必要とし、顧客の多くは大手企業に絞られる
- 前年比+71%で急成長するも、20年は15%まで急落する
- 営業費用は売上高の50%、営業しなければ売れないサービス
- GAFAMやスタートアップなど、AIソフトは競合企業が多い
個人的には、C3AIは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、成長産業にも関わらず、20年に売上高が大きく減速してるからです。19年に前年比+71%だった成長率は、20年には15%前後まで急落しています。その原因は、主要顧客であるエネルギーや航空産業がコロナで打撃を受けたからですね。
また、利便性が高くても、広く普及してない事も懸念材料です。
C3AIのビジネスは導入費用が大きく、また投資に対するリターンが見えにくいからです。時間とコストを必要とするため、大手以外に普及するのは難しいです。また、営業費用が売上げ50%を占める事からも、営業しなければ売れないサービスだとも言えます。
ただし、長期的にはC3AIのビジネスは重要性を増すと思います。そのため、株価がさらに急落する局面があれば購入したいですね。
ハイテク株に投資するならば、個人的にはFacebookがお勧めです。なぜならば、20年9月のハイテク株の大きな調整で、業績が好調でも株価が上昇してないからです。超優良企業にも関わらず、PERは26倍で過去10数年で最も買いやすい水準です。
参考:Facebookの四半期決算|21年4Qは前年比33%増でPER26倍で割安
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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