バイデン大統領が誕生したことで、環境銘柄全般に大きな買いが入っていますね。水素銘柄であるブルームエナジーも、プラグパワーに連れ高で2ヶ月で2.9倍も高騰しています。では、環境重視の政権下では、水素銘柄はまだまだ上がり続けるのでしょうか?
- 「エネルギー対策に米国で2兆ドル、燃料電池関連に投資するべきだ…」
- 「環境重視に政権が誕生し、株価は2ヶ月で2.9倍も高騰した…」
- 「創業以来1度も黒字化してないが、水素銘柄に投資すべきか…」
ブルームエナジーは、バックアップ電源用の水素燃料を供給する会社です。停電が頻繁に発生する米国では、研究機関やデーターセンターでバックアップ電源の需要が高いですね。顧客にはAT&T、ホームデポ、ウォルマート、アップルなどの優良企業が多いです。
水素燃料関連は、21年で最も注目を集める投資先のひとつでもあります。
しかしながら、個人的にはブルームエナジーは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、水素銘柄を牽引しているプラグパワーやフュエルセルエナジーと同様に、期待だけで株価が上昇しているからです。他の水素銘柄よりも経営は安定しているが、急激な株価上昇を正当化する理由は見当たりません。
コロナ以降に、売上高の伸びてない事を考えると過剰に期待されていますね。2ヶ月で2.9倍に高騰するも、株価を押し下げる要因の方が多いです。
最も大きなリスクは、期待する環境関連の予算案が議会を通過しない事です。アナリスト予想を何度も下回るブルームエナジーは、米国政府の支援なしに黒字化するのは難しいです。
- ブルームエナジーの4半期決算(2020年4-6月)は?
- ブルームエナジーの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 2ヶ月で株価は2.9倍に高騰するも、投資すべきでない理由は?
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
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記事の内容を簡単に知りたい
ブルームエナジー(BE)の四半期決算は?

ブルームエナジーの四半期決算を紹介します。
第1Q決算(2020年3月31日)
- 売上高:1.56億ドル(前年比+6%)
- Product:0.99億ドル(+9%)
- Installation:0.16億ドル(+36%)
- Service:0.25億ドル(+7%)
- Electricity:0.15億ドル(−25%)
- 営業利益:−0.46億ドル(前年度−0.86億ドル)
- 純利益:−0.75億ドル(前年度−1.04億ドル)
- 一株利益:−0.61ドル(前年度ー0.94ドル)
第2Q決算(2020年6月30日)
- 売上高:1.87億ドル(前年比−7%)
- Product:0.83億ドル(−20%)
- Installation:0.38億ドル(2.2倍)
- Service:0.28億ドル(+13%)
- Electricity:0.11億ドル(−23%)
- 営業利益:−0.29億ドル(前年度−0.63億ドル)
- 純利益:−0.42億ドル(前年度−0.81億ドル)
- 一株利益:−0.34ドル(前年度ー0.72)
ブルームエナジー社は、バックアップ電源用の水素燃料を供給する企業です。停電が頻繁に発生する米国では、研究機関、医療施設、データーセンターでバックアップ電源の需要は高いです。
顧客にはAT&T、ホームデポ、ウォルマート、アップルなどの優良企業が多いです。
2Qの売上高は前年比7%減で1.87億ドル、営業利益はマイナス0.29億ドルです。他の水素関連会社と同様に赤字経営です。ただし、営業利益率は−15%と他企業と比較して悪くはありません。
水素関連銘柄の中では、最も早く黒字化できるかもしれません、
第3Q決算(2020年9月30日)
- 売上高:2.00億ドル(前年比−11%)
- Product:1.31億ドル(−20%)
- Installation:0.26億ドル(+26%)
- Service:0.26億ドル(+10%)
- Electricity:0.16億ドル(+5%)
- 営業利益:−0.003億ドル(前年度−0.34億ドル)
- 純利益:−0.11億ドル(前年度−0.15億ドル)
- 一株利益:−0.09ドル(前年度ー0.44)
3Qの売上高は前年比11%減で2億ドル、営業利益は−0.003億ドルです。売上高の伸び率は小さいが、赤字は大幅に縮小しています。他に水素銘柄にないほど健全な経営で、黒字化する見込みが最も高いですね。
第4Q決算(2020年12月)
20年4Qは21年2月10日に公開予定です。
では、ブルームエナジー社の売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?
ブルームエナジー(BE)の10年間の損益計算書は?

2018年に上場したブルーエナジー株は34ドルまで上昇し、その後株価は下落していますね。20年3月はコロナ危機で4ドルまで暴落し、現在は16ドル前後で推移しています。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

16年に創業したブルームエナジーは、3年間で大きく売上高を増やしていますね。しかしながら、19年以降は早くも成長率が横ばいに落ち着いています。売上高の増加と共に、営業利益率も大きく改善できてる点は評価できますね。20年2Qの営業利益率は、マイナス15%まで回復しています。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

BPS(1株あたり純資産)もEPS(1株あたり純利益)は、順長に推移しているとは言えません。EPSのマイナス幅は縮小傾向にあるが、反対にBPSはマイナス幅が拡大しています。自己資本比率はマイナス24%で、財務的にもかなり危険な状況にあると言えますね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

営業CFもフリーCF(営業CF−投資CF)は、プラスでスタートしていますね。しかしながら、2019年には早くもフリーCFをプラスに転じています。ブルームエナジー以外の多くの水素関連企業は、フリーCFの大幅な赤字が続いています。その点を考えると、4年で黒字化したブルームエナジーは高く評価できますね。
ブルームエナジーは、発電効率を上げてコストを下げる事を経営の目標にしています。ただし、20年はコロナの影響で業績が悪化し再び赤字に転落しています。
ブルームエナジーに投資する上で注目ポイントは?

ブルームエナジーに投資する上で、注目するポイントを紹介します。
注目1:2030年に流通する水素量は1500倍に増える?
2018年 | 2020年 | 2030年 | |
---|---|---|---|
水素量 | 0.02万トン | 0.4万トン | 30万トン |
コスト | 〜100円/Nm3 | 〜100円/Nm3 | 30円/Nm3 |
発電 | 開発段階 | 開発段階 | 17円/kWh |
水素ステーション | 100カ所 | 160カ所 | 900カ所 |
FCV(自動車) | 2000台 | 4万台 | 80万台 |
FCバス | 2台 | 100台 | 1200台 |
FCフォークリフト | 40台 | 500台 | 1万台 |
家庭用燃料電池 | 20万台 | 140万台 | 530万台 |
参考:日本の国家戦略「水素エネルギー」で飛躍するビジネス: 198社の最新動向
日本を始め欧米や欧州の先進国では、水素社会の実現を国策で目指しています。
日本政府が作成したロードマップでは、2030年に水素の流通量を1500倍の30万トンを目指しています。流通量を増やす事で水素価格を押し下げ、ガソリンと同じレベルまで下げる狙いです。水素燃料で動くFCV(自動車)は、80万台を目標としています。
また、欧州や米国は、日本以上に水素社会の実現に力を入れています。
例えば、欧州は新型コロナ「欧州復興基金」向けEU共同債の資金の30%をグリーンエネルギーに投資すると言います。また、米国でバイデン大統領候補は、脱炭素化に2兆ドル投資すると言います。電気自動車や水素燃料電池に、かなりの金額が投資されますね(参考:2兆ドルのクリーンエネルギー投資計画)。
水素社会が注目される理由は、水素と酸素から電気を発生させても水しか排出されないからです。現在のEV車だけに頼らない理由は、電気自動車は走行距離や充電時間でデメリットがあるからです。
同じ電気自動車であるEVと比較して、FCVには次の利便性があります。
- 電気を蓄電するEVと違い、走行しながら電気を作り出せる
- EVの走行距離は短く200km、FCVは650km走れる
- EVは満タン充電で最大10時間、急速充電でも45分掛かる
- 水素Stの数は少ないが、水素を補充するのに3分しか掛からない
- 蓄電と違いバッテリーの劣化がなく、モーターも劣化しない
ブルームエナジーは、データーセンター向けにバックアップ電源として水素燃料を提供する会社です。日本と違い、電力の停電が多い米国では、緊急用にバックアップ電源を用意しています。電力が停止したら死活問題になる、緊急病院やデーターセンターで需要がありますね。
マイクロソフトも、バックアップ電源に水素燃料を検討しています(参考:バックアップ電源に水素燃料電池を試行)。では、ブルームエナジーは、どれくらい売上高を増やせているのでしょうか?
注目2:20年3Qの売上前年比は−14%だった?

ブルームエナジーの売上高推移と売上成長率です。
売上高推移を見ると、2019年後半までは堅調に推移してきた事が分かります。しかしながら、コロナの影響で20年以降は大きく売上高が落ちていますね。20年1Qは前年比−21%、2Qは−19%、3Qは−14%と連続で落ち込んでいます。
売上が低迷してる原因は、コロナにより電力装置を納品できないからですね。そのため、コロナが終息し経済活動が再開すると、再び上昇に転じる可能性が高いです。
ブルームエナジーは、水素関連銘柄の中で最も早く黒字化する可能性が高いです。プラグパワー、フュエルセルエナジーと比較して、営業利益の赤字幅は小さいです。
注目3:営業利益率は−15%で競合他社より高い?

流通量が少ない水素は価格が高く、利益がでないビジネスモデルです。
そのため、他の水素関連の会社と同様に、ブルームエナジーも赤字経営です。しかしながら、他企業よりも赤字幅は小さく、順調に改善できてる事が分かります。大手データセンターのバックアップ電源として需要があるため、実利を得やすいビジネスだからですね。
カテゴリ別に見ると、電力装置販売の売上比率が高いです。
注目4:カテゴリ別売上は電力装置販売が61%を占める?

カテゴリー | 19年2Q | 20年1Q | 20年2Q | Y/Y |
---|---|---|---|---|
電力装置販売 | 144,081 | 99,559 | 116,197 | -20% |
設置工事 | 13,076 | 16,618 | 29,838 | +228% |
サービス | 23,026 | 25,147 | 26,209 | +13% |
電力販売 | 20,143 | 15,375 | 15,612 | -23% |
全体 | 200,326 | 156,699 | 187,856 | -11% |
ブルームエナジーのカテゴリー別の売上高です。
売上高比率が最も高いのは、電力装置の販売で全体の61%を占めます。しかしながら、20年2Qでは、販売量が20%も落ちている事が分かりますね。反対に、設置工事の売上高が228%と大きく増えています。しかしながら、ブルームエナジーが黒字化するには、設置工事ではなく「サービス」を増やす必要があります。
流通量が少なく水素価格が高い状況では、水素燃料や電力を販売するだけでは利益は出ません。サービスによる売上は、発電装置のオペレーションやメンテナンスで継続的に収益を得られますね。
しかしながら、業績に対して株価は上昇しすぎています。
注目5:20年11月の2ヶ月で株価は2.9倍に高騰?

ブルームエナジーの株価は、過去2ヶ月間で2.9倍に高騰しています。
20年11月に14ドルだった株価は、21年1月には41ドルまで上昇しています。バイデン氏が大統領に就任した事で、水素関連に大きな買いが入っているからですね。上昇した理由は業績と関係なく、関連銘柄のプラグパワーに連れ高した形です。
プラグパワーと同じ理由で、個人的には購入したい銘柄ではありません。
購入したくない理由は、期待感だけで大きく買われている銘柄だからです。裏付けとなる数値やバリューエーションがないため、下落するタイミングが読めない上に爆発的に暴落しますね。同様の事象はITバブル崩壊後の2000年代にも起きています。
ブルームエナジーの経営は堅実で、アナリスト予想も上回っています。しかしながら、20年11月の株高を正当化できるほど将来の見通しは明るくありません。
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32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
投資家はブルームエナジー株を購入するべきか?

- 16年に上場するも、19年には成長率が大きく減衰してる
- コロナの影響で20年には、マイナス成長に転じている
- 営業利益率は競合他社より高いが、依然としてマイナスである
- 電力装置の売上比率が高く、継続収入のサービスの売上高は低い
水素社会で期待されるブルームエナジー株だが、現時点では投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、2019年から成長率が大きく鈍化傾向にあるからです。20年はクリーンエネルギーで需要増が期待されていたが、コロナでマイナス成長に転じています。そのため、ブルームエナジー株に投資するならば、コロナ危機を脱し売上高がプラスに転じてからの方が賢明です。
ただし、長期的な視点で見ると、水素の需要が増え売上高が成長するのは間違いないです。
また、米国や欧州が大量に国債を発行し、クリーンエネルギ〜に投資するのも既定路線ですね。流通量が増えて水素の価格が下がれば、早い段階で黒字化すると予想できますね。ブルームエナジーの顧客は、AT&T、ホームデポ、ウォルマート、アップルなど優良企業が名前を連ねています。
また、大型のデーターセンターを運営するマイクロソフトも、バックアップ電源に水素を検討している事も強気にさせますね。2020年後半の四半期決算を注視して、購入した方が良さそうですね。
まとめ:ブルームエナジー(BE)の四半期決算は?

- データーセンターや病院向けに、バックアップ用の水素燃料を供給する
- 顧客にはAT&T、ホームデポ、ウォルマート、アップルなど優良企業が多い
- 16年に創業して、4年後にはキャッシュフローを黒字化させた
- 19年は売上成長率が鈍化し、20年にはマイナス成長に転じる
ブルームエナジーは、バックアップ電源用の水素燃料を供給する会社です。停電が頻繁に発生する米国では、研究機関やデーターセンターでバックアップ電源の需要が高いですね。顧客にはAT&T、ホームデポ、ウォルマート、アップルなどの優良企業が多いです。
水素燃料関連は、21年で最も注目を集める投資先のひとつでもあります。
しかしながら、個人的にはブルームエナジーは投資したい銘柄ではありません。
なぜならば、水素銘柄を牽引しているプラグパワーやフュエルセルエナジーと同様に、期待だけで株価が上昇しているからです。他の水素銘柄よりも経営は安定しているが、急激な株価上昇を正当化する理由は見当たりません。
コロナ以降に、売上高の伸びてない事を考えると過剰に期待されていますね。2ヶ月で2.9倍に高騰するも、株価を押し下げる要因の方が多いです。
最も大きなリスクは、期待する環境関連の予算案が議会を通過しない事です。アナリスト予想を何度も下回るブルームエナジーは、米国政府の支援なしに黒字化するのは難しいです。
20年11月以降のバラードパワーの株価は、明らかにプラグパワーに連れ高しています。ブルームエナジーの動向を見るには、プラグパワーに注視した方が良いですね。
参考:プラグパワーの四半期決算|6ヶ月で18倍に高騰するも暴落が近い?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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