アリババ (NYSE:BABA、HKG:9988)は、中国で最大のEコマースを運営しています。世界時価総額でも6位にランクインし、最も勢いがある中国のハイテク企業です。しかしながら、中国共産党との対立もあり、株価は割安にあります。
- 「中国共産党との対立で、20年10月に株価は30%暴落した…」
- 「アマゾン並みの優良企業なのに、PERが28倍と低い…」
- 「アント上場延期や独占禁止法で、割安でも購入すべきではない…」
アリババは中国最大のEコマース企業です。主力のEコマースが売上の8割以上を占めるが、クラウド、人工知能、ブロックチェーン、物流、金融など、あらゆる事業に投資しています。コロナ終息後に減速するアマゾンと違い、アリババはまだまだ成長余力が高いです。
個人的には、アリババ株は長期で投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、主力のEコマースも含めて、成長エンジンとなる3つの事業があるからです。21年3Q決算ではコアコマースが38%増、クラウドが50%増、物流サービスが51%増と高い成長率を維持しています。
特に成長が期待できるのは、11年目にして黒字化に成功したクラウド事業です。中国のクラウド事業は米国の8分の1しかなく、まだまだ市場は拡大します。中国市場は加速度的にクラウド化が進むため、他のハイテク分野も成長できますね。
しかし、共和党リスクや新興企業を考えると、アリババ単体に投資するのは危険です。
まだまだ成長過程にある中国企業は、市場全体のETFに投資した方が確実に利益を得られます。CXSEは国有企業を含まない、中国のハイテク企業をまとめたETFです。テンセントが13%、アリババが8%、Meituanが7%など、優良企業にまとめて投資できます。
個人的には、共産党よりも競争が激しいライバル企業の方が脅威だと思います。ETFならば、アリババのライバル企業ごと投資できますね。
- アリババの4半期決算(2020年9-12月)は?
- アリババの過去10年間の売上高や営業利益は?
- アマゾンよりも、アリババ の成長率が高い理由は?
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
記事の内容を簡単に知りたい
アリババ(BABA)の四半期決算は?

アリババの四半期決算を紹介します。
21年1Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:1537億元(前年比+34%)
- Core commerce:1333億元(+33%)
- Cloud computing:123億元(+58%)
- Digtal media and entertainment:69億元(+8%)
- Innovation initiatives and other:10億元(−7%)
- 営業利益:347億元(+23%)
- 純利益:394億元(+28%)
- 1株当たり利益:2.10ドル(+18%)
21年2Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:1550億元(前年比+30%)
- Core commerce:1309億元(+29%)
- Cloud computing:148億元(+60%)
- Digtal media and entertainment:80億元(+8%)
- Innovation initiatives and other:11億元(+10%)
- 営業利益:136億元(−33%)
- 純利益:265億元(−63%)
- 1株当たり利益:1.31ドル(−62%)
21年3Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:2210億元(前年比+37%)
- Core commerce:1955億元(+38%)
- Cloud computing:161億元(+50%)
- Digital media and entertainment:80億元(0%)
- Innovation initiatives and other:13億元(+9%)
- 営業利益:490億元(+24%)
- 純利益:779億元(+56%)
- 1株当たり利益:2.75元(+21%)
21年3Qの売上高は前年比33%増で2210億元、営業利益は24%増で490億元でした。アントグループの切り離しで損失を計上した2Qと違い、3Qの営業利益率は22%と回復しています。
アリババの3Q決算は、好調だったと言えますね。
アリババの成長エンジンは、引き続き次の3事業です。コアコマースが38%増、クラウドが50%増、物流サービスが51%増と好調です。クラウド事業は、11年目にして調整後EBITDAで黒字化に成功しています。
ただし、アリババの株価は20年10月よりもまだ20%前後安いですね。中国共産党との対立で、独占禁止法の調査を受けているからです。当局との対立は短期的にはネガティブ材料だが、中長期的には安値で購入するとチャンスですね。
アリババにとって脅威なのは、当局よりも急成長してるライバル企業です。
21年4Q決算(2021年3月31日)
21年4Q決算は、5月3日に公開予定です。
では、アリババの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
アリババ(BABA)の10年間の損益計算書は?

アリババは2014年に、ニューヨーク市場に93ドルで上場しました。18年に180ドルまで上昇するも、その後は米国と中国の対立で伸び悩み株価は低迷しています。しかしながら、コロナ後に株価は再評価され、20年10月は310ドル前後で推移しています。
では、アリババの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間のアリババ の決算書を見ると、高い売上高成長率に加えて利益も安定している事が分かります。過去10年間で売上高は84倍に成長し、営業利益率は18%と高水準です。20年は若干成長に陰りが見えるも、中国の経済成長を考えると今後も高い成長率を維持する可能性が高いです。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)もEPS(1株あたり純利益)も順調に推移している事が分かります。特に高いのが1株当たりの利益率で19年に55ドルを超えます。ROE(自己資本利益率)も26%と高く、アマゾンの20%よりも高い利益率ですね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間の営業CFも、フリーCF(営業CF−投資CF)も一貫して上昇している事が分かります。アリババ は日本の楽天と同様に、基本的には自社で流通網を持ちません。そのため、アマゾンやライバルのJDと違い、投資CFが少ない事がビジネス上の優位性を持ちます。
中国がEC市場が拡大し続ける限りは、間違いなくアリババの営業CFも拡大しますね。では、私たち投資家は、アリババ 株をどのように判断すれば良いのでしょうか?
アリババに投資する上で注目ポイントは?

アリババに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。
注目1:20年9月でアリババ の時価総額は世界6位?
世界の時価総額ランキングで、中国のアリババ は6位にランクインしています。
米国のハイテク企業は、コロナ後の株高で時価総額が大きく上昇しています。19年度末に1兆ドル前後だったアップルの時価総額は、20年9月には2兆ドルに達する水準です。世界最大のIPOで上場したサウジアラムコ 、アマゾンやマイクロソフトも1兆ドルを超えています。
中国ハイテク企業のアリババとテンセントも追従していますね。
トップ20社で最も伸び率が高いのは、個人的にはアリババ とテンセントの社だと思っています。3〜5年後には、アップルの時価総額を超えて世界1位になると予想しています。ポテンシャル的には、米国のアマゾンよりも遥かに伸び代が高いからです。
では、中国のEC市場はどれくらいきぼが大きいのでしょうか?
注目2:中国のEC市場は米国の4倍、成長率は2倍?
中国は米国を抜いて、世界最大のEC市場です。
中国のEC市場規模は1兆9348億ドル、2位の米国は5869億ドルと大きく離している事が分かりますね。前年比でも中国は27%増、アメリカは14%増と成長率でも負けています。
経済大国である日本のEC市場は1154億ドルとかなり小さいです。中国のEC市場と比較して、16分の1の大きさしかありません。また、前年比でも6%増など、今後もEC化が進まない事が分かっています。
2023年の中国のEC市場は、2倍の4兆1000億ドルにも拡大すると予測されています。
中国は農村部を中心にオンラインショッピンが活発化すると見られています。また、経済成長が7%前後で進み、1人あたりのGDPは米国の6分の1しかありません。そのため、EC市場の伸び代はまだまだ大きいのが実情ですね。

では、中国のEC化率はどれくらい進んでいるのでしょうか?
注目3:中国のEC化率は36%、米国は13%だけ?
2017年の小売売買でネットを利用した割合の推移です。
中国は2010年以降に、EC率が爆発的に増加している事が分かります。中国はネット決済が進み、アリババ などのECサイトで買い物する人が増えたからです。2017年には20%を超え、最もEC化率が高い国となっていますね。次いで、韓国や英国、米国と続きます。
19年時点の中国のEC化率は36.6%まで拡大しています。米国でもアマゾンを中心にEC化が進んできるが、それでも21年予想で13.6%に留まります。
以上からも分かる通り、中国は他国の追随を許さないほどEC化が進んでいる言えます。
では、中国のEC市場において、アリババ はどれほどのシェアを獲得しているのでしょうか?
注目4:中国のEC市場は2社が83.8%を独占してる?

参考:【2019年版】中国のECサイト市場の取引額ベスト5のサイトとは?
中国のECマーケットは、アリババ(Tmall)とJDの2強で独占しています。
アリババ のTmallのシェアは52.5%、JDは31.3%です。両企業を合わせると、2社だけで83.8%を占めていますね。つまりは、中国のEC化が爆発的に増えて、その恩恵を最も受けているのがアリババとJDだと言えます。
アメリカのEC市場はアマゾンが独占的だと言われているが、それでも35.9%だけです。2番手のeBayは6.8%しかありません。いかに、アリババ とJDのシェアが特出しているかが分かりますね。
ちなみに、アリババ は買い手と売り手をつなぐ仲介業者に対して、JDは自社製品も販売して自社独自の流通網を持ちます。アリババは楽天に近く、JDはアマゾン寄りです。しかしながら、JDはアマゾンと違い利益率が高いクラウド事業がなく、営業利益率は2%未満です。
売上高ではアリババ に迫る勢いだが、ビジネス的には成功しているとは言えません。今後の利益率は、自社自社独自の流通網の活かし方次第だと言えます。同じようにECコマースで急拡大しているが、ビジネスモデルは大きく異なる点に注意が必要です。。
では、アリババ の事業別の売上高はどうなっているのでしょうか?
注目5:Eコマースの売上高が86%、営業利益率は33%?

事業別(億元) | 20Q1 | 20Q4 | 21Q1 | 前年比 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 営業利益 | ||||
Eコマース | 995 | 938 | 1333 | 451 | +33% |
クラウド | 77 | 122 | 123 | -17.7 | +58% |
メディア | 64 | 59 | 69 | -20.1 | +8% |
その他 | 11 | 22 | 10 | -35 | -7% |
合計 | 1149 | 1143 | 1537 | 347 | +34% |
アリババ の事業別売上高割合と、前年比の推移です。
アリババの売上高の86%はEコマースが占めています。クラウドの割合は8%、メディア事業は4%にしか過ぎないですね。また、アリババが黒字化している事業もEコマースだけです。Eコマースの営業利益率は33%と特出して高く、他の事業の投資に使われている事が分かりますね。
Eコマースの利益率が高いのは、規模の経済を最大限に活かして、経費が掛からない仲介手数料で稼いでいるからです。アリババのEコマースは中国最大だが、それでも33%と高い成長率を維持しています。クラウドは近い将来に黒字化される見込みで、この2つの事業がアリババ の成長ドライバになります。
では、アリババ のクラウド事業は、アマゾンやマイクロソフトと比較してどうなのでしょうか?
注目6:アリババクラウドは世界3位でシェアは9.1%?
中国のクラウドに対する支出割合は、米国と比較して小さいです。
クラウドサービスに占める支出の割合が米国14%に対し、中国はまだ8%だけですね。楽観的に見るのであれば、中国市場の方が遥かに伸び代が高いと言えます。
アリババ のIaaS型クラウドの世界シェアは、グーグルを抜いて世界3位です。1位のアマゾンが45%、2位のマイクロソフトが17.9%、アリババ が9.1%に留まります。4番手のグーグル は5.3%だけです。クラウド市場では、米国企業が他を圧倒している事が分かりますね。
しかしながら、クラウドの伸び代が最も高いのは中国市場ですね。アリババ の19年の成長率は62%と高く、上位2社を追随する余地は十分に高いと言えます。中国はAI化が米国以上に進み、大量のビックデータの活用が進んでいます。
また、アリババ はスマートスピーカー市場でも、米国に対応しています。
注目7:スマートスピーカーの中国シェアは29%に拡大?
5GやIoT時代において、スマートスピーカーは重要な地位を占めますね。
19年4Qのスマートスピーカー の出荷台数は、5570万台で前期比45%増で拡大しています。スマートスピーカー 市場もクラウドやAIと同様に米国一強だったが、中国企業が急激に追い上げています。検索企業のバイドゥ、Eコマースのアリババ、家電のシャオミが伸びています。
18年から19年の1年間で、中国の世界シェアは17%から29%に拡大しています。21年には、中国の出荷台数が米国市場を上回る可能性が高いです。
では、以上を踏まえた上でアリババの売上高はどのように推移してきたのでしょうか?
注目8:コロナ後の20年4Qは前年比37%まで拡大?

アリババの過去四半期の売上高と成長率の推移です。
アリババ の成長率は、以前と比較すると鈍化傾向にあります。16〜18年度は60%台で成長していたが、19年の中国経済の鈍化で30%台まで低下しています。さらには、コロナの影響を受けて20年4Q(20年3月期)には22%まで落ちます。
しかしながら、コロナ後の景気回復で再び成長軌道に乗っています。
21年1Qは前年比+33%、2Qは+30%、3Qは+37%と好調でしたね。2021年以降も、アリババの業績は右肩上がりで拡大する可能性が高いです。なぜならば、コロナ後の反動で中国経済は他国に先駆けて好調だからです。
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
まとめ:アリババ (BABA)の四半期決算は?

- 1999年に創業した、ECサイトを運営する中国企業
- 中国の時価総額で1位、19年に世界6位まで上昇する
- 14年にニューヨーク市場に上場、20年に香港市場に再上場する
- 事業者向けに「タオバオ」、toC向けに「Tモール」を運営する
- EC事業は売上高の86%、クラウドは8%を占める
- EC事業の利益率が33%で、他の事業に投資している
- クラウド事業は成長率58%、世界3番手までシェアを拡大
アリババは中国最大のEコマース企業です。主力のEコマースが売上の8割以上を占めるが、クラウド、人工知能、ブロックチェーン、物流、金融など、あらゆる事業に投資しています。コロナ終息後に減速するアマゾンと違い、アリババはまだまだ成長余力が高いです。
個人的には、アリババ株は長期で投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、主力のEコマースも含めて、成長エンジンとなる3つの事業があるからです。21年3Q決算ではコアコマースが38%増、クラウドが50%増、物流サービスが51%増と高い成長率を維持しています。
特に成長が期待できるのは、11年目にして黒字化に成功したクラウド事業です。中国のクラウド事業は米国の8分の1しかなく、まだまだ市場は拡大します。中国市場は加速度的にクラウド化が進むため、他のハイテク分野も成長できますね。
ハイテク企業の競争が激しい中国で、最大のライバルはテンセントです。テンセントは企業を買収することで、Eコマースなどアリババの事業にも参入しています。また、テンセントのクラウドも中国で急拡大しています。
参考:テンセントの四半期決算|3Qはゲーム事業が前年比37%増
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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