ロイヤリティファーマは、米国で最も注目されているIPO銘柄です。2020年6月にナスダックに上場する時点で営業利益率は100%を超え、2%の配当利回りも見込んでいます。バイオ医薬品の投資会社で安定した特許収入を得られる銘柄を、私たち投資家は保有すべきでしょうか?
- 「安定してロイヤリティ収入があるなら、いま投資した方が良い…」
- 「赤字のハイテク株と違い、上場時点で営業利益率が100%超えてる…」
- 「製薬業界は景気動向の影響を受けず、コロナでも安心して保有できる…」
ロイヤリティファーマ株は、長期で保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、景気動向の影響を受けず、安定して収入を得られる特許ビジネスだからです。研究開発が膨大に掛かる製薬業界で、研究開発費や設備投資を必要としません。競争が激しい製薬業界に置いて利益率が圧倒的に高く、19年度の決算では100%を超えています。
赤字決算でIPO上場を続けるハイテク銘柄とは、一線を画している事が分かります。
ロイヤリティファーマの長期見通しによると、年間成長率は6〜9%を見込んでいます。処方薬市場は年間7%で成長しているため、十分と言える成長率ですね。特許期間が15年もあり42薬品ものロイヤリティ収入を得るため、極めて安全で確実性が高い銘柄だとも言えますね。
無理に不満をあげるとしたら、劇的な成長率が見込めないため面白みに欠けることです。
- ロイヤリティファーマの4半期決算(2020年4-6月)は?
- ロイヤリティファーマの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 年間成長率が6〜9%、営業利益率が100%超えの優良銘柄?
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
記事の内容を簡単に知りたい
ロイヤリティファーマ(RPRX)の四半期決算は?

ロイヤリティファーマの四半期決算を紹介します。
第2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:5.11億ドル(前年比+11%)
- Income from financial royalty assets:4.74億ドル(+13%)
- Revenue from intangible royalty assets:0.33億ドル(−6%)
- Other royalty income:0.03億ドル(−40%)
- 営業利益:4.09億ドル(+24%)
- 純利益:4.42億ドル(2.9倍)
ロイヤリティファーマは、1996年に設立し2020年に上場しました。バイオ医薬品の特許を売買し、ロイヤリティ収入を得ている会社です。
2Qの売上高は前年比11%増で5.11億ドル、営業利益は前年比24%増で4.09億ドルです。利益率が高い特許ビジネスで、営業利益率は80%を超えています。セグメント別の売上高を見ると、ロイヤリティ収入だけで売上が構成されています。
第3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:5.38億ドル(前年比+15%)
- Income from financial royalty assets:4.99億ドル(+16%)
- Revenue from intangible royalty assets:0.35億ドル(+9%)
- Other royalty income:0.05億ドル(2.5倍)
- 営業利益:5.11億ドル(−4%)
- 純利益:4.42億ドル(−29%)
20年3Qの売上高は15%増で5.38億ドル、営業利益は4%減で5.11億ドルでした。営業利益や純利益は下げたが、問題ない業績内容ですね。
第4Q決算(2021年2月)
20年4Q決算は、21年2月17日に公開です。
では、ロイヤリティファーマ社の売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?
ロイヤリティファーマの10年間の損益計算書は?

ロイヤリティファーマは、2020年6月に上場した会社です。上場時の株価は44ドル、最高値で52ドルをつけるも、8月は40ドル前後で推移しています。
ロイヤリティファーマの損益計算書やキャッシュフローを紹介します。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の売上高を見ると、成長率は大きくないが順調に拡大している事が分かりますね。驚く事に売上高以上に営業利益の方が大きく、営業利益率は19年で146%です。ロイヤリティ収入の会社は、売上高よりも現金領収書など、お金の流れを見る方が実態を表しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

直近のBPS(1株あたり純資産)は、20年しかデータがないため判断できません。EPS(1株あたり純利益)は、良好に推移しているとは言えないですね。EPSが減少傾向にある理由は、19年に利益率が高い大型製薬の3つの特許が切れたからだと予想できます。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

設備投資など投資CFが高い製薬業界において、ロイヤリティファーマはかなり特殊なビジネスだと言えますね。ロイヤリティファーマは、製薬の開発を行わないため投資CFはゼロです。そのため、営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)は常に等しくなります。
利益率が高く競争力が高いビジネスモデルだと言えますね。では、ロイヤリティファーマに投資する上で、私たち投資家はどう判断すれば良いのでしょうか?
ロイヤリティファーマに投資する上で注目ポイントは?

ロイヤリティファーマに投資する上で、注目すべきポイントを紹介します。
注目1:2020年に最も期待されているIPO銘柄?
- バイオ医薬品のロイヤリティを購入し、新薬の特許に投資する会社
- 大学や研究病院など、新薬を開発しない研究機関から特許権を買い取る
- 購入した特許を研究開発機関に販売、売上高の一部をロイヤリティとして得る
- 20年8月時点で、45薬品のロイヤリティを保有している
- 45薬品のうち22薬品が、「ブロックバスター」と呼ばれるヒット商品
- 新薬の特許の売買するだけで、研究開発費や設備投資は発生しない
- 従業員は35名、博士号を持つ専門家でアナリスト経験がある人材
ロイヤリティファーマは、新薬の特許を売買する投資会社です。
大学やリサーチ病院など、新薬開発を目的にしていない研究団体から特許を買い取ります。大学やリサーチ病院は新薬開発が本業ではないが、研究過程で新薬に役立つ実験結果を得られる事があるからです。買い取った特許は製薬会社に販売し、売上高の一部をロイヤリティ収入として受け取ります。
新薬特許ビジネスは、実際に研究開発する訳ではありません。そのため、研究開発費用や設備投資が膨大な製薬業界に置いて、営業CFが掛からない特殊なビジネスでもあります。
20年8月時点で、45薬品のロイヤリティを保有しています。45薬品の中で「ブロックバスター」と呼ばれるヒット商品は22です。大手製薬会社でも5〜7程度しかなく、ロイヤリティファーマの目利きは確かだと言えますね。
ロイヤリティファーマのビジネスモデルの詳細は、ダイヤモンド広瀬隆雄さんの記事を参考にしています(参考:米国株で今年一番の注目IPO「ロイヤリティ・ファーマ」を解説)。
では、ロイヤリティファーマの売上高はどのように推移しているのでしょうか?
注目2:現金領収書は右肩上がりで前年比24%増?
公式サイトの決算資料から、19年と20年の調整後の現金領収書の推移です。ロイヤリティ収入が本業なので、売上高推移よりも権利収入の流れを見る方が実態を適切に表しています。
四半期毎に若干の変動はあるけれども、かね右肩上がりで成長している事が分かりますね。20年2Qの現金領収書の伸び率は、前年比で24%の増加です。本業であるロイヤリティ収入は、しっかりと成長軌道にある事が分かりますね。
ただし、必ずしも売上高が毎年順調に成長する訳ではありません。
特許の期限が15年単位で来る点に注意する必要があります。2019年は大型の3薬品の特許が切れたことで、売上高は前年比で減少しています。特許が切れるタイミングが重なれば、今後も成長率が鈍化する期が必ず来ます。
では、どれくらいのペースでロイヤリティファーマは成長できるのでしょうか?
注目3:長期の年間成長率は6-9%を見積もっている?
ロイヤリティファーマの長期展望では、年間6-9%の成長率を期待しています。
特許ビジネスモデルは、安定して収入を得られる上に将来の見通しが立てやすいです。ロイヤリティ収入は、期限が切れるまで継続して収入を得られるからですね。既存のロイヤリティ収入を得る上に、さらに新しい特許を加えることで売上高増に貢献できます。
製薬業界は経済危機の影響も受けず、不況でも安定して収入を得られますね。業績見通しが立てられるため、2020年6月に上場したにも関わらず、2%の年間配当金も設定しています。
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
投資家はロイヤリティファーマ株を購入するべきか?

- 景気の影響を受けず、安定してロイヤリティ収入を得られる
- 過去3年間の営業利益率が、60〜140%で推移してる
- 研究開発や設備投資がなく、投資CFが存在しない
- 特許獲得した45薬品のうち、22薬品がヒット商品になった
- 従業員は少数精鋭で、博士号を持つ専門家でアナリスト経験者
- 2020年に上場で、すでに2%の配当金を出している
個人的には、ロイヤリティファーマ株は長期で保有したい銘柄です。
なぜならば、景気動向の影響を受けず、安定して収入を得られる特許ビジネスだからです。研究開発が膨大に掛かる製薬業界で、研究開発費や設備投資が必要ない特殊なビジネスモデルです。そのため、投資CFはゼロで、直近の営業利益率は100%を超えています。
2020年に上場したにも関わらず、すでに2%の配当金を出しています。
ロイヤリティファーマの長期見通しによると、年間成長率は6〜9%を見込んでいます。処方薬市場は年間7%で成長しているため、十分と言える成長率ですね。
ただし、2020年や21年はハイテク関連銘柄が大きく上昇するボーナス期間です。ロイヤリティファーマに投資するよりも、ハイテク関連に資金を振り分けた方が良さそうです。ロイヤリティファーマを保有するのは、経済成長が鈍化し始めたタイミングの方が良いかもしれないですね。
まとめ:ロイヤリティファーマの四半期決算は?

- 96年に創業し20年に上場、医薬品の特許を売買する投資会社
- 特許ビジネスで利益率が高く、19年の営業利益率は146%だった
- 20年8月時点で、45薬品のロイヤリティを保有している
- 45薬品のうち22薬品が、「ブロックバスター」と呼ばれるヒット商品
- 新薬の特許の売買するだけで、研究開発費や設備投資は発生しない
- 従業員は35名、博士号を持つ専門家でアナリスト経験がある人材
- 2020年に上場で、すでに2%の配当金を出している
ロイヤリティファーマ株は、長期で保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、景気動向の影響を受けず、安定して収入を得られる特許ビジネスだからです。研究開発が膨大に掛かる製薬業界で、研究開発費や設備投資を必要としません。競争が激しい製薬業界に置いて利益率が圧倒的に高く、19年度の決算では100%を超えています。
赤字決算でIPO上場を続けるハイテク銘柄とは、一線を画している事が分かります。
ロイヤリティファーマの長期見通しによると、年間成長率は6〜9%を見込んでいます。処方薬市場は年間7%で成長しているため、十分と言える成長率ですね。特許期間が15年もあり42薬品ものロイヤリティ収入を得るため、極めて安全で確実性が高い銘柄だとも言えますね。
無理に不満をあげるとしたら、劇的な成長率が見込めないため面白みに欠けることです。
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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