バルク船運賃が2〜3倍に高騰し、海運会社の株価が急上昇しています。ナビオス株も20年10月から、3ヶ月で株価が3倍に高騰しています。では、21年にコロナが終息すればバルク運賃も下がり、ナビオス株も下落するのでしょうか?
- 「バルク船運賃が高騰し、ナビオス株が3ヶ月で3倍に高騰した…」
- 「世界経済が不調だが、好調な中国経済がバルク市況を支えてる…」
- 「21年に世界経済が回復すれば、バルク市況は押し上げられる…」
ナビオス・マリタイム・パートナーズは、ドライバルクの海運会社です。鉄鉱石、石炭、穀物、肥料などの輸送、それから、船舶チャーターも行います。ギリシャ、シンガポール、モナコを拠点に、31隻の大型貨物船を所有しています。
個人的には、ナビオス株はコロナ後も保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、21年以降もバルク船の高い運賃が維持すると思うからです。20年にバルク船が高騰した理由は、中国経済の好調と商品市況の高騰で支えられいました。21年以降は世界経済が本格的に回復します。
また、財政出動により、ドル安と商品高のトレンドにある事も好材料です。
市場動向が激しいドライバルク市況を予測するのは難しいです。しかし、ライバル企業のスターバルクによると、ドライ市況は20年の−2.3%成長から4.4%に転じると予測しています。
- ナビオスの4半期決算(2020年9-12月)は?
- ナビオスの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 世界的なドライバルク市況の高騰は、いつまで続くのか?
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
記事の内容を簡単に知りたい
ナビオス(NMM)の四半期決算は?

ナビオス・マリタイム・パートナーズの四半期決算を紹介します。
第1Q決算(2020年3月30日)
- 売上高:4649万ドル(前年比−1%)
- 営業利益:34万ドル(−95%)
- 純利益:−1072万ドル(—)
- 1株当たり利益:−0.96ドル(—)
第2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:4654万ドル(前年比−2%)
- 営業利益:−231万ドル(−168%)
- 純利益:−1464万ドル(—)
- 1株当たり利益:−1.31ドル(—)
第3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:6449万ドル(前年比+1%)
- 営業利益:1426万ドル(−42%)
- 純利益:699万ドル(−58%)
- 1株当たり利益:0.61ドル(−59%)
3Qの売上高は前年比1%増の6449万ドル、営業利益は42%減の1426万ドルでした。営業利益は大きくマイナスだが、コロナが直撃した20年1Qや2Qと比較すると、急速に持ち直していますね。
21年以降のナビオスの業績に関しては、強気に見ています。
なぜならば、バルク船の運賃は、20年4月から3〜4倍に高騰しているからです。高騰している理由は、コロナ後の中国経済の好調によるものです。20年4月以降、欧米や日本の市況が弱い中で、中国経済がバルク船運賃を支えています。
21年以降は、世界的に経済が持ち直すため強気に見ています。
第4Q決算(2021年2月)
20年4Qは、21年2月15日に公開予定です。
では、ナビオスの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ナビオス(MMM)の10年間の損益計算書は?

ナビオス・マリタイム・パートナーズは、2007年に283ドルでNYSEに上場しています。その後は、20年3月の5ドルまで一貫して下落トレンドにあります。ただし、コロナ後に反転し21年2月は11ドルまで回復しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上も利益も安定していません。バルク船市況は動向が激しく、安定して収益を得るのが難しいからです。18年以降は中国経済の減速で、再び下落トレンド入りしています。
ただし、21年以降のバルク市況は反転する可能性が高いです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)は、下落しています。ドライ船市況は2008年をピークに下落トレンドにあるからです。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

全体的に安定しないがフリーCF(営業CF−投資CF)は年々改善しています。営業CFが縮小する以上に、投資CFも低く抑えているからです。全体的に不況にあるドライ船の中で、ナビオスは健闘していると言えます。
では、私たち投資家はナビオス株をどのように判断すれば良いのでしょうか?
ナビオス(NMM)に投資する上で注目ポイントは?

20年のコロナ以降、ドライ船運賃は2〜3倍に高騰しています。そのため、20年や21年の海運業界は10数年ぶりの強気相場が到来していますね。では、なぜドライ船市況は上向いているのでしょうか?
注目1:世界の海上輸送量と船腹量は増え続けている?
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参考:海運業の発達と現状
世界的なトレンドとして、海上輸送量と船腹量は増え続けています。2010年以前は中国などの新興国で急拡大し、13年以降は緩やかに上昇しています。
船舶には大きく分けて、次の3つの種類があります。
- バルク船:47,039万トン(33.6%)
- オイルタンカー:28,689万トン(20.5%)
- コンテナ船:24,690万トン(17.7%)
ナビオスが扱うバルク関連船は、海上輸送量の33.6%を占めます。バルク船が運搬するものは、主に鉄鉱石、石炭、大豆などの穀物です。同業者のスターバルクの決算書資料によると、バルク市況は2022年に大幅反発すると予想しています。
注目2:バルク市況はリバウンドして4.4%に急回復?
20年のバルク市況は、パンデミックにより−2.3%でした。しかしながら、21年には大幅に反発し、+4.4%に転換すると予想しています。
20年は中国だけが世界経済を牽引し、記録的な量の鉄鉱石、大豆、ボーキサイトを輸入しています。しかしながら、21年や22年はワクチンの普及により、世界経済が力強く回復することを期待しています。
その結果、バルク市況は大幅に回復する見込みです。20年のバルク市況の流れは、三井商船のブログで分かりやすく解説しています。
では、バルク市況の動向を見るには、どの指数を見れば良いのでしょうか?
注目3:バルチック海運指数は20年4月から4倍?
バルク市況を見る際には、バルチック海運指数が先行指標になります。
20年4月に400ドルだった指数は、21年1月には4.5倍の1800ドルと徐々に高騰している事が分かりますね。バルチック指数は変動幅が大きく、08年には11000ドルまで高騰しています。
バルチック指数が高騰している原因は、コロナからいち早く回復した中国が鉄鉱石や石炭、大豆などの穀物を大量に輸入しているからです。
19年比で見ても、鉄鉱石、小麦、大豆などあらゆる商品価格が高騰しています。コロナ後は、中国以外の先進国も経済回復するため、さらに高騰する可能性が高いですね。
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参考:Twitter
コンテナ船とバルク船の運賃は、相関関係はなく連動しません。しかしながら、20年10月から高騰しているコンテナ船に釣られるように、バルク船も高騰しています。
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
まとめ:ナビオス(NMM)の四半期決算は?

- 2007年に設立した、ドライバルクを扱う海運会社
- ギリシャ、シンガポール、モナコが拠点で31隻を所有してる
- 20年後半は、中国が鉄鉱石や穀物を買い支えていた
- 21年春以降は、世界経済が回復しバルク指数は上昇に転じる
- 鉄鉱石、プラチナ、大豆など、商品全般が高騰している
- 20年のバルク市況は−2.3%だが、21年は+4.4%と予想
ナビオス・マリタイム・パートナーズは、ドライバルクの海運会社です。鉄鉱石、石炭、穀物、肥料などの輸送、それから、船舶チャーターも行います。ギリシャ、シンガポール、モナコを拠点に、31隻の大型貨物船を所有しています。
個人的には、ナビオス株はコロナ後も保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、21年以降もバルク船の高い運賃が維持すると思うからです。20年にバルク船が高騰した理由は、中国経済の好調と商品市況の高騰で支えられいました。21年以降は世界経済が本格的に回復します。
また、財政出動により、ドル安と商品高のトレンドにある事も好材料です。
市場動向が激しいドライバルク市況を予測するのは難しいです。しかし、ライバル企業のスターバルクによると、ドライ市況は20年の−2.3%成長から4.4%に転じると予測しています。
ドライバルク船の競合企業はスターバルクです。マネックス証券では、ナビオス・マリタイム・コンテナーズを購入できません。そのため、ドライバルクに投資するならば、スターバルクが候補になります。
参考:スターバルク四半期決算|バルチック海運指数はコロナ後に4倍に上昇?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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