21年は仮想通貨、ドローン、宇宙、環境銘柄など、様々なテーマ株が高騰しています。エアロバイロンメント(AVAV)は、軍需企業でもあり商用ドローンも開発しています。また、EV充電システムを提供するなど環境銘柄でもあります。
- 「商用ドローンを開発する軍需企業で、EV環境銘柄でもある…」
- 「中国ドローンのEHは、2ヶ月で株価が12倍に高騰した…」
- 「EHが虚偽で62%暴落したが、ドローンは終わりなのか…」
エアロバイロンメントは、無人飛行機を開発する米国企業です。軍事向けに小型無人飛行機や無人偵察機、ミサイルを開発します。また、軍事関連の技術を活かして、商業用ドローンやEV向け充電システムも提供します。
しかしながら、エアロバイロンメントは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、21年2月時点のPERは94倍と割高だからです。アナリスト予想のEPSを織り込んだPERでも57倍、過去5年平均は62倍と高いです。優良企業なのは間違いないが購入できる水準ではありません。
ただし、割安になる局面があれば投資したい銘柄です。
なぜならば、小型無人飛行機や無人偵察機は、軍需関連で重要な製品だからです。また、商業向けにドローンやEVチャージを提供してる点も魅力です。赤字企業が大半を占めるドローン業界で、安心して投資できる貴重な銘柄ですね。
購入するタイミングは21年にあるかもしれません。なぜならば、コロナによる経済対策で米政府予算が使われるため、軍事関連は株価を下げる可能性があるからです。
- エアロバイロンメントの4半期決算(2020年9-12月)は?
- エアロバイロンメントの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 競合が多いレッドオーシャンで、投資できる銘柄がない?
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
記事の内容を簡単に知りたい
エアロバイロンメント(AVAV)の四半期決算は?

エアロバイロンメント(AVAV)の四半期決算を紹介します。
20年4Q決算(2020年4月31日)
- 売上高:1.35億ドル(前年比+53%)
- 営業利益:2129万ドル(+123%)
- 純利益:1747万ドル(+207%)
- 1株当たり利益:0.72ドル(+213%)
21年1Q決算(2020年7月31日)
- 売上高:8745万ドル(前年比+11%)
- 営業利益:1229万ドル(−34%)
- 純利益:1008万ドル(−41%)
- 1株当たり利益:0.42ドル(−40%)
21年2Q決算(2020年10月30日)
- 売上高:9266万ドル(前年比+11%)
- Product:6552万ドル(+14%)
- Contract services:2713万ドル(+4%)
- 営業利益:1389万ドル(+72%)
- 純利益:209万ドル(−72%)
- 1株当たり利益:0.09ドル(−70%)
2Qの売上高は前年比11%増で9266万ドル、営業利益は72%増で1389万ドルでした。20年4Qと21年1Qに引き続き好調な決算でしたね。営業利益率は14%と、過去と比較しても高い数値です。
エアロバイロンメントが販売する製品は多岐に渡ります。
軍事向けには、小型無人飛行機や無人偵察機、ミサイルシステムを製造販売します。商業向けには調査用のドローンも開発しています。さらには、EV向けにテスト・チャージソリューションも提供していますね。
中国ドローンDJIは国防的な観点で米国から排除されています。そのため、軍需関連に太いパイプを持つエアロバイロンメントは強いですね。
21年の収益見通しは3.9-4.1億ドル、EPSは1.28-1.48ドルです。前年度の収益と比較すると、+8%前後の成長になりますね。
21年3Q決算(2021年1月…)
21年2Q決算は、21年3月9日に公開予定です。
では、エアロバイロンメントの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
エアロバイロンメントの10年間の損益計算書は?

エアロバイロンメントは2006年に22ドルで上場しています。18年に株価は上昇し188ドルを付けるも、20年4月は50ドルまで下落してますね。21年2月現在は最高値を更新し112ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、12年から売上高と利益が順調に増加してる事が分かりますね。売上高は米中が対立し始めた17年から伸びてます。売上以上に利益も上昇し、19年の営業利益率は12.8%まで改善しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)です。BPSもEPSも順調に拡大している事が分かりますね。商業ドローンは軍需関連と相性が良く、今後も利益は上向く可能性は高いです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のフリーCF(営業CF−投資CF)は黒字が多いです。一時的に投資CFが不調な年もあるが、長期的に見たら、上昇トレンドにありますね。また、投資CFが少なく優良ビジネスである事も分かります。
では、私たちはどのように投資判断すれば良いのでしょうか?
エアロバイロンメント(AVAV)の注目ポイントは?

エアロバイロンメントに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。エアロバイロンメントは商用ドローンも開発するが、主要は軍需産業ですね。そのため、他の軍需企業と同様に、米国政府の軍事費を見る必要があります。
注目1:米国の軍事費は世界1位で7318億ドルもある?
2019年時点の米国を含む上位5カ国の軍事費推移です。
軍事費は米国が7318億ドルと、特出している事が分かりますね。この時期は財政が緊迫していた事と、伝統的に戦争反対の民主党が政権だった事が挙げられます。オバマ大統領以降は、再び上昇傾向にありますね。
米国の次に特出して多いのは中国です。一進一退で中央アジアや中東、アフリカを目指す中国は、経済成長に伴い急激に拡大しています。中国に対応するためにも、今後も米国の軍需費は増え続ける事が予想できます。
ただし、GDP比で見た場合に、米国の軍事費が特出して高い訳ではありません。
注目2:軍事費は世界1位だが対GDP比は3.41%だけ?
米国の軍事費のGDP比は、3.41%と意外と多くはありません。
軍事費に対するGDPが最も大きいのは、サウジアラビアで7.98%です。次にロシアが3.88%、3番手に米国、4番手に韓国の2.67%と続きます。軍事費が急拡大している中国は1.89%、自衛隊を持つ日本は0.93%だけです。
アメリカと中国のGDP比は、まだまだ伸び代があると言えますね。また、欧州や日本と違い両国とも経済成長が続いているため、軍事費費用が拡大する余地も高いです。
また、エアロバイロンメントは商用ドローンも開発しています。
注目3:商用ドローンは年率56.5%で拡大する?
商用ドローンのマーケットサイズの予想です。
20年の商用ドローンの市場規模は135億ドルでした。年率56.5%で市場が拡大し、25年には1290億ドルになると試算されています。利用は個人撮影、検査やメンテナンス、マッピング調査や土木測量など多岐に渡ります。
20年時点ではエネルギーなど電力会社で使われています。エネルギー業界は人の作業が困難な場所での点検・保守が多いからです。しかし、運輸・倉庫業も大きな市場になると予想されます。
参考:2020年のドローン世界市場は1.6兆円、2025年まで年平均8.3%で成長
注目4:競合他社が多くレッドオーシャン市場?
ドローン企業には、多くのVC(ベンチャーキャピタル)が流れています。
上の図は、16年にVC資金を調達した上位20社のドローン企業です。1位は中国のDJI、2位は米国の3D Robotics、3位は米国のMapBox、4位は中国のYuneec、5位は中国のEHangと続きます。
16年の投資資金は10億ドルにも及ぶと言います。
しかしながら、ドローン関連銘柄は溢れカオス状態です。また、上場していない企業も多く、大半が赤字経営ですね。個人的には、このように寡占化してない市場には投資したいとは思いません。
競合企業が多く、市場獲得だけで大半の企業が消耗するからです。
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参考:DRONEII.COM
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
まとめ:エアロバイロンメントの四半期決算は?

- 2006年に上場した、米国の無人飛行機メーカー
- 軍事向けに小型無人飛行機や無人偵察機、ミサイルを開発する
- 商用向けに調査ドローン、EV向け充電システムを提供する
- 12年から売上高は上昇し、営業利益率は12.8%と高い
- 赤字企業が多いドローン業界で、黒字化に成功している
- ドローン市場は25年には、9倍の1290億ドルになる
- 中国ドローンEHが、虚偽疑惑で21年2月に62%も暴落
エアロバイロンメントは、投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、21年2月時点のPERは94倍と割高だからです。アナリスト予想のEPSを織り込んだPERでも57倍、過去5年平均は62倍と高いです。優良企業なのは間違いないが購入できる水準ではありません。
ただし、割安になる局面があれば投資したい銘柄です。
なぜならば、小型無人飛行機や無人偵察機は、軍需関連で重要な製品だからです。また、商業向けにドローンやEVチャージを提供してる点も魅力です。赤字企業が大半を占めるドローン業界で、安心して投資できる貴重な銘柄ですね。
購入するタイミングは21年にあるかもしれません。なぜならば、コロナによる経済対策で米政府予算が使われるため、軍事関連は株価を下げる可能性があるからです。
中国ドローンの競合イーハン(EH)は、虚偽疑惑で21年2月に62%も下落しています。しかし、逆張り投資目線で見るならば、粉飾疑惑は好材料ですね。今後の動向を見た上で購入を検討したいですね。
参考:イーハン(EH)の四半期決算|成長率+104%だが虚偽で62%も暴落?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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