半導体市場はクラウド、5G、AI、自動運転で21年に最も好調な業界だと言われています。環境に優しいパワー半導体を開発するPOWIは、3年で株価が3倍に高騰するなど注目を集めています。半導体市場が拡大するならば、PWOI株に投資すべきでしょうか?
- 「クリーンエネルギー関連だが、PERは26倍と高くない…」
- 「パワー半導体は環境に優しく、3年で株価は3倍に高騰した…」
- 「アップルのバッテリーにも、パワー半導体が採用され需要が高い…」
パワーインテグレーションは、窒化ガリウムなどパワー半導体を製造する会社です。パワー半導体は電力効率が高く、EVなどのクリーンエネルギーで期待されています。富士経済の市場見通しによると、2030年には12.2倍に拡大すると言われてます。
個人的には、パワーインテグレーションは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、赤字企業が多いクリーンエネルギーの中で、黒字化に成功してるからです。コロナ禍で一時的に低迷するも、20年4Qは前年比+31%成長でした。売上が伸びている中で、営業利益率も18%と高い点も評価できます。
21年以降は、さらに売上を押し上げる可能性が高いです。
なぜならば、米中貿易摩擦の緩和やコロナからの経済回復するからです。環境対策を進めるバイデン大統領が選ばれたこともプラス要因ですね。ただし、PERは26倍と少し割高水準にあるため、タイミングを見て投資する必要があります。
- PWIOの4半期決算(2020年9-12月)は?
- PWIOの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 米中貿易摩擦の緩和やコロナ終息で、業績は急回復してる?
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
記事の内容を簡単に知りたい
パワーインテグレーションズ(POWI)の四半期決算は?

パワーインテグレーションの四半期決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:1.068億ドル(前年比+3.8%)
- 営業利益:0.129億ドル(+32%)
- 純利益:0.131億ドル(+21%)
- 一株利益:0.44ドル(+18%)
パワーインテグレーションは1988年に創業し、窒化ガリウムなどのパワー半導体を製造する会社です。
20年2Qの売上高は前年比3.8%増で1.068億ドル、営業利益は前年比32%増で0.129億ドルでした。売上高の伸び率は低いが、営業利益率は12%と悪くはありません。1Qの前年比21%よりも悪化したのは、コロナの影響が考えられますね。
パワー半導体の需要は増えているため、3Q以降は再び高い成長率に回帰する可能性が高いです。
20年3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:1.211億ドル(前年比+6%)
- 営業利益:0.147億ドル(−16%)
- 純利益:0.148億ドル(−13%)
- 一株利益:0.25ドル(−18%)
20年4Q決算(2020年12月31日)
- 売上高:1.506億ドル(前年比+31%)
- 営業利益:0.277億ドル(−85%)
- 純利益:0.272億ドル(−83%)
- 一株利益:0.45ドル(−83%)
4Qの売上高は31%増で1.5億ドル、営業利益は85%減で0.272億ドルでした。利益が大幅に減少した理由は、19年4Qは訴訟和解で特別利益1.4億ドルを得ていたからです。この分を考慮すると、営業利益は前年比で89%も増加しています。
消費電力が少ないパワー半導体は、環境の後押しもあり需要が拡大しています。
20年2Qや3Qはコロナの影響で減速するも、4Qでは再び成長が加速していますね。21年以降も継続して成長する可能性が高いです。
21年1Q決算(2021年3月…)
21年1Q決算は、21年5月に公開予定です。
では、パワーインテグレーションの売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?
パワーインテグレーションズの10年間の損益計算書は?

2008年に15ドルだったパワーインテグレーションの株価は、2020年には3.7倍の56ドルまで急成長していますね。パワーインテグレーションに100万円を投資すれば、370万円まで増えていた事になりますね。では、過去10年間にどのように成長してきたのでしょうか?
パワーインテグレーションの損益計算書やキャッシュフローを紹介します。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は

過去10年間の決算書を見ると、少しずつ売上高を成長させている事が分かりますね。営業利益率は12〜14%前後で横ばいで、若干落ち込んでいますね。19年に純利益が大幅に増加した理由は、ライバル企業のオン・セミコンダクターから賠償金1.6億ドルを得たからです。一時的なものなので、業績には影響を与えません。
低迷している訳でも業績が軌道に乗っている訳でもなく、中途半端な立ち位置だと言えます。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

BPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)も、悪くはないけど特別に良い訳でもありません。19年とTTMで増えているのは、賠償金による臨時収入の影響が大きいからですね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)は、常にプラスを維持しています。パワーインテグレーションは製造工場を自社に持たず、外部に業務委託しています。そのため、設備投資などの投資CFは低く抑えられています。賠償金効果がない20年以降も、フリーCFを増やせるかに着目する必要がありますね。
では、パワーインテグレーションに投資する上で、私たち投資家はどのような点に注目すれば良いのでしょうか。
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パワーインテグレーションズに投資する上で注目ポイントは?

パワーインテグレーションに投資する上での注目ポイントを紹介します。
注目1:環境対策で期待される窒化ガリウム半導体とは?
窒化ガリウム(GaN)製の半導体は、クリーンエネルギーで注目されています。
窒素ガリウムや炭化ケイ素(SiC)などのパワー半導体が注目される理由は電力効率が高いからです。従来のシリコン半導体と比較して、電力の損失を抑えられ発熱量が少なく、電力変換器の小型化が期待できます。
次々世代の酸化ガリウム系は、窒素ガリウムよりもさらに3倍の省エネが期待できます。
富士経済の市場見通しによると、2017年比で次世代パワー半導体は12.2倍拡大します。しかしながら、パワー半導体はコストが高い事が難点で普及してません。シリコンウェハの6インチは1枚3千円に対して、SiCウェハは12万円と高額です。
さらには、GaNウェハはSiCの価格は10倍以上です。
注目2:消費者、工業、通信向けに幅広く開発してる?
パワーインテグレーションズの半導体は、工業製品や通信機器など幅広く使われています。工業製品や通信機器以外では、iPhone用のチャージャー、電気自動車(EV)、スマホ、ノートPCにも使われています。
また、パワーインテグレーションズは、EV向けに「ノンスイッチ3-AQ」の半導体を開発しました。
クリーンエネルギーであるEV車は、急速に自動車のシェアを拡大していますね。EVを開発するテスラ社は、時価総額でトヨタを抜いて世界一位になるほど好調です。もしも、テスラ社がパワー半導体を採用すれば、同社の売上を大きく押し上げる可能性も秘めています。
では、パワーインテグレーションの売上高推移を見てみましょう。
注目3:20年4Qは売上前年比+31%で急回復?

パワーインテグレーションズの売上高推移と成長率です。
中国売上比率が高く、18年は米中貿易摩擦の影響を受けています。19年後半に成長軌道に乗るも、コロナ危機で再び減速していますね。ただし、20年後半には環境規制の追い風もあり、再び売上高が拡大しています。
20年3Qは前年比+6%、4Qは+31%と急速に拡大しています。21年は米中貿易摩擦が緩和し、コロナからの回復が進むため、さらに成長を押し上げる可能性が高いです。
では、パワーインテグレーションズの海外の売上比率も見てみましょう。
注目4:中国の売上比率が53%を占めている?

パワーインテグレーションズの売上高推移です。
1988年に創業した米国企業にも関わらず、中国の売上高が53%を占めています。中国に次に多いのが、欧州、台湾、韓国、日本、米国と続きます。米中貿易摩擦の影響を受けやすい企業だが、2019年には業績は回復傾向にありますね。
では、パワー半導体市場で首位の企業はどこでしょうか?
注目4:ドイツ企業がパワー半導体の26%占めている?
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参考:半導体 EV用に増産投資
成長産業であるパワー半導体市場は、ライバル企業も多いです。
パワー半導体の首位は、ドイツのインフォ二オンテクノロジーズが26.4%、米国のオンセミコンダクターが10%、日本の三菱電機が8.6%と続きます。パワー半導体市場では、日本企業も強い事が分かりますね。パワーインテグレーションズは、上位6社に入らない点には注意が必要です。
同社に投資するならば、オンセミコンダクターの動向もチェックする必要がありますね。
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32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
まとめ:パワーインテグレーションズの四半期決算は?

- 窒素ガリウムなど、成長が期待されるパワー半導体を製造している
- 18年に成長率が落ち込むも、19年後半から回復傾向にある
- クリーンエネルギーの需要が高く、EV向けの半導体も開発している
- 中国の売上比率が高く、米中貿易摩擦の影響を受けやすい
- 高成長が期待される産業だが、コスト高もあり懸念材料もある
パワーインテグレーションは、窒化ガリウムなどパワー半導体を製造する会社です。パワー半導体は電力効率が高く、EVなどのクリーンエネルギーで期待されています。富士経済の市場見通しによると、2030年には12.2倍に拡大すると言われてます。
個人的には、パワーインテグレーションは投資したい銘柄のひとつです。
なぜならば、赤字企業が多いクリーンエネルギーの中で、黒字化に成功してるからです。コロナ禍で一時的に低迷するも、20年4Qは前年比+31%成長でした。売上が伸びている中で、営業利益率も18%と高い点も評価できます。
21年以降は、さらに売上を押し上げる可能性が高いです。
なぜならば、米中貿易摩擦の緩和やコロナからの経済回復するからです。環境対策を進めるバイデン大統領が選ばれたこともプラス要因ですね。ただし、PERは26倍と少し割高水準にあるため、タイミングを見て投資する必要があります。
21年はクリーンエネルギーが高い注目を集めています。しかしながら、しっかりと黒字を確保できている企業は少ないです。プラグパワーは、6ヶ月間で株価が18倍にも高騰しましたね。
参考:プラグパワーの四半期決算|6ヶ月で18倍に高騰するも暴落が近い?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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