世界中のコンテナ運賃が高騰し、ダナオスは20年8月から10倍に高騰しています。コンテナ運賃が高止まりすれば、今後もダナオス株は上昇し続けるのでしょうか?それとも、コロナが終息すると同時に、株価は暴落するのでしょうか?
- 「コンテナ運賃が高騰し、ダナオス株が10倍に高騰した…」
- 「上海から北米向けが高騰し、欧州やアジアにも波及している…」
- 「株価が10倍に高騰したけれど、PERはまだ6倍と割安だ…」
50以上のコンテナ船を保有し、世界中の海運会社に貸し出します。コロナによる経済封鎖の影響でコンテナ不足に陥り、世界中の運賃は3〜4倍に高騰しました。その結果、ダナオス株も20年7月から10倍近く上昇していますね。
個人的には、ダナオスは長期で保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、コンテナ運賃はコロナ後も高い水準が続くと思うからです。21年1Qに発表された決算で、直近3ヶ月で大幅に契約更新しています。保有船60船のうち小型船を中心に、27船の傭船料を2〜3倍に値上げしました。
その結果、海運の強気相場は22年まで続く事が確定しています。
もちろん、コンテナ不足は恒久的に続くわけではありません。大手海運会社は大型船の新規注文をすでに発注しています。しかしながら、コンテナ船が実際に運行を始めるまでに、2年間のタイムラグがありますね。
ダナオスCEOは、海運市況に対して強気に見ています。
21年の収益は、少なくとも1億ドルも上積みされると言います。楽天アナリストのよると、21年通期の収益は前年比+20%、EPSは+55%の予想です。世界経済が回復し貿易量が増加すれば、コンテナ指数はさらに上向く可能性もあります。
ダナオスはPERが6倍と低く、安心して保有できる銘柄です。
- ダナオスの4半期決算(2020年9-12月)は?
- ダナオスの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 世界的なコンテナ運賃高騰は、いつまで続くのか?
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
ダナオス(DAC)の四半期決算は?

ダナオスの四半期決算を紹介します。
20年1Q決算(2020年3月31日)
- 営業利益:1.061億ドル(前年比−6%)
- 純利益:0.332億ドル(−14%)
- 1株当たり利益:1.34ドル(−48%)
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 営業利益:1.168億ドル(前年比+4%)
- 純利益:0.424億ドル(+24%)
- 1株当たり利益:1.71ドル(−24%)
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 営業利益:1.189億ドル(前年比+6%)
- 純利益:0.427億ドル(+26%)
- 1株当たり利益:1.91ドル(−22%)
20年4Q決算(2021年12月31日)
- 営業利益:1.196億ドル(前年比+8%)
- 純利益:0.478億ドル(+26%)
- 1株当たり利益:2.29ドル(+13%)
4Qの営業利益(売上)は前年比8%増で1.196億ドル、純利益は26%増で0.478億ドルでした。2Qと3Qに続き、業績は好調です。また、アナリスト予想の営業利益1.15億ドル、予想EPS2.27もクリアしてますね。
また、フリーCFは0.218億ドルで前年比+132%です。
直近3ヶ月で、ダナオスはコンテナ船を大幅に契約更新しています。保有船60船のうち27船の傭船料を2〜3倍に値上げしています。これを受けて、ダナオスCEOは強気にコメントしていますね。
現在、誰もが現在の市場の強さが持続可能かどうか、そしてどのくらいの期間かということに焦点を合わせています。新規注文が水に当たるまでに2年のリードタイムがあるため、今後数年間は供給の伸びは緩やかになるはずです。
過去3か月間に12〜24か月間、期限が切れるチャーターの2〜3倍のレートで27回の再チャーターを完了しました。そうすることで、2021年の営業日の91%と2022年の営業日のかなりの部分を実質的にカバーしました。現在、2021年の収益は2020年の収益を少なくとも1億ドル超えると予想しています。
楽天のコンセンサスによると、21年通期は次の通りです。
- 営業利益:5.57億ドル(前年比+20%)
- EPS:11.18ドル(前年比+55%)
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Qは、21年5月に公開予定。
では、ダナオスの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか?
ダナオスの10年間の損益計算書は?

ダナオス は2006年に284ドルで上場しました。2007年7月に最高値539ドルまで上昇するも、その後は株価は大きく下落しています。20年8月現在は4ドル前後で推移していますね。
では、ダナオスの損益計算書やキャッシュフローを紹介します。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の決算書を見ると、売上高は徐々に減少傾向にありますね。しかしながら、営業利益率は高く、常に40%以上を維持しています。コンテナ船を貸し出すことで利益を得ているため、利益率が高いビジネスである事が分かります。
16年に純利益が大きく落ち込むも、それ以外は順調に推移していますね。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)は、16年までは順調に推移しています。しかしながら、16年以降は大きく減少傾向にあります。また、EPS(1株あたり純利益)も順調とは言えません。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

2013年以降、営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)は順調に推移していますね。コンテナ船を貸し出すビジネスは、営業CFを必要としない優良ビジネスですね。
では、私たち投資家は、ダナオス 株をどのように判断したら良いのでしょうか?
ダナオスに投資する上で注目ポイントは?

ダナオスに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。ダナオスの主要顧客は中国海運、CMA-CGM(仏)、ヒュンダイ(韓国)、NileDutch(アフリカ)、マースク(デンマーク)、MSC(スイス)、陽明(日本)です。
注目1:20年4Qは前年比で8.5%まで回復?

ダナオスの四半期毎の売上高と成長率の推移です。
売上高推移を見ると、20年1Qにコロナの影響で前年比5.9%まで落ち込みました。しかしながら、2Qには前年比4.0%と持ち直しています。物流が混乱したことでコンテナ船運賃の高騰が続いています。
20年3Qは前年比6.3%、4Qは8.5%も上昇していますね。20年4Qにコンテナ船を再契約したため、21年度はさらに業績が上向きます。
今後の動向を知るには、コンテナ運賃を注視する必要があります。
注目2:世界の海上輸送量と船腹量は増え続けている?
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参考:海運業の発達と現状
世界的なトレンドとして、海上輸送量と船腹量は増え続けています。2010年以前は中国などの新興国で急拡大し、13年以降は緩やかに上昇しています。
船舶には大きく分けて、次の3つの種類があります。
- バルク船:47,039万トン(33.6%)
- オイルタンカー:28,689万トン(20.5%)
- コンテナ船:24,690万トン(17.7%)
ダナオスが船会社に貸し出しているのはコンテナ船だけです。
2020年11月以降、中国発のコンテナ船が急騰しています。
注目3:コンテナ船運賃が高騰している理由とは?
- コロナで労働力不足で、北米港に大量のコンテナが滞留している
- トラックや鉄道などの陸運者不足で、コンテナが海上に戻ってこない
- 乗客を乗せる国際線が激減し、付加価値が高い製品が空で送れない
- 巣ごもり特需で、中国から北米向けの家電や日用品が増えている
- 北米や欧州のクリスマス商船で、11〜12月に需要が逼迫している
- 北米や欧州向けの長距離輸送が優先され、アジアで足りていない
2020年11月以降、中国発のコンテナ運賃が急騰しています。
コンテナ運賃が急騰している原因は、コロナによる世界的な経済封鎖によるものです。しかしながら、高騰している要因はひとつではないため、どのくらいの期間で上昇し続けるかは読めません。
しかし、21年1月末時点では、上海初のコンテナ船は少しだけ下落し始めています。この傾向が続けば、世界上のコンテナ船も下落に転じるかもしれません。
では、コンテナ船の動向を見るには、どの指標に注視すれば良いのでしょうか?
注目4:世界コンテナ運賃指数は欧州向けが上昇?
Freightos社が公表している指数FBXです。
FBXは、全世界の主要14航路の40フィートコンテナ1本の運賃を、12社からヒアリングして平均値を算出しています。19年に1200ドルだったFBXが、21年1月には4000ドルまで上昇していることが分かります。
他には、上海発のコンテナ指数もあります。
注目5:上海発コンテナ指数は21年1月に横ばい?
SCFIは、上海発のコンテナ運賃の指数です。
コンテナ船が1番最初に高騰したのは、中国の上海向けの運賃です。20年4月以降に北米や欧州が経済停止した一方で、中国だけが生産を大幅に増やしていたからです。SCFIの指数を見ると、20年初めから高騰し始め、21年1月には少しずつ減少し始めています。
中国政府は、早い段階でコンテナ運賃の安定に動いています。世界中に製品を輸出している中国は、コンテナ運賃の暴騰が国内経済に悪影響を与えるからです。
注目6:コンテナ運賃の高騰はいつまで続く?
コンテナ運賃の高騰がいつまで続くかは、専門家でも意見が分かれます。
国際物流の専門家でコンテナ不足がニューノーマルになると言う人、コロナが終息するタイミングで終わるなど様々な意見があります。また、中国で流れている報道では、すでにコンテナ不足は解消したという声もあります(参考:Chinese New Year)。
意見が一致しない理由は、過去に例がないパンデミックによる事象だからです。
個人的には、コンテナ船の高騰は今後も続くと予想しています。なぜならば、コンテナ船運賃だけではなく、世界的なドル安と商品高のトレンドにあるからです。その原因は、世界中の中央銀行による大規模な財政政策ですね。
コンテナ不足や陸運輸送は、コロナが終息すれば解消されます。しかしながら、商品高のトレンドが続くならば、長期的にはコンテナ船も高止まりする可能性もありますね。
ダナオスのPERは5倍未満と割安なので、焦って手放す必要はありません。指数が大きく下落しない限りは強気のトレンドは変わりません。
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
まとめ:ダナオス(DAC)の四半期決算は?

- 1972年に設立した、コンテナ船を貸し出すギリシャの会社
- 50以上のコンテナ船を保有し、中国海運などに固定金利で貸し出す
- 営業利益率が40%と、利益率が高い安定したビジネスである
- 設備投資を必要とせず、投資CFがほとんど発生しない
- 株価は20年7月から10倍に高騰するも、PERは4.5倍と低い
- コンテナ運賃高騰が続き、20年3Qは前年比6.3%まで回復
個人的には、ダナオスは長期で保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、コンテナ運賃はコロナ後も高い水準が続くと思うからです。21年1Qに発表された決算で、直近3ヶ月で大幅に契約更新しています。保有船60船のうち小型船を中心に、27船の傭船料を2〜3倍に値上げしました。
その結果、海運の強気相場は22年まで続く事が確定しています。
もちろん、コンテナ不足は恒久的に続くわけではありません。大手海運会社は大型船の新規注文をすでに発注しています。しかしながら、コンテナ船が実際に運行を始めるまでに、2年間のタイムラグがありますね。
ダナオスCEOは、海運市況に対して強気に見ています。
21年の収益は、少なくとも1億ドルも上積みされると言います。楽天アナリストのよると、21年通期の収益は前年比+20%、EPSは+55%の予想です。世界経済が回復し貿易量が増加すれば、コンテナ指数はさらに上向く可能性もあります。
ダナオスはPERが6倍と低く、安心して保有できる銘柄です。
コンテナ船に引き続き、バルク船もコロナ禍で高騰しています。バルク船の運賃はコンテナと関係がなく、バルチック海運指数が参考指標になりますね。関連銘柄は、スターバルクキャリア(SBLK)です。
参考:スターバルクキャリアーズ四半期決算|3Qは前年比24%増で反発
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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